2012年1月27日金曜日

Vol.144「びりびりアドレナリン」の巻


明けましておめでとう。2012!

あー冷たい雨が今夜は雪になるという予報。外はシャンシャン雨が降ってます。
明日下北沢シェルターでライブ、そのあと札幌4回戦が控え、もどって吉祥寺で豆まきライブ。一週間後には2月9日ニックの日。
マスクなどして慎重にこれに向かっている次第です。
本当に用心しないといけませんなこの季節、風邪などひかぬよう気ぃつけていきましょ。
その上でのーいかがおすごしか。

先日、渋谷のイーストへライブを観に行った。初めて観るパーソンズのライブだったのだけど、途中でなんだかびりびりときて、久々な感覚を味わった。自分がやってる時のとは違うびりびりで、いちお客さんとしてのびりびり。

びりびりってのは、感動ってことだろうとおもうけどね。
感動で終わるんじゃなくてずっと自分の中で続いてく感じがそのライブの途中であった。
細かいことがどうでもよくなって、どこからか力が湧いてきて、どんどん自分になってく感じ。自分でやっぱりステージに立ちたくなる。
そんな時に明日からライブがたくさんあっていがった。

アンテナ空っぽでいろんなもん受け取って、どこまでもいける無敵ングなパワーをだしていきたい。フラワーロックみたいに音に反応して歌ったり、踊ったりしていたい。やはり基本的にそれが自分のやりたいことだなと。お酒より、シラフでそこへいける時が自分にとって一番の快感、快楽であるなぁと再確認した次第です。お酒はそこからもとに戻るための整理運動ぐらいにしたいもんです(できないけど)。快楽というとなんだか落ちていくようなイメージがあるが、そうでなくて自分が確かになって溢れてのぼっていける感じ。もともとある脳内の麻薬だろうね。アドレナリンか。

誰もが何かしらそういう瞬間があるんだろうとおもう。もっとみんながびりびりになってそれだけでいられたらとおもうけど、これアドレナリンて、戦争や人殺しの中にもあるというから簡単には言えないことやろう。お金をもうけることで出る人もいるだろうし、憎しみに燃える最中に出る場合もあるかもしれない。こないだ観た「ハートロッカー」って映画の中でも、爆弾処理班の危険を顧みないスリル、その刺激を体が求めてしまい普通の生活に戻れない兵士がたくさんいると説明していた。人間の中にはそういうことにも快楽を覚えるという事実は避けられないことだろう。

生活があった上ではあるけど、アドレナリン、それを感じられるのが音楽であるってのは幸せなことやとおもう。詳しいか詳しくないかで言ったらば自分は全然詳しいほうではないだろうけど、音楽に直結して力をもらい、それを放出できる場所があるってのはやっぱり幸せなことです。今までいくつもライブしてきたけど、だからといってそれが次のライブの足しにはならないし、曲も次の曲にはまったく関係がない。ノウハウやらやり方ってのが通用しないから、またやり続けられるんだろうなとおもったりもして。

お客さんからお題をもらってやる即興も快楽なんだとおもう。あんなの曲じゃないって人もいるかもしれないけど、僕には快楽や。きっと言葉一つの中にも快楽が隠れていて、普段は当り前に使ってる「ご飯粒」なんてお客さんに言われてから、連想するものをその場でメロディーにのせていく快楽。そういう言葉と向き合って出てくる自分、初めて知る自分もいたり。しかもバンド形態で曲がうねっていく瞬間に出会える気持ちよさ。びりびりの波長が合った時初めて人とつながれた気分になる。

いろんなものに快楽をみいだす人間、どうせなら行き止まりのあるやつよりも、どこまでもいけるやつ。もともともってるアドレナリンで。快楽って言葉が持ってるなんとなく陰なイメージが陽になるくらいのびりびりで行けたらとおもったりして。
せっかく放出できる場所に立たせてもらえるならば、感動、びりびりを受け取って、自分の力にしてどこまでも出していけたらとおもう2012年だ。生でびりびり、ライブで会いましょう。

P.S.外はすっかり雪景色なり。雪とカミナリってはじめてや。

P.S.2いろんなものをみたり聞いたりするのって、いいですな。