2010年1月13日水曜日

Vol.119「2010 正月」の巻


 新年あけまして、おめでとう。
さっぶい寒波に襲われながらも、年は明け新しい年がはじまった。
2010年もよろしくお願いします。

今年は正月を実家、宮崎の延岡で迎えた。
二日あたりに帰ったことはあったが、大晦日から正月を実家で迎えたのはもう10年以上ぶりだ。
大晦日にはいつもライブ納めをしていたので、新鮮な気持ちだった。

田舎にいたころから、やっていたであろうに、大晦日は早めに夕飯をすませることを、「年納め」ということを、はずかしながらこのたび知った。

実家で食べた大根の煮つけがうまかった。親戚が持ってきてくれた猪肉がうまかった。うまいもの食って呑んだ。

なんだか、正月っていいなぁとおもった。すっきりするところがある。
ずっと会っていなかった親戚や友達に会ったり、話をしたり、お年玉をあげたり。
知らないうちに、モヤモヤっと散らかっていたものが、整理整頓されてく感じだ。

自分の順番というか、物事の順番というか。勝手に力をもらう。

正月は昔から知ってたけど、代々どうしてこんなに、大袈裟に、かしこまって受け継がれてるのかなぁと思っていたけど、年々その大事さがわかってきたようにもおもったりして。 
どこにいようと、誰といようと、誰といなくても、これからも正月には、手を合わせ、気持ちよくすごしたいものだなぁとおもった。大人になったつもりでも、今まで親、親戚、じいちゃん、ばあちゃんがみせてくれた正月に比べると、自分はなんにもできないもどかしさも感じたりして。うかうかしてられんと。いつまでもと。いいやつ、歌、シコシコつくってバンバン歌っていきたいとおもわせてくれた正月、イン宮崎は延岡だ。


この度は、鈍行列車で宮崎まで帰った。長い列車の中、退屈も疲れもあったけど、窓からの景色がそんなことぶっとばしてくれたりもした。夜の黒がうっすらと青紫に滲んできて、ぼんやりと雪景色が浮かんできたときは、夢の中にいるような気分になって、一人静かにテンションがあがった。夜が完全に明けきるまでの不思議な時間、贅沢な時間だった。



河川敷でキャッチボールする親子の風景も、一人で壁にゴムボールを投げて遊んでた少年も、自転車に乗って犬の散歩するじいさんも、バケツに覆いかぶさり腰を振っていた犬も、鈍行列車とはいえ、あっというまにその風景とすれちがっていくので、一瞬のフィルムを観ているようで、そのあとに頭の中で尾をひいて、想いやおもろい気分がめぐってった。

大晦日、九州に入ってから、二両しかない短い列車に乗って。九州ではめずらしく雪が吹雪いていた。
隣に座ったおじさんと、おばあさん、おそらく親子の会話が聞こえてきた。
おじさんがおばあさんに、「あんたのこれからの勝負は、何度正月を迎えられるかなんやからね、歩いたりして、努力せんといかんよ、努力せんと」「うんうん、努力しようとおもっちょるよ、努力するが」。
吹雪いても吹雪いても積もらない雪が窓の外で真横に流れてた。そんなおじさんとおばあさんの会話と景色がずっと残る。

ぐずぐずしてられんなぁともおもった正月だったし、当たり前のことだけど何より、みんな元気でいてくれたらとおもった2010年、正月だった。

2010年今年も自分は、ここに生きてることを、生きて感じることを爆発し、叫び囁き、歌ってライブしていく所存ですので、そこんとこどうぞよろしく。
そこにあんたがいることも、ともにライブできたら嬉しくおもう次第だ。


2010年1月。

鈍行列車の車窓から
海が見えるとファーっとなる。

弟、ウコカ。
貸し切り社内にて、のびのび保育。

新幹線の光が
びゅんびゅんぬかしていきます。

岩国焼き。

始発で
夜が明けると。

カラス二尾
温泉無料解放。別府にて。一瞬の入浴。

寒かったけど
南国アピール。

関ヶ原あたり。

今年も一年、
無事、ライヴしていけますように。

◆独占企画 諭介がお答え致します


■「こんにちわ。お元気ですか。人と繋がることは、濃度とか温度とか密度とかそうゆうものがごちゃごちゃあって難しいとも思ったり、なにか共有できるとストレートに簡単だったりします。なので、中尾さんのお話おもしろいし、ライヴで一体って感じになるし、自分の中では一方的に、、 o(〃^▽^〃)o 繋がってまーす。
<血だらけの命>をライヴで聞いて、つくったものをぶっ壊したって曲だと思いました。CDもうないですよね、、はじめて2009年(遅ればせながら)中尾さんに出会ったのですが、ライヴ行こうって思ったのは、動画で弾き語り拝見して、情景の浮かぶ歌声とギター強弱つけてるところがクラシックみたくて感激したからです。。2010もお体ご自愛していっぱい歌ってくださーい。
またライヴいきます☆ ヾ(^▽^)ノ」(2009年12月29日23:35・from 高野)
→ありがとう。どこでどう出会って繋がるのかわからんもんやね。嬉しくおもうわ。2010年もよろしく。レッツライヴやね。「血だらけの命」もうすぐ配信(コンピュータないと聞けないのだけど)でお届けできる予定なので、(コンピュータあれば)そこで聞いて頂きたい(いやコンピータなくても聞けるかも、勉強しときます)。

■「こんにちは&あけましておめでとうございます。前回も楽しく拝見しました。昨年も充実していたようで、私もその輪の中にいられて良かったです。今年も諭介さんの歌に包まれる一年にしたいです。たくさん聴けるといいなあ・・・。
 諭介さんが『人と話すのが苦手』ってちょっと意外でした。諭介さんはいつもたくさんの人に囲まれて楽しそうに話しているイメージがあったので。私も人と話すのが苦手なので『面倒臭い』感じはよく分かります。心の中はいつもそんな自分へのツッコミでいっぱいです。今年はこういう事が苦手じゃなくなれたらなあ~と思ったりします。次々に話題が出てくる人、誰とでも積極的に話せる人っていいなあ~と憧れるし、話される相手側としてもそんな人の方が一緒にいて楽しいですもんね。
 諭介さんはどんな年にしたいですか? 意気込み、願望・・・聞かせてください。ともあれ楽しく充実した一年にしたいですね。
 2010年の諭介さんが幸せいっぱいでありますように・・・。そしてたくさん共鳴できますように・・・」(2010年1月4日10:58・from 茜色♪)
→ありがとう。んで明けましておめでとう。馬鹿話は好きやけどね。時々ツッコミ担当のやつが、「気を使うくらいならなんも喋るな、友達になりたいやつならなおさら」って心んなかでいうわ。友達になった後で、はじめ絶対友達になれないと思ってたと言われたり、結局誤解されたまんまだったりってあるね。今年はどんな年にって、たくさんありすぎてこまるんだけど、基本的に当たり前のことを当たり前にやって爆発する年にしたいわ、そんで2011年さらに上で泳げるようにできる年にしたい、というかするわ。

■「遅ればせながらあけましておめでとうございます。長らく聴けてないので諭介氏の声、歌声が聴きたいです。今年も関西に来てくれますか? 待ってるよー」(2010年1月5日0:05・from J)
→あけおめ。まだ決まってないけど、関西、必ずいくからそこでまってろよやわ。今年もよろしくよ。

■「2010年、明けましておめでとうございます!2009年が始まってから1年過ぎるのがあっという間でした。今年もそうなのかな。もう終わることを考えるのはあれなんですけど一年が終わってから、早かったなーって思うだけじゃなくて、これできて良かったなって思うことが残る年にしたいなと思います。変わることはものすごく苦手だけど、自分から変わらなきゃ始まらないこともあるって今日会社で言われました。新しい手帳やカレンダーを見るとワクワクします。“中尾ライブ”って今年もたくさん書き込めるようによろしくお願いしますね!実際は中尾ライブとは書いてませんけどね(笑)。今年もよろしくお願いしまーす☆」(2010年1月5日10:07・from A.T)
→一個一個やろね、壊すのもつくるのも、一個一個。ライヴがある日はでっかい星マ-クでどうぞよろしく。

■「マイケル今週2度見に行ってきました。
2度とも泣いてしまった。大画面でみるべきだし
みれてよかった。ライブのようでした。まさにキング。

アバターおすすめ。3D(字幕)で見てください。
いいから!!!

1月名古屋だけなんや。ちぇっ。勝手に関西まできてくれるもんだとおもってました。ざんねん」(2010年1月10日22:04・from 443)
→関西までのびんかった。 申し訳ない、バンドでは徐々に遠征できるようにとおもってるからそん時までお待たせするが、気長に待っていただきたい。 アバター気になる、あと怪獣のやつも。

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