2026年8月4日火曜日

Vol.317「そうだよ、この愛でる海峡を超えたら愛しき大海原さ」の巻

  猛暑酷暑で湿気多く空気薄い、これは気をつけねばいかんなと思うところに熊本地震。この酷暑の中、被災された皆様、不安な日々をすごされている皆様、避難されている皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 夏の始めに地元宮崎は延岡の友達が暑さで体調崩したとのことで、もう今の夏は尋常じゃない外では働けないというようなことを言っていて、時間差で東京も暑くなり、あぁこれか確かに長く陽には当たれない過酷さだとなるべく日影をあるいてるこの頃、いかがおすごしか。

 自分の7月は7本のライブとレコーディングに打ち合わせ、都度次のライブのリハーサルに別仕事、に加えて合間合間でリクエスト曲の練習と、気がつくと次から次へ、全く違う内容の山場があり、ジェットコースターの如し。一から積み上げて、ライブで放出するを繰り返して濃い濃い7月となりました。今までコンスタントには行ってなかった横浜のライブが3本もあったり、噂は聞いていたけど行ったことのなかった青山レッドシューズと横浜クラブセンセーションと、初めてのおしゃれ箱に行ったり。しかもそのどちらもが、ギターの腕前が凄い龍之介君とヨシミツ君から別々のお誘いで、2、3曲での参加でギターは弾かないでいいよ、ボーカルに専念してとの事。そういう星の巡り合わせな月だったんでしょうね、レアな月でした。梅雨頃、去年は新島に行ったことを思い出したけれど、少々無理してでも新島に行ってよかった、思い出って少々無理するくらいがいいのだな、夏に夏らしい事をするのが過酷になってきたけど、少々無理をしても夏に夏らしい予定がないとちょっと寂しいもんだな。なんて思っていたのですが、横浜と初場所、そしてリクエストライブなどで今年は夏が焼き付き、きっといい思い出になると思います。

 コロナ禍にライブハウス下北沢ラプソディーのオーナー秋山さんよりリクエストライブの提案を頂き、カバー曲ワンマンならばGBでのワンマンとの差別化もできるし、ようしやってみますと、やってみたところ、意外と大変な作業であるなと。回を重ねるごとに要領を得てきたところもありますが、しかし音楽の海は広く、毎回新たな曲をリクエスト頂き、知らなかった曲を覚えるとこから始まり、譜面を作り、実際歌ってみて、キーの調整や歌い回しがハマるように譜面を書き直し、それを20曲分であるからして焦ったりもし、時には曲が憎たらしく思えたりもし、覚えたはずのメロディーを忘れたり。しかしのしかし、その向こう側があることも知っているので、諦めず紐解いていき、自分は覚えが悪かったり、音楽理論がわかってるわけではないので感覚が一致するまでとにかく繰り返し歌い、気がつくと休憩なしで5時間歌いっぱなしだったりして、我ながら自分にも集中力というのがあるのだなと感心したりしながら、どうにか全曲愛でることができました。間違えたりつっかえもしましたが、曲が愛しく感じるところには辿り着けたかなと思います。それが面白く、今まで食わず嫌いだったり、意地になって聞かなかったりしてた曲も、仕組みや良さが解かったりすると嬉しいものだなぁと、秋山さんやリクエストをくれた皆様、配信でやご来場頂きペンションを楽しんでくれる皆様には良い機会をもらっているなぁと改めて思った次第です。

 音楽をやっていますと「勉強のためにもっと色んな音楽を聴いたほうがいいよ」と言われることがよくあるんですが、そう言われてもそのまま「そうか聴いてみよう」とは思えず、自分のタイミングで好きになった曲を聴いてきました。「自分は自分の歩幅を確かめて」というようなことも歌っているせいか、音楽活動のスタンスも自分なりの歩幅を守ってやってきた気がします。しかしそこには落とし穴もあり、新たな刺激がなければサークルが小さくなっていってしまう危機感もあります。このリクエストライブは音楽的刺激をもらえるなと、自分だけでは聞かなかった曲も、僕に歌って欲しいと思ってくれる人、それを聴きたいと思ってくれる人がいることによって愛しく思えるまで頑張れます。愛しく思えると、「なんだこれ全然わからんな」とか「どーしてこーいう歌い方するかねー」とか自分基準の狭く窮屈な気持ちがなくなり、我が無くなり、大きな流れに身を任せて広い場所へ辿りついたような気持ちになります。 

 若い時、バンドを組んだばかりの頃を思うと、とても心のギガ数が足りなかったなぁと思います。何かを受け入れる容量が少なくて、自分が信じてるもの以外を仮想敵にして「あぁいうことではいかん」とか「歌をなめとるな」とか……とにかく自分自身というものが何もない代わりに、人を認めないことによって自分を確立していく生き方。音楽でも人と話すことでも、僕はよく鎧があるとか壁があるとか言われていたのを、思い出しました。それでもこれでいいのだと思い込み、流されないで良かった部分はありましたが、今思うと幼稚な確立の仕方だなとも思います。その鎧は何度も何度も叩かれ、ぶち壊されて、鎧を着ていることに疲れ、カッコ悪く思え、一個一個脱いでいき、どんどんシンプルになっていくものなんだろうと思います。鎧を着てるより裸の方がかっこいいし自由だし、気持ちがよくて強いってことだろうと、いつの間にか着込んでた鎧を脱いでいき、目の前の問題を一個一個解決していけたらと。一旦ノーガード、自分が信じてきたものも手放して、物干し竿にぶら下げ、時々は風に揺れているところを眺めてみるのもいいんでしょうね。きっと音楽だけではなく、考え、思想、人間関係やなんかでも、愛でる海峡を渡っていくと愛しき大海原が広がっているんでしょうね。昔は手前で折り返してた壁の向こう側があることをも、改めて実感させてくれましたペンション中尾。マスターが無理矢理宿泊客に歌を聴いてもらうという設定にもお付き合い頂き、ありがとうございました。ペンションの一曲一曲が2026年の夏の思い出になれていたら嬉しいです。またいつの日かオーナーのワガママにお付き合いいただけたらと思いながら、今月はこの辺で。熱中症は後遺症もあるらしいので気をつけていきましょ、今からまだまだ夏本番、良い夏を!

これも紫陽花の一種ですかね〜みちゃいますなぁ

シックな紫陽花にどうしてきゅんとくるんだろ。線香花火みたいよね

侍ギターのよしみつくんと小部屋でリハ

秋かと思ってたけど夏に食べるんですね、鮎、味に感動して思わずパシャリ。美味しかった。

GONDAさんとレコーディング。8月28日西早稲田の日に発売致しますよってに、何卒!

枯れてく色が綺麗

小さくてかわいいバスに乗り、楽しくなってしまった侍ギターの龍之介くん

マイパワースポット。なくなってしまうのがおしい横浜サムズアップ。9/4が最後のステージになります

新橋駅前のビルに歴史感じパシャリ

こういう昔の建物を見るたびに、「メトロに乗って」という浅田次郎の小説の一節、デザインというのは時代がいくごとに退化していく、というような意味合いの言葉を思い出す。なるほど今ツルツルしていって、昔のデザインの方が無駄が多くて贅沢に感じるし単純におしゃれに感じる。

こういったとこにこのようなものがあるのもなんか嬉しくなりますね

リクエストライブへ。一段階一段階クリアしてくごとに印つけ

レッドシューズ、ラグジァリー感がやはりありました。ロックの迎賓館と名付けたのは鮎川誠さんだそうです。

楽しかったです。龍之介ときどき中尾諭介

で、鮎をもう一回食べました。今度は食べる前に撮るのに成功

やっぱそうめんもいいね!夏!

横浜クラブセンセーション。ここもおしゃれ、イギリスのカホリプンプンでした

で、そこがある街の風情が異国情緒もあり、いい味わい感じて街が好きになりました、夏の思い出、小旅行。

よしみつくんと。楽しかったです。

練習帰りにEBBとノブさんに会いに寄ったりもして

きゅうりつけてみたりして

しこしこと一人稽古

さぁ8月も歌っていきますよってに、熱中症に気をつけて元気に会いましょう!

諭介がお答え致します

■友川さんのライブ、私もその場で体感しましたが、ちょっと衝撃的でした。言葉で上手く表現できないけど多分この日のライブはこれからもずっと忘れないと思います。
季節の花に思いを寄せる53歳男性はなかなかいないと思うけど、そんな諭介さんを素敵だと感じました。
私は昔からたんぽぽが好きです。踏まれても健気に咲き続け、それでいてどこか凛とした美しさに憧れます。
季節の草花や風の匂い、温度 、自然のものに忘れそうな何かを教えてもらっているような気がします。
梅雨も明けて夏が本格的になってきましたね。今年の夏も本気です。熱中症に気を付けて楽しい夏を!
(夕陽 2026/07/27 22:16)
→あぁ、本気だねぇ、本気だ、気をつけていこう、タンポポはかわいいなぁなんつって昔綿帽子って曲になったけど、ふんわりしたイメージでつくったけど、あのタンポポの茎を折ると茎からミルクみたいな白い液体出てくるよね?んで子供だから舐めるでしょ、んだら、にげー!ってなるでしょ、渋柿食べたら一生その苦さが苦手になるような、だから、かわいいなぁっておもってても、でもすごく苦いんだよなぁって頭のどっかで思ってる、そういうのもいいよねタンポポ。53歳だから、50超えてからどんどん盆栽とか石に趣味がいくような感じだと思うわ。友川さんわすれないよね、あぁそうだタンポポの渋みにも似て
わすれないよね、体感してくれてありがとう。


■友川さんとのライブがとても刺激的だった事が伝わります。私がもしも自分の憧れの方と話す機会があったら何を話すのだろう?と思いを巡らせました。最近は、会いたい人には会いに行く、行きたい場所には行く事が大切だと感じています。
(あこ 2026/07/28 12:17)
→んだねぇ、後悔したくないもんねぇ、会いにいくっていいね、その行動一つで広がる世界があるもんね。
ぼかぁ話さなくても一緒にいる空気感を共有できればそれだけで嬉しいんだけど、友川さんの空気感はステージがピリっとしてるのに対してノーガード、居酒屋でタバコ吸いながら酒飲んでる、どこにでもいるおいさんな感じでいてくれて心地よさもあったなぁ。かっこいい先輩、男の憧れやね。


■友川さんとのライブとっても良かったですね。何度も聴けないというのがわかる気がした友川さんの迫力の中にある歌詞や曲調、ギターを体感できたのは貴重でした。友川さんお笑い好きとおっしゃっていただけあってライブ中のトークも面白く、コラムではライブ以外のときの友川さんの話も聞けて面白かったです。続けているってそれだけですごいことだなぁと思ったりしました。そして、フォークソングについての卒論でたどり着いた人と諭介さんが一緒にライブをする未来があるのもすごいなぁと思います。この日の諭介さんも負けじと良いライブでしたね。伝説という言葉は失礼で、今現在も走り続けている人に似合わない言葉、という諭介さんの文章が印象に残ります。70代の諭介さんはどんなかなぁ。楽しみです!
(A.T 2026/07/30 13:00)
→ね、70代80代というのが全然まだまだギラギラできる年だということを先輩方から感じると嬉しくなるね、魂が転がり続けてる人はそこからくるかっこよさがシワやら姿勢にでてくるんだねぇ、そうありたいわ。僕を通して友川さんを体感してもらえて、僕もフォークをルーツに持つものとして嬉しいです、ありがとう。

■友川さんのライブ私は行けなかったけれど、どんな歌を歌われるかのか気になるところではありますが、簡単にyoutubuで見て聴くのも違うかな~と思って一先ず今回のコラムからの印象をインプットして、チャンスがあれば聴いてみたいなと思いました。
諭介さんがお花を愛でて、歌になるのはお花好きな私としてはとても嬉しいです。私の住む地域では紫陽花は今秋色に変わってきています。「錆びる」という表現とても新鮮でした!
お花など植物は東京よりも1か月遅れなのかな~と思いながらいます。次はどんなお花に諭介さんが興味を持たれるかも楽しみにしていますね!
(hitomi 2026/07/31 0:27)
→すげー一ヶ月も!いまかれていってるのか、秋色っていいね、ぼかぁ錆びると言ったか、なんかほんとにキュンとくるのよねなんだろね、ちょうど自分の人生の枯れ具合と共鳴してるのかね、紫陽花は枯れてく様もなんかぐっとくるわ、かわいさあまって心でばかやろ〜っていいながら写真撮ったりしてるもんね、友川さん一度聴いてみて〜。

■今月も98年🚌ツアーがとり持つ共演や、様々なご縁が繋がってのライブが目白押しでしたね✨
今なおチャレンジを続け、新たに生まれる贅沢な瞬間も共有させてもらえることが嬉しく、楽しみでなりません❣️

㊗️10回目となる新境地『ペンション中尾』✨
もうライフワークとも言える存在ですね。
今宵もマスターが聴かせてくださる音歌にワクワクしながら伺いますね🧳
(mina     2026/07/31 12:06)
→楽しみにしてくれて嬉しいです、色んな縁、再開、化学反応、挑戦、これからもぜひ、目撃体感のほど、楽しんでもらえたらと思います
ペンション行く時なんですね、どうだったでしょ、ライフワークになったけどなったらなったでちょっと崩したくなったりもしますが、またやると思うのでリクエスト頭のどっかで選んでてくださいませ。


■お初に投稿させて戴きます❗️
先ずは7月7本お疲れ様でした💪
ゲスト出演もあり、今月は一層バラティに富んだライブを楽しませて貰いました🤗
何が来るかわからないカバーリクエスト20本とか普通ありえないライブだと思います🎶
確か初回、開演までの30分テーブル周りながら歌本めくりながらコレも良いねえどう?なんてのんびりしてた頃が懐かしいかもですね〜😊
まだまだ新しい中尾さんを見つけに通える限り…💪
(robiey 2026/08/01 14:29)
→あぁ、ありがとう気がつけば7月7本、多かったですね、バラエティー、幅ひろかったですね〜、飛んでたね。これを全てこうしてやろうというよりかは相手によって勝手に色が変わってくのがおもろいです、色んなNAKAOをみてくれてありがとうございます。これからも心フラットに音旅挑戦していく所存ですのでよろしくお願いします。

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