2026年9月1日火曜日

Vol.318「よだきいという呪文」の巻

  ギラついた夏、蒸し蒸しとした夏、あっという間だと思いたくないから、自分としてはゴールデンウィーク頃から夏だと思い込んできたので、長かった。長い夏であったし、暑さにパンチがきいていたようにも思う。そして夏の締めとして設定していた8月28日の西早稲田でのライブをもって、夏終いとさせて頂いた。そうしたら、させて頂いた通りに次の日からひんやり涼しくなり、季節が自分に合わせてくれたようで面白かった。いやいやまだ残暑はぶり返すはずよね、寒暖の差に翻弄されつつ、体調には気をつけて、気を張っていきましょ、秋の気配近づくこの頃、いかがお過ごしか。

 8月半ばに地元宮崎は延岡に帰った。飛行機に乗った東京は空気が乾いて涼しかったのに、着いた宮崎は外に出た途端に押し返されるほどの湿気でモワンとして暑く、こりゃたまらんと独り言を言うほどだった。宮崎の夏はこんなに暑かったっけ、暑かったんだろな。このけだるくなる暑さを体感すると思い出す、宮崎の方言で「よだきい」。前にもここで書いたけど、今一度。小学校から高校までを過ごした延岡ではよく、「よだきい」という言葉を発してたように思う。これは「めんどくさい」とか「だるい」という意味で、ことあるごとに口にしてた気がする。この暑さの中だとただ歩くだけでも汗だくになり、「よだきい」が合言葉のように地域に根付いてたのも合点がいく。時代が変わったからか、今回の帰省で一度も言わなかったし聞かなかったけど、心の中には根付いてる「よだきい根性」。加えて、前にコンビニで立ち読みした地域の特色の本で、宮崎の人はのんびりしているとあり、理由は簡潔に「山と海と川に多く食べ物があったから」的なことが書かれていた。そんなに頑張らなくても食うには困らないから、人がのんびりになったということだった。

 確かにそんな気もするし、そこにこの暑さであれば「まぁいいが、そんげ焦らんでも」って心持ちになるのもうなずける。自分は思春期の頃によく「よだきい」を連発してた気がするが、思春期特有の気だるさも手伝って、張り切ってることがカッコ悪いというような風潮もあったのだろうと思う。例えば運動会の時に踊る盆踊りや、女子と入れ代わり立ち代わり手を繋いで踊るフォークダンス。恥ずかしいのを隠すためか、やる気のなーい感じでダラダラと、楽しんでないですよ的なポーズで、手なんかも先っちょだけで繋いだりして。わかるでしょうか? 今思うとかわいいですね。しかしある時に、このよだきいポーズがよだきいなと気づいたんです。それで運動会の盆踊りを一人だけピシ!っと踊ったことを覚えています。そうすると周りから「張り切っちゃって」とか「先生に褒められようとしてんのか」な視線をもらうことも予想されたのですが、またその先に突き抜けるとそれが一切気にならなくなり、気持ちがいい。そうなると先生から認められて、全校生徒の前で校長台の上に立ち、体操の模範生みたいな役に抜擢されたりして。しかしそうなると緊張するし、元々模範になるような器量ではないし、覚えもよくないので間違えまくり、やる気だけはある自分なりの体操でみんなを困惑させてしまったりして。掃除の時間なども大抵「よだきい」を体全部で表現しながらやっていたと思いますが、「よだきい」もある一定を超えると本当に嫌になってきて、その反動でか一度めちゃくちゃ張り切って掃除にのめり込み、そうなると止まらなくて掃除の時間が終わっても、頼まれていないのに一人で床の板と板の隙間をホウキの毛先を引っこ抜いたのでほじってく、帰りの会の間も一人で床の隙間をほじり、やり切るまで気が済まない。案の定「先生に褒められようとして」的な言葉も聞こえきたけどお構いなしで、先生も頑張っちゃってる僕を止めなかったのか、止めていたのに聞かなかったのか、放課後まで続行したことを覚えています。

 高校を卒業してからヒッチハイクの旅に何度か出たのですが、やりたくてやってることなのに根底には「よだきい」が流れてる。行き先も決めずにまずは「めんどくさい」から始める。なのにワクワクもドキドキもある。とりあえず方角はあっちだと、ダンボールに行き先を書いて親指を立てる。少しずつ気分が乗ってくる。ボーっとしながら体が行きたがる方へ、全身方位磁石。何かありそうな方へ向かう旅。行った先々で路上で歌って稼いで、お金がなくなるまで遊んでまた次の街へ。アメリカ旅行でも、行きたくて行ってるのに心持ちは「よだきい」に合わせてボーっとしておく、おおまかな目的地はあるものの、本当に行きたい方向が出てきてから動く感じ。最初から調べない、ノーガードで心をフラットにする贅沢な遊び、自分を縛らない、頑張らないとこから頑張る。

 何が言いたいのか。上手く言えませんが、何かこう「よだきい」「めんどくさい」って、心もネガティブな意味だけではなくて、それはそれでなにかいい作用もしているような気がして。本当に行きたい場所、やりたいことってのは、どんな状況でも心にあるものだと思うんだけど、「よだきい」って言葉やその風土は、本当にやりたいこと、それを浮き彫りにさせるための呪文でもあったんじゃないかなと。頑張りすぎないで、たまには思い切りノーガード、持ってるものを降ろして、ただただ心を陽にあててみるのもいいんじゃないかなと。ここまで書いてふと思ったんだけど、大人になるにつれ、「めんどくさい」「よだきい」って言わなくなったことないだろか、それはとてもいい事だけど、たまには心にあるめんどくさいを確かめたり、思い切りめんどくせぇなぁ、よだきいーと言ってみるのも、次の面白い事に繋がる手段になったりするのではないかと、思いながら今月はこの辺で、ぼちぼちいきましょ、よい感動の秋を!


ペンションにて。そんな延岡のお菓子屋さん虎彦より取り寄せた羊羹。一人ひとり

もんもんもこもこの〜♪ はっぴ〜えんどの夏なんです譜面

安定のおにやんま。この鶏肉の感じがまた、衣が汁を吸ってしんなり馴染んで大好きです

近所のスーパーにて売ってる地鶏。他にもレバーや砂肝、この物価高の時代に299円で売ってくれていてちゃんと上手い。肉屋だけに肉食う的な駄洒落だろうけど、そんなとこも好きです。ありがとうございます

で、日本酒をぐびぐびやりながら

そうめん作ったりして。その日の夕方に思い浮かんだものを買い物して実際に作って食べる。あれもこれもなんて、自分なりに工夫したりして。作り置きしておいたきゅうりなんか添えて、ちゃっちゃと卵焼き作って。そんなことができてたら、人生は幸せだと言えるんでないかと思う夏の日

準備してるドラムノブさん、隠し撮り。また9/6下北沢251でドミンゴスの人としてお会いできますね

作りたいものを作り、食べたいものを食べ、その上、何かと毎回違った刺激をもらえるライブあり。来てくれる人がいて、誘ってくれる人がいて、感謝が増えて、思い切り応えたくなり、よだきいって思うことが減っていくのかな

滝さんの注文した酒セット、風情があっていいですね〜。今自分でもこの日本酒セットを考え中ですので、形になりましたらぜひ

赤坂行ったら寄っちゃう味噌ラーメンの一点張り、ご馳走様でした。

延岡帰郷。昔ローリングストーンズを聴いていたという叔母にお土産で買って帰ろうと思いながら東京で買い忘れ、宮崎着いて3軒ほどCD屋さんに問い合わせるも売り切れとの事、がっくり延岡につき、一か八か駅から歩いて行けたので直接行ったら一枚だけあって、おおっとなってパシャリ。

ほんで初日だけ友達達と呑みにいき

翌日はばぁちゃん家の草むしりと植木の剪定を弟と一日中やりへばるも、やはりこういう作業が好きなんでしょね、やるまでがよだきいんですが、やりだすとドライブしてきて、小学生の頃の床掃除宜しく夢中になれて終わった後

母出してくれた、ニックバッカーズおばっちゃんとこ産のモモ、美味しかった

翌日は妹のやってる保育園で歌ったりぼうーっとしたり、子供達が遊んでる端っこでずーっとギター弾いてたり。お昼は弟の植木仕事を手伝い、午後にまた保育園に戻ればコンサートごっこが開催されていて、手作りチケットをたくさんもらい今度はお客さんになり、子供達の歌のパワーに感動したりして

気持ちがいい

生垣剪定ビフォー

アフター。弟親方のアドバイスをもらい切ってく。出来上がった後眺めるのも楽しい

こういうとこや

女郎蜘蛛いそうなこういうとこもボーボーだったのを綺麗にむしって、ビフォーを撮ってないと分かりづらいですね

そして早朝より働き終わった親方と虎彦のかき氷頂き互いに労い

翌日は先輩の家族バンド/シュガーハウスのライブがあるのをSNSで見つけていたのでちょろっと観にいきロック魂頂きまして

そして食わねばならぬ天領うどん。地元でしか食べれない味であるから、ここに来るまでに期待が膨らみ、いつも期待の方が膨らみすぎて、いざ食べてみると、あれ? こんなもんだったっけ?ってなる。結局このつゆに入ってる天かすが汁を吸ってるのが美味いんだなと。今回はなんかおにぎりが大きくなった気がした、気のせいだろうか、もっと薄くていいし周りがぱりぱりしてる感じであってほしい。おかかは変わらずいいですね。うるさいですね。

祝子川と工場の間の堤防。ここを毎朝走ってた、走らせられてた小学校時代6年間。親戚のおいちゃんに毎朝起こされて、よだきいと思いながら走ってた。うんこしたくなったと言って途中で帰るサボり方を会得した僕に、その日もその旨伝えると、「今日はティッシュを持ってきたからここでしろ」と野グソをさせられ、そんなにしたいわけでもなかったので大変だった思い出もある場所。今ではとても感謝してる。

で延岡最終日、従姉妹の娘が釣りいきたいと、でももう時間ないよと。友達と花火大会行くんでしょ?と、うんそのあと釣り行こうと言い出し、それも面白そうだなと花火大会に行ってる間おじさん一人で竿の準備して従姉妹と娘を待ち深夜釣行。

この日東京に帰る予定だった弟親子も飛行機が羽田大雨につき飛ばなくて、帰ってきて、迎えに行った母も一緒に釣。

みんな何かしら釣れて甥っ子も嬉しそう

妹の子供の娘、ナイス昭和感

さぁ、そして東京戻りGONDAさんと夏を締め。音源の発売して、聴いてもらえたでしょうか、お気に入りChu!-Lips! またいつの日かまとめてアルバムにしようと思います。いつの日か。

ポスターも西早稲田BLAH BLAH BLAHにて貼ってもらい、いざ向かうぞと。そしてジュテームも

結成30周年、何卒宜しくお願いしますっ


諭介がお答え致します

■マスターがみんなのリクエストに応えてくれることで知らなかった曲に出会え、自分の知っている曲をマスターが歌ってくれるのも新鮮です。aikoの花火が意外だったけどとてもよかったです。YouTubeにある宇多田ヒカルのFirst Loveも良きです!!この素敵な企画がまだまだ続きますように!残暑が続きますが、次はどんなお花を愛でるのでしょうか?それもたのしみにしています!
(あこ 2026/08/26 17:04)
→そう言ってもらえると続けたくなるわ〜ありがとう。次はなんだろね、紫陽花以降これだというのはないけど、こないだの草むしりの時に鳳仙花は残しとこうって気持ちになった。鳳仙花のあの種の袋がぱりんと破裂する感じがまた味わいたいと時々よぎってて、いつか曲にしたいと思ってたんだけど、こないだゴメスザヒットマンの山田君がしてた。いつか僕もした時は聴いてちょうだい。

■オールリクエストライブ 楽しかったです。自分のリクエストはもちろん、知らなかった曲も知る事ができて…私は0か100か人間なので、興味がないものは全く興味がないので、そんな中でも素敵な曲はたくさんあるんだと新たな出会いができて良い刺激がもらえました。
暑い しか記憶がないこの夏に素敵な思い出ができました。ありがとう。またリクエストライブがあるといいな と思い、今から聴いてみたい曲を準備してます。
厳しい残暑 ご慈愛くださいね。
(夕陽 2026/08/28 10:41)
→ペンション人気だ、そう言ってもらえるとやり甲斐があるわありがとう。
そうなのよね、自分では聴いてこなかった曲を好きになれるチャンスなのよね、遠くにあった曲が近くなったり、自分の風景になったりって、面白い感覚の共有だと思うわ、ぜひいつの日かのために考えておいてくださいませっ

■ペンション中尾10号棟もとても楽しかったですね!オールリクエストのライブが10回も続くなんてすごい。毎回リクエスト受付がすぐ締め切られるほど人気で恒例化しているけど、リクエストはほとんど他の人の曲だし、改めて思うとなかなかぶっ飛んでる企画ですよね!でも一度やってみて大変だとわかっても続けてくれるのは、その向こう側がそれ以上のものなんだろうなぁと今回のコラムを読んでも思いました。自分のリクエストした曲を諭介さんが歌ってくれる贅沢もあるし、みんなのリクエストを諭介さんが歌って、その歌がいいなぁと思うのも素敵な時間です。毎回試行錯誤してくれてるのかなというペンションのマスター設定、私はマスターがみんなからのリクエストをお便り風に読んでくれるのも好きです。リクエスト曲を考えながら次回も楽しみに待ってます。
(A.T 2026/08/28 16:10)
→おお、マスター喜んでるわ、ね、ぶっ飛んでるんだろね、自分では没頭してるからわからないけど、共演者とかもSNSで見てるのか、行った先々で、リクエストのあれすごいね、よくやるねって言われるわ。ほんとに自分ではわからないけどそうやって共演者までも言ってくれる現象もおもろいね。リクエスト考えといてください〜

■諭介さんの1曲1曲リクエストの歌を愛でた結果、ペンションは人気の企画ライブになっているんですね♪ 毎回の努力もほんとすごいな~と思います。
鎧の話はなんかあまり諭介さんがそんな風に見えていなかったので以外でした。でも振り返ると、いつかのライブで聴いて変わった!と思った瞬間があったので(良い方にです☆)あまりライブに行けていない私的タイミングですが、一つの鎧を脱いだ後だったのかもしれですね。今回のペンションも終わりまた新たな諭介さんの歌が出来上がるのも聴けるのも楽しみにしていますね!
(hitomi 2026/08/30 15:52)
→そうやね、曲が自分の景色になると影響されるね、前回もChu!-Lips!って新曲で自分の中ではピチカートファイブの影響が出た気がするもんね、期せずして。ペンションからだけ影響をもらってるわけではないけど、次はどんな曲ができるだろかね、新たな曲作ってワンマンに向かいたいとこです。

■ついに8月も終わりますね!
夏のペンション中尾もしかり、GONDAさんとの夏祭り浴衣編といい、季節を感じられる催しもありがたくてとても楽しませてもらっています🍉

年齢を重ねても、季節の移ろいや風物詩🎐を、音楽を通して新鮮な気持ちで皆で楽しめること、とても幸せに感じます。

浴衣姿、前回のギター侍もですが…笑、今回の玉縞模様も素敵でしたよ☺️

夏が過ぎると今年も残りわずかに感じてきますが、夏の疲れや「よだきい」があまり出ませんように。
残暑も頑張りつつ、秋を楽しみましょう🌻
(minatan 2026/08/31 11:17)
→がは、まさに、よだきいの事書いてましたね、ライブでも言ったからか
ギター侍回避で青にしたんだけど逆に髪型が寄っていっちゃってたね期せずしてアゲイン。季節ごとにライブも楽しんで頂きありがとう。よい秋を〜

■激暑な8月、お疲れ様でした💪
でも28日の西早稲田GONDAさんとの爆楽笑ツーマンライブで
今日で夏は終わり!!と連呼して下さったお陰様で翌日から一気に涼しくなって☺️
流石だなぁと有難く中尾さんの言葉を思い出しました🙏(笑)
4本といつもより少な目だけど
やっぱりそれぞれ色も違っていて
帰りの電車でそれを思い出して気分良く過ごせるのも楽しみの一つです😊
9月から年末迄怒涛なライブスケジュールも予想されますが
体調気をつけて頑張って下さい💪
私も精一杯追いかけられる限り🏃‍♀️🫀🏃‍♀️
(robiey 2026/09/01 11:56)
→ほんとに涼しくなって季節もちゃんと合わせてくれたねいい締めになりました。
GONDAさんとの化学反応は音楽的にはすごく相性の良さというか気持ちいいとこを分かり合えるんだけど、それ以外の面白い方面のことはほんとに予測不能で面白いねーGONDAさんあんなにギター上手いのに、それで僕も変なとこ引き出されたりして、、
ともあれ、様々、色とりどりのライブを余韻含めて楽しんでくれて嬉しいです、ありがとう。

2026年8月4日火曜日

Vol.317「そうだよ、この愛でる海峡を超えたら愛しき大海原さ」の巻

  猛暑酷暑で湿気多く空気薄い、これは気をつけねばいかんなと思うところに熊本地震。この酷暑の中、被災された皆様、不安な日々をすごされている皆様、避難されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 夏の始めに地元宮崎は延岡の友達が暑さで体調崩したとのことで、もう今の夏は尋常じゃない外では働けないというようなことを言っていて、時間差で東京も暑くなり、あぁこれか確かに長く陽には当たれない過酷さだとなるべく日影をあるいてるこの頃、いかがおすごしか。

 自分の7月は7本のライブとレコーディングに打ち合わせ、都度次のライブのリハーサルに別仕事、に加えて合間合間でリクエスト曲の練習と、気がつくと次から次へ、全く違う内容の山場があり、ジェットコースターの如し。一から積み上げて、ライブで放出するを繰り返して濃い濃い7月となりました。今までコンスタントには行ってなかった横浜のライブが3本もあったり、噂は聞いていたけど行ったことのなかった青山レッドシューズと横浜クラブセンセーションと、初めてのおしゃれ箱に行ったり。しかもそのどちらもが、ギターの腕前が凄い龍之介君とヨシミツ君から別々のお誘いで、2、3曲での参加でギターは弾かないでいいよ、ボーカルに専念してとの事。そういう星の巡り合わせな月だったんでしょうね、レアな月でした。梅雨頃、去年は新島に行ったことを思い出したけれど、少々無理してでも新島に行ってよかった、思い出って少々無理するくらいがいいのだな、夏に夏らしい事をするのが過酷になってきたけど、少々無理をしても夏に夏らしい予定がないとちょっと寂しいもんだな。なんて思っていたのですが、横浜と初場所、そしてリクエストライブなどで今年は夏が焼き付き、きっといい思い出になると思います。

 コロナ禍にライブハウス下北沢ラプソディーのオーナー秋山さんよりリクエストライブの提案を頂き、カバー曲ワンマンならばGBでのワンマンとの差別化もできるし、ようしやってみますと、やってみたところ、意外と大変な作業であるなと。回を重ねるごとに要領を得てきたところもありますが、しかし音楽の海は広く、毎回新たな曲をリクエスト頂き、知らなかった曲を覚えるとこから始まり、譜面を作り、実際歌ってみて、キーの調整や歌い回しがハマるように譜面を書き直し、それを20曲分であるからして焦ったりもし、時には曲が憎たらしく思えたりもし、覚えたはずのメロディーを忘れたり。しかしのしかし、その向こう側があることも知っているので、諦めず紐解いていき、自分は覚えが悪かったり、音楽理論がわかってるわけではないので感覚が一致するまでとにかく繰り返し歌い、気がつくと休憩なしで5時間歌いっぱなしだったりして、我ながら自分にも集中力というのがあるのだなと感心したりしながら、どうにか全曲愛でることができました。間違えたりつっかえもしましたが、曲が愛しく感じるところには辿り着けたかなと思います。それが面白く、今まで食わず嫌いだったり、意地になって聞かなかったりしてた曲も、仕組みや良さが解かったりすると嬉しいものだなぁと、秋山さんやリクエストをくれた皆様、配信でやご来場頂きペンションを楽しんでくれる皆様には良い機会をもらっているなぁと改めて思った次第です。

 音楽をやっていますと「勉強のためにもっと色んな音楽を聴いたほうがいいよ」と言われることがよくあるんですが、そう言われてもそのまま「そうか聴いてみよう」とは思えず、自分のタイミングで好きになった曲を聴いてきました。「自分は自分の歩幅を確かめて」というようなことも歌っているせいか、音楽活動のスタンスも自分なりの歩幅を守ってやってきた気がします。しかしそこには落とし穴もあり、新たな刺激がなければサークルが小さくなっていってしまう危機感もあります。このリクエストライブは音楽的刺激をもらえるなと、自分だけでは聞かなかった曲も、僕に歌って欲しいと思ってくれる人、それを聴きたいと思ってくれる人がいることによって愛しく思えるまで頑張れます。愛しく思えると、「なんだこれ全然わからんな」とか「どーしてこーいう歌い方するかねー」とか自分基準の狭く窮屈な気持ちがなくなり、我が無くなり、大きな流れに身を任せて広い場所へ辿りついたような気持ちになります。 

 若い時、バンドを組んだばかりの頃を思うと、とても心のギガ数が足りなかったなぁと思います。何かを受け入れる容量が少なくて、自分が信じてるもの以外を仮想敵にして「あぁいうことではいかん」とか「歌をなめとるな」とか……とにかく自分自身というものが何もない代わりに、人を認めないことによって自分を確立していく生き方。音楽でも人と話すことでも、僕はよく鎧があるとか壁があるとか言われていたのを、思い出しました。それでもこれでいいのだと思い込み、流されないで良かった部分はありましたが、今思うと幼稚な確立の仕方だなとも思います。その鎧は何度も何度も叩かれ、ぶち壊されて、鎧を着ていることに疲れ、カッコ悪く思え、一個一個脱いでいき、どんどんシンプルになっていくものなんだろうと思います。鎧を着てるより裸の方がかっこいいし自由だし、気持ちがよくて強いってことだろうと、いつの間にか着込んでた鎧を脱いでいき、目の前の問題を一個一個解決していけたらと。一旦ノーガード、自分が信じてきたものも手放して、物干し竿にぶら下げ、時々は風に揺れているところを眺めてみるのもいいんでしょうね。きっと音楽だけではなく、考え、思想、人間関係やなんかでも、愛でる海峡を渡っていくと愛しき大海原が広がっているんでしょうね。昔は手前で折り返してた壁の向こう側があることをも、改めて実感させてくれましたペンション中尾。マスターが無理矢理宿泊客に歌を聴いてもらうという設定にもお付き合い頂き、ありがとうございました。ペンションの一曲一曲が2026年の夏の思い出になれていたら嬉しいです。またいつの日かオーナーのワガママにお付き合いいただけたらと思いながら、今月はこの辺で。熱中症は後遺症もあるらしいので気をつけていきましょ、今からまだまだ夏本番、良い夏を!

これも紫陽花の一種ですかね〜みちゃいますなぁ

シックな紫陽花にどうしてきゅんとくるんだろ。線香花火みたいよね

侍ギターのよしみつくんと小部屋でリハ

秋かと思ってたけど夏に食べるんですね、鮎、味に感動して思わずパシャリ。美味しかった。

GONDAさんとレコーディング。8月28日西早稲田の日に発売致しますよってに、何卒!

枯れてく色が綺麗

小さくてかわいいバスに乗り、楽しくなってしまった侍ギターの龍之介くん

マイパワースポット。なくなってしまうのがおしい横浜サムズアップ。9/4が最後のステージになります

新橋駅前のビルに歴史感じパシャリ

こういう昔の建物を見るたびに、「メトロに乗って」という浅田次郎の小説の一節、デザインというのは時代がいくごとに退化していく、というような意味合いの言葉を思い出す。なるほど今ツルツルしていって、昔のデザインの方が無駄が多くて贅沢に感じるし単純におしゃれに感じる。

こういったとこにこのようなものがあるのもなんか嬉しくなりますね

リクエストライブへ。一段階一段階クリアしてくごとに印つけ

レッドシューズ、ラグジァリー感がやはりありました。ロックの迎賓館と名付けたのは鮎川誠さんだそうです。

楽しかったです。龍之介ときどき中尾諭介

で、鮎をもう一回食べました。今度は食べる前に撮るのに成功

やっぱそうめんもいいね!夏!

横浜クラブセンセーション。ここもおしゃれ、イギリスのカホリプンプンでした

で、そこがある街の風情が異国情緒もあり、いい味わい感じて街が好きになりました、夏の思い出、小旅行。

よしみつくんと。楽しかったです。

練習帰りにEBBとノブさんに会いに寄ったりもして

きゅうりつけてみたりして

しこしこと一人稽古

さぁ8月も歌っていきますよってに、熱中症に気をつけて元気に会いましょう!

諭介がお答え致します

■友川さんのライブ、私もその場で体感しましたが、ちょっと衝撃的でした。言葉で上手く表現できないけど多分この日のライブはこれからもずっと忘れないと思います。
季節の花に思いを寄せる53歳男性はなかなかいないと思うけど、そんな諭介さんを素敵だと感じました。
私は昔からたんぽぽが好きです。踏まれても健気に咲き続け、それでいてどこか凛とした美しさに憧れます。
季節の草花や風の匂い、温度 、自然のものに忘れそうな何かを教えてもらっているような気がします。
梅雨も明けて夏が本格的になってきましたね。今年の夏も本気です。熱中症に気を付けて楽しい夏を!
(夕陽 2026/07/27 22:16)
→あぁ、本気だねぇ、本気だ、気をつけていこう、タンポポはかわいいなぁなんつって昔綿帽子って曲になったけど、ふんわりしたイメージでつくったけど、あのタンポポの茎を折ると茎からミルクみたいな白い液体出てくるよね?んで子供だから舐めるでしょ、んだら、にげー!ってなるでしょ、渋柿食べたら一生その苦さが苦手になるような、だから、かわいいなぁっておもってても、でもすごく苦いんだよなぁって頭のどっかで思ってる、そういうのもいいよねタンポポ。53歳だから、50超えてからどんどん盆栽とか石に趣味がいくような感じだと思うわ。友川さんわすれないよね、あぁそうだタンポポの渋みにも似て
わすれないよね、体感してくれてありがとう。


■友川さんとのライブがとても刺激的だった事が伝わります。私がもしも自分の憧れの方と話す機会があったら何を話すのだろう?と思いを巡らせました。最近は、会いたい人には会いに行く、行きたい場所には行く事が大切だと感じています。
(あこ 2026/07/28 12:17)
→んだねぇ、後悔したくないもんねぇ、会いにいくっていいね、その行動一つで広がる世界があるもんね。
ぼかぁ話さなくても一緒にいる空気感を共有できればそれだけで嬉しいんだけど、友川さんの空気感はステージがピリっとしてるのに対してノーガード、居酒屋でタバコ吸いながら酒飲んでる、どこにでもいるおいさんな感じでいてくれて心地よさもあったなぁ。かっこいい先輩、男の憧れやね。


■友川さんとのライブとっても良かったですね。何度も聴けないというのがわかる気がした友川さんの迫力の中にある歌詞や曲調、ギターを体感できたのは貴重でした。友川さんお笑い好きとおっしゃっていただけあってライブ中のトークも面白く、コラムではライブ以外のときの友川さんの話も聞けて面白かったです。続けているってそれだけですごいことだなぁと思ったりしました。そして、フォークソングについての卒論でたどり着いた人と諭介さんが一緒にライブをする未来があるのもすごいなぁと思います。この日の諭介さんも負けじと良いライブでしたね。伝説という言葉は失礼で、今現在も走り続けている人に似合わない言葉、という諭介さんの文章が印象に残ります。70代の諭介さんはどんなかなぁ。楽しみです!
(A.T 2026/07/30 13:00)
→ね、70代80代というのが全然まだまだギラギラできる年だということを先輩方から感じると嬉しくなるね、魂が転がり続けてる人はそこからくるかっこよさがシワやら姿勢にでてくるんだねぇ、そうありたいわ。僕を通して友川さんを体感してもらえて、僕もフォークをルーツに持つものとして嬉しいです、ありがとう。

■友川さんのライブ私は行けなかったけれど、どんな歌を歌われるかのか気になるところではありますが、簡単にyoutubuで見て聴くのも違うかな~と思って一先ず今回のコラムからの印象をインプットして、チャンスがあれば聴いてみたいなと思いました。
諭介さんがお花を愛でて、歌になるのはお花好きな私としてはとても嬉しいです。私の住む地域では紫陽花は今秋色に変わってきています。「錆びる」という表現とても新鮮でした!
お花など植物は東京よりも1か月遅れなのかな~と思いながらいます。次はどんなお花に諭介さんが興味を持たれるかも楽しみにしていますね!
(hitomi 2026/07/31 0:27)
→すげー一ヶ月も!いまかれていってるのか、秋色っていいね、ぼかぁ錆びると言ったか、なんかほんとにキュンとくるのよねなんだろね、ちょうど自分の人生の枯れ具合と共鳴してるのかね、紫陽花は枯れてく様もなんかぐっとくるわ、かわいさあまって心でばかやろ〜っていいながら写真撮ったりしてるもんね、友川さん一度聴いてみて〜。

■今月も98年🚌ツアーがとり持つ共演や、様々なご縁が繋がってのライブが目白押しでしたね✨
今なおチャレンジを続け、新たに生まれる贅沢な瞬間も共有させてもらえることが嬉しく、楽しみでなりません❣️

㊗️10回目となる新境地『ペンション中尾』✨
もうライフワークとも言える存在ですね。
今宵もマスターが聴かせてくださる音歌にワクワクしながら伺いますね🧳
(mina     2026/07/31 12:06)
→楽しみにしてくれて嬉しいです、色んな縁、再開、化学反応、挑戦、これからもぜひ、目撃体感のほど、楽しんでもらえたらと思います
ペンション行く時なんですね、どうだったでしょ、ライフワークになったけどなったらなったでちょっと崩したくなったりもしますが、またやると思うのでリクエスト頭のどっかで選んでてくださいませ。


■お初に投稿させて戴きます❗️
先ずは7月7本お疲れ様でした💪
ゲスト出演もあり、今月は一層バラティに富んだライブを楽しませて貰いました🤗
何が来るかわからないカバーリクエスト20本とか普通ありえないライブだと思います🎶
確か初回、開演までの30分テーブル周りながら歌本めくりながらコレも良いねえどう?なんてのんびりしてた頃が懐かしいかもですね〜😊
まだまだ新しい中尾さんを見つけに通える限り…💪
(robiey 2026/08/01 14:29)
→あぁ、ありがとう気がつけば7月7本、多かったですね、バラエティー、幅ひろかったですね〜、飛んでたね。これを全てこうしてやろうというよりかは相手によって勝手に色が変わってくのがおもろいです、色んなNAKAOをみてくれてありがとうございます。これからも心フラットに音旅挑戦していく所存ですのでよろしくお願いします。