2008年12月1日月曜日

Vol.106「2008年冬の景色」の巻

2008年もあと、一か月。早いもんでと言いたいとこですが、今年はあっという間な感じがしない。
春夏秋冬に加えて色んな季節が自分の中で始まったからではないかと思う。

2007年後半からの「なんでもかんでもやってみようキャンペーン」により、なんにも考えず、誘ってもらったらなんでもやってみた。哀川翔さんの「仕事はきた順からやっていく」に感化されたとこが大きい。関係ないが、哀川翔さんとインディアンの考えは似ているとおもった。

なんでもかんでもやらしてもらうと、無理だと思ってたことが出来てしまったり、新しい出会いがあったり、幅が広がったようにも思うし、これはヤリすぎであったとか、やはり性に合わんこともあるなぁと再確認したりであった。
時には、信じてきたものや考えをぶっ壊してみるのもおもろいもんであるなぁーとおもった。頭の中の触覚より、実際に触ってみての感覚を確かめる作業であったようにおもう。

この連載の100回通過記念イベント「大バカ野郎集会」も、それにともない始めたブログも新しい季節になった。
夏に大久保海太と魂くんとまわったホルモンツアーも焼き付いているし、ニックバッカーズで鳴らした音の景色も見える。
レコーディング風景もあるし、グルーヴァーズとのライブ、ピアノの大ちゃんと廻ったライブもよぎる。ひとつひとつのライブを思い返すとき、どれもが同じ一年の中のことであるのが不思議なくらい、いろんな季節を旅した感じだ。
であるからして、2008年をずーっとやっていたような感覚があるんだろうと思う。

来年は今年より自分主体で、もっとふっかけていこうとおもう。なんつって、あと一か月、この12月は「なんでもやってみようキャンペーン」の集大成であるかのように、またいろーんなライブがまってるじゃないか、楽しみだ。
9日には、同じ大学で同じレコード会社であった堂島君との2マンライブ。17日と23日はニックバッカーズのドラム佐藤大輔が出れないため、急遽ブッチャーズの小松さんが参戦してくれることになり楽しみだ。
18日はラジオのDJマッピーのイベント、どうなるんだ。大晦日もある。

だが12月23日の二度目のワンマン(於:青山・月見ル君想フ)、すべてはこの日にぶちかますべく進行中だ。

今はマグマやカミナリやガソリンや風をみていたい。その中にいたいとおもっている次第だ。

ともあれ冬だ。この冬に、ないはずのキン肉マン消しゴムの匂いを2回ほど嗅いだ。なんなんだろうかとおもう。下校中に道端に落ちていた消しゴムを「あっ俺のや」と自分のものにしてしまった友達を思いだし、ビニールハウスの隅の土の中にカプセルに入れた消しゴムを埋めたワクワクを思い出した。土の中に埋めるという行為にワクワクしていたことが不思議に思えた。

泥だんごも砂場の隅に埋めた。一晩埋めておくと固くなった。別々の場所にて時間を旅した泥だんごは固くなっていてうれしかった。
何日も埋めたキン肉マンは固くはなってなかったけど、違う場所にてすごしてた時間を語りかけてくる。何なんだろうかとおもう。

東京の土の中は電車が走り、人が歩いて穴ぽこだらけで、何か埋めるのにもすぐに掘りおこされそうで、ハラハラしてしまう。
それでも自分しか知らない場所に、自分しか知らないカプセルを埋めていたはずだと、思い出しながら歩いている2008年11月。冬の光の中だ。

スタジオにあった小物。3押すと。

クサバタカユッキーウネルべースマン。
カンガエルピアノマン。タナカダイスッケー。

コックピット。