2013年5月27日月曜日

Vol.159「30代最後の馬鹿野郎」の巻

梅雨前の初夏、湿気も少なくさらさら木陰が気持ちよく今が一番いい時かもな、な上にお月さんがまあるくてひき寄せられる、何か奇跡的なことが起こるんじゃあないかとさえ思わせてくれる今日この頃、いかがおすごしか。

今回は、あぁ30代最後のセンチメンタルの馬鹿野郎ということで、近況の報告とおもふことをちらほらと落とせたらと。

最近、テレビ神奈川のキメパピチという番組に出演させてもらってます。これ神奈川の中高生を応援する番組ということで、自分に何かできることはあるのかしら、歌うわけではないのに自分のようなものが出ていいものかしらなどと少し考えたのですが、ライブをみてくれてからのディレクターさんからのお誘いで、気負わずそのままでとも言っていただき、自分にも刺激になったらと出演させてもらうことに決めました。

神奈川の中高生の部活や夢、はたまた友達100人できるかな、等など様々なコーナーがあり、中高生のがんばるそのVTRをみてコメントをしたりするもの。前にもスペースシャワーTVにてミュージシャンをゲストにむかえて話をする「厳流」など、テレビ番組の経験はさせてもらってるものの、なかなかどうして、やはりその時も今もなれないもんです。挙動が不審になってしまう。自意識が過剰なのかなとか、そのままでと言ってもらってるんだからこのままでいこう、いや、このままだったら自分は本当にぼーとしたまま何にもしなくなるぞ、気をはらなくちゃとか、いろいろと考えすぎて、結局考えてもしょうがないっぺと、そのままやらせてもらってます。

何度か収録をさせてもらっておもったのは「大人」になりたいなということでした。このトシになって今頃おかしいかもしれませんが、あまり考えてこなかったそんなことをおもうようになったのはおもしろいことやなぁとおもいました。ここで言う大人ってのは「人の話が聞けるようになる」とか「自分自分じゃなくて」とか今頃そんなことを的なものです。今までもまったく考えてこなかったわけではないけど、今までよりもそうおもったのは、やはり、共演の方々が自分の半分の年齢だったり、それでいてしっかりしていたりと、びっくりさせられたからだろうとおもいます。
特に自分とメインMCをつとめているフォンチーちゃんなどは二十代前半で、十代の頃よりアイドリングというアイドルとしてがんばってきた経歴をもっており、自分などはアイドルと言えば高校時代の浅香唯さんでとまったままなので、アイドルと呼ばれる人達がテレビなどに出ていてもこれはこれで大変な仕事なんだろうなぁぐらいにしかおもっていなかったのですが、実際こうして一緒になにかやるとなると、自分のやるべきことを一生懸命にやってる人達、やるべきことをわきまえてる人達なんだなぁと、闘っているんだなぁと、みんながみんなそうではないんだろうけど、フォンチーちゃんをみてるとそう思わされたりもして、このくらいの娘がいてもおかしくないくらいの年の離れ方をしているというのに、あちらのほうが大人に感じることもオーフン、しばしばで、考えさせられたりします。そしてまた考えるもすぐには変われずいつも通りをやってる次第です。


そんな番組の企画でアイドルオーディションをして、相模原の中高生アイドルを発掘するというものがあり、自分が番組に参加するようになった時にはすでに決まっており、はじめからみていたわけではないのですが、昨日、横浜で行われた「秋じゃないけど収穫祭」というイベントで、自分もライブをし、その選ばれたアイドル達がはじめての舞台をそこで踏んだわけで、歌も踊りもまだつたない彼女らのパフォーマンスをみて、ちょっとした親心なのか、少しグッときたりもして。そんな感情も不思議でありました。おい!中高生を応援してる場合か、お前ががんばれ!と頭のどこからか聞こえてきますが、これはこれ、おもしろい体験をさせてもらってます。歌うわけではないので、チャンネルを変えるべくメガネなんかをして挑んでますが、こちらもあまり効果がないようで、チャンネルかわらずいつものままのようであります。ともあれやるからには、色々と考えたりはするものの、まかされた役を精一杯やってみようとおもう次第です。金曜夜9時からTVKみれる方はぜひ。

そしてインザスープ、今年でデビューから13年ということで、デビュー記念日である520日に下北沢シェルターにてフリサトとの2マンライブ。発表してきたシングル曲を中心に集まってくれたみんなと爆発した夜。久々の曲達も下北沢の地下にてのびのび泳いだ。
デビュー当時、インタビューなどで「どうなりたいか」と聞かれ「童謡歌手になりたいです」と答えていたことをおもいだしてた。
路上や畑の真ん中で歌ってた時に感じてた歌の普遍的な感覚。ロックやフォークではなく、ジャンルとしては一番言いあてられる言葉が童謡だった。路上などで延々とうたってると余計なものがそぎ落とされていき簡単な言葉と簡単なメロディーが残っていく。簡単になっていけばいくほどその時の色んな想いが込められる気分にもなったし、宇宙とつながってんじゃないかって勘違いもできた。その時僕はシンプルなもののほうがより強いんだっておもった。だからして死ぬまでに1曲でも童謡と呼べるものがつくれたらなぁってのが今もどこかにある。もちろん普遍的なものにこだわった曲ばかりではないけど、基本には今もそれがあるし、多分そうやっていくんだろうな、なんてことをおもった夜でもあった。もうひとつやっているニックバッカーズしかり、一緒に音鳴らして同じ宇宙というのか感覚に一瞬でも喜びを感じられる仲間がいるってのが、ありがたく感じる。

それととともに、テレビ番組も含めいろんな景色をみて感じるたびに、もっと自分にならなくちゃと、もっと強く、大きく、自分が音楽にならなくちゃとおもわせてもくれたりもする。立川談志さんの「落語とは人間の業の肯定である」って言葉が最近またよくよぎる。
音楽でももっと深くそれはできるはずや 、ガリガリ食ってすべてを昇華できるはずやと、ドレミファソラシド~とギターを繰り返し弾きながら真っ暗の中、次に出会う曲を探して旅はまだまだ続く、や。

次にここで会う時はダブル成人か、どうぞ40代の馬鹿野郎もよろしくです、30代最後のバカ野郎より。





かわいらし
夜に咲く花かわいらしの巻
横浜にて終電を逃し一人徘徊
一人特訓
5/20の献立表
いただいた花
白色きれいでかわいらしくもあったけど
おいそうにもみえ 少しだけたべてみる。
5/20朝方のシェルタ-
終了~の図
青と青
初舞台のリハーサルで初めてステ-ジに立つ
相模原のアイドルサガドルの三人。
初舞台修了後初サインを書くサガドル。
イベント修了後中華街へ
久々きたけど歩くだけでおもろい街や

色もきれい
ちょっとした旅行ね
中華街
杏仁豆腐のソフトクリーム
おいしくておかわりを。


お月さん でっかかった。


♦独占企画  諭介がお答え致します

石巻のライブハウスは、震災後に寄付を募り建てられたんですね。少し驚きました。震災が起きたとき、音楽はやっぱり優先順位が後になっていて、ライブハウスに人が来れなかったりしてましたもんね。だから、震災後にそうやって、みんなに音楽やライブが必要とされて復活したっていうのは嬉しいことだなって思いました。最近、仙台の友達から、震災を経験して気づいたこと、もしものときに用意しておいた方がよいもの、大変だったことを細かく書いた手紙をもらいました。忘れないようにしているつもりだけど、やっぱり少し薄れて来ていて、ときどき思い出して怖くなったり、考えたくなくなったりします。そして、今回諭介さんたちが石巻にライブに行ったことでも同じような気持ちになりました。この間、稲毛のライブでも石巻でのライブと同じセットリストで演奏してくれたことは行くことができなかった分、とてもありがたかったです。お花見をしていたお母さんの気持ち、その風景を見ていないのに桜を見たらきっと思い出すような気がします。いつもと同じように咲いた桜の木も学校にあげられた鯉のぼりも食べることはできないけど、体じゃなくて心に力をもらえる。音楽も同じ。元気を繋げて欲しいなって思いました。今日のインザスープも楽しみにしてます 」(A.T  2013520 9:46
親戚のおじちゃん、寝たきりのお母さんと流されて、ベッド支えて流された先でそのベッドに寝たまんまのお母さんが、夜中さみ-中でずっとうたってたって、それ聞いて乗りきったってきいて、あのまっただなかにもうたがあったんだなぁとおもったのおもいだしたわ。

石巻、いつものように「LIVEを観に行こう」な気持ちで行って良いものか正直悩みました。

観光して、美味しいもの食べて、お土産買って、、、
私にできることはそれぐらいだったけど、
それで良いのかなって、
諭介さんのLIVEがなければ気づけなかったとおもいます。
中尾と草場。
フルバンドに負けないアコギとベース。
諭介さんの力強い、それでいてあったかい気持ちが込められた歌声がとても印象的でした。
地元の方々の笑顔も素敵だったな。

東北ライブハウス大作戦。
人と人が音楽で繋がっていく。
参加させていただけてよかったです(ゆな 2013521 8:28
音楽があって、ずっとやってきた発する楽しむなんてことが違う形にもなってどこかに繋がっていく形を実感できたのがよかったわ、そこに参加してくれて、来てくれてありがとね。

■「中尾さん、こんばんは。被災地は現在も大変な状況と察します。町がだんだんと整っていったり仕事を再開されてる様子をテレビで見ますが、現地の方のパワーにはほんとうに敬服いたします。復興のお手伝いをしたり石巻の息吹を実感されたりして、中尾さんの心に何かはっきりと訴えるものが生まれたのでしょうか。共鳴し合った笑顔のパワーが石巻から日本へ循環していきますよう祈ってやみません。
p.s.
子どもの頃によく見てたアニメは何ですか? 自分は北斗の拳が印象に残っています。あ、キャッツアイ見てた。」(高野 2013525 0:04
訴えるものっていえば、音楽を発する、楽しむってのがどこかに繋がるんだってのが実感できたからね、もっと自分に、もっと自分のやるべきことに向かうってのはまた強くなったね。漫画は僕はアラレちゃんとキン肉マンがまだオナラで空を飛んでた頃が好きやね。うんこの絵だけはうまく書けるよ。

■「20日のインザスープライブ、行きました。毎年この日とジュテームの日は予定を入れずに楽しみにしてます。約7ヶ月ぶりにみるインザスープ、どんなに時が経ってもそれを感じずに無条件で楽しめる時間。私にはやっぱりインザスープの音楽が必要だなあと感じました。

この日いただいた新曲CDもとてもよかったです。私は特に『僕らのスペース』が好きです。訳もなく寂しさを感じてしまう時も強くいられそうです。
素敵な歌達を届けてくれてありがとう。

次のインザスープのライブも楽しみにしてます」(夕陽  2013521 11:03
おう!ありがっと。夏のライブも決まったからね、ホ-ムページを見てちょうだい。