2024年2月4日日曜日

Vol.287「愛・自分事・ROCK'N'ROLL」の巻

  2024年明けまして、早一ヶ月がすぎましたが今年もよろしくお願いします。

 いい年にしてやろうと大晦日にはカウントダウンをやらせていただき、新年をライブハウス吉祥寺ROCK JOINT GBで迎えましたが、元旦から能登半島地震がおきて一ヶ月、寒さと雪がこれから増していく時期に今も避難されてる方が多くいるとのこと、一刻も早く生活、街が立ち直りますように。
 
 自分はこの一ヶ月、1月31日に行なったリクエストライブの曲を体に入れるためにもらったリクエスト曲を聞いて、曲によってはカラオケにも行って、覚えて、譜面を作って、スタジオ行って、歌って、ギターを練習して、歌ってを主に繰り返してました。下校中の荷物持ちじゃないですけど、次の電信柱までとギターを持って一つ事に向かえるのは幸せな事です。
「ペンション中尾オールリクエストライブ」と題して5回目のシリーズであります。
 コロナ禍にラプソディー秋山さんからの提案で平日にライブをやってほしいとの打診をもらい、リクエストライブを提案していただき始まりました。どうせなら前々からの夢でありました「ペンションのマスター」という夢も叶えさせてもらおうとタイトルを提案させていただいたこのシリーズ、自分の知らなかった曲を知れたり、自分じゃ選ばないだろう歌を歌っていくと愛着が湧いたりして、愛しくなったり、新しく色んなギターのコードを知れたり、はたまた共演してきた人たちの曲は、その人となりを知っているからか、その人の孤独から紡がれた想いに触れてグッときたりと自分にとっては音楽的刺激をもらえるいい機会になっております。
 恥ずかしながら自分は今どんな曲が流行してるのかなどにうとい方であるし、若者流行音楽などが定食屋などで流れると、「最近の若者は大体恋心ばかりを歌っておるな、会いたい会いたいとそんなにわざわざ歌にすることかい、会いたかったら会いにいきなさいよ」と心で呟き、聞く耳持たずの頭カチコチなので、この機会にそういった曲も知れたりして、ちゃんと聞いて自分で歌ってみると、あぁその気持ちわかるわぁとか思って、食わず嫌いだったのが食べてみると美味しかったりして、「素敵やん、キュンとくるやん、いいやんっ」と少し悶えて楽しくなったりして、カツオ、本当に天の邪鬼。一度体に入れると曲のDNAみたいなものがずっと体に残りますから、リクエストをくれたみんなとのDNA交流、それをライブで今度はリクエストをくれた人も、リクエストに間に合わなかったけど観てくれたみんなとDNA共有、自分はミツバチと言えば可愛すぎますが、体に付着した花粉をみんなの心にくっつけてブーンと飛び回る、可愛すぎる例えですが自分を通して歌が広まる感じ、そんな役目も果たせていたら嬉しいです。1時間半くらいを予定していますと言いながら気づけば2時間半やっており、いくらペンションのマスターがロビーで宿泊客に無理やり歌を聞かせているという設定であっても、予告より1時間オーバーは長過ぎたなと反省しております。次回がもしもありましたら反省を踏まえて行ないますので、平日不定期開催、ペンション中尾もよろしくお願いします。
 配信のアーカイブはコチラ→https://t.co/FkmPw5ru56
 2月の14日まで視聴可能ですので、話が長いなって所はすっ飛ばして視聴してもらえたらと、写真のコーナーに曲順を載せておきますので曲順を見ながら楽しんでもらえたらと、BGMにぜひ。

 そして、この日に発表になりました、2024年4月12日金曜日、吉祥寺ROCK JOINT GBにて 弾き語りワンマン「始業2024ー年の花歌芽吹く、此処からー」が決定しました。2024年、今年も挑戦させて頂きます!
 冬を超え春の風に芽吹き出す歌達を咲かせられたらと思いますのでご来場のほど何卒よろしくお願い致します!

 今年も色んな形態で音楽の旅をして生きます。音楽に関して自分は器用か不器用かと言えば不器用な方ではありますが、いただいた縁、歌旅を一つ一つできる限りの熱で向き合い発していきますのでぜひ受け取ってもらえたらと思います。

 今回のペンションでも思いましたが、一生懸命自分事と向き合うってのは愛だなぁと。人を愛するってことに繋がってるんだなぁと。歌を作った人、提案してくれた人、聞いてくれる人、感動する自分にも繋がれるのって愛だなと。
 世界、国内、街、社会、SNS、人人人、そこから感じるものが不安や絶望、窮屈や虚しさばかりで持って行かれないように、真っ暗の闇の中で希望の音が聞こえるように、いっぱいにしたいです、愛で。
 あまり愛って言葉を使ってこなかったけど、年のせいか、時代のせいか、ROCK’N’ROLLって言葉然り、ふと心でつぶやいて燃料にしたくなるこの頃、青空にROCK’N’ROLLを、自分事に感謝と愛を、いっぱいに膨らませて埋め尽くしたいです。少しずつでも内側から広がっていければ。嫉妬、悔しさ、怒り、悲しみ、正義さえ、分断や対立を生んで、人が人を監視し合い足の引っ張り合いをしているような世の中に悲しくなる。ゾンビ同士で自滅するように仕向けられてんじゃないかとさえ思う世の中に、打破できるのは一人一人の「愛・自分事・ROCK’N’ROLL」そのようなものじゃないかしら、それを膨らませて歌旅、転がり埋め尽くしていく所存ですので今年も何卒よろしくお願い致します。

 2024年連載一回目 中尾諭介より


カウントダウンの瞬間

ナスの絵は共演の外丸さんが描いてくれました。
なんかものすごく可愛いですね。地鳴りのような歌を歌う人がこんな可愛い絵を描くギャップ感にグっときます。外丸さんのインスタは大体このナスくんがオニギリに描いてる写真で面白いです。

今年一発目のライブはBOOWYのドラマーである高橋マコトさんの70歳古希記念LIVEにお呼ばれして二曲。聞いてこなかったBOOWYを正月から1人カラオケにて特訓。

マコトさん、ヒデキさん、林さん、モッキーさんと。LOFT枠として出演。
盛り上がりました。

ナスくんピック。

右左同じ。

リクエスト曲でもあった大森洋平曲KISS
本人へ報告と曲に関してのあれこれ聞きにと
能登半島地震被害への支援LIVEで募金をしに。

チバさんに会いに。

朝方の月

1月30日
人生演出家、本田誠人50。

ペンション中尾
曲にまつわるエピソード話。

ご来場で配信でペンション中尾へご来店ありがとうございました。
Photo by Masumi

一部曲順

二部曲順

Sold Out ありがとう。

さぁ、決定しました。
弾き語りワンマン
「始業2024ー年の花歌芽吹く、此処からー」
何卒よろお願い致します。
 


諭介がお答えいたします

■「チバさんのことはこの人かっこいいな!と思うことが私にもありました。そして、今回の諭介さんとのやりとりを読んで、自分の中のチバさんがさらにアップデートされた気分になりました。いろんな人のチバさんのエピソードをSNSなんかで知ることもあって、いつまでも誰かの中で存在が消えないのは苔がつかなかったからなのかなぁと銀色の岩が転がり続けているのを感じます。諭介さんとチバさんにこんなやりとりがあったことも憧れがあったのもちょっと意外な感じがしたけど、聞けてよかったです。自分は自分、諭介さんも諭介さんのかっこよさで歳を重ねていると思います。苔つかずで転がって行くのを追いかけますね!ゆっくりめで(笑)今年もよろしくお願いします」
(A.T 2024/01/26 22:08)
→ありがとう、ゆっくり目っでっこれからもヨロシクっ。チバさんは日本のロックの歴史に確実に刻まれる人よね。ユーモアがあって、はみ出しててどの角度からでもかっこいいね。我が道行ってて、世界とも対峙して日本人としてのロックンロールを背負ってたんじゃないかなと勝手に感じてるわ。

■「今年の冬は暖かいなあと思っていたら急激に本気を出してきましたね。
チバユウスケさんの事はネットニュースで知りました。あまり好んで聞いてきたわけではなかったけど、もちろん楽曲は知っていたので、思わず「えっ!」と声に出して驚いてしまいました。
諭介さんとのエピソードを読んでイメージ通りのロックンロールな人だったんだなあと感じました。最近、50代60代くらいの有名人の訃報や病気の報告をよく聞くので諭介さんのこともとても心配になりました。どうぞご自愛ください。今年もよろしくお願いします」
(夕陽 2024/01/27 23:29)
→うん、ご自愛するぜ、本当にLIVE1回1回が奇跡に感じてくるね年重ねると。ワンマンの時なんて無事にその日を迎えられて、現場に着いただけですごくホッとするもんね、ようしあとはやるだけだって。今年も一つ一つやってくのでよろしくね。

■「弟がチバさん(The Birthday)の大ファンです。いつかライブに行こうと思っていた矢先の訃報に大変ショックを受けておりました。
このコラムを弟に紹介し、いろんな繋がりやエピソードを読み、チバさんへの思いを話してくれました。
ただ、先日の献花会の事を当日まで忘れていたらしく、自分の事を薄情だな、と。でも、私達には日常があるからどんどん薄れていって、悲しんでとどまると苔が付くから、日々ロール
してるってことなのではないでしょうか。
コロナ渦を経て、行かずに後悔するくらいなら、行って後悔した方がマシだ、と思い立ち、昨年はライブにも行けとても良い年でした。今年も良い年にするべく、ロールしていこうと思います」
(うちき 2024/01/30 14:39)
→紹介してくれてありがとう。日常の中で日々ロールしてるって、本当にそうだと思うわ。それでもついてくる悲しみというようなものを振り切るように人は生きてんだろね。ふと立ち止まるとそれに包まれたりして、また振り切ってを繰り返していくんだろうね。そんな時に叫ぶんだろうね、ROK’N’ROLL!

■「2000年から続けてるってすごいですよね。私たちも普段聞けない諭介さんの考えてることや思いを知れて、歌の根源を感じられたり、毎月必ず書いてくれるので楽しみにしています。
ロックンロールの話、音楽だけではなく自分の生活や活動にも通じるなと思いました。私も今年は諭介さんに負けずに、ゆっくりかもしれないけれど苔つかずの日々を過ごしていきたいと思います!」
(hitomi 2024/01/30 15:36)
→いいね!苔つかずって改めて聞くとかっこいいね。日常会話としていきなり出すと、「は?」って思われかねないとこがまたROCK’N’ROLLの醍醐味よね。やってこね、ゆっくりと自分事、苔つかずの日々を!ROCK’NROLL!

■「今日はペンション中尾とても楽しかったです!チバさんの曲も聴けて!中尾さんの歌旅繋がりで東京ですと吉祥寺や下北沢に行く機会が増えました。お気に入りのお店はありますか??」
(しゃるろっか 2024/01/31 22:49)
→ペンションお付き合い頂きありがとう!
吉祥寺は本当にライブハウスに行くぐらいで開拓できてないのよね、ベローチェってコーヒー屋でコーヒー買うくらいやわ。下北沢は「一龍」ってラーメン屋さんね、そこのニンニクそばが好き、もう25年前の下北フロなしアパート時代から行ってるお店で、あってくれてありがたいなぁって思う。「とんすい」って定食屋さんと西口のクレープ屋さんもよく行ってたなぁ、最近行けてないけど今もあるんだろか?