2011年10月27日木曜日

Vol.141「ジュテーム2011」の巻


雨降る宮崎は延岡の実家より携帯にてポチポチ失礼、秋真っ盛りいかがお過ごしか。

実家で一人、雨の音と時計の音だけが響く部屋。お久しぶり。

先日、下北沢にて10月6日はジュテーム、久々にインザスープ4人でドカン!

この日に向け特訓したり打ち合わせしたりいろいろと企てたり、4人だけでなくスタッフのみんなにもたくさん力をかりて実現できた。ほんでなにより全国よりインザスープを待っていてくれたみんなが足を運んでくれた再会の夜。

当日は非常にそわそわした気持ちを力にかえるべく、朝、近くの公園を何周かゆっくりと小走りし、深呼吸。

忘れもんはないかチェックしていざ下北沢はシェルターへ。

シェルターはインザスープが東京進出するために最初に選んだライブハウス。

昔、ライブハウスは苦手だったが今やもう、匂いやら雰囲気やら、その中にいると落ち着く。
落ち着いてワクワク、さていっちょやったりますかと、全部のみこんでフツフツと湧いてくる。

バンドで特訓は重ねてきたものの、ライブは始まってみなくちゃわからないもんがたくさんあるし、久々の4人だし、ワクワクもあるし、緊張もあるが、弦を張り替えながらその場の匂いや雰囲気やら、いろんな感情やらを全部のみこんでく、すると緊張が何かをやらかせそうな気持ちに変わってますますのワクワクとなる。

リハーサルで音や流れをチェックして、準備をして楽屋で待機。

久々の4人での本番前の楽屋。バカ話をしたり、ちゃかし合ったりしながらみんなで笑ったりしてリラックス。

んが、並行して本番までのカウントダウンをそれぞれでやっていて、チラチラ時計みて、着替えだしたり、髪の毛になんかつけだしたり。本番近くなってくるとみんなで口合わせで全部の最終確認。

それを終えてそれぞれに一息いれてスタッフからの本番の合図を待つ。

じゃあそろそろいきましょうかとスタッフが伝えてくれて4人で集まり、エンジン組んで手を合わせ、せーので合言葉を発して一つになる。

この合言葉、インザスープ結成して初めてのライブ、厚木ファジーからずっと決めてるのがあってみんなで口にする、行くぞ!おー!みたいなノリなんだけど、全然違う言葉、いろんな場所でずっと変わらずやってきた言葉。

3年だか4年だか、間が空いてたけど、当たり前のようにみんなでその合言葉を思い切り発した。というか、間が空いてのライブ、会場の熱気、いろんな感情がそうさせたんだろう、今までで一番ギュッ!として、一瞬でバシっとスイッチが入った合言葉やったとおもう、ビシっときた。

楽屋の照明が消えて、分厚い鉄の扉が開いて、いざステージへ。この分厚い扉の向こうとこっちは全然違う。

全国から集まってくれたみんなでシェルターが一杯になった。声がとんでくる。熱気が押し寄せてくる。血が熱くなる、たぎってくる、それを抑える。全部飲み込む。下の下のほうまで飲み込んでから爆発。

檸檬!
ドドン!

ハチのギターが鳴って、ケーのベースがうねって、吉田くんのドラムが響く。そん中で歌う

みんないい顔してた。メンバーもきてくれたみんなも。自分も嬉しくて、コノヤロー!な気持ちになった。

ライブはあっという間に走り抜けた、ステージで初めておこるハプニングもたくさんあったしマジックもあった。

時間が空いた分のもどかしさもあったし、時間が空いても変わらんもんもあった。やってみないとわからんことがたくさんあった。

ひっくるめて残るのはみんなのあつい熱やらいい顔やら、そんなかに自分がいれることが嬉しくおもった。

(んが、ファックミー、今までで一番あたふたしてしまった瞬間がアリ、どうしてもこりゃリベンジせねばなるまいとおもうこともアリ)

デビューして11年。たかだか10年、自分はなんも変わってないつもりでも、当時中学生で聞いてくれてたボーイ&ガールズが大人になってバリバリ音楽やってるなんて聞いたり、子供をみてもらってきました、なんて聞くと、時はやっぱ経ってるんだなとおもわされたりもしたりして。
昔の自分を思い出すのか、今の自分になぞらえるのか、初めて聞く人もいたりそれぞれ。不思議といえば不思議な、時間が空いた4人の初体験なライブだった。

時を経て、それぞれにインザスープの曲があってみんなで歌った。足を運んでくれたみんな、これなかったみんな、気にかけてくれたみんな。全部感じて、たくさんの力をもらった夜やった。

またいつの日か!やリベンジも含めて!や。
特訓後のオレタチ

リ-ダ-ハチヤケンタロウ ハンサム担当

クレ-ン。 やはりかっこよし。

川と海と山
魚に肉に畑に
食うに困らず
暑い太陽でぼうっ
だからか

ジュテ-ム終わりで小倉へ従姉妹の結婚式へ、いがった。
小倉は工場多くて超合金を思い出す街。

曲順を練るオレタチ。

実家に咲くピンク
ビンク

◆独占企画 諭介がお答え致します



■「KENです。
はじめてお便りします。
4年振りのジュテーム、告知から本番まであっという間だったね。
暫くしてDVD(R)販売するって事で、『ブートビデオみたいなのがイイ』ってだいぶ大雑把にメンバーから投げられて…。
「お客さんは何がみたいんだろ?」「どんな内容なら喜ぶんだろ?」「いつ観るんだろ?ライブ前?後?」とか いろいろ考えたすえ、2000年以降のツアーとジュテームから一曲ずつ並べてみることにして。
音声はカメラに収まってる音のみ。当時カメラのそばにいたお客さんの声がまんま入ってる。お客さんの私語が意図せずリアルに入ってるライブビデオなんてなかなか無いよ。なんか、お客さんの人生まで感じられたワ。
編集し始めた頃、カメラワークとかナンダカンダ相談した時「ここまできたら一緒に恥を晒そう!」って言われて腹くくった(笑)。
遅ればせながらエッセイ読みました。
読んで直ぐに「人の名前使って文字数稼がないで下さい」って照れ隠しで文句言ったけど、本当は、いろいろ、ありがとう。
風の子のPVで初めてあった訳だけど、最初の打合せで仏頂面してた4人と、演奏シーンで必死に当て振りする4人と、ドリフみたいな格好を次から次へとさせられてるのにケラケラ笑ってる4人がなんだかスゴく新鮮でカッコ良くみえた。
そんな4人をもっと知りたくって、断られるの前提で思い切って体当たりしたら、周りを固めてた大人たちが両手広げて受け止めてくれた。
ツアースタッフも同じように。
今でもすごく感謝しています。
それが無ければ『今』も無い。
最初は確かに何か作る度 いちいちむにゃむにゃ言ってたけれど。
10年経った今、風が吹けば、匂いがすれば、一緒に過ごした時間が季節を教えてくれる程 大切な存在になってる。
あの時受け止めてくれたみんなの目があるうちは、唄い続けてるうちは、自分から背中を向ける事は出来ないんだって勝手な心算でいるから、覚悟して、どうぞよろしく。証拠はさんざん残ってるから!
だけど、ひとつ!
おねがいだから いつかカメラ10台以上入れてライブ撮らしてくれない?
そしたら案外気が済むかも?!よ?」(2011年10月9日23:55 by.KEN)

■「ジュテーム。4人の宇宙に浮遊できました。ありがとう。
お客さんの中にも、懐かしい顔が多々。。。
みんなに出会ったとき、まだ10代だった私ももうすぐ30歳ですww
インザスープの唄をかみしめるたんび、いろんな味がします。
もっともっとおなかいっぱいになりたい!!
来年のBBQには北海道特産生ラム肉を持ってくよーーww」
(2011年10月17日0:18 by. 産子ちのっこ)
→だはっバ-ベキュ-ってっ、30か! 生ラム祭やりたいの-。

■「諭介さん、こんにちは。ジュテーム行きましたよ。
活動がなかったこの三年間、正直どうなっちゃうのか? このまま終わっちゃうのか? “限定”復活ってもしや・・・? などと良くない想像ばかりしてたんだけど、諭介さんの『生きてる限り四人の宇宙は無くならない』って言葉を見て安心しました。無くさないでください!

色んな意見があるかと思いますが、私はインザスープが大好き。
デビュー間もない頃に出逢った力強くてものすごいパワーを感じたインザスープも好きだけど、少し大人になったインザスープも好き。誰にだって“その時”にしか出せない音ってあるんじゃないかしら?と思います。私はこれからもインザスープと一緒に“今”を生きていきたいです。・・・なんだかよく分からない文章になっちゃったけど、ちゃんと伝わってますか? とにかく! 今回のジュテームも楽しかったし、この先未定でも私はいくらでも待てるのでまた四人の宇宙を見せてくださいね。

追伸 私の部屋には『03』のポスターがずっと貼ってあります。CDもいつも聴いてました。私の宇宙にもインザスープがずっといましたよ」
(2011年10月22日11:06 by. 夕陽)
→ぎゃ-はずかしい-。
ポスターでおじゃまします。ありがと。

■「ジュテーム、おつかれさまでした!期待通り圧倒されっぱなしのかっこいいライヴでした。素晴らしい時間をありがとうございました。初めてのインスー、4人の宇宙的な絆に恒久なまろやかさを感じました。DVDの17曲はどれも珠玉で見ごたえありますね!こんなリアルなライヴ映像を拝見できるなんて、KENちゃんさんのお陰ですね。ソフトクリームみたいなかわいい男の子が、今回のライヴでは経営者みたいな貫禄を備えるまでになって、、10年の軌跡に(中尾さんの美しさは変わらないのぅ)感慨を覚えました。これからもご自身の嗅覚を信じて音楽がんばってください。
 あの、将棋の駒は何が好きですか? 最近、音楽は何を聞いてますか?」
(2011年10月23日18:11 by. 高野)
→将棋の駒は飛車ね。
なんだかんだ言って一番かっこいい。
音楽は友部正人と三宅さんのスタ-パインズカフェでのライブ盤 「ロックンロールやってます」って名前だったとおもう。これこないだ音でかめできいてシビレタ。

■「ジュテームも前夜祭も楽しかったです。でも、なんだか不思議な気持ちでした。昔にもどったような感じ、だけど時間が経ったこと、その間に起こったことも自分の中にはあるから、懐かしいだけじゃない感じ。だけど、やっぱり諭介さんはインザスープの諭介さんでした!大好きな曲もそのままで。イタイ×イタイ、むし、あの頃は、夜のかけ布団、檸檬。ジュテーム、前夜祭で残っている曲が次の日も頭の中で流れていました。でも私がインザスープで一番好きな曲は風の子なんです。だから記念DVDの中にも風の子が最後に入っているのがすごくいいなって思ってしまいました。こうして曲名を並べるだけでもいっぱいになっちゃう感じですが、なにより嬉しいのはインザスープが結成されて、私がそのバンドに出会えて、諭介さんがずっと歌っていてくれて、今があることですね。あ、でも出会ってなかったらもっと違う何かがあったのかなぁ?なんて、もちの論介冗談です(笑)」(2011年10月24日0:27 by.A.T)
→違う何かはなかったみたいね。 出会ってしまったんですものっ。
不思議ってのわかる。書いてるね。

■「10月6日は素敵な夜になったようですね。
参加できず、残念・無念。

諭介さんのインザスープへの想いが聞けて、
とても嬉しかったです。
宇宙を共有できる仲間はありがたいですね。
その存在は、遠くともゆるがない。(北極星みたい)

私にとってのインザスープは
社会人になって あちこちぶつかりながらも
まっすぐまっすぐ 歩いていくための原動力でした。
その存在に心から感謝です。

しばらく、ライブには行けそうもないけど
ブログやエッセイ、動画配信を楽しみにしています」
(2011年10月25日22:14by.まり)
→次回あるときはぜひ、や。
なんかかんか生きて発してるもんで、たのしんでおくれやす。

■「ジュテーム、久しぶりのインザスープで、ドキドキワクワクし過ぎて、感極まって泣いちゃったらどうしよう...とか思ってましたが、すごく楽しい嬉しい時間でした。
数年ぶりのライブのはずなのに、ブランクを感じることも無く、ごく自然な感じでインザスープがそこに居て、諭介さんが言ってた「生きている限り、4人の宇宙はなくならない」っていう嬉しい言葉はこういう事なのかなって思いました。
どこまでも行けそうな、なんかやらかせそうな、おもしろい事を探しに行くような...そんな感覚を共有できる仲間がいるって、すごく幸せで素晴らしい事ですね!
楽しい時間はあっという間で、終わってからあの曲もこの曲も、もっともっと聴きたかったなぁなんて思いました。
また次の停車駅で、4人に会えるのを楽しみにしています」
(2011年10月26日0:47 by.K.Y)
→んだ、「熱い涙」もまたいつか。それまでCDきいといてもらいたしっ。
来てくれてありがとう。

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