2007年12月28日金曜日

Vol.95「2007年はなんでもやってみた」の巻


 2007ももうすぐおわる。来年は2008年。2007って数字のほうがしっくりくるのは一年一緒にすごしてきたからだろうか。2008も馴染んでくるんだろうか。よろしくね2008。
 渋谷の街はカップル大会、今日はクリスマスイブ、なんだこのヤロー、寒い日が続きますが、いかがおすごしか。

 今年は「なんでもガムシャラにやってみればいいじゃないっすか」な一年だったようにおもう。「なんでもガムシャラに~」は、いつか屋久島の呑み屋に一人で行ったとき隣に座ってたお兄さんに言われ、東京にもどりツアータイトルになるくらい響いた言葉だ。
 「なんでもガムシャラにやってみればいいじゃないっすか」。ぐだぐだと考えることが増えてしまったとき、とりあえずなんでもいいからやったろうと思わせてくれる言葉や。

 そしてまた、「スマイリー」な一年でもあったようにおもう。今年出したアルバムタイトルが『スマイルサークル』であったし、出さしてもらった映画のタイトルも「スマイル」。その中の役名も「スマイル二郎」であった。そして最近、近所に「スマイル」というスーパーまでオープンした。なんなんだろうかとおもうくらいのスマイルラッシュだけど、身の周りに「スマイル」という単語が増えただけで、自分も周りも笑顔が増えたような気がします。

 映画のことを少し書こうと思う。
 もう何年も前のこと。陣内孝則さんと坂本美雨ちゃんが司会をしているNHKの番組に出さしてもらった。楽屋で司会に陣内さんがいると聞き浮足立った。高校の時みたテレビドラマ「愛し合ってるかい」で画面からはみでてる感じが好きだったし、それでいて映画「さらば愛しきヤクザ」「ちょうちん」でみせてくれたシリアスな面も好きだった。何かをしでかしてくれそうな感じと兄貴的な所が、田舎もんの僕には面白くみえた。
 本番、僕はゲストとして出たにもかかわらず、その時のおもいのたけを陣内さんにぶちまけた。すると陣内さんは司会業ってこともあってか少し引き気味に対応されてたようにおもった。それがまたもどかしく、ほんとうに大きなお世話だけど、初対面なのに「陣内さんてそういう人じゃないじぁないすかー」的なことまで口ばしって、結局何を聞かれてもオチのない陣内さんの話で終わった。

 そんなことがきっかけで今回、陣内さん監督の映画に出させてもらうことにあいなった。東宝の撮影所にて衣装合わせがあり、ここで高倉健さんなども撮影したのかぁ~と、ただのミーハー気分でキョロキョロしていたら、自分の履いているスリッパに「陣内組」と書いてあり、あぁ映画界に足を踏み入れた、というよりスリッパだけに、つっこんだのだなぁーとまたミーハー気分に輪をかけて、携帯にてスリッパを写真に撮った。残念ながらその携帯は太平洋に落してしまったが。

 撮影は1月に北海道にて行われた。ほんの一瞬の出演ではあったけど、寒い中陣内さんとの熱いセッションができたことが嬉しかった。 
 また北海道滞在中に、ふらりと一人ではいったスナックでの出来事も今年の思い出のひとつだ(この連載の今年のはじめのほうに載っていますので、読んでない方は読んでみてくださいな)。

 陣内さんには食事などもご馳走になり、また高そうなとこであったため、メニューに何が書いてるのかさっぱりわからず、もじもじしていると横から「これとこれがいいとおもうぞ」なんて言って、しかも「こうやって食べるんだぞ」なんつって兄貴を通り越してお父さんのようにも思え、僕は育ちの悪い田舎もんであった。
 陣内さんにはいろんな世界を見せてもらい大変お世話になった。
 僕は夏木ゆたかのイメージでやらしてもらいました。

 みてみてくださいな。映画「スマイル」。家族でみれる映画だとおもいます。

 あまりないことなので映画の話が長くなったが、やっぱりライブは今年もたくさん忘れられない景色をみせてくれた。宮崎のえほんの郷やらジュテームやら最近では大阪、名古屋のライブ、ステージからみるお客さんの顔がほんとにスマイルで、それが一瞬僕の目に飛び込んできた時、やっぱりこちらも非常に嬉しくなってしまう。そのたびこんなすんばらしい場所はないだろうとおもうし、こんな場所ばかりになったらすんごいなぁとおもう。

 一人でも、哀川翔さんばりに誘っていただいたら全部やってみようキャンペーンを自分で開催し、なんでもやってるといろんな人や音楽に出会えた。宮崎でも何度もライブしたし、フットサルの実況中継もしたし、こないだは念願のバイオリンとピアノ構成でもできたし、代官山のキャンドルナイトではあったかな時間をすごした。ピアノの田中ロケッツ大ちゃんとも、おもろい時間をたくさんセッションした。

 なんでもやってみた2007の胞子を体にくっつけて、大晦日下北沢にて爆発して2008年に突入しようとおもう次第です。時間差ではありますがメリークリスマス! ほんでよいお年を! 来年は爆発し、はみだしていけたらとおもう2008年だ!
 今年もライブにきてくれて、音楽を聴いてくれて、遠くより見守ってくれて、この連載を覗いてくれてありがとう! 来年もまた、よろしくどぇす! さぁ、こい2008!

120Kのよそ見運転草場。ちょっとドキドキハイポーズ、いざ大阪へ!ビバ!大阪へ!
楽しいのか悲しいのか、うれしいのか不安なのか全てが表現された顔吉田慎一朗。いざ大阪へ
この人だけかっこよくとりすぎた。名カメラマンのおかげ八谷健太郎。いざリハーサルだ!
ライブがおわった。 なんだか最高な気分だったから楽屋から外を眺め余韻に浸った。大阪の街、ジャズがながれてた。おもろい我が人生だ。
楽屋荒らし
いざセッションタイムへ
打ち上げにて 石田兄さんと草場背後霊と
明日もライブだから早めにきりあげたつもりが、十二時からはじまるんですもの!
いざ名古屋だぎゃ

スター目線、リハーサルにて
かっこいいぜ
名古屋のライブも最高やった。写真と本文は関係ありません。
田中ロケッツとパセリ佐藤
ミュージシャンは真剣だ。 僕は一服休憩することにする。
代官山キャンドルナイト。うちらの音楽をききながらイマジンにて絵をかきあげてくれた。
暗くてあんまり見えないけど、感動した。
微妙に堂々とパクってるスマイルくん

◆独占企画 諭介がお答え致します


■「ゆすけさんこんばんわ。寒くなってきたのでこたつをだしますが、コードがなくて電気屋さんに買いに行きました。やさしいおじさんなのでいつもいきます。ロードオブリングみました。けらいのこががんばるのでなみだでますよねえ? ぼくもみました。猫と撮りのテレビもすごいですね。ゆすけさんも戦ってがんばってください」
(from:たまだです 2007/11/28 18:34)
→tamadaこたついいねぇ、かたつむりみたいになってうごけなくなるのよねぇ。がんばるぞロードオブリングみてないけど。

■「中尾さんまた来ちゃいました。飛べない鳥、飛んでみました。違う空が見えてきました。自分はちっさいなーと思いました。
 飛びながら、何かを捨ててしまったような気がしますが、まだそれが何なのか分かりません。気づいたときには遅いんでしょうね。
 男のなんかを感じに行きたいんですけど、東京は遠いな~泣。でも飛んでみます!!」(from:スイ 2007/12/01 22:16)
→違う空見に行く時、何かがなくなった感じ、なんとなく僕にもそれがある、どうやら人生ってそういうもんみたいやねってかなり漠然としてるけど、なんとなくそんなことある。なくなったもんよりすんごいのみつけにいこうとおもう次第です。東京遠いか、飛んでくるか!

■「諭介さん お元気ですか? 宮崎での滞在は充実していたようで。温かな景色の中で吸収したものもたくさんあったでしょうね。小沢健二さんのライブについては、私も興味が湧きました。そして、諭介さんのお友達のブログに諭介さん発見!(笑)ところで野口記念館でのライブの感想は?
 質問コーナーで話題になっていた“仲裁”の件。うーむ、火に油を注いでしまいましたか(苦笑)。仲裁というからには、情に流されず中立でなければならない……その辺は、どうでしたか?“どちらが悪い”と言い切れないケースも多いでしょうし。例えば“誤解”というのも、相手にそう思わせた何かが当人にあるわけで。全て相手のせいにしてしまうのは楽でしょうけど、それじゃ解決も進歩もないではないでしょうか。まあ、もともと完全に理解しあう関係なんてないわけですが。 今年も、たくさんの歌をありがとうございました」
(from:オリオン 2007/12/03 23:40)
→野口記念館は僕にとって特別な場所だから特別なおもいがあったよ。ガキんちょダンサーズもかわいかったね。
 喧嘩の仲裁は中立ではおったつもりだけど、割り込んでいったくせに途中からめんどくさくなって「いいこっせーんべつにいいこっせーん」と、そんなことどうでもいいじゃないかという意味の言葉を連呼していた気がします。


■「その昔仙台の路上ライブにて、『電気は嫌いだ(電池はアンプ用にたまに力を借りるけど)』とか、インタビューでたびたび『携帯を持った瞬間負けたと思った』と、非IT男子だった諭介さんがネット上でも活躍してるのを見て少し寂しいです。 このエッセイでは近況がわかって大変嬉しいのですが、以前のようなI・M・Oな諭介さんじゃないなぁと。パソコンに精通してたハチさんをやいのやいの言ってた頃の諭介さんが懐かしいです。 アコースティック諭介永遠に。。。と願ってやまない私です」(from:まりんこ 2007/12/04 18:30)
→あいたたたたっ! 今やITバリバリの中ェモンだよ。ってパソコン使うのここくらいのもんやけどね。携帯の話は今も友達のブログなんかみてる時おもう。それにしてもそういうとこ覚えててくれてるのがうれしい。まかしとけ! 基本はかわらん! この連載は別もんや。

■「こんにちは!ブログとても新鮮でした~!!(^∇^)私もいろんな人のブログ見ているけど、諭介さんのブログは諭介さんのだなぁって思いましたよ。なんだか笑えました^^それに宮崎には行ったことがないので、少し行った気にもなれました。チキン南蛮の写真上手でしたね~☆私は食べる前に結構写真を撮るので、携帯のデータはほとんど食べ物です。最近はみんなからも“写真撮った? もう(食べて)いい?”って確認してくれます(笑)。それと、最後のギター2枚の写真は同じもの撮ってるのに本当に違って見えたなぁ! さて、前回の課題の自分こうして冬を乗りきってます。暖房編(笑)ですが。思いつくのは“ホットミルク”“○ニクロのフリース”。でも電気代もお金もかからない極めつけは“誰かを好きになる”(笑)。やっぱり好きな誰かのことを考えると、あったかくなるじゃないですか? 某CMのように、誰でもいいんです。芸能人でも魚屋のお兄さんでも! ちょっといいかも~!くらいが盛り上がって熱くなります(笑)。ちなみに私は諭介さんが好きです。←どさくさに紛れて告白♪ ではでは。今年もあと少し??ですね☆^^」(from:A.T 2007/12/14 13:38)
→きゃあ!素敵な暖房だわね、僕があったまらしてもらいやした。これでフリースきてホットミルクで常夏です。

■「先日の大阪“ウタのチカラ”めっちゃ楽しかったです。変な動きのスマイル諭介氏を見ていたら、またしてもニコニコが溢れて止まらんかったです。“LOVE SONG”がめっちゃ好きなワタクシ、君の爪が~の前の八谷氏の泣きのギターに泣かされそうになりました。久しぶりのヤバイ感覚。やっぱインザスープはライブが一番! また関西に来てね~」
(from:J 2007/12/15 0:38)
→大阪やっぱり熱かったね、座ってる人が多い中のラブソングもかなり燃えたわ。みんないい顔してたし、やっぱここ(ステージ)が最高やなーって改めておもったライブやったわ。またいくよー。

■「ゆうすけさん、西への凱旋ツアーおつかれさまでした! 名古屋も楽しそうで、いけなくて残念です。。大阪でのライブは色々なアーティストの方がでてる中、やっぱりゆうすけさんの声が一番でしたよぅ☆ いつも思うんですが、ゆうすけさんは男のフェロモンをどうやってだしてるんですか? ダウニーの力もさることながら何かあるんだろうなぁ。私はよく道をきかれたりおいじちゃんやおばあちゃんにはなしかけられるんだけど、まちがったフェロモンをだしてしまってるんじゃないかと思っちゃったりします。年末はいけるかわからないけど、またライブいきますね♪ いつも応援してます」
(from:匿名希望 2007/12/17 22:37)
→ホルモンは好きやわ。さぶいとか言わないで。ウタノチカラいいイベントやったね。出演者にもお客さんにも「あいらぶー!」っていいまくったイベントやったね。代官山のキャンドルナイトといい、最近そんな場所にいれることが多くて充実しとります。

■「こんにちは。さっそくですが『冬を乗り切る、あるある大辞典!自分こうして冬を乗り切ってます。暖房編』(長っ!)です。
 1:たくさん着込む→私も何枚着とんねん!的、竹の子状態です。特に首、手首、足首は冷やさない方が良いそうです。
 2:身体の中から温める→身体を冷やす食べ物は極力避ける、例えば野菜なら生ではなく温野菜、あと生姜、唐辛子など発汗、発熱作用のある食べ物をとる。
 3:湯たんぽ→今、簡単で可愛いものもたくさん売ってます。私が愛用しているのは中身をレンジでチンして、ぬいぐるみ型の収納袋に入れるもの。毎晩、抱っこして寝ています。
 そんなところでしょうか。参考になるといいな。
 あと、諭介さん! 少し前、うちの近所にヒイラギモクセイが咲いてました。ヒイラギとギンモクセイをかけ合わせたもので葉っぱの形がヒイラギ、白い花がギンモクセイに似ています。きれいだったのでデジカメで隠し撮りしちゃいました。良かったらお見せします(笑)。
 追伸:『スマイル』観ましたよ。バッチリ出てましたね。ちなみに諭介さんが出演のシーン、ロケ地はどこですか? 苫小牧? 札幌? 私が子供の頃住んでいた所の近くだったり、この映画に深く関わっている方を知っていたりで違う観点でも楽しめました。寒いですね~よいお年を!」(from:匿名希望 2007/12/21 15:48)
→各首は僕もやってみよう。湯たんぽってはやってんだね。唐辛子って靴に入れたりする北国の地方もあるらしいよ。ヒイラギモクセイってまたすんごいのがでてきたね。写真もみてみたいがにおいもかいでみたい。映画は札幌と苫小牧の二か所やったよ。

■「カラダが寒い時に飲みたくなるものは何ですか? ココロが寒い時に飲みたくなるものは何ですか?」(from:名前はヒミツで♪ 2007/12/21 17:37)
→体が寒い時はホットコーシーで、心が寒くてホップしたいときは、うーッテッキィラ! で、こんちきしょーな時はウオッカ。しみじみいきたいときは焼酎のお湯梅割りですが、北国のスナックでは日本酒です。

■「悩みをぶちまけた翌日、旦那の実家からホットカーペットが送られてきました……願えば叶うもんだ! 思ったより部屋も暖まるもんですね。カイロ娘は、寒かろうと思ってはかせてあげた靴下をすごい形相で脱ぎ散らかし、つかまり立ちでスクワット。その後、せっかく畳んだ洗濯物を広げてそのうえで遊んでいます。彼女なりの防寒対策か? ついでに寒がりの旦那には、空いたペットボトルにお湯を入れたやつに靴下をはかせて湯たんぽを作ってあげました。みなさんからの知恵は集まったのでしょうか? 万が一1通も来ていなかったらと思うと……偽名を使ってサクラになっといた方がいいかなぁ。なんちゃって」
(from:三丁目のようことカイロ娘: 2007/12/21 21:08)
→三丁目のようこよ、いらん心配はするな! こんなに情報が集まったじゃないかって、がちょーん! カイロ娘強いし、ホットカーッペットってキミキミ解決してるじぁないか! でもいかったいかった。その上みんなの大辞典情報を活用すれば怖いもんなしやね。常夏だ。あるある大辞典に投稿してくれたみんなありがとう。三丁目に夏がきました。

■「“ウタノチカラ”楽しかった、ありがとう!!! またぜひぜひ来てくださいね。今回は弟を誘って遊びに行きました。曰く“俺も一緒に飛び跳ねたいっ”。男性が少なくて、ちょっと気が引けたみたいです。言われてみれば、少ないですよね。諭介さん、男のナントカを出しすぎでしょうか(笑)。
 それはさておき暖房とはちょっと違うけど、私の冬の三種の神器は“鍋”“しょうが湯”“カイロ”です。子供が小さくて、食事に行けない私にとって、“鍋”は知人との大切な交流の場を提供してくれるものです。人が集まると、部屋も暖かくなりますよね。では、よいお年を!!」(from:まり:2007/12/22 11:25)
→がはは。ナントカじゃないよ「男のなんか」でしょってどっちでもいっか。鍋いいねぇ~人が集まる感じもあったかくなるしね~。弟誘ってきてくれたの、嬉しいわ。男子人口増やすべく頑張りマッスル。来年もよろしくね。しょうが湯ってなんだっけ?

■「とってもあったかいブログですね!! 一緒に宮崎に連れて行ってもらったような気分です。またぜひやってください!! スター、今年も1年ありがとう。来年も突っ走ってくださいね★」(from:マロンちゃん:2007/12/26 0:33)
→ありがとう。ブログって……日記でいいんだね……来年もつっぱしろうぜいぜい!

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