2022年3月5日土曜日

Vol.264「永遠と限り」の巻

  今年も2月がすぎ、締め切りもすぎ、3月に突入してしもうて2月分を書いております。すいません。
あぁ2月、たった2、3日短いだけでこんなにあっという間にすぎていくのね、、と、締め切り過ぎたのを日数のせいにしておりますが、春の風吹いてきてワクワクの反面、花粉にも身構えるこの頃、いかがお過ごしか。

 思えば自分、この3年ほどずっと風邪をひいてないです。感染対策が風邪からも防衛してくれているんでしょうか。その要領で花粉もスルーできたらなぁと軽く目をこすりながら思います。

 2月、自分は運命的な出来事に多くでくわし、人の繋がり、支えが心強く、感謝を感じることの多い月となりました。そのことはまた追ってお伝えできたらと思います。
 
 コロナ渦とはいえ、春が近いとおもっていた矢先に戦争。憤りは日々の生活へ。実際の場所だけでなく世界中、人の心も壊されているように思う。直接的に何ができるわけでもなく、ここにいる自分はその憤りを何かしらを作ることで失くせないか、抵抗できないかと没頭した2月末。内側から広がっていくイメージ。
 
 若い頃より議論するたびに「戦争は無くならないんだよ」とか「人類の歴史からして繰り返していくものなんだよ」という、したり顔した言葉に直面するたびに憤った。夢を語り「そんなに甘いもんじゃないよ」と言われてきたことに似て、「それはあなたがそう想っているからそうなだけじゃないか」と今もおもう。
 
 小さい頃、父親が「人が想像できることは全部実現するんだよ」と教えてくれた。「例えばテレビの中の人がテレビから目の前に出てきたり」とか具体例をだして教えてくれたのを覚えてる。その教えはその後、テレホンカードの公衆電話が街に一つできた時に真実味をまして響き、今となってはアイフォンやCGなどなどをみれば、その説はこれからも次々立証されていくんだろうと実感する。それはどちらかといえば文明的なことに関してあてはめていたのだけど、何も文明的なことだけに限らず、「戦争のない世界」これも人が想像できることだからあてはまるんじゃないか。
 
 それに加えて幼少期に自分で発見した「宇宙の果てはない」ということ。宇宙はここまでだという壁があったとしてもその向こうはなんだろうかと、人の説明できる範囲を超えて何かが続いていること。解明できない余白があることが心強かった。この世の誰にも、どんな博士にだって説明ができないことがそこにあってくれることが嬉しかったし今もそう感じる。だから人が「歴史は繰り返す」などと言っても響かない。それはそれまでがそうだったからというだけで、これからもそうだとは限らないと、その余白は思わせてくれる。人は学べるはずだと信じてる。忘れる生き物であることは間違いないから、忘れないようにバトンを渡していくこと、同じ過ちを犯さないこと。「歴史がそうだったからそういうもんだ」ではなく、人にはできるはずだと信じ、人類はバカじゃないという挑戦だともおもっている。自分が生きている間に、戦争をなくしてバトンを渡したいと思っている。そこにきて人類はやっぱり馬鹿だったか、愚かだったかという現実に敗れた気分になり、ショックを受け、自分の宇宙を壊される。

 その「余白」は「永遠」とも言える。「永遠」の逆は「限り」だと思う。
人には「限り」がある。限りがあるから「永遠」を求めるんじゃないか。音楽の中に僕は永遠を感じる。
人によっては「限り」を感じる音楽もあるけど、僕はその音楽に触れて自分の中でどこまでも広がっていく音楽に触れると嬉しくなる。
 限りある人類が「永遠」に恋焦がれるから美しいんじゃないかと思う。それに対して「限り」極まりない戦争。しかもなんの関係もない無抵抗の、未来ある、希望ある子供たちの命さえ奪う戦争。一刻も早くやめてもらいたい。戦争反対。平和を望んでいます。  今月はこの辺で。


一月から、一曲をうんで完成に向けてバンドでリハ。

また新たな挑戦へ。向かう時に青空と記念撮影。

そしていよいよレコーディング。

コーラス録り。

空に

エンジニアのオサムさんと吉田くんと。オサムさんはファーストアルバム東京野球を一緒に作ったエンジニアさん。また一緒にできてよかったっ。

お月さんのように突然現れた武道館

そして4/7に向けて頑張ります!

諭介がお答え致します

■「寒い。立春という言葉に騙されています。弾き語りワンマン楽しみですね!コロナで大変なときにも続けてきたライブの先にワンマンがあるってなんか嬉しいですね。4月、その頃にはもう暖かくなっているんだろうな。それにしても入学式の日って面白い!いや、何かを始めたり、始まるのに歳は関係ないですよね!(笑)だから、入学式の日にって、すごくいいなと思います。もうこちらはいろんなことに卒業しそうな気持ちになっているので……その日、また入学気分になって始まりを感じられたらいいなぁ~祈ったり願ったり頑張ってみたり諦めたりを繰り返して、でも、これできたらいいな~という夢はいつも見ていたいなと思います。夢の蕾ですね。春から始まるプロジェクトもなんだろう?歌、届く日を楽しみにしてます!」
(A.T 2022/02/16 12:50)
→うん、年関係ないよね、夢の蕾いくつでも持ってていいんだもんね。宇宙の果てなんてわかんないんだからっ、知らないことだらけ、やってみたらおもしろい事だらけだろうね、まだまだっ。プロジェクト、曲を作ってそれが、、とまでしかまだ言えないのよね、その曲が完成した事が今の希望です。聞いてもらえる時まであとちょっとお待ちを!

■「増えたり減ったり・・・もういい加減疲れてきちゃいますね。でもまだまだ気を緩めず頑張りましょう!
そんな中でも諭介さんが変わらずライブを続けてくれていること、私も音楽は不要不急ではないと思うので、例え自分は行けなかったとしても嬉しいです。
春からのプロジェクト、少しだけ見えてきたけど何だろな?楽しみにしてます。
それぞれの場所で夢の蕾がキレイに花開きますように」
(夕陽 2022/02/24 23:33)
→もうはちきれんばかりですよ。こんな中でもライブを続けていて、来れなくても嬉しく思ってくれてありがとう。気をつけてやって、点と点を繋げて、線にしていきますからね。焦らず来れる日を楽しみにしていてくださいねっ。

■「諭介さんの宇宙からの音、声いまだに唯一無二の存在です。たくさんの人の心の宇宙に響いていくこと願っています。
春、入学式、ワンマン、新プロジェクト、なんだかわくわくするキーワードばかりですね!
そのわくわくをもらって私も自分の入学式から今年は進んでいきたいなって思いました。
ライブも楽しみにしています!」
(hitomi 2022/02/27 10:07)
→真っ暗も希望も何度も繰り返して、前に進んでいけたらと。今年の春は始まりの予感が強いわ。通ってきた道、関わってきた人達、みんなが繋がってここにある事、その上で蕾が膨らんでいってる事、そんな事を感じて、変わらず自分は自分、やるべき事をやっていけたらと思う春、一緒に希望を感じてもらえたらと。よい春を!

5 件のコメント:

  1. また締め切り過ぎてると思っていました(笑)暖かくなってきたなと思ったら、今日はすごく寒くてさっき雪が降っていました。でもそういえば、私もこの3年風邪ひいてないんじゃないかな。ただ今年は目がすごく痒いです。目はマスクしてないからかな。風邪も引かず元気ですが、コロナ・戦争・地震と、3月に入ってから気持ちは苦しくなかなか元気でいられないことばかりです。でもそんな中でも、諭介さんからの告知で知ったこの春から開局BS松竹東急のニュースには、わぁ楽しみ!となりました。開局がこれからなので、本当にうちのテレビで見られるのかドキドキしながら日々チェックしてます(笑) 「人が想像できることは全部実現する」お父さんからの教えを「戦争のない世界」みんなで想像できる世界に繋げないとですね。諭介さんの江の島の歌も歌っていかないとですね。宇宙の果てまで届きますように。戦争反対。早く終わりますように。

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  2. 『宇宙の果て』はないんですね。小さな頃は空のずっと向こうには大きな大きな神様みたいな人がいて私たちを人形のように動かしているのだと思っていました(^^)でも、想像したことは実現するという話量子力学的なことなど、私は大人になってから知ったので諭介さんみたく小さい頃から知っていたら今何か違ったのかなぁ。でも、みんなの心の想像の根っこが愛で満たされていたら私は戦争はなくなると思っています。だから微力でもまずは目の前にいる人、周りにいる人たちの心を愛で満たすこと。それを目標にしていきたい。そう思っています。
    BS松竹楽しみにしています!4月7日のワンマンも諭介さんの想うライブが成功しますように。

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  3. 少しずつ春めいてきましたね。春めいてきたけど心があまり躍らないのはコロナだけじゃなくて、戦争、地震・・・色んな不安が邪魔してるからだろうなぁと感じてます。
    私も戦争反対!です。子供や何の罪もない人達の命を無差別に奪うなんてあってはならないことだと強く思います。
    妬みや恨みや人間の汚い感情がこの世から無くなって優しさや笑顔や思いやりが溢れた世界になって欲しいです。
    「想像できることは全部実現できる。」そう信じて平和な世界を想像する春です。

    BSの番組、うちは観れないけど楽しみですね。

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  4. 音楽の轍 見ました!ずっと楽しみにしていた新曲が聴けて嬉しかったです。何回も録画を繰り返し見たので、もう曲を覚えて口ずさめるようになりました。来月のワンマンで聴けますかね?新番組も必ずチェックします。

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  5. 「余白」は「永遠」でもあり、「希望」でもあると感じます。
    戦車につぶされていく多くの声を想像することができる力をもっていることも、希望なのだと思います。
    そして、歌は希望の風を吹かせることができる。と、諭介さんの歌を聴いていると思います。
    ずっとずっと、遠くまで、この風が吹いていきますように。

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