2016年10月29日土曜日

Vol.200「祝200回 アイルランドはダブリンへの旅メモ記」の巻

いま何時?ここはどこ?
昨日、午前中に渋谷新宿を自転車で行き来しバタバタと用事を済ませてる途中にも終わらせておくべきだった仕事残しが発覚し、あぁこれがシワ寄せってやつかと二十日鼠よろしくテンテコの舞いを踊りましてようやく家に着き、準備にあてていた時間はなくなったので慌てて思いつくものをカバンに入れて、Tシャツばかりが多くなり、どうして事前に準備しておかなかったか、んが、仕方あるまいとギターと荷物をもって午後からtvk「部活応援プロジェクトしゃかりき」の収録へ。夕方5時半に終え5時50分の町田発成田行きのバスに乗り成田へ。バスは広い車内に自分と運転手さんの二人きり、1対1なので丁寧な車内アナウンスにも後ろから2番目の席からいちいち返事、もしくはオッケーサインを出したくなる。成田に着くと警察官が厳重警備していて、たしかに何が起こるかわからんもんなぁ海外なんて行くもんじゃないな、やめとくべきだったかとなんだか怖くなる。 問題はギター。飛行機に乗るときに預けなければいけないんだけど国内と違い扱いが雑だということでビビってた。預けてすぐに目の前で少々乱暴に扱われて、もう少し丁寧にたのみますよとお願いする。歳いくごとに飛行機が怖くなってきてるので、乗ってすぐ寝れるように空港でビールを飲む。2杯めの途中で出発時刻が30分早まったことが発覚。遅くなるのは聞いたことがあるけど早まるんかい30分も!と立ち上がりビールを半分残し、お店のおばちゃんに会計をたのむと、「これに入れていきな!普段はダメだけど特別ね!」と残ったビールを紙コップに移しわたされる。機内、映画見たり寝たり。機内食うまし。ビール飲む。またぐっすり。気圧のせいか、ビールのせいか、座りっぱなしのせいか、体パンパン足むくむ。 (一旦保存)

成田を出発して15時間、その前から夜だったから20時間ほど夜の中。夜と一緒に移動してるみたいだ。成田からイスタンブール空港で乗り換え今はそこからロンドンに向かう飛行機の中。前の文はイスタンブールでの待ち時間に書いたもの。ロンドンに向かい飛行機が飛びたつ頃にようやくじんわりと朝が滲み出してきた。飛び立ち、上空からイスタンブールの街を見下ろすと、屋根が全部エンジ色でかわいかった。機内食を食べた。なんじゃこりゃとなった。パンを噛めば噛むほど口の中に洗剤みたいな味が広がった。「ロンドンは飯が不味い」よく聞く言葉。だからか?一回ダメだこりゃと思ってしまうと、そんな言葉も重なってあたしゃもうダメだ。食べれない。さっきと同じトルコ航空なのになんで? ロンドンが近くなってきたから不味いのか?などなど不思議でしょうがなかったのだけど、どうやらその洗剤の正体は配られたお手拭きだった。食べる前に手を拭いて、お手拭きの洗剤が強烈だったので手についた洗剤がパンにも移ってそれを食べたからだった。(この間、猛烈に揺れて目を閉じて祈る時間あり)バイザウェイ、成田からここまで、CAさんに英語で「何を飲まれますか?」と聞かれる度に「コーヒー」と普通に言っているんだけど、毎回「は? なんだって?」「えっなに? なんつった?」って顔をされる。それから他の人の真似をして「カッフィ」的に言い直すと通じるのだけど、最初っから「カッフィ」って言うのがなんか恥ずかしいんだからもうちょい察してくれてもいいんじゃないかともおもいながら、聞き直されるのが面倒なので三日後くらいには「コーヒー」のことを普通に「カッフィ」と言うような男になってるに違いないなとおもいながらもうすぐ着きそうなので(一旦保存)ギターが無事でありますように。

ギターは無事だった。無事だったが写真にあるように打上げられた魚のように、しかもうつ伏せで放置されていたのでドキリとしたがギター自体は無事だった。空港で一旦外に出てイギリスの空気を吸う。イギリスは晴れ間が少ないと聞いていたけど、想像を上回るドン曇り。暗い寒い暗い。

おかげで浮足立つこともなく。あー来たんだなぁとじんわりと実感。空港から電車でロンドン・ビクトリア駅へ。街全体、古い建物で堂々としてる。建物かっこよく、バス、タクシー、ポスト、電話ボックスがかわいらしい。タバコ人口が多く、おじさんおばさんも吸いながら歩いてるのをよくみかける。おじいさんおばあさんがオシャレで元気。パブなんかで議論したりと、みんなよく話し合ってる印象。タクシーに乗りホテルへチェックインまで時間があるので荷物だけ預けて近くのパブへ行きビールを一杯飲みながら街を眺める。外で飲んだので寒い。つまみはいらないのか聞かれ手羽先を注文。おいしかったけど早くも日本食が食べたくなる。普段食べていたかき揚げそば、ラーメン、米、味噌汁、牛丼、などを思い浮かべながらやっぱりいっつも食べてるものをしっかり食べたくなる。この際カップラーメンでもいいと、日本でも食べなかったコンビニの弁当でもいいと、あったかくてしっかりしたものを食べたい。コンビニさえあればとおもう。日本ってやっぱりおいしいものがたくさんあるんだなぁと実感。夜は今回のライブ決定でお世話になり、実現にむけてもお世話になるなおちん夫妻と合流し日本食屋さんへ。店10時半には閉まるとのことであまり食べれず。どこも早めの閉店。帰りは地下鉄、地下鉄もこぢんまりしていてかわいらし。隣街までいき歩いて案内してもらう。道路も建物も石でできていてかっちょいい。建物も曲がり角もカーブになってて直角じゃなくて優しい、日本の迎賓館くらいはあるんじゃないかという建物が全部美術館。ロンドンの美術館は誰でも無料で入れて観ることができるとのこと。建物や広場やモニュメントがデカくて広くて、歴史と重みを感じる。広場で歌ってるおねぇさんに声をかけ許可がいるのか聞く。場所によって許可いるとこといらないとこと分かれているらしい。路上で歌うことに寛容な印象。帰って寝る。寝るも3時間くらいで目が覚めてロンドン時間の朝5時。なぜか部屋のエレクトリックプラグ=コンセントが全部使えず充電できない。コンビニや携帯やパソコンiPadにどんだけ頼って生きてたか知る。時差になれるまで時間かかる。寝れないのでポチポチと朝からうちはじめたけんど、日本時間26日午後15時頃、いかがおすごしか。

今回はこの連載200回目ということで、200回も書いてきたんだんなぁーと振り返り、自分で祝えたらとおもっていましたが、ロンドンよりまさかのアイルランドはダブリンライブへ向けてのひもじい旅行メモ記になってしまいました。まだはじまったばかりで何も書ききれてませんが、ロンドンロンドン愉快なロンドン、まだ何も愉快なことは起きてませんが、続きは来月書けたらと、大馬鹿野郎集会で報告できたらと。

ともあれ、2000年からはじまったこの連載、16年目にして200回目をむかえることができました。自分にも続けてこれたことがあること、力になります。毎月ケツを叩き続けてきてくれた田中さん、そして読んでくれるあなたに感謝です。本当にありがとう。200回を通過してこれからもなんかの合間に読んでもらえたらとおもいます。

そんな200回目、より実感するべくの5時間やるぜ大馬鹿野郎集会、12月の11日に横浜のtvk本社1階にて開催しますのでぜし!足を運んでもらえたらとおもう次第です、是非!

と今月はこのへんで。

と書いてホテルのベッド&ブレークファースト略してB&Bというらしい、簡単に言えば朝食バイキング、行ってきましてようやくあったかくておいしい卵を食べて元気が出てきて、卵とパンだけを3回とりに行き、あぁあったかくておいしいものってのはやっぱりありがたいなぁと、体に元気が出てくるのを感じた朝ごはんでありました。が、最後に、コンビニでよく売ってるカップ型のヨーグルトをとり、席でフタをめくると一面に青紫のカビのようなものがしきつめられていて、いやいやまさか密封されているしそんなはずはない、ヨーロッパならではの食べ物かとよくみてみたらばやっぱりカビでげんなり。食文化コミュニケーション、わかりあうのにまだまだ時間かかりそうであります。それでは200回目、このへんで。よい食欲の秋を。


乗り換え、イスタンブールの空港、の喫煙所にて。

イスタンブールからロンドンへ
ずっと夜だったのが少しずつあけてく
月が出てる

やっぱりもう飛行機は乗るもんじゃないなぁと思うほどの揺れ。
CAさんも必死な顔で椅子にしがみついてたのを見て、
よくあることじゃないんじゃないかと不安になる。
写真はそんなことすっかり忘れ、キレーだなーっつって。

連載を飛行機の中でポチポチ、200回目にして空を飛びました。

噂は聞いていましたが、こんなに雲が溜まってんのかとロンドン上空。

雲の下はドン曇りロンドン。

打ち上げられてたマイギター。

空港の中も暗いなー 日本電気つけすぎなのか。

ロンドンビクトリア駅へ

どこに行ってもクレーンはかっこいいんだな。

クレーンとか木とか、日本にもあるものみて安心する。

ドン曇ってるけど建物がどこをみてもなんだか可愛らしい。

シンプル

曇り日が多いからなのか、人も 街も明るかったり可愛らしかったり。

いいか、これはこうやって、、。作業員を見ても安心する。

野菜も元気。人参多め。

ロンドンの中華街は世界の中華街で一番美味しいと言われてるとのこと。
うまいものを見つけたら今のうちにといつもより食べてる。

石職人ってすごかったんだなぁとどこ行っても知らされて、これは何年に建てられたのか、ほー、となる。

ロンドンバスの押しボタン。

タクシかわいらしや、もう2日目にして完全にロンドンが好きになってる。
日本と通じるもんが、なんだかわからんけどある。
よそ者感がナッシング。

夕焼け見れた。

♦独占企画 諭介がお答え致します


■「“未来の足音”っていうのが頭にあったからなのか、今年のジュテームでは昔から聴いている曲を聴いても、あまり懐かしい感じは不思議としなくて、目の前のステージで鳴っているインザスープの音楽がずっと続いて、その先も変わらない景色が見えたような気がしました。掴みどころのないMCに笑えるところも、静かになって自然にみんなの音が入ってきてだんだん大きくなる音楽もインザスープの好きなところです。そして、ジュテームではその真ん中の歌声に吸い込まれそうになる瞬間がありました。ロフトの魔物のせいかなと思いましたが、インザスープのせいでしたかね(笑) 追伸:(あと一回で)連載200回おめでとうございます!続いていることが嬉しいです。イベントも楽しみにしています!」
(A.T 2016年10月14日 17:09)
→魔物いたなーいい奴もイタズラして来るやつも。どちらとも仲良く出来た気がするけどね。おもろかったね、ジュテーム。また来年も10月6日は空けといてくださいませ。

■「ロフトでの久々のジュテーム、ロフトの魔物を味方につけましたね。めっちゃ楽しかったです。最高に楽しい時間をありがとうございました。 漫遊記ファイナルDVDも見ていてライブの熱がつまっていてテンションあがります。これからのライブも楽しみにしています」
(柿の種 2016年10月18日 17:46)
→DVDは間違いもそのまま丸々入ってるから、そちらも含めて楽しんで見てください。 ヒント、どこかでコード進行が逆になってるボーカルの人がいる。それに気づいたギターの人が口頭で教えてあげている。 前半曲。

■「ロフトでのジュテーム、楽しかったです。確かにロフトには魔物が住んでいますね。いつもに増してパワフルでかっこよくて懐かしい歌も新しい歌も全部新鮮で心踊りました。 そういえば、私がインザスープを見たくて初めて“ライブハウス”というものに行ったのも新宿ロフトでした。ロフトの魔物とインザスープの魅力に取り憑かれて今に至ります。 連載のイベントも楽しみです」
(夕陽 2016年10月26日 10:09)
→僕たちもロフトもライブハウスにきたことがないような人にも来てもらえたらと思っていたので、きっかけになれて嬉しい話だわさ、ありがとう。

2016年10月2日日曜日

Vol.199「新宿ロフト40周年&インザスープ20周年ジュテーム」の巻

東京、続きます、雨、雨、曇、雨。時々晴れたら今までの水分が蒸発するのか湿気ムンムンでベトベトして気持ち悪く、こんなに雨が続いた秋ってあったかやってな変わった秋に気分を鍛えられてるようで、何かもう一つパッとしないなぁってことがあったらば、きっとこの天気のせいだっぺと天気のせいにしてしまっている今日この頃であります。いかがおすごしか。

そんな天気ではあるけんど、いよいよそこまで、10月6日新宿ロフト、台風直撃かってな5日前。わくわくしますな、いやドキドキとワクワクの間くらいのワクドキっちゅう感じであります。これをワクワクだけにするべく日々その日のことだけを考えて向かえる時がありがたく楽しい。

今回はインザスープ結成20周年とロフト40周年とめでたい周年ジュテーム。ブログでも書きましたが、ブログでは書ききれなかったロフトのことなどを中心に書きたいと思う次第です。 ブログでも書いたとおり1999年頃、自分達はロフトの事務所でお世話になることになった。自分らは展望を話し合った時にどんなバンドになりたいかという段になって、日本からも脱藩し世界に通用するようなバンドになろうと、ちょうどその時に自分の家で話し合っていてアメリカのフェス「ウッドストック」のビデオを観ながら話していたので簡単ではあるけんど、ここに立てるようなバンドになろう!そうだそうだ!えいえいおー!と相成った。元々メンバーは飲み仲間であったし、路上で一緒に即興演奏などをして開放感を味わっていたので映像で流れてたウッドストックの開放的な空気に共感し直結した。そこからウッドストックに出るためには、と逆算をし、日本ではメジャーデビューをしておいたほうがいいだろう、そのためにはライブハウスでワンマンライブができるようになったほうがいいだろう。そのためには、そのためには、と逆算をして今やるべきことを明確にして進んだ。

ワンマンもできるようになり、数回繰り返すと色んな大人の人達から声をかけてもらうようになった。事務所の人やディレクターの人やら。そこにきてメジャーデビューはしたいけど一体どういう仕組みなのか自分達は全く知らなかった。人に聞きまくり調べたところ、どうやら事務所とレコード会社ってのがあって、事務所がお母さん、レコード会社がお父さん、その二つがあってデビューと相成るパターンがあるといった説明を聞いてやっと理解した。ありがたいことに声をかけてもらったいくつかの事務所の人達と話をさせてもらい、100の質問と題してわからないことやどんな展望があるのかなどなどなんでも質問をさせてもらった。

そこで一番なんでもおもしろがって答えてくれて、話を聞いていてもワクワクしたのがロフトの社長だった。数回話をさせてもらって、メンバーでも何度か話し合ってロフトでお世話になることに決めた。

ブログでも書いたけんどロフトは田舎にいた頃から噂で知っていたし、その歴史や伝説にもワクワクした。噂や先人達の音楽から音楽業界に対してのイメージは、気を抜いてると骨抜きにされてしまうような、昔の人達が写真を撮られると魂を吸い取られると思っていたようなそんなイメージがありビビっていた。これは我々の世代的に、いろんな大人を見てきて持っていた音楽業界に対しての漠然としたイメージやないかと思う。

そこにきてロフトの社長は、同じ目線で聞いたことはなんでも答えてくれて、逆に「大人っていつから大人だとおもう? わかんねんだよなぁ」と本当に不思議そうにおもってることを聞かれたり、社長というよりか同士的な感覚が強く、それまでやってきたことや、業界はそういうもんだからと、上からフタをするような、どんなに小さい事でもこちらが何も言えなくなるような言い方をしなかった。今も変わらずかっちょいいなぁとおもうところだ。出会った時からいつもフラットに0から、同じ目線で希望も疑問も一緒に見てくれた。

音楽業界のことも、きっとこうなるといったような予測を話してくれ、その時代に向けてこうしておくべきだといったような話も、今その通りの時代になっていておもろい。

デビュー前、少年がナイフで人を殺傷する事件がニュースでよく取り上げられていて、デビューして我々の音楽が全国に広まるチャンスがもらえるのなら、一曲そんな事件に投げかける曲を作りたいとおこがましくも考え、社長に話したところ、学校出前ツアーと題して実際に学校を廻るのはどうかとアイディアを出してくれ、自分達もエイエイオーとなった。学校ライブを組んでくれ、学校だけじゃなく幼稚園や老人ホーム、病院や養護学校、などなどでのライブを組んでくれた。そのライブのためにずっと愛知県に滞在した時などは毎日昼間はライブをし、夜は社長やスタッフやメンバーとみんなで海辺に行き、焚き火や釣りをして遊んだ。ここでのライブや遊びは今の自分にたくさんの影響をくれた。それに加えてキャンペーン活動や他にライブなどもあり忙しかったけど、いつも何かしら遊びがあった。一度、この日はバンドで練習をしようとなった時に、社長が「なんで練習すんの、なんでなんで?」と言われた時があった。まるで子供みたいにまっすぐになんでなんで?と聞かれ、メンバーがこれこれこうで練習するんですと説明してたのが面白くて今も思い出す。遊んだほうがいいんじゃないの? そんなとこから音楽、グルーブがうまれるんじゃないかってことだったとおもうけど、そんなところがロフトでよかったなぁと今もおもう一つだ。同じ時期にデビューしたミュージシャンと当時の話をしたりすると自分達はちょっと他とは違う景色を見ていたんだなぁと、当時にデビューした音楽人としては恵まれた環境にいたんだなぁとおもう。

漠然とメジャーってところにはキラキラしたイメージがあったし、ロフトはおっかない場所だってイメージが強かったけど、そんな景色も見させてもらいつつ、自分らはいつも土や砂や海や空や、そんな匂いの中にいさせてもらってたようにおもう。

西新宿にあったロフトから移転した今のロフトも、ライブハウスとしては見たことのない作りで、あったかかったり、何か起こりそうだったり、出会い、遊び場、冒険の匂いがして、行くとワクワクする。

時代が当たり前に流れて、誰もがそういうもんだろうってとこにも一つ一つなんでなんで?と問いかけたり、納得したり、トライしたり、流れを変えたり、それが大きいものでも小さいものでも、強いものでも弱いものでも変わらずフラットに対面して、時代に流されず、100ぶつかって1つ光を通して進むような、だからかいつも時代の一つ二つ先を行ってるような場所だ。

ライブハウスのなかった我が故郷にもその名前が届いていたロフト、ライブハウスも今より全然少なく、ましてカラオケボックスなどもなかった時代に集中してバンドマンや若者が集まって、たくさんの激しい化学反応が起こったんだとおもう。そんな中、数々のロックバンドを輩出し、新宿ロフトと言えば伝説が目立つけど、自分にとっては、これだけライブハウスが増えた今も揺るぎなく、伝説だけにとどまらない、いつもその先を攻めてるかっちょいいライブハウスだ。

今の場所に移転した当時に、事務所にお世話になったり、自分らのコンベンションライブを開いてもらったり、新たな始まりを共に感じた自分達にとってはホームのような場所でのジュテーム、久々のロフトワンマン。

ホーム感があるとはいえ、あのステージには魔物が住んでると個人的に思っている場所でもあり、その日に向けて準備怠れば食われるぞと魔物を味方につけるまで、ワクドキを完全なワクワクに変えるまで練って練って特訓の1日1日。その日までもう少し。ロフト40周年とインザスープ結成20周年、台風来てるもなんのその、踊って祝って楽しんでもらえたらとおもう次第です。

我々とロフト、なんせ思い入れと思い出多く、まだまだ何にも全部を書き表せていませんが、連載199回目、今月はこのへんで。最後まで読んでくれてありがとう。10月6日、新宿ロフトで会いましょう。次回、この連載も16年目にして200回目を迎えるにあたり、改めて発表できることがある予定ですのでチェックのほど、どうぞよろしくです。よい秋を!


友達の画家miyuちゃんの絵を
Kのブラザ-でデザイナーのチキュウマルヲがコラボしての
チラシを持ってどこそこへ。

去年お世話になった茨城音楽工房へ。オ-ナ-の関根さんと。
この人もしかり、自分で想像して場所空間を作れる人って
羨ましくもあり憧れもあり尊敬します。

銀座を歩いていたら居酒屋流しの人に遭遇し、
今もこういうことがあるのかほほぅとパシャリ。

行きたいなとメモパシャリ。

毎年行ってる祭りにて。
テキ屋さんのキャッチコピーってなんだかいいなぁと。
「楽しい 楽しい玉落とし」とか「楽しいよ」 とか
何かと「楽しい」って言っちゃう感じがおもろくてパシャリ。

と、このロフトの文を書いている途中でお誘いもらい中野サンプラザへ。
ロフト40周年の祭りへ。
陣内さん率いるロッカ-ズ、ロフトの歴史的な祭、
ロフトでのジュテ-ム前に見れてよかった。

♦独占企画 諭介がお答え致します

■「中尾さんは美味しいラーメン屋をたくさん知っているんですね。このなかでは花水ラオシャンしか行ったことがないので、ほかのお薦めのお店にも行ってみようと思います。 私がお薦めするのは代々木駅から少し離れた場所にある「いそじ」というラーメン屋さんです。ここのラーメン屋さんも味が独特ですが癖になる味です。注文後に柚子を入れるかどうか聞かれますが柚子が嫌いでなければ是非入れて食べてもらいたいです。いつもお昼どきはサラリーマンの方々が並んでいます。 もし代々木に来ることがあれば試しに食べてみてくださいませ」
(柿の種 2016年9月15日 23:51)
→ほほぅ、この中でラオシャンを知ってるてのがすごいね。「いそじ」了解。代々木はよく行くので行ってみようとおもいます。教えてくれてありがとう。

■「おすすめのラーメンやさんズルズルっと読みました(笑)どのお店も思い出の調味料入りなのがいいですね。私も昔ギターを見に行ったときに入ったお店で先輩から「ミュージシャンは一番安いラーメンしか頼んじゃいけない」と教わって食べた一番安いラーメンと、そのとき一緒にいた同期が先輩の言葉を無視して、自分が食べたいわかめラーメンを注文してたことを思い出しました。ミュージシャンである前に自分の意見を持ち貫くことも大事なことだと思ったものです(笑)味は覚えていないのでおすすめというより思い出の調味料しかありませんが、確か新宿の桂花ラーメンだったと思います。そして、新宿といえばロフト。もうすぐジュテームですね。食欲の秋、美味しいライブを楽しみにしています! 」
(A.T 2016年9月18日 1:38)
→ほほぅ、桂花ラ-メンもたしかに独特よね。自分を貫いてワカメラ-メンもわかるけど、その先輩の言った一番安いラ-メンを頼むべしってのもすんごくわかる。バンドマンが贅沢するべからずってことかもしれないけど、一番シンプルでわかりやすくそのお店を察せれるってことじゃないかしらとおもうけどね。

■「普段あまりラーメンを食べないんだけど、諭介さんのラーメン愛に触発されてお薦めのどこかへ行ってみたくなりました。 ラーメンといえば、私がまだ小学生だった頃に近所にあったラーメン屋さん。カウンターしかない小さな店内は蜘蛛の巣がいっぱいあるお世辞にもキレイとはいえないお店だったけど、美味しくてたまに家族で食べに行ってたなあ。 後これも小学生の頃、友達の家に遊びに行った時にラーメン屋さんへ連れて行ってもらったんだけど、友達の弟が格好良くて恥ずかしくてラーメンをすする事ができなかった甘酸っぱい思い出。 ラーメンといえばそれぐらいしか思い浮かばないです。美味しいラーメン屋さん紹介じゃなくてごめんなさい」
(夕陽 2016年9月22日 11:30)
→そりゃお世辞にもやね。いやいや、んだけどいいね。蜘蛛の巣も恥じらいも。ラ-メン屋さんってその人それぞれに記憶に残る何かがある場所でもあるかもね。思い出を教えてくれてありがとう。ラ-メンはズバ、ズバ、ズバババ-っといったほうが、素敵やんってなるかもよ。そんな機会がまたあったらばズババ-っとやってみるべし!ズバババ-。

■「諭介さん、こんにちは。神泉にある「砦」に行きました。 全くの勢いでお店に入ってしまって、ひとりで、場違いな感じがして、圧倒されて、あれ?、、ここでいいんだよなぁとか、トンコツの文字がないなぁとか、、店内でこちらのブログをもう一度拝見したりしました、。 ラーメン屋さんのど真ん中に来ちゃったみたいで・・・ラーメンにプライドとか独自の世界とかを感じるお店に入るのは初めてだったのかもしれません、。 美味しくて面白かったです!(食通、ラーメン通ではないので、衝撃!なくらい)深さと野性味を感じるすこぶる魅惑的なスープでした。香る肉!具材はシンプルなのに!とってもスペシャルな食べ物でした。ありがとう。 接客は美容室みたいな親切な対応で、女性に優しいお店だなあと思いました。 ジュテームお楽しみです。。 p.s. よう分からんので、1ミリの普通にしました、良かったです。諭介さんは頼むとき、バリカタですか?調味料いろいろありましたが、味に変化つけますか?」
(たかの 2016年9月24日 17:19)
→細めんの普通かカタ麺でいくね。そう!シンプルなのにスペシャル感ってわかりやすい。とんこつの中ではあっさりしたほうだとおもうけんど、ただのあっさりじゃない感じ。野性的でありながら上品さも感じる。んが、ここだけの話、砦は自分的にその日によって感じ方が違っていて、そこがまた逆にいつでも同じ味っていうお店よりか信頼できるとこでもあります。んなもんで一杯目を食べたあとの替え玉はカタ麺でいくか普通麺でいくか、高菜を乗せるか、紅生姜をのせるかニンニクを入れるか、こちらの体調や天気や気分によってセッション感覚になれるのもまた面白いとこであります。ビ-トルズが流れているのもなんかいいのよね。