2012年11月28日水曜日

Vol.153 「様々な色の中で」の巻

さぁいよいよ本格的に寒い風が吹いてきて冬になりますよ。
冬は体がぎゅっと固まってどこそこ痛くなったりして苦手だなぁとおもうも、缶コーヒーのあったかさがありがたく感じたり赤ちょうちんがきれいに見えたりと、なるべく冬のいいなぁも探しつつ冬を楽しんでいけたらとおもうこの頃、いかがおすごしか。

  最近、ツイッターでも書いたけど、晩秋から冬にかけて時々訪れるあったかい日のことを、小春日和と呼ぶと知った。 その言葉は知っていたけれど、てっきり季節は春のぽかぽかした気持ちのいい日に使われる言葉であろうと勝手におもっていたので、それを知った時なんだか洒落ているなぁとテンションがあがった。 それに加えて別名がインディアンサマーであると教えてもらい、ネイティブアメリカンってかっこいいなとおもっている自分はまたテンションがあがった。

 前々より暑くもなく寒くもなく湿気のないカラッとした日の気持ちよさを味わうたび、心になんのストレスもなくなって、ネイティブアメリカンの「今日は死ぬのにもってこいの日だ」という呟きをおもいだしていたので、さらにテンションがあがり言葉の由来や言い伝えを調べてみたところ、いろいろとあったがその中でも「神様が冬眠をするまえに一服をし、そのキセルからでた煙で出来た日」とあって、なんだか想像が膨らんで嬉しくなった。きっとこの言い伝えを聞いた人は自分なりの映像を頭に浮かべるんだろうな。それが何年も前に同じように気持ちがいいなぁっておもったひとが作った言い伝えだというのがおもしろい。残された言葉で勝手に感覚の繋がりを感じられるし、もうこの世にはいない人達に感覚を刺激されて一緒に遊んでるみたいな気持ちになれて、想いで旅できるのも嬉しい。いろんなことを想像させてくれたり、物語を感じられたりする言葉って心を膨らましてくれて、なんて素敵なんだろうかとおもう。

  最近は紅葉が強烈だ。公園の木々達が様々な色をみせてくれている。昔から紅葉を見てはきれいだなぁとおもっていたけど、今年の紅葉では、この強烈な色達は枯れていく色なんだなとふと気付かされた。枯れていくってのはなんだか寂しい響きではあるけど、その紅葉の強烈な色をみるに、枯れていくってのは力強いもんでもあるんだなぁと気付かされる。まだ緑のもの、少しずつ黄色がかっていってるもの、真っ赤にもえあがっているもの、様々なグラデーションがきれいに共存していて、ふと自分は今どれくらいの色だろうかと、自分の色を探してみたり、足元をみればカラカラになった枯れ葉がつもり土になってくんだなぁとしみじみとしたりして、葉は色を変えていくが、幹や枝、木を見ればいつの季節も根をがしっと張り、ぐねぐねでもまっすぐでもどちらも上に上に伸びていて、心は一生成長期であるなぁと、また力をもらったりして。

 そんな様々な色や形、生きざまをみせてくれる木々の中を走ったり、歩いたり、たちどまったりしながらいろんなことをおもったり、自分と重ねたり、わーすげぇーと感動したり、力もらったりしながらすごす時間、この季節とくに色鮮やかで楽しい。

  様々な木々の中をいくといえば、最近のライブ出演形態も様々で、弾き語り、Kのベースと二人での中尾と草場、パーカッション吉田くんとK、そして鍵盤大ちゃんと組んでる名は仮だがガッツジャポン、ニックバッカーズ、インザスープと様々。
 どの形態にしてもおもしろいとおもうことや挑戦したいとおもうとこが違っていておもしろい。自分としては舞台に立つ姿勢や心意気はどれも変わらないのだが、形態、共に音を鳴らす仲間が違うと変わってくる音や歌がおもしろかったり、新たな自分が浮き彫りになり発見できたり、逆に変わらないものを再発見できたり、今は様々な形態に刺激をもらい自分の幹の部分を膨らまさせてもらっているようにおもえる。いろんな形態があって少々わかりづらいかもしれないが、この季節の様々な音色を楽しんでもらえたらとおもう次第です。

  日々の気候も天気も季節も、木々も人も仲間も様々な色の中、、物語や景色、音、季節をたくさん楽しんで、心膨らませてぽつりぽつりと歌っていけたらとおもう2012秋です。ハバナイス紅葉。

  P.S. もうすぐやってくる冬の楽しみ、冬の好きなとこ、何かあったら教えてもらいたし。


子供の頃よりこういうとこで一杯引っ掛けてかえるのが夢だったことがある。サザエさんをみての影響だとおもう。
実際一人でふらっと入ってみたらば一人でも楽しめるつくりでおもしろかった。 立ちのみ屋。



で、その近くの釣り具屋にいく。買うものはないが時々いっては道具を眺め、餌を眺め、息抜きに。写真はマキエ。


友達が上京し、友達知り合いの回っていないお寿司屋へ。その匠の技に感動。失礼ですがまったくもって全然違うんですね。びつくりしやした。


 秋の空とクレ-ン親子。


 どんぐりも様々。


    紅葉。


    紅葉2。


     紅葉3。




6 件のコメント:

  1. こんばんは。
    新しくなってからは
    ここのコメントから
    メッセージ送れるんですね。
    わかりませんでした(笑)

    さっそくですが、冬の好きなところ。
    ふわふわもこもこしてるものを
    身につけられるところ。
    すごくあったかい格好をして
    キラキラした街の中を歩くのが好き。
    あとはスターも書いてたけど
    あったかいものが美味しいところかな。
    クリスマス、お雑煮、こたつ。
    今年はカウントダウンが
    ニックバッカーズなのも楽しみの1つです♪

    ちなみに冬の嫌いなところは
    寒くて朝なかなか布団から
    出られないところです(笑)

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  2. こんにちは。冬の好きな所、楽しみはやっぱり雪かなあ。寒いけど降るとテンション上がりますね。降る前は気温が下がりギューって寒くなるけど降ってしまうと何だかあったかく感じませんか?心の真ん中があったかくなる感じ。
    あとまだ誰も踏んでない新雪の部分に自分の足跡を付けて歩くのも好き。

    雪のせいか冬って私の中では静寂な白色のイメージ。
    透明に近い白。

    その冷たく透明な空気を思い切り吸い込んだ時に鼻がツンとする感じも好き。
    冬が寒ければ寒い程、春がわくわく楽しいし、人の何気ない優しさがあったかく感じます。

    あと、あったかい部屋で食べるアイスクリームは格別ですね。

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  3. 風が無く、音もなく、小さな雪がゆっくりゆっくり降りてくる時間。時間は止まっているようなのに雪だけがゆっくりゆっくり…。好きな景色です。

    このまま雪になりたいと思います。

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  4. 冬の好きなところ。

    夜空、星がキレイに見えるところかな♪

    あとは、ストーブの前で
    暖をとっている犬の後ろ姿を見たとき、かな(笑)






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  5. 中尾さん、こんにちは。いにしえ人の言葉に紡がれた自然の美味に激しく同意する感覚に開いたとき、時を越えて同じ人間という命の脈絡を感じます。歳をとって湯豆腐のうまさを知りました。寒ければ寒いほど胃袋に落ちる湯豆腐に感激します。。

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  6. 小春日和、素敵な言葉ですね。
    気候の描写だけでなく
    春への思いも描かれている言葉だといったらいいのでしょうか。
    時間も空間も民族も越えて、
    言葉一つで共感できるなんて 不思議なものです。

    紅葉は
    葉のエネルギーを幹が集めるときに起きるのだ
    と聞いたことがあります。
    まさに いのちの色ですね。

    さて 冬の楽しみ。
    陽だまりを背中に受けながらの読書。
    毛布とコーヒーがあればなお良し。

    静けさとほのかな暖かみが小さな幸せです。


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