2009年2月6日金曜日

Vol.108「本格的に冬到来」の巻

さて、冬も本番を迎え、いっそう寒さ厳しくなりうる今日この頃、いかがおすごしか。
毎年このくらいの時期になると、寒さで体に力が入るたび、丸裸の木にポツンとくっついているツボミをおもい浮かべます。
ぎゅっとなって春をまってるツボミがなんだかいじらしく、また心強かったりします。
やつらは、なんやわからんまんま、そうあるべくしてそこにくっついてるんだろうと思うけど。僕からすれば小さくギュっとなった中には、希望らしきもんが、ぎゅうぎゅうにつまってるように見え、嬉しくなります。

「うまくいかんなー」とか「なんかこうもっと」とか、隣の芝生が青々とみえたりして、自分がちっちゃく見える。そんな気分だって自分が咲かせたい花を咲かすための、しかもその花がどんな花かわからなくても、自分の心にしかわからないつぼみ的な気分なんだろうなとおもいます。フワフワのまんまでは花は咲かせれんっちゅうことだろうと思います。

そんなつぼみ的な気持ちは、誰かに言葉で伝えるのは非常に難しいことだとおもいます。
自分のつぼみだから、わかってもらわなくてもいいのかもしれないけど。誰かと、なんかわからんけどわかりあえた時ってのは、もっと大きな力がみなぎって、大きな花が咲かせられるような気分になります。

それはやっぱり言葉じゃなくて、自分がどんだけギュッとして、なんかわからんまんまやることやってるかだろうなっておもいます。ギュッがあれば、それぞれに会うべくして会う人に出会える気さえします。何かが動く時、その前にはやはりつぼみがあって、幼虫がいて、花が咲いて、成虫になってってるんだとおもいます。

春夏秋冬なんべんもくりかえして、くりかえしてきたけれど。これからもくりかえして、くりかえしていくんだろうけど。くりかえしながら、前に進めてきたのか、進んでいけたらとおもいながら、本格的な冬御到来の挨拶とかえさせていただきます。

P.S.自分がひいてみておもいましたが、風邪は結構やっかいなもんです。気をつけて。

腕枕う~