2005年12月28日水曜日
Vol.71「2005年 大晦日より」の巻
こんばんは 大晦日だ 12月 今年も1年が終わります。今年の一年振り返るとなんだか、運動会の練習をさぼってみつからんように友達と校舎の中を歩いた気持ちをおもいだす。。外では運動会の声がして、静まりかえった誰もいない廊下をあるいた。なんかありそうで結局なにもおこらなかったけど、リレーの出番までには戻らないとなっておもいながらただそこを歩いてるのがおもしろくて歩いた。そんなこと思い出した12月、大晦日だ。
あと今年出会った地元の秘境、誰もいない白い砂浜の海だ。ひっそりといまも月を浮かべて静かに波の音を山にひびかせているんだろうな。東京にいてなんども思い出しては心落ち着かせてくれた海だ。来年もその先もずっときれいでいてほしい海。
子供の頃、よくじいちゃんやばあちゃんやらから教えてもらった近所の海や川の昔。僕がものごころついた時には工場の汚水でヘドロ川だったその川も昔は泳げて魚がたくさんとれてきれいだったって教えてくれた。工場も人の生活潤わしたり、楽にしたりするんだろうけど川をヘドロにしてまでやることでもないんだろうとおもう。出会った頃からヘドロだったから、それはそれで石を投げてヘドロとばして遊んだりはしたけど、できたらきれいなほうがいい。 そんな地元だから手つかずのそのまんまのきれいな海があってくれたのが嬉しい。
3000年、4000年と川やら海がきれいになっていけばいい。
来年用の新しい手帳を買った。この冬を歩くブーツも買った。手帳には『人生レール』って歌の歌詞を一番最後のペイジに歌うみたいに書いた。なんてことない歌だけど最近頭の中でよくながれてたし、スケジュールだけで埋まってくのはおもしろくないから2006年の手帳に書いた。
もう5年くらい続いてるこの連載、はじめてくれたB-PASSの編集長の田中さん、卒業するっつうことで、田中さんとこれを読んでくれてるみんなに、2005年の大晦日よりこの歌をおくります。歌うみたいに読んで下さいな。2006年もよろしくね。
『人生レール』
人生レールの上をシュッポポッポッポー
走っていこうかのらりくらりと
人畜無害にいくだけじゃ寂しい
たまには人をきずつけて
たまには人にきずつけられて
瑠璃色の空にとけて走りたい
のらりくらりの道草もいいね
だけどもっと目を見開いて
表通りにあきたなら
お酒の匂いの裏通りもいいね
切符は切られた そろそろいこうか
悲しみを燃料に変えて
苦しみを燃料に変えて
でっぷり太ったサラリーマン
息くるしそうに眠ってる
いつかはどっかで待ち合わせよう
一緒にうたを歌えたらいいね
すしずめ電車を追いこして
1973年生まれのこの列車は
走る意味もわからないまま
終着駅がどこなのかもわからないまま
暗闇手探り走ればいい
妙にリコウにならないように
切符は切られた そろそろいこうか
悲しみを燃料に変えて
苦しみを燃料に変えて
夢という終着駅へ
永遠という終着駅へ
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