桜満開ふわふわと優しいピンクに包まれて、今年もきちんと咲いてくれて、季節のめぐりを知らせてくれてありがたいなと。色んなところで色んな植物が芽吹き、花咲き、空気も新しくなったようで、ぽかぽか日向ぼっこをしながら空気がうまいなぁなんつって伸びをして、また新たな始まりを感じる。春というかもう新緑の季節の空気だな、な今日この頃、いかがお過ごしか。
3月怒涛の7本LIVEを駆け抜けて、そのどれもがまたそれぞれに個性的な巡り合わせで、転がるたびに違う刺激をもらい、その度におもろい歌旅だと思え、きっとこの全部が僕の栄養になるに違いないと思えているのはありがたいことです。これも共に体感するべく足を運んでくれたり、気にかけてくれるみんなのおかげです。ありがとう。生くごとに変化して行けたらと思いますので、これからも何卒よろしくお願いします。
バイザウェイ、春だからか、昔から居た自分の中の別人格キャラクターがむくむくと土の上へと芽吹くべく、心の中でうごめいていたりもしていて、、一体何を言ってるんだと思われるかもしれませんが、自分でも少し思いますが、自分の中のそのキャラクターというのが今までもテレビ番組「しゃかりき」などでは時々出ていたのですが、せっかくなので正式にここで紹介したいと思います。何がせっかくかわかりませんが、名前は「DJジッパー」と言います。ラジオのDJやライブ会場などでDJをして盛り上げたり、LAでキャリアを積んでいて、時々日本に帰ってきて活動「あけてーとじてーあけて~とじてーオープンセサミ!どもっ! こんばんはDJジッパーです!」がいつもの挨拶で、みんなからは「ジッパーさん」の愛称で親しまれており、ラジオ番組ではリスナーからのハガキを読むコーナーが人気を博しております。と、自分の中でなっております。そもそもの発端が、自分の大学時代にM太郎という友達がおり、このM太郎の人を笑わせる能力は殺人級で、いや僕が何度も腹がつるほど笑わせられたという事なんですが、笑いの流派としましては小松政夫、竹中直人、はたまた野口五郎のモノマネをするコロッケ、etc。
そのどれもが自分流になっていて、時代もふまえ本家をも超え、オリジナリティーが刺さってきました。高校時代の本田誠人もそうでしたが、どこか狂気すら感じる、笑い殺されるんじゃないかとさえ思う、覚悟を感じる笑いに僕は腹がつりそうになり、ヘトヘトになったことが何度もありました。僕は本田誠人とM太郎から、人前で何かを発する時の「覚悟」みたいなものを教えてもらったような気がします。そんな大学1年の頃だったか、彼とは別々のクラスとサークルでしたが、彼はよく、突然僕の家に遊びに来ました。狭い道を大きな中古の白いセドリックに乗り、6畳一間の狭い我が下宿部屋で、遊びにといっても何して遊ぶわけでもなく酒飲むわけでもなく、もちろん恋人というわけでもないですが、一つの布団でただ寝たりして。そんな頃、彼からの提案で、警備員のバイトを一緒に始めることになりました。道路工事とかの両脇で赤い棒を持ち、交通誘導をする警備員。秦野の山奥に事務所があり、そこへ面接へ行って制服と赤い棒をもらい、その帰り道に早速二人して、制服の上だけを着てテンションが上がり、初めて持つ赤い棒に嬉しくなり、頼まれてもいないのに駅のホームで電車の誘導をしたり、電車の中で大きな声をだして意味のない確認作業をしたりして帰りました。今思えば迷惑、悪ノリの若気の至りですね。
仕事が始まるとこれが結構過酷で、立ちっぱなしでジッとしていなくてはいけなかったり、季節によって寒いわ暑いわで、鼻の中が排気ガスで真っ黒になったり、達成感を感じるのが難しく、そんな中互いに根性試しのように締めるとこは締めて働きました(こういう笑いをもってる人って、これまた誠人もそうですが、締めるとこは締める、仕事をきちんとやる姿には敵わない何かを感じます)。と、ある日の現場は夜間で朝まで、山の中配置されたM太郎との距離もかなり遠く、端から端の連絡手段として、互いにトランシーバーを持たされ一晩中。車もそれほど通っておらず、そんな山の中の道で一晩中立っていなくてはならず、時々通る車を互いにトランシーバーで「1台車通りまーす」と知らせ、知らされた方は通行止めにする。始めは真面目にやっていても徐々に「はい、車通ります、黒のスカイラインただいま不倫中、どうぞ」「不倫中通過、どうぞ」などと乗ってる人たちをいじり始め、笑うわけでもなく、雪山で「寝ちゃだめだ!」的な感覚で、どうにか自分たちの士気を高め、しかし段々と車も通らなくなり立っているのが辛くなってきた頃に、M太郎がトランシーバーで「はいどうもこんばんはDJジョッパーでーす! こんな夜中に中尾ちゃん、どうしたのかな?」的ことをやりはじめてきて、即興劇だなと、そのフリに乗り、こちらが一人のリスナーとなって「あ、ジョッパーさんこんばんは、つながった! え本当にジョッパーさんですか?」「そうだよジョッパーだよぉ。で、どうしたんだい」的なやりとりをし、ジョッパーさんに悩みを相談するという即興劇がはじまり、夜中の山の中で延々やった。それを今度はこちらがDJになりM太郎がリスナーになるというのを繰り返す。その際にM太郎のジョッパーさんに対抗し影響され誕生したのが、自分の中のもう一人の自分「DJジッパー」でありました(ちなみにこの警備会社を我々が辞めた後、Kも働き始め、一人山の中の現場で立っていると山の木をチェーンソーで切っている音が響いていて、Kは「木の悲鳴が聞こえた」と真顔で言っていたのがなぜかずっと残ってます)。僕はその後いろんな仕事をしてきましたが、M太郎と楽しくやったとはいえ、自分にとっては警備員が一番過酷な仕事だと今も思ってます。なので、街で交通誘導の警備員とすれ違ったり止められたりすると、とても指示に従うし、もうやりたくないとも思うし、本当にお疲れ様ですと思う。人は違う環境に身を置いたり、過酷な状況に立った時に、そのストレスを違うキャラクターになって逃す術を持っているんじゃないだろうか。
いや、そんな話でなくて、そのジッパーさんがなぜ今またうごめき出したかと言うと、ロックベテランのTARSHIさんのバンド、僕はそのバンドが好きなんですが、しかし、このメンバーでは年一LOFTでの南野ロックフェスでしか集まってやっていないとの事で、僕はこのバンドを初めて観た時からTARSHIさんの歌とメンバーの成り立ちにテンション上がり嬉しくなり、無条件に楽しくなり、毎回「このバンドもっとやってください」「もっと売れてください!」などと無責任なことを伝えに行くほどなんですが、毎回僕がそう伝えると「だったらお前が売ってくれよっ」というのがお約束になっており、その度に「僕は僕で自分のことで精一杯ですから」的なやりとりをするんですが、先日いよいよGBでもやるというので観に行き、やはり最高で、お客として自分がこんな気持ちになれるというのが嬉しく、一緒にやりたいというよりかはファンとして観たいという気持ちだなと。
そんな所から派生し頭の中で、そんな気持ちにさせてくれるバンドを集めてお客として観る日があったらどうだろう、自分プレゼンツで組むのはどうだろうかという案が頭をよぎり、いや、しかしこれを中尾諭介プレゼンツで企画すると自分も出てなきゃおかしいよなと思ったところで、その案を保留にしていたんですが、最近、DJ石川さんのイベントに出たりしてることも重なり「あっ、DJといえば、、今こそジッパーさんの登場かっ」と頭をよぎり、LAから呼び戻してジッパーさんに企画してもらうのはどうだろうかと思い考えてたら、それはそれで楽しくなった次第です。もちの論介、自分ごとで手一杯ですからすぐに具体化することではありませんし、結局ただの空想かもしれませんが、もし空想の中から飛び出して本当にジッパーさんが現れた際はあたたかく、遠くからでも見守ってもらえたらと思います。こんなに長く書いておいて結局空想の話でなんのこっちゃかもしれませんが、芽吹く空想春のせい、という事で今月はこの辺で、新しくておいしい空気、良い新緑の季節を!
| DJ石川さん(真ん中)TARSHIさん(左)期せずしてジッパーさんを呼び起こした2人。先日たまたま居合わせたTARSHIさんとの写真があるのも運命か。 |
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| 毎月載せずにはいられない人形町おにやんま。ありがとうございます。 |
| 完走した2人とてもいい顔。 |
| TARSHIバンド。ベースのアキトくんがまた可愛んだ |
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| 折りたたみ椅子持ち歩き。都会の隙間で休憩できるとこを探すの好き |
| かっこいいな梶芽衣子さんとSNSより拝借 |
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| 桜のアーケード、綺麗 |
| GONDAさんとレコーディングもした3月。新録「ツキノアカリトオク」、の入ったセットリストCD、名古屋で発売です。 |
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| 高校時代、漫才の練習で誠人の家にいけば誠人の親父さんの本棚にあり、こっそりめくってから気になって上京して買って、人生の事あるごとにざわついた心を沈めてくれました。ありがとうございました。Rest In Peace つげ義春 |
| さぁ、そしていよいよ「始業2026〜ありふれた奇跡、愛でれば無限〜」。希望を持ってサブタイトルをつけました。そんな始まりの日になったらと。何卒よろしくお願いします! |
諭介がお答え致します
■「喉の不調大変でしたね。プロポリス接種しすぎは舌や喉がイガイガしてしまいますのでお気を付けを(笑)ニックや樹木医のお手伝いなど色々な姿が知れて楽しいです。諭介さんのDNAになっている映画や音楽や本や食べ物も色々紹介してください。もうすぐ弾き語りワンマンもあり楽しみな春です。体感する側も体調管理しっかりします!」
(あこ 2026/03/25/ 15:23)
→えっ、やっぱり?接種しすぎはいがいがするのはプロポリスあるあるなの?自業自得にもほどがありますね、現在こわくなって逆にあまり使えておりません。そうか、やはりそうかと腑に落ちました。DNAになってるものの紹介書きたいですね、ほんと色んなもの、芸術や食などの文化で人ってできてるんでしょうね、今回の文は空想世界でしたが、写真コーナーではつげ義春はDNAと言っていいと思います。イエス4/17ありがと。
■「3月も終わろうとしていて、なるほどうま年、速さに驚きます。「ニックの日」10年ぶりとはいえ、それぞれがずっと音楽を続けてきた10年のかっこよさがバンドの進化にも思えました☆確かに熟成ニックバッカーズしていました。知っていたようで知らなかったニックのいろいろな話も、ライブを見てから改めて読み、かっこいいなと思いました。『アカリ』の話で書いてくれてた、日々の生活に埋もれてる色んな気持ちを、音楽で確かめたり、溢れさせたり、沈めたり、許したりを気づかせてくれるライブが、確かに私にも心の肥料になっているなと思ったし、好きな音楽やバンドがあってよかったと思いました。そして、そういう気持ちに気づける千尋の心を持っていたいですね。というわけで、日々いろいろありますが体調管理は調子に乗らず、ライブでは調子に乗って4月も頑張ってください!417417417(よいなよいなしいな)桔平の日4/17のワンマンも楽しみです!」
(A.T 2026/03/27 12:58)
→あぁありがとう、ニックね、この成り立ち関係性も面白いね、それこそ各々のDNAに組み込まれてる感じがするね、10年ぶりとか思えなかったもんね、何よりそれぞれの持つオーラ、心意気みたいなもんが気持ちいいよね、こういう人たちが日本の音楽業界にいるのが救いやし、一緒にできて嬉しいわ、観てくれてありがとう。そして自分がやっている事がお役に立てているんだったら嬉しく思います。
ヨイナヨイナシイナキッペイ4/17ワンマンに向かってもやったりますっ。
■「喉の調子はその後いかがですか?プロポリスのしすぎで喉が炎症をおこして感染しやすくなってたのでしょうか
よく効くということはそれだけ強いものということで、過剰摂取注意!ですね。
私の予防策は紅茶うがいと生姜とハチミツですね。
ハチミツは毎朝ヨーグルトに入れてるし生姜とハチミツとレモンをお湯で割って飲んだりしてます。あと乾燥予防で寝る時も不織布じゃないマスクをつけています。
何より体を冷やさないようにするのが1番でしょうか
得意気にはならないけどここ数年大きな風邪を引いてないような気がします。あれ?と思っても早目のケアで、あれ?までで済んでいます。得意気になっていませんからね!」
(夕陽 2026/03/27 23:16)
→何よりの大敵だね、得意気は。無得意気のおかげで対策がすんなり入ってきました。本当にやっぱり過剰接種はダメなんですなぁ、プロポリスってただのハチミツとも違うんだね、飲むように吹きかけてたからね、いやはや今回の自業自得はなかなか治らない、今もまだ花粉ともあいまってうっすら違和感残ってるもんね、過剰接種はダメ、これかなり教訓になったわ。ハチミツヨーグルトは、体全体によさそうやね。教えてくれてありがとう。
■「季節の変わり目ですが、その後は体調や喉は大丈夫ですか?
私のおすすめは生姜湯です。普通ですみません、でもやっぱりこれが私は一番効き目ありです。生の生姜をすり下ろし茶こしなどで絞るのがちょっと手間ですがお湯とはちみつを入れてけっこう美味しいし喉にピリピリ感で効いてる感じがするのも良いです。
今回のコラム読んでいて、ほんとにみんな大人も子供も知らず知らずにがんばっているよなぁと思います。そして私もライブやアートの時間がとても大切です。心の栄養です」
(hitomi 2026/03/29 23:33)
→大切よね、演るのも観るのも、アートって年々大事だなぁと年いく毎に思う、どんだけ栄養もらってきたか、結局心の豊さが大事だなぁってなって色んな人と接してても結局ここに戻ってくる感じがあるね。そうだそうだその道の上だ。生姜かぁ、体もあったまるしいいかも、喉痛めてからコーヒーから紅茶派に変わったし、生姜ね、ピリッとね、いいねぇ、教えてくれてありがとう。




