2023年5月4日木曜日

Vol.278「4月ー2023始業ーを終えて広がる波紋の先へ」の巻

  初夏ですかね、まだまだ風が強かったり雷が鳴ったりと季節の変わり目にうごめく摩擦みたいなものが粗々しく残っとりますが、これも生まれ変わる前の叫びのようにも感じて、季節が生まれ変わっていってるのを実感します。もう少しすると落ち着いて初夏らしい初夏に突入してくれるんでしょうか。もう少しでしょうか、1番好きな季節、初夏。そんな2023年、早くも5月、いかがお過ごしか?

 4月はやはり自分にとって弾き語りワンマンー始業2023ーが大きな山となりました。足を運んでくれたみんな、来れなかったけど応援してくれたみんなに感謝です。またひとつ大きな経験をさせてもらいました。どうもありがとうございました。

 ここに向かっての歌旅を経てのワンマン、セットリストを組む時も色んなライブの数々がよぎりました。例えばワンマン本編の一曲目はマギーさんのイベントがお昼からなので「朝焼けミルク」を一曲目にやってみてワンマンに繋がったりと、ひとつひとつのライブ、その場その時で経る経験が積もってワンマンへ向かえました。経験してきたことの全てが繋がってるように思えるワンマン始業、ワンマンだけでなく、ここまでの歌旅を体感してくれて、応援してくれたみんなに感謝です。本当にありがとう。

 ワンマンのMCでも言いかけたのですが、自分はなるべく囲いがなく音楽をやってこれたように思います。自由や永遠など音楽を通じて感じたい、通して行きたい光みたいなものがあるだけで、その他のものはスルーしてこれたような気がします。むむむ、ではその他のものがなんなのかといえばなんなんでしょうか?
 かっこいいとかダサいとか売れる売れないでしょうか? お金でしょうか? それも若い時から順番の中では後回しでした。自分が色んな音楽を聴いてきてテンションが高まったり、カッコいいと思ったり憧れたりするだけのものとは別に、心の奥底から熱くなり、これさえあればと思える感情になるもの、曲、生きてく指針をくれるもの、包み込まれるもの、無限の力をくれるものはダサいやカッコイイ、売れてる売れてないでは測れないチカラを僕にくれます。好きな音楽を聴いて無敵になれる。これは今だに自分がそうなれる内は大丈夫だというバロメーターでもあります。

 ですから、自分は音楽にもらってきた熱、それを感じている心の奥の部分で音楽を作り発していきたいと思い、今まできたように思います。
 実際には「相変わらず売れる気がないのだな」や「今の若者にはわかりにくいよ」などの言葉をもらったりすることもあり、なるほど売れる気はあるのだけどなぁ、そうかもしれないなぁとも思いますが、若者もいずれ歳をとる、その道の先に曲を石のように置いといてやることはできるなと。
 リクエスト大会などでは色んな曲を演奏してみて刺激をもらったり、共演者から色んな刺激をもらって自分のものになっていったり、色んな刺激をもらいながらも、モノを作る順番はやはり内側からなので出来上がった形が想像できない。先月の章にもつながりますが、自分でも想像してなかったものに辿り着き、できたと思えるのが嬉しい。そういうものをやっていきたい。
 歪だったり、売り物にならない形をしていてもこれなんだと思えるものをやる。今回の新曲「道標50」でも書きましたが、波紋が内側から広がるように音楽をやってこれたように思います。あまり多作なほうではないですが今回のライブで、やってきた道が「間違ってなかった」とも思え、これから先もまた自分なりの景色を広げて行きたく思わせてもらったワンマン「始業」でした。内側から広がる波紋をキャッチしてくれたみんなに感謝です。
 またここから、刺激を求め挑戦をしていきますので、これから先の景色もキャッチして体感してもらえたらと思います。何卒よろしくお願いします。
 2023年、よい初夏を! 今月はこの辺で。

ワンマンから逆算して
個人練してく中で曲順もブラッシュアップ
ひとりゲネプロもやって構築してくのが面白かったです。

photo by Masumi

GBはスタッフ陣にも熱を感じます。
熱い想いで照明、音響、スタッフが一丸となってつくってくれてありがたいです。
photo by Masumi

今回、写真家のMasumiに撮っていただきました。

ご来場いただいた皆さん、応援してくれたみなさん
ありがとうございましたっ。

かわいらし

立ち食い蕎麦屋さんて、ありがたいですね。

昭和9年の石にグッときてパシャリ。

スージーが漫画家になって行く時一緒にいて
あとで聞いた話、めちゃくちゃ頑張ったというエピソードを聴いて
自分もそうありたいと刺激をもらう友達。

チケットゲット

情報が公開になりました。
また更なる山へ。
何卒よろしくお願い致します。
   

 

 諭介がお答え致します

■「初めてインザスープの曲を聞いた時のことを思い出しながら、読みました。中尾さんの自分の中のザワザワしたものを表現する世界観がたまらなく好きだったこともさらに思い出して、「あーライブ行きて!」となりました。今自分がここにいるのは、そんな中尾さんに負けたくないと思ったからかもしれません。
新しい曲、またどこかで聞けることを楽しみにしています」
(Yuka 2023/04/06 0:26)
→あーライブ来て!負けたくないと思われるの、なんか嬉しいね、ぼくも負けませんよ、頑張ろう!イェー。

■「「曲作り」について、面白かったです!諭介さんの曲作りの歴史が少し覗けたみたいで。高校のときは身の丈に合わなくても違和感、ありのままでもだめとか言ってて、大丈夫かなぁと思いましたが(笑)それでもずっと歌を作って歌い続けてたんですねー。大学のときに「できた」と思えたのはやっぱり全部やってきたことの積み重ねなんだろうなと思いました。ノートの話も言葉の積み重ねのような気がして、どんな出来事が、どんな言葉が光って何に繋がるかわからないところが面白いなぁと思ったりしました!私も自分の心が何を考えてるのか知りたくなったら、ノートになんでも書いてみるをやってみようかな。新曲も聴けた「2023年弾き語りワンマン始業」諭介さんらしいライブでとても良かったです!」
(A.T 2023/04/28 21:17)
→ワンマンきてくれてありがとう。そうよね、どんな言葉が光って何に繋がるかわからないとこが面白いのよね、余白というか、そういうもんを大事にしたいわ。

■「言葉で掘り進む
宝さがしみたいですね。
自分や世界の輪郭が
言葉とメロディで形作られ 生まれていく感じ、素敵だな と思います。
名前の無かったあの歌が
見せてくれた海と空。
新しい宝物になって、私の傍らにいます。
また、どこかであの歌に再会できる日を楽しみにしています」
(匿名 2023/04/30 19:22)
→ワンマン体感してくれてありがとう。これから徐々に広い海に泳いで行くあの曲をまたどこかでみてくれたらと思いますっ。

■「諭介さんの歌は1曲1曲、選ばれなかった言葉もそのノート一冊分の思いが詰まってるのですね。心の奥の見たくなかった自分をギターや音色にのせれるなんてすごくいいなと思いました。心の奥の自分と向き合うのってすごく辛く大変なのでギターが弾けたら私もやってみたかったです。
「できたとおもえるライン」なんだかその言葉だけでわくわくします☆また諭介さんの歌が聴ける日まで楽しみにしています」
(hitomi 2023/04/30 23:38)
→イェイ、うん、楽しみにしててくださいね。そう熱い涙とかも結構書いたもんね。
11日のリクエスト大会ではそんなエピソードも含めてお届けできたらと思います。



5 件のコメント:

  1. 念願だった初ライブ「ペンション中尾」行きました!
    長丁場=マスターのサービス満点・エピソード満載、知らなかった曲も聴け、大満足のライブでした。
    リクエスト制なのも、想いを伝える機会があるということで嬉しい企画です。きっと私の眼はキラキラしていたと思います。そしていつかは母性に変わり、反抗心も芽生えるのでしょうか(笑)
    興奮収まらず配信も購入、「追いペンション中尾」をした次第です。
    ライブの他にも後輩など会いたかった人に会う旅になり、こんな機会をもらえたことにも感謝です。

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  2. しゃるろっか2023年5月24日 9:40

    自分の生活環境が色々と変わって、ライブに行きやすくなりました。
    4月、5月と中尾さんのライブにも行けました!ライブに行くと、自分の体に音楽が染み込むんでしょうか、その後の生活の中でも口ずさむことが増えている自分に気づきました。(私は、特に、台所や洗濯仕事をしているとき!)最近の無意識選曲は「熱い涙」や「むし」が多いです。

    中尾さんやIn the Soupも含んで、自分が10代の頃に観たスターの皆様が今も活動を続けて下さり、同じ空間で音を楽しめるというのは、本当に嬉しい事だなぁ!と思う日々です。

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  3. こんばんは。私は自分の心に響くなにかがある諭介さんの音楽にいつもチカラを貰ってるし、その少し頑固なくらい(笑)ぶれない感じ素敵だなあと思います。みんなもっと諭介さんの音楽の良さに気付けばいいのにって思うしもっと売れたらいいなとも思うけど、それよりもただずっと長く諭介さんの音楽を聴いていたい体感していたいです。これからも色んな景色を私に見せてください。

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  4. 弾き語りワンマン「始業2023-新しい風に芽吹く音歌」。去年の始業は見に行けなかったなぁ~と思いながら、その日をとても楽しみにしてました!諭介さんらしさ全開でした。“自分はなるべく囲いがなく音楽をやってこれたように思います”には、 配信ライブのときにもよく画面からはみ出していたことを思い出します(笑)その言葉通り『道標50』という新曲もそのタイトルから面白いですね。50歳の50をタイトルに付けるところや、その読み方(笑)そして、 聴いてると、歌の中の言葉から、諭介さんが歌ってきた歌が浮かんだりするので、そういうところも面白いです。やってきた道が「間違ってなかった」と歌えるってすごいと思うし、気づけば人生の半分以上諭介さんの歌を推してきた私も間違ってなかったと思えて、なんかもっと私も頑張ろうと思ったりしました。

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  5. 4月の弾き語りワンマン、ふとあの空間にもう一度行きたいな~と思い出します。そして行けて良かったなぁと思います。インザスープに出会うまでは音楽は楽しい、感動する、心地が良いものなどと思っていましたが、諭介さんの歌を聴いているとそれだけじゃない深いものがありすごいなっていつも思います。波紋とちゃんと共鳴できているからなのでしょうか。道標50とともに波紋がどんどん広がりますように。

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