2007年1月29日月曜日

Vol.84「2007年、今年の抱負であります」の巻


2007年明けて、はや一ヶ月。
今年もまたよろ、よろしくね。
2007年いかがおすごしか。
 と、挨拶文を書いて新年一発目だというのに、何をかけばいいのか定まらず、一日がすぎてしまった。何を書こうか定まらないので今年もまだ11ヶ月も残っているが2007年を振り返ってみようと思う。
 ある日。新年早々、あるマンションの下に報道陣がわんさかいて、その中の一人に「なにがあったんですか?」と聞くと、妻が夫を殺害し、バラバラにした事件の犯人と被害者の家だと言う。「えー!!」っと非常に驚いて報道陣と一緒に上をみあげていたら、一人のレポーターが僕に質問をはじめた、かと思うとその他の報道陣も一斉に集まってきて、あっという間に僕は報道陣にかこまれて何本ものマイクをつきつけられた。そこをよく通るというだけで何の情報ももってないのに、「管理人さんはどんな人ですか」「リフォーム業者を見ませんでしたか」等、かなりギラギラして聞いてくる。「うーん」と、ない記憶をふりしぼってもなにもでてこないので、「わからないっす」というと、負けじと「どんな人が住んでるんですか~」と聞いてきて「どんな人……?」と思っていると「たとえば、お金持ちとか」と言ってきたので、マンションの見た目から「あー金持ちっぽいですよねー」と言うと「おー金持ち!! ははーン裕福ね、ほほー!!」と、それはこっちが怖くなるくらいの食いつきだった。日ごろニュースなどを見ていて、犯人の隣に住む第三者の人がインタビューを受けているのをみて、その人がうっすらとニヤケていたりした場合や、その後ろでピースとかやってる若者を見たとき、「なんでにやけてるんだ、他人事だとおもって、バカじゃないのか!」と腹を立てたりしていたのに、その撒き餌をまいた時のボラちゃんのような食いつきに、なぜかおかしくなってニヤケてしまい、そんなやりとりをしているうちに僕は、ニヤケるどころか笑い出してしまった。それを見た報道陣が、今度は蜘蛛の子が散るようにみんないなくなった。助かったと思うと同時に、自己嫌悪に落ちながらその場を去った。

 またある日。僕は北海道に行った。夜に一人、街へくりだした。吉田拓郎のファンが集う店で、マスターも吉田拓郎似だ。さっきまでイカの丸焼きを焼いていたマスターが、自分で照明を暗くして、ステージで歌いだす。もちろん吉田拓郎の歌をうたうのだけど、MCも吉田拓郎風味で、なんだかむずかゆくなって二曲聞いて店をでた。

 帰る途中にオンボロな居酒屋を見つけたので、演歌な気分でしみじみ飲みなおそうと思い、のれんをくぐった。カウンターしかない店で、一番奥に豹柄の、大阪のおばちゃんみたいなおばちゃん一人と、中にはオカマみたいな低い声をだすおばちゃんのママ。やっぱりしみじみ演歌には日本酒だろうとそれをたのみ、しみじみしはじめようかと思っていると「名前はなんていうの?」と聞かれ、「ゆうすけです」と答えると「ゆうちゃん、なんかカラオケ歌って」ときたから、しみじみしたい僕は、流れ者の高倉健のイメージで「いや、いいっす」と断ると、「90点以上だすと生ビール一杯サービスなのよ」と言う。「あはは、でもいいっす」としみじみを保っていると、豹柄のおばちゃんに聞こえるように「この人なんていっつも90点以上だすもんだから、商売あがったりなのよ」と言う。すると豹柄のおばちゃんがカラオケを準備をし始めて「今日は無理だと思うわよ」なんて謙遜しながらマイクを手に、流れ出したのが“おどるぽんぽこりん”で、タバコを吸いながらだるそうに歌い出した。だるそうなぽんぽこりんなんて最悪だと思っていると曲が終わり、ほんとに90点が表示された。「すごいっすね」「ゆうちゃんもやってみなよ」に付け加え、豹柄の自慢気なチラ見に、一曲歌うことにする。しみじみと河島英吾の「時代おくれ」を歌った。点数は70点。しかもくだらないことに、画面に女の裸が映っていて、点数が上がるごとにモザイクが消えていくというシステムになっていた。70点ではおっぱい部分のモザイクが消えてなくて、さほど見たくもなかったが「いやーほしかったなおっぱい」とノリで言うと「じゃもう一曲歌ってよ」と、しみじみも忘れて続けて二曲歌い、歌うほどに点数もさがり「うまいのにねーゆうちゃん点数でないねー」なんてやってるうちに、一体僕は何をやってんだ?と我に返り、日本酒一本とカラオケ三曲で、この値段は高いだろう!という金を払い、少々自己嫌悪で店をでた。しみじみ飲むのも難しいもんだなぁと思いながらの戻り道に、雪が降ってきて、それがキレイだったから全部オッケーとした。

また、またある日。映画「マリーアントワネット」を見に行った。

またまたある日は、中国の「孔子」の生涯を描いた漫画を読んだ。

 それによると女性によって国を滅ぼした王の話などが書いてあり、「女」は時として非常に怖いものであるなーと、気をつけねばと……いや、バランスよく、ほどよく、いやはや、やはり女性を大事にしなくてはなぁーと、しみじみとこれを今年の、これからの、抱負にしようと思う次第であります。
ハッピーニゥーイヤー2007!

 いいかんじだとおもったが、響きわたったポンポコリンだるいバムジョン。
やっぱり北海道の空は広くて向こうまである。















◆独占企画 諭介がお答え致します


■「明けましておめでとうございます。今年もインザスープの音楽でhappyになりたいです。2006~2007、年越しの瞬間はどんな感じでしたか? 諭介さんの今年の野望はなんですか? お互いありえないぐらいhappyな一年にしたいですね」(from:名前は載せないでね)
→年越しはすでに寝てました。今年はよりみちいっぱいしたいです。

■「明けましておめでとう御座います。IN THE SOUPの皆様にとって素敵で暖かい一年でありますこと、影ながら願っております。2007年スタートしましたね。私事ではありますが、来月早々30歳の誕生日を迎えます! やはり、20代と30代って重みというか何か違いますよね? 何も普段と変わらんとは思うのですが。。。何かが!? 昔思っていた30歳の私は子供の1人や2人居て~って感じですが、普通に実家でぬくぬく、しかも彼氏と別れて・・。いいんか? こんなで?って、最近自問自答しつつ、目前の30歳にドキドキワクワクしつつ・・・。23歳で初めて大阪のライブハウスで"夜のかけ布団"を聴き、何かが込み上げてからずっとIN THE SOUPを聴いています。30歳の私も23の時と同じ想いが込み上げれる人で居たいです。中尾さんは30歳になった時何か変わりましたか? 男は格好良く女はかわいく歳をとりたいですね。今年は立花の年! いろいろ花咲かせたいです!
追伸.ドラマ拝見しました! 画面は中尾さんオーラいっぱいでした!」(from:山本直美)
→まじですかい7年も! 30すぎたら肘から毛がはえてきました。

■「諭介さん あけましておめでとうございます! お正月はいかがでしたか? ゆっくり過ごせましたか? 年末のシェルター、楽しかったです。久しぶりに太陽の柄のTシャツも見られましたし(笑)。最後は話の流れで“祈り"を歌うのかな?と思ったら、意外にも“檸檬"! 選んだ心境が気になります。そうそう、黄色といえば…諭介さんにとってはトキメキの色でしたよね!? 今年は心が踊るようなことがたくさん起こるといいですね。まさに「わくわく」です。ドラマの撮影現場の出会いって面白そうです。最近の諭介さんは、人生の先輩・素敵なオジサマとお話する機会があるようで。諭介さんの目指したい年齢の重ね方のヒントは見つかりましたか? 今年の私は、あらゆることを糧にできるようでありたいです。前向きに。起こることは全て意味がある…ですよね。
 またお会いできる日を楽しみにしています。お体を大切に。今年もどうぞ宜しくお願いします」(from:オリオン)
→こないだは谷啓さんとはなしました。

※ 編集部より
ここにメール内容とお返事を公開されたら困る!という方は、ぜひお送り頂く文末にその旨を記してくださいませm(__)m  


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