2021年11月30日火曜日

Vol.261「あっという間ではあるけんどーnight riderー」の巻

 とっても寒い11月末、冬だな。重たい寒さが痛いやね。やぁやぁやぁ元気ですか。感染者数が少ない日が続いて希望を持ったりしてすごしてますがいかがおすごしか。このまま終息してほしいので気の引き締めどきですね。頑張りましょ。

  しかしあっという間の12月、この時期「あっという間」と書くにあたりいつもちょっと躊躇する。 「あっという間」は「あっという間」なので別にいいのだけど、そんではその間、何もなかったのか? 何も感じてなかったのか?と振り返ってみたくなる。いいんやそんなことはなく、例えば今日だって「あっという間」だったけど瞬間瞬間で色んなことがあり、考え、1日の中で様々なことを感じていたではないかと思う。

  例えば今日、駅の上りエスカレーターにて、僕の目の前に赤ちゃんを抱っこしてるお母さんが立っていて、その前に4歳か5歳頃の女の子。その女の子がふざけてお母さんを前から押したんでしょうか、その瞬間お母さんは「何するの!!!」と声を張り上げてあたりがシーンとなった。全然倒れもせず、微動だにしないくらいで、女の子は戯れたくてちょっとだけ押してしまっただけなんだろうけど。赤ちゃんを抱いているし、バランスが悪かったらもしかしたら後方下に倒れていたかもしれないことを考えればそうなってもおかしくないとは思うんですが、その時は何かこちらも「ドキッ!」としてしまい、そんなに怒るかと。大丈夫かなとその親子のあとをついて行き、エスカレーターを降りると、母親の声でびっくりして反省した女の子がお母さんに「ママぁ~ごめんなさい」と何度も繰り返していて、それに何も反応せず無視して早歩きでさっさと行ってしまうお母さんに小走りでついていきながら「ごめんなさい、ごめんなさい」と女の子は泣き出しそうに何度も謝ってる。

  よく街中で見かける、ヒステリックに子供にあたるように怒ってる親(父だったり母だったり)とあたられてる子供。子育ては大変なのだろうけど、想像できないくらいなんだろうけど、明らかに一線を超えてるような、他人が口出すことではないのか、あるのか、ギリギリのヒステリックになって怒っている状況に出くわすことが時々ある。この母娘もそんな関係だったらどうしようかと念のためついていくと、駅から外に出たところで、母が娘を歩道の縁石から車道に押してる様が見えて、「え!」とおもい近づいていくと、さっきのエスカレーターのシチュエーションになぞらえて「段差があるところで人を押すと危ないんだよ」と目を見て教えていた。車通りが少ない所だとはいえ、軽くだったとはいえ、車道に押すのはどうかと思うも、冷静なその声のトーンとちゃんと目をみて教えていたのを見て安心したので、その場を離れ歩いていった。遠くで振り返るとお母さんが娘の頭を撫でているのが見えて、あぁよかった、よかったね、と勝手にジンときた。と同時に勝手な勘違い、赤ちゃんを抱いた母親の大変さも知らず余計な心配をしてすいませんでしたっとなった。こう書いてみると、ドキッとして、切なくなって、え!っとなって、安心して、ジンときて、反省してと、電車降りてから駅を出ての間に色んな気持ちになっていることがわかりますね。

  「あっという間」これは年々加速しているようにも思え、また時間には限りがあることを年々知らされる今日この頃。あとどれだけ歌えるだろうか、何度人の前に立ち歌えるのだろうかなんてことが頭をよぎる。んなこと考えてもしょうがないけど、一度一度のライブがさらに愛しく感じ、人に伝えたくなる。新たな曲を作ったり、新しいことになにか挑戦したくなる。人はどうしたって悲しいものだとおもう。立ち止まれば飲み込まれて動けなくなってしまうような闇に浸かり、戻れなくなる前に引きずり歩き、それを振り切りながら生きてるように見える。逃れようにも逃れられないそこから抜けるには、人の温もりに触れたり、新たな挑戦をして打破して生きていくしかないんじゃないかとも思う。また、挑戦は「あっという間」の速度を緩める効果もある気がする。

   今までやってきたこと。あっちに行ってはぶつかって、こっちに行ってはぶつかって、年を生く事にブレられる範囲、動ける範囲、できることの範囲が自然と狭まり無駄がなくなる。ぶつかって作った傷とできる範囲の挑戦でよりシンプルに、かっこよく言えば研ぎ澄まされて自由になっていく感覚もある。とどまれば飲み込まれてしまう危機感から逃れるために、挑戦し、闇の中の光を見たい。「ロックンロールは転がり続けるから苔がつかない」その意味も年々わかるようになってきた気がしながら、これは書いてることが新たに作った曲と重なるなと思い、また、まだまだ生で聞けない人もいるかもなので、今年の9月に作った新曲の歌詞をここに載させてもらいます。今月はこの辺で。また生で聞いてもらえたらと、ハバナイス2021年12月! 

 

「night rider」 

道のないとこ歩くのが好き 

見えないものを見るのが好き

届かないもの触りたくなって 

すぎたイタズラ 擦り傷作って 

 

night rider 闇夜に抱かれ

 

生まれ生かされ 出会い別れて

生くたび終わりを知らされてく 

動けなくなる くらい夜に

ヘッドライトものみこまれてく 

 

night rider なくなりそうだ 

 

嫌んなるくらいの闇に抱かれ

自分が誰かを見失って 

どうにもならん悲しみ引きずり

振り切りながら走ってく 

 

night rider おもったままの心抱きしめて 

night rider ささやかなもの そんなぬくもりを探してる 

 

こわくなるほどの星空を

胸の奥に 僕は持ってる 

その一つ一つをふるわせて 

きっと笑ってやっていけるだろ 

 

night rider night rider 

 

音のない風に撫でられ 

自分が誰か思い出して

染み込んで つきあげて 

壊れるように 許されて 

 

night rider ないのに なんで 永遠なんて信じた 

night rider 真っ暗な闇の そのまた向こうは何をはらんでる 

chu chulu、、、 

 

道のないとこ歩くのが好き

見えないものを見るのが好き

届かないもの触りたくなって 

すぎたイタズラ 擦り傷重ねて 

 

night rider 勇気がいるよ 正しいだけで 生きちゃいない 

night rider 真っ暗な闇は 眩しいほどの光 光はらんでる 

night rider ないのに なんで 永遠なんて信じた 

night rider 真っ暗な闇の そのまた向こうは どんな どんな感じだ? 

 

chu chulu、、、  

 

night rider なくなりそうな 

night rider 闇夜に抱かれ

 

諭介がお答え致します

■「先月は寒いと書いたけど、今月はあったかいです。こんにちは。インザスープだけ知っているときには「ONE NIGHT STAND」と「4-STiCKS」で諭介さんが歌っているなんてまさかまさかですよね。私もそう思います。この前のライブは配信で見ました。4-STiCKSで歌う諭介さんはギターを持たないでピョンピョンまた若返ったような、なんというか新鮮です(笑)諭介さんが歌うようになってから作った新しい歌があるのはいいなと思いました。一夜限りだったはずの「ONE NIGHT STAND」がずっと続いているのも嬉しいです。人との縁は不思議ですね。でもきっとどこか求めているところもあったから繋がれたんじゃないかと思いますよ。聞いたことあって知っていることがある話でも落語調になると楽しいですね。「ナント、ナントの縁、縁、縁」タイトルのリズム感も面白かったです。でも違っていたら、ごめんなさいですが、後半の途中あたりから、落語調忘れていませんでしたか?と思いながら今月はこの辺で~ドンドンドン♪(笑)」
(A.T 2021/11/18 16:09)
→うん、そうだね、ちょっと忘れてた。けど最後でぶり返しましたね。全部チェックしてくれてありがとう。色々やっていてわかりづらいかもだけど、どこそこで歌って自分を浮き彫りにしていけたらと、修行していけたらと思ってるので、色んな中尾を楽しんでもらえたらと!

■「こんにちは。落語口調で座布団に正座している諭介さんを想像しながらドンドンドン♪と拝見しました。
縁ってスゴいですね。諭介さんの交遊関係が広いだけなのかもしれないけど、点と点が繋がって線になって・・・とはこういうことをいうのかなーって感じました。私はそんな奇跡的な縁を感じた事はあまり無いけれど、諭介さんやインザスープとの出会いが私にとって何か意味があってのことだと信じてこの縁を大切にしていきたいです。
急に寒くなりましたね。コロナも少し落ち着いてきたけど、まだまだ元の生活には戻れなくて・・・ライブへも足を運べずにいますが何も気にせずに音楽を心から楽しめる日が待ち遠しいです」
(夕陽     2021/11/23 15:25)
→待ち遠しいね、このコロナでも配信やら、機械に強くなったり、何かしらお土産もらって終息に向かってほしいね。配信やらもやっていくのでそれまでチェックしてね。

■「縁が繋いだ音。ってなんかいいですね。one night standの配信を聴いていて諭介さんやインザスープの歌を違うメンバーの人の演奏で聴くと全く違う曲に聞こえてしまうくらい新鮮だったり感動したりして、なんか新たな発見!みたいな感覚で聴けてよかったな、また聴きたいなって思いました。
ご縁って不思議ですよね。諭介さんみたくまさかのご縁がこれからどんな未来に繫がっていくのか楽しみですね。あっあと前回のメロディーが愛かも。というのを聞いて、諭介さんやインザスープの歌が好きな人たちはみんな愛で繫がってるんだと思ったらなんか嬉しくなりました」
(hitomi 2021/11/28 0:25)
→繋がってくれてありがとう。この世になかった歌音メロディーを作って、それで繋がれるのが面白いし嬉しい。来年もまた新たな挑戦をすることになりそうなので受けとってちょうだいねっ。
 

今年も祝えてよかった藤祭。進化し続ける先輩。ここまで来てもまだまだだと思わせてもらえる藤沼さんそして外丸さん。背中で道を照らしてもらってます。
久々のニックバッカーズ風味。駆けつけてくれてありがたいっ
差し入れのデカシュウマイ。共演の良くんと。この中に小さいシュウマイがコロコロ、それがまた美味くてびつくり。
コロナになるまで買ったことがなかったマイク。2本目を購入、調子良し。
まだやっているのか。久しぶり。
弟とアユ焼いて食って
釣り上げた黒鯛。久々の良型で嬉しかった。
弟ウコカも釣り上げてこりゃ縁起良し!
富士山と黒鯛
ペテカン。新たな挑戦第一歩、カッコよかった。誠人もダメだししながらも誇らしかったはず。
GDフリッカーズ先輩と新しくできた横浜のネイキッドロフトにて。GD先輩は36年間、そのほとんどをバンドフルセットでやってきてのアコースティックでの挑戦。新鮮で、挑戦する姿に刺激をもらいました。
横浜はやっぱり好き。
スキップカウズイマヤスさんの50歳のの手習いイベント。イマヤスさんもまたバンドの中でフリーハンドで歌ってきて、ここにきて弾き語りに挑戦し始めたイベント。どこに球を投げても面白くする付き合い長い直近先輩。面白かったです。
茅ヶ崎はステージコーチにて。MM.KINGとその息子のまごころくん。このコロナ禍で覚えたとは思えない堂々としたギタープレイに感動。ミッションのアベさんが好きというのがわかる立ち姿。カッコよかったです。先輩でも13歳でも挑戦し始めたら一年生。それがいいですね。 
いやいや早すぎるやろ、せめてクリスマス終わってからにしてくだせぇ。急かさないでくだせぇ、あっという間に拍車をかけないでとパシャリ。こういうのも割引ってあるんですね、、まだまだあと1ヶ月。寒い空気を味方につけて楽しんでいきましょ、12月、今年もLIVEあと4本! 無理なく来れるようでしたら、2021年の締めに何卒よろしくおねがいします。 




















          

4 件のコメント:

  1. 「闇は光をはらんでいる」という言葉に揺さぶられ、思わずコメントを。

    絵具で黒をつくるときは、
    あらゆる色を混ぜると聞いたことがあります。
    まさに、闇は光の塊、ですね。

    悲しみがあるからこそ、高く舞いあがれる。
    涙があるからこそ 私は前に進めるのだ(ガンディー)。」

    諭介さんの歌で、前に進めます。
    今年もありかとうございました です。

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  2. 冬将軍が本気を出してきて本格的に寒くなってきました。本当に毎年12月には「東京12月」と「あっという間」は絶対に言っちゃいます。この前「あっという間」は毎年言っちゃうのが嫌だから、それはもう言わないことに決めてるっていう人がいて笑ってしまいました(笑)でも、確かに今年のあっという間の中にもいろんな感情がありますよね。諭介さんが見たお母さんと子供のやりとりには、私も読んでいてハラハラしてしまいました。そんなたくさんの感情がこの一年にそれぞれの中にあったんでしょうね。人の心(感情)は見えないから、見えるところだけ見ていてもわからないですね。「見えないものを見るのが好き」「night rider」の歌詞にもあった。いい曲ですね。初めて聴いたときは、ちょっと諭介さんぽくないと思ったんですが、ぽくない歌を作って歌っていることも新しいことの挑戦の先にいるような気がするし、これからもいろんな感情、見えないものを歌にして伝えてほしいなと思いました。新曲の歌詞を載せてくれて読めたの嬉しかったです!

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  3. 「あっという間」言っちゃいますね(笑)だけど本当に何もなかったわけではなく、忙しくも無事に過ごせましたということの表現のひとつなんじゃないかと思ってます。
    あと、諭介さんが見た親子のやりとり、周りの人がビックリしちゃうぐらい大きな声を出すのはどうかと思うけど、ライオンの親が子供をわざと崖から突き落とすということわざと、インディアンは火の怖さを子供に教える為にわざと火傷をさせるって話が頭に浮かび、悪いことは悪いと、それの何が何で悪いのか教えてあげるのも大事なのかもなぁとも思いました。
    今年も「あっという間」だったけど、諭介さんの歌やこの連載で感じることや気付かせてもらうこともたくさんありました。ありがとう。来年も素敵な歌、言葉をたくさん楽しみにしています。どうぞ宜しく。よいお年を。

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  4. 「あっという間」まさに今日も思ったところでした。感情ってほんとたくさんあり、どんな感情も感じてはだめな感情はないのだけれど、なるべくなら楽しく、笑ったり、あたたかい心で過ごしたいですね。
    今年は配信ライブや動画で諭介さんの歌をたくさん聴かせていただき、生でのライブで聴きたいのはもちろんですが、日常の中でライブが聴ける幸せ感。私の心のエネルギーや癒しにもなり感謝でいっぱいです。
    新曲の磯の歌を聴くといつもパールハーバーを訪れたときの気持ちを思い出すのですが、たまたま配信ライブの日にパールハーバーのニュースが流れていて。12月が攻撃した時だと知り亡くなられた方を思いながら諭介さんの歌を聴いていました。ギター音が心地よくて、複雑な気持ちを包んでくれます。
    もうすぐ今年も終わりますが、心地よい年末年始を過ごせますように。来年も諭介さんの歌が聴けますように!

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