2010年5月27日木曜日

Vol.124「ロックオンザロック」の巻

緑モクモク、ココペリ吹いたか木々達が濃ゆく葉を揺らす今日この頃、いかがおすごしか。ようやく来たね初夏。

最近は、空気も乾いてて、蚊もいなく非常にすごしやすく、なんつったってフェス日和じゃないですか。
っつうわけで5月22日、愛知で行われた野外ロックフェス、ロックオンザロックについて。

ちようど10年前デビューをし、学校出前ツアーと題し愛知の学校や、老人ホームやらをライブしてまわり、愛知県に2週間ほど滞在した。デビューであるからして渋谷の大画面にプロモーションビデオが流されている時に、本人達は愛知の町をドサまわりしていた。

そこで出会った人や自然は強烈で、濃ゆい時間をすごした。その時宿泊の拠点にしてたのが、今回のロックオンザロックの会場近くだっ た。
静かな海と優しい風、ライブの合間には浜辺でギターを弾いたり、釣りをしたり、たき火をしたり。
満月の浜辺に立ち、なんともいえない気持ちになったりした。

そんな思い入れのある場所だったからこそ、そこで行われるロックフェスに出場が決まり、またあの海や風に会えると非常に嬉しかった。

当日の早朝に出発し、車にて会場へ向かう、高速道路スイスイ、あっちゅうまに愛知につき、会場が近くなるにつれテンションがあがる。特に10年前に共にそこに滞在したベースのkと車の一番後ろから、ナビを無視して「あーここ、ここきたね、あーここ左まがるんだわ、あのサークルkを左や」「そやそや」ってな具合にはしゃぎ、しかも、そのどれもが外れており、他のメンバーのうざいこいつら的な失笑もあったが、それでも会場に近くなるにつれ、みんなでヤッホーになる。

会場に早めにつき、楽屋に案内されメンバーでしばし、なごむ。畳に寝っ転がったり、ベランダにでたりしながら、風が海からやってきて部屋の中のぼくらを優しく撫でる。
吹かれる度に懐かしい感覚を思い出す。なんとも完璧な心地よさに、しばし身をゆだねぼーっとする。あー完璧やと。同時にほーらやったるでーっと燃えてくる。

そうこうしてるうちに地元和太鼓が始まり、スクービードゥーが始まりしばし楽屋からみる。やったるでーとますますワクワクする。

ステージ裏にいき弦を張り替え、その時を待つ。こういう瞬間が好きだ。
昔、路上で弾き語りしてたときも、ライブハウスでやるときも、自分が立つステージを眺め、会場の空気を体にいれる。どんどんワクワクしてくる。どんな場所であっても同じようにワクワクする。戦場のようでもあるし、贅沢な遊び場でもある。目には見えないけど空気が変わる。自分がここに生きてることをより実感できる場所を眺める。

おーいぇー、いよいよリハーサルがはじまる。野外なのでそのまま会場中にリハーサルが流れる、リハーサルではあるが、人が集まり踊り始める。それをみてこちらも即興演奏に入り、リハーサルについて歌う。リハーサルの掛け合いで盛り上がり、そのまま本番に突入したいとこだが、いっぺん引っ込みいざ本番。

ガツンと今までの自分等をみせた。それぞれの今まで歩いてきた道の塊だ。空には大きなトンビだかワシだかが孤を描き、山は大きく、海はでかかった。そこで相変わらず僕は自分を歌った。今までやってきた自分の歌だ。気持ちよかったし、おもろかった。が、それだけでなく、小さい自分も感じた。毎度のことではあるけれど、だからまた次にいける。空はやっぱり広かった。

ライブ終了し、共に駆け抜けたメンバーとビールで乾杯した、風がまたやさしく感じ、他の出演者のステージを観た、ダチャンボがかっこよかった。

夕暮れ時には海沿いにあるバーベキュー会場にいき、メンバーと肉を焼いた。
海で子供が竹で作った小さなイカダを一生懸命、海に流そうとするが、波におしもどされ、なんどもトライしてる姿をみてグッときた。

緩やかな時間の中メンバーとしゃべりながら、なにやら腕がチクチクするので、草でもついたかと、話しながら手で掴みはがそうとしたらゴムのように伸びてはがれなかったので、見てみるとそれは、なんと、おーマイガッド、ムカデであった。頭一瞬、静寂になり、手をはなしムカデが僕の腕の裏側にまわっていったのを見届けてからようやく、うぎゃー!っとなり上着を脱ぎ裸になり、ムカデ!ムカデ! と大騒ぎ。

自分はワイルドなので虫などは平気な方なのだが、ムカデはだめだ。また自分はハードボイルドでもあるので弱点を公の場で発表するのもどうかとおもうが、しかし、あのムカデはだめだ。

小さい頃、家によくアリが出て、たどっていくと家のそとの壁に巣があって、撃退するべと巣の中にフマキラーをまいたら穴の中からヤツがあわてて出てきた。黄色と赤と黒の光沢のあるムカデ。その時もうぎゃー!となった。ってせっかくの思い出がヤツに占領されてしまうので、もう書くのをやめるが、あれはいけない。

とまぁそんなこともあり、部屋に戻り打ち上がりまた自分等のビデオ観ながら、あそこがもっととか、なんだかんだいいながら次へと向かうべく反省会などもし、深夜になり、海を見にいこうぜとなり、海を見にいった。

この時期に見える夜光虫が見たくてテンションあがる。プランクトンのようなもので、石をなげると波紋が広がるが、その波紋が青っぽく蛍光色に光る。暗い中で静かな波の音とその光はやはりきれいだった。メンバーとしばしそれを眺めた後、部屋にもどり就寝。

翌日、帰京したが、朝から天気はうってかわって暴風雨となり、二日目のフェスは中止が発表された。一年このフェスを成功させるべく動いてきたスタッフや楽しみにしてきたお客さん、ボランティアの人たちをおもうと、自然が相手だからとはいえ、1日目に出させてもらいその雰囲気が素晴らしかっただけに、非常に残念だし、無念さははかりしれんものがある。雨風の中、自分たちの出させてもらったイベントの撤収が連日行われたと聞いた。はがゆくも来年また、あの場所に緩やかで優しく力強い、音楽の祭典が開かれることを願うしかない。

10年前には何もなかった場所で、誰かの思いつきや願いが時間をかけてゆっくりとでっかくなり、続いていく。激しかったり、優しかったりの自然の中で、そこには、スタッフやお客さんや出演者でつくる人間の熱、ぬくもりがあった。どんな立場であれ参加した人みんな、自然の中での祭りごとは過酷でもあるが、その分、得るもんが無限大な気もして、参加させてもらい本当によかった。自分もいつかこんな祭りごとやらかしてみたいともおもった次第だ。

肌で感じたあの風は、きっとこれからの自分等にまた違った景色をみせてくれることになるだろうとおもう。ロックオンザロック、あの海よ、山よ、風よ、またいつか会える日をだ!


早起き全員集合、寝坊なし、
この時点で一日の勝利。

楽屋より。
風がふぁ~っとやさしく撫でていく。

フェス開始。スク-ビ-ドゥ-をみる。
オ-イェ-オ-イェ-。
ブログにあげた写真間違ってた。
これが楽屋からの写真ね。

メンバー。
本番前、たたずむ男達。
心はトンビかワシか。

ティピ。
出演者用のバ-ベキュ-会場にて。
ゆるやかな時間が流れた。
インディアン気分。
腕にはりついたヤツとの遭遇を除いて。

夜。
メンバーとホテルにて、
ビデオみながら次へ向けての
あぁじゃないこうじゃない&爆笑。

バナナ俺。
これ東京とかじゃあんまり
売ってないでしょと少し自慢気、
田中ロケット 。岐阜県出身。
優しい味でした。

北海道。
スープカレ

時計台。
まだ感覚が残ってる。

龍と諭。

◆独占企画 諭介がお答え致します


■「こんにちは。桜前線歌吹雪ツアー、行けなかったけど、たくさんの写真と文章から一緒に旅した気分になれましたよ。お裾分けありがとう。もしまた機会があったら是非足を運んでみたいです。

札幌でのライブも行けなかったんだけど次のこちらの連載でのお裾分け楽しみにしてます♪じゃ、中尾レポーターよろしくどうぞっ!!」(2010年5月9日11:36 by. 茜色)
→あぁいかん、札幌のことも書く予定やったのに忘れてた。またいつかや。札幌も濃かったのよね。ライブ以外では帰る日の朝、夜中から飲み続けホストも帰り始める時間、僕は一人コンビニの前にてカラスにスルメを餌付けしてたのを思い出す。 …………というか、ス-プカレ-がめちゃくちゃうまかったんだ。

■「宮崎・四国の話面白かった。いいツアーになってよかったですね。どてちんも大丈夫でよかったです(笑)。矢野さんと「愛について」歌ったんですね。諭介さんが「愛について」を歌うのを初めて聴いたとき、すごくいい歌だなと思ったのを覚えてます。カバーだったっていうのはもう少し後で知ったんですけど、歌詞を調べて書き出してみたりもしました。歌詞の中に出てくる子供、私は諭介さんの歌う歌の中でその子は女の子だったんだけど、歌詞の中では特にどっちって書いてないんですよね。なんか不思議だなーと思いました。しかし、ほんと今年はお大事に春。きっとすぐ夏で、その前に梅雨、なんだか春の出番があまりなかったような気さえしますよねー」(2010年5月24日10:26 by. A.T)
→あの歌を矢野さんと歌えていかったわ。また広がった。それぞれにいろんな解釈があっておもろいね。…………ここ何年か5月はもう夏やね。

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