Vol.244「ライブ恋しや、反応しあいたし」の巻

　非常宣言解除されて何日か、未だはじめてのことばかりで右往左往ですが、変わらず紫陽花は嬉しそうで、今までよりも雨に濡れてるのがきらきらして見え、癒されたりなんかしたりして2020年6月末、いかがおすごしか。

　6月は3本の配信ライブと1本のお客さん前でのライブを経験。

　1本のお客さん前ライブは千葉のK'S DREAMにて。

　自粛明け一発目のお客さん前ライブはベースKの主催するこの場所でのライブがいいなと思っていたので、念願が叶いました。

　時期尚早だと言われてもおかしくない時期に、でも、やっちゃいけないわけでは全然なく、それでも、「もしもここで感染したら」という不安を払拭するべくできることを遂行して、誰かがやり出さなければ何も始まらないという気持ちも感じて、事前にどのような対策を考えてるのかを聞き、開催しました。

　ことライブハウスに関しては、世の業種の中でもやはりちょっと「ハンディがありすぎるな」と感じます。

　それでもできることを、今、どう乗り切るかを目の当たりにしてきて、僕はこの期間に行った各ライブハウスでグッときました。

　長いライブハウスの歴史の中でも初めての事態の中で、生き残るために発信を続ける。

　飲食店が、やっていなかったお弁当を売り出したり、休憩だった時間をつぶして営業をしていたりするのと同じように、ライブハウスも配信の機材を買い集め、知らなかった技術を1から勉強して、演者もハコも初めての状況の中で意見を出し合い、みんなで勇気をもってなるべく面白がりながら作っていくのが楽しかったです。

　自分としてもこの期間に何かしらの形で発信できたことや、普段ライブにこられない人達に届けられたことはありがたくも感じ、配信というシステムのよさも感じました。

　んがしかし、なにか、こう、もうちょっとやはり、なんというか、やってきたライブの形態、お客さんの前で歌うことが恋しくもなり、また、自分が今まで出てきた東京のライブハウスの中で、よりお世話になってきたライブハウス3箇所のこの時期の現場にも立ち会えたことで、一旦、配信ライブのお誘いはお断りをして休もうと思いました。

　配信ライブ、先に書いた通りいいこともあるのですが、難しい。自分のなかでは「ライブハウスのためにも」という、微力ながら救済的な感覚もあったのですが、どこでもここでも、はたまたいつでもやりたいものではないなと行き着きました。

　それと、もうちょっと自分のものにしたいなと、きっとまたやるでしょうから、この休み期間の間に配信ならではの自分なりの配信ライブの心持ちができたらいいなとも思います。

　当たり前の話ですが、ライブというのが、生で直に音楽、歌を伝えるというのがどんだけ貴重なことだったか。例えば目の前のお客さんが無反応だったとしても、無反応という反応が直に伝わる方が、それに対して自分が反応できる分、お客さんを前にしたライブは貴重で。自分は音楽を演る上で、曲ができた時の喜びの他にライブで来てくれた人と反応しあう事に喜びを感じていたんだなとも、改めて思いました。

　非常事態宣言が解除されて、徐々にライブが復活してきていますが、いつになったら心おきなく思い切り楽しめるようになるでしょう。自分は自分なりに、そのライブハウスがきちんとした予防対策をしているかどうかを確かめた上で、できる範囲からライブを復活させていき、待っていますので。いつか、どこかでまた、音歌を生で体感しにきてもらえたらと思います。

　収束と終息の違いをこの期に知りまして、ウィズコロナとか言ってますが、はやく終息する日が来てほしいもんであります。と思いながら、いつもより短いですが、今月はこの辺で。

P.S.汗や湿気や雨で濡れるとマスクは息しづらいね。気をつけましょう熱中症。

ベンチも間を空けて座るように張り紙が一席ごとに貼られ ディスタンスを守りながら早朝野球も一度だけ復活。結果は大敗。しかもそのチイムの補欠要員としてこちらも一回ごとに交代の守備ライト。

久しぶりのK'S楽屋裏。

ロフトにて。

いただきました。志村けんさんが愛飲していた焼酎だそうで、水を少し入れてかき混ぜないのが、志村けんさん流飲み方との説明もあり、ありがたく想いながら飲ませていただき、すこぶるおいしかったであります。

かわいらし。

落ちてた。

なくせない場所です。

バンド始めの頃などは
BGMになるような音楽は作らないぞと鼻息荒く話してましたが、
この時期に思いましたが、BGMができるってすごいことだなぁと
自分も、何かする時に流したくなるBGMであります。

吉祥寺GBにて。

みんなで作り上げてく。

感染予防対策を準備してお待ちしとります！

かわいいやん｡ 

諭介がお答え致します

■「その日は在宅勤務で、残念ながら自宅からは音だけで姿見えず。でも、真っ青な空を見上げながら、しばらく会えていない家族や友達、きっとあの人も、あの人も、と顔が浮かび、みんなが空を見ていたんじゃないかなぁと思わせてくれるひとときでした。その後、動画を送ってくれた友達がいたり、SNSで写真をUPしていたり。諭介さんも見てたんですね。医療従事者の方々への感謝とともに離れていても気持ちを一つに繋いでくれたブルーインパルスでした。６月になり、急に在宅勤務が終了し、少しずつ日常を取り戻している今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。新たな配信ライブを楽しみながらも、９月までインザスープ２０周年ライブの休止が決まり、なんとも言えない気持ちです。たくさん考えるこの期間、心健やかに、はいつも忘れたくないですね。今は明日のワンナイトスタンドの配信ライブがとても楽しみでいます！」

（A.T　2020/06/18 12:30）

→心健やかに、生きたいね、まだまだ気をつけないといけないことが続くけど、なるべくそう生きたいとこです。楽しみにしていたライブも先延ばしになってしまったけど、また生で音歌を届けられる日が早くきますように。 ONE NIGHT STAND観てくれてありがとう。 

■「配信ライブお疲れさまでした。

one night standとっても格好良かったです！

今までの配信ライブも

家でトラブルがありつつもなんとかこなして

全部リアルタイムで視聴できて幸せな時間を過ごせました。ありがとうございます。

GondaさんとのライブでのBGMのプレゼントもありがとうございました。

自宅でお花などアレンジメントを制作するときにかけているのですが

歌がなくて集中できていいかも！なんて思っていたのに

BGMに合わせて祝子川を無意識に歌っている自分がいたりして一人で笑ってしまいました。

明日は誕生日ですね！お誕生日おめでとうございます。諭介さんを産んでくれたお母さんにも感謝の日です。

今年の6月20日は開運日とのことなので

ぜひHappyな日をまた1年を過ごしてください」

（hitomi　2020/06/19 23:52）

→誕生日のお祝いありがとう。配信も観てくれてありがとう！BGMも創作したものが創作に使ってもらえて嬉しいです。素敵なアレンジができますように！

■「「良いことはカタツムリのスピードで進んでいく」この言葉は何度か諭介さんのブログやこの連載で目にしたことがあり私もよく思い出す言葉になっているけど、今のこの状況もまさにそうなんじゃないかなって感じています。

休業や自粛が解除されたり生活も少しずつ元に戻ってきているけど決して終わったわけじゃなく、それでも立ち止まってばかりはいられない。少しずつゆっくりとヒカリヘ向かっていってる感じですね。

昨夜の配信ライブも明るい未来と力強さを感じました。素敵なライブをありがとうございました。

追伸　諭介さん、お誕生日おめでとうございます！」

（夕陽　2020/06/20 23:32）

→お祝いの言葉をありがとう　配信も観てくれてありがとう！ほんとうにゆっくりだね、この日々変わる状況の中がんばろうやね。またライブで会えますように！