2024年7月1日月曜日

Vol.292「チャネリング to 昔の自分」の巻

  真っ只中の梅雨、いかがおすごしか、湿気多いですね。ハッピバースデイのツーユーの6月があっという間に過ぎてった。2024年も半分終わったって本当かい、本当ですよ信じられるかい、あっという間であったのは濃い濃い6月だったからでしょう。毎年の流れになってきたけども、6/10「MINAMINO ROCK FES」と「ONE NIGHT STAND」が10日以内にあり、その前には木村世治さんとのライブがあったり、しかものしかも今年の「MINAMINO ROCK FES」は4-STiCKSのボーカルとしての枠の他にARBのドラム、KEITHさん枠で3曲と元BOOWYのドラマー高橋まことさんの枠で1曲の参加で、長丁場の中で3枠での出演でした。

 「信じられるか? 音楽の縁ってのは、面白いもんだな」と、この6月に何度も昔の自分に話しかけた。
 宮崎の延岡で小中高時代を過ごし、ギターを弾き歌うようになった。テレビで長渕剛の「ろくなもんじゃねぇ」を聞き、自分で初めてレコードを買い、その中の「ライセンス」という曲に震えて、自分でも歌っていいんだと思えた。そこから遡り吉田拓郎、泉谷しげる、加川良やSIONなどを聞くようになり、それまで聞いていた音楽とは別の場所が熱くなるのを感じた。ただ気分が盛り上がるだけではない、何か心の奥の方を触られたような、自分でもわからなかった孤独感にギターと言葉と声が入ってきた。時代は1990年前後、周りはBOOWYやDe-LAX、COMPLEXなどが流行っていた。教室で音楽の話と言えば加えてユニコーンやジュンスカ、プリプリなどの時代、一人音楽をさかのぼって聴いてるものだから、話が合うのは漫才相方の本田誠人くらいなマイノリティーであった。そのマイノリティーであるという所にも少々の生きている実感を感じていたのかもしれないけど、それ以外の流行っている音楽が全く心の奥に入ってこなかった。教室で友達らが会話している横を通り過ぎて聞こえてきた「新宿LOFT」「ライブハウス」という言葉。今もだが延岡にはライブハウスがなかったので「どんなとこだろう?」と、なんとなく憧れた。大学進学で神奈川の平塚に住み路上で歌い、後輩から教えてもらったARB。バンド形態でも泥臭く熱くメッセージ色の強いこんな人たちがいるんだと、何度もビデオを観てCDを聴いてハマり、KとARBのコピーバンドを組んだりもした。

 その頃、いよいよあの教室で漏れ聞いた新宿LOFTに行くわけだが、そこで演奏してたのがONE NIGHT STANDで年に一度ご一緒している藤沼さんや大島さんで、その時の印象は地下の暗い、ディスイズライブハウスといった感じで音がとにかくでかくて、何やら空気感的に「おっかない」「自分が来る場所ではないな」「自分は路上で十分だ」といった印象だった。その後、飲み仲間だった吉田くんにバンドに誘われてIn the Soupとなり神奈川厚木のライブハウスで数回ライブをした後、いよいよ都内進出で選んだのが当時登竜門と言われていた下北沢シェルターで、そこがLOFT系列店とは知らずオーディションを受けて何度目かで受かり、ワンマンライブができるようになった頃に、ロフトの社長のシゲさんより声がかかり、ロフトが立ち上げた音楽事務所「PINK MOON」のお世話になることになった。ロフトを作ったのは平野悠さんだが、ロックシーンを担ったのはシゲさんだと思う。そのシゲさんはロフトの移転問題などもあり、新たなロフトを作ろうとしていた、前に僕が感じた閉塞感のあるライブハウスではなくて、色んな人がその場でロッキンコミュ二ケーション、文化が交差するようなオープンな空間、今のロフトを知っている人はわかるかもだけど面白い作りをしている。最近「LOFTせんべろ居酒屋」に出演しているが、シゲさんの精神性が息づいてる気がする。2000年に新しいロフトと共にデビューさせてもらい、2004年にはレコード会社との契約が切れて「PINK MOON」も離れ、自分達で活動するようになったが、デビュー前からの5年間でシゲさんから経験させてもらったこと、教えてもらったことは今も我々メンバーの中に息づいてる。音楽を広めようと一緒にがんばったけど、シゲさんは「売れる」や「お金」が第一では動いていなかった。目先のことで動かない、大事なことはもっと別にあること。僕に置いていってくれた言葉の一つ「健やかに」応援してくれる人たちのおかげもあり、そんな風に今、音楽活動をやれていると思う、51歳。

 そう、その延長戦上に色んな縁を感じながらの6月、中高時代にマイノリティー感を感じさせてくれたBOOWYの高橋まことさんのドラムで僕が「イメージダウン」を歌うなんて、、VHSで何度も観ていてコピーバンドもやっていたARB曲を本家ドラマーKEITHさんの前に立ち歌うなんて、、教室で漏れ聞いた新宿LOFTで、、その事務所立ち上げのきっかけになった4-STiCKSのボーカルとしてその当時は交流のなかった先輩方々、南野さんとはその歌の中で交わるなんて、、「おっかない、こりゃ無理だ」と思わされた藤沼さん達とバンドを組んで刺激をもらってるなんて、、「信じられるか、音楽の縁てのは面白いもんだな、そのまんまでいいよ、流行りに乗れなくても、ライブハウスに背中を向けても、音楽の話ができる人が少なくても、路上や畑の真ん中、そんなところで歌っていても、レールは敷かれていないのに歌い続けて、そこがどこでもとにかく歌い続けて、ダサいと言われても、誰かの言葉に耳を傾けられなくても、やりたいようにやりな。心の奥で感じたままでいいよ。その逆風、マイノリティー感は面白い出会いをくれるよ、誰と何をやっても自分でいられるチカラになるよ」と、昔の自分とチャネリングしながら誕生日月2024年6月、今月はこの辺で。ハバナイスサマー、よい夏を。

岡村靖幸と斉藤和義のユニット岡村和義を観に
ドラムがニックバッカーズの佐藤大輔で感動したし面白かったし
いいライブを観た。7月8月は千葉稲毛で大輔と中尾と草場と佐藤大輔で出演頑張ってるぜ。

その帰りの紫陽花が綺麗だった
春はチューリップ、初夏は紫陽花

濃い濃い6月の始まりに
ゼペットストアーの木村世治さんと下北沢で
何気に面白い写真ですね 写真は10月に個展をひかえてるMasumiさん

楽しかったですね、オアシスの曲を初めて歌いました。
世治さんの歌の成分の英語訛り的な発音が心地よく、絶対通ってないだろうけど
ARB石橋凌さんに通じるものを感じます。

KEITHさん枠リハ
哲さんと2人で半分ずつ

KEITHさん枠の皆さんと
KEITHさん、気を放ってますね

新宿ロフトに地べたはっても歌い続ける
地鳴りのような歌声の実力者あり
外丸さんとTARSHIさん。こんなニコニコしててすごいんだ歌が。

僕の知らないロフトの歴史な2人のジョーさんと外丸さん。

左が南野さん、右がシゲさん
2人の縁を感じながら、シゲさん語録、グッドウィンド。

キュンとこさせやがって紫陽花め。

お薬。

僕のギター音色を調整してくれてる藤沼さん。

そのツマミ位置がコチラ。

バッシバシ重厚な音の中で。

熱かったです。photo by Masumi

ケーキももろて51歳になりました。
ありがとうございます。

さぁいざ2024年後半へ!

翌日はカメラマンとしてスージーと町田くんのライブへ
photo by なっかーお

せんこう花火紫陽花

漢方薬

緊急事態宣言の時に書いた現都知事
特に意味はなく、なかなかない事態に特徴のある顔だなぁとただ描いた。
都知事選を前に誰にするか調べるも、この人が知事でよかった所がどこか未だわからない。

がむしゃらロケ
武相高校出身の空くんプロ一戦目の試合を観に

ハトの雨宿り。

ペテカンが劇団員だけでの挑戦
そのスタートに立会い主題歌作り期間へ
この劇団の公演へ向けて稽古に入る最初に行う「本読み」
その場で初めて戯曲から役者を通して立ち上がってくる瞬間、この時がすごく好き。

ニックバッカーズのドラム佐藤大輔が絵を描いて季刊発行していた音源バッカス
裏面には

メンバーがそれぞれ描いた4コマ漫画。色々やってましたね。

おもろい。数枚だけ在庫があったので、今月物販に並べます。

たくさんのリクエストをありがとうございます
1ヶ月前にリクエストが揃ってきました。あと2、3曲可能です。
迷ってる方はお早めにどうぞよろしくお願いします。

そして久々に延岡で歌います。
よろしくお願いします。


諭介がお答え致します

■「無事に七夕🎋のような年に一夜限りの諭介さん51祭ONE NIGHT STAND(箱なのでお天気は関係ないから良かった✨)も迫力ある音歌に乗せてとても気持ちよさそうにステップを刻まれていて、体感したこちらも幸せな気分で家路に着くことが出来ました♪ そして、早いもので2024年も折り返しですね! 諭介さんは毎年の目標など立てていますか?差し支えなかったら〇〇なこととか進捗お聞きしたいです。
私は、水まわりや衛生的に汚いのはNGなのですが…だらけきったお家内では、ほんっとダメダメで(外やお仕事ならきちんといたしますが…)
つい脱いだ服ポイポイや歯磨き粉やわさびチューブなどの蓋をきちんと閉めない、靴下がかたっぽ見当たらない…リモコン行方不明など…ズボラなところが多々ありまくりで…汗 カタツムリの速度は諸説ありましたが0.0048km/h 1秒間に早くて2ミリ弱、100メートルなら2時間4分らしいです…ふむ。外部刺激により早くもなるそうです。毎日、カタツムリ🐌のスピードででも頑張れたら良いのですが…私はカタツムリのスピードでも歩みを止めず後退しないのですから、早いなぁ、すごいなぁと感じてしまいます」
(みなきち 2024/06/23 17:23)
→すごいですね、比喩的な表現でのカタツムリの速度を数字で見るとそれはそれでワクワクしますね、100メートルを2時間4分で進めるのね、ずっと観てたいわ2時間4h分ずっと観てたい。〇〇な事ってダメダメな事?基本ダメだけど最近はダメな出来事事態も忘れてる可能性があるね。

■「こんばんは。
前回のコメントへの返信、しおりはもちろん使ってますよ。どこまで読んだか覚えていないんじゃなくて、しおりをはさんだ前のページの内容を時間が経ち過ぎてうろ覚えだから読み返す・・・という意味です。説明不足でちゃんと伝わってなかったみたいですね。ごめんなさい。
お誕生日おめでとうございます。51歳になった諭介さんの歌旅もどんな風景を見せてもらえるのか楽しみです。

追伸「merry go round」素敵な歌ですね。好きです」
(夕陽 2024/06/25 23:13)
→あぁ、確かに読み直すね、どんな話だっけってね、しおりは使うわねそりゃ。
おかげさまで51歳になりまして、お祝いの言葉をありがとう。これからもよろしくねっ。


■「こんにちは
ほんとにそう思います!
戦争は経験してないけれど起こしてはいけないし、最近の流れは恐いなと思います。みんなおもうことがあっても政治のこととか話さない人が多いけれど、もっともっと話していった方が良い考えが浮かぶかもしれないし、結論が出なくても話すことに意義があるような気がします。
これを読んで話をして、話をした相手が他の人に話してと広がっていってほしいですね」
(はまなす 2024/06/27 11:57)
→結論が出なくてもね、ほんとそうやね、話すことに意味あるね。話さない風潮だとどんどん興味も無くなって、危機感も無くなって、羊飼いからするとその方が言う通りに動いてくれるから楽なんだろうけどね、こっちですよ〜メェ〜っていって。
あれ誰が言い出したんだろうね、話さない方がいいって。意見の違う人との会話、議論は自己修行になるよね。


■「戒めの思い出、私もたくさんあります…
「戒」って漢字の由来は「両手に持った武器」だそうです。
自分の心にシクッと刺さったトゲだけど、忘れず携えていれば、次は誰かを守れるのではないでしょうか。
かたつむりも2本の槍を持ってますね。

プール開きの季節です。
我が家はプール好きで行きつけが4か所ありますが、それぞれルールが違う…Aプールは水泳帽が無いと入れない、Bプールはスマホやメガネが持ち込みNG、Cプールで使える浮き輪は直径何cm以内などなど。。
毎年、「へーそうなんだ」とひとうひとつメモしていったら、立派なリストが完成しました(笑)」
(しゃるろっか 2024/06/27 23:11)
→プールかぁ行ってないなぁ、そんなにあるのね4ヶ所も。いいね。戒めって字の由来が2つの武器ってなんかすごい、納得できる。確かに自分にシクッと刺さったぶん人の気持ちもわかるようになるのかもしれんね、戒め、時に大事やね。

■「たいしたことではないのですが、先日手をあげて異を唱えました。今言わないと、大変なことになると思ったので。でも周りはなにも言わなかったので、後日「おかしいと思わなかった?」と尋ねたら「思ってた」とのこと。私は1人で戦っていた気分でした。言えない気持ちも受け入れて諦める気持ちもよくわかります。私もどちらかというとそうなので。でも、よい流れにするための勇気を持てたら、言ってよかったと思いました。ドラマなどで兵士として招集されたときに家族までもが「おめでとう」というシーンがありますが、そんな異常な空気に逆らえない世界は絶対だめですよね。改めまして、諭介さんお誕生日おめでとうございます!かっこいいまま変わらず憧れの存在でいてくれることは年を重ねるたびに嬉しく思っています」
(A.T 2024/06/28 11:29)
→えらいね、勇気がいっただろうね。戦争行く時のおめでとうって今信じられないけど、全体的にそう言う雰囲気はあったんだろうね、今信じられないと書いたけどあっという間にひっくり返されるんだろね。まじで、お花畑と言われても、そこからの最初の理想を忘れたくないわ。誕生日お祝いの言葉、ありがとう

■「諭介さんの言う「チーム人類」。本当にそうでみんな同じ人間なのになんでそうなってしまうのだろう。とニュースなどを見ては悲しくなります。コロナ期では何が本当の情報なのか、言われるがままにそうしていてよいのか結局わからないままに、どこをみれば誰に聞けば本当の正確な情報が手に入るのか。
きっと今までにない出来事で色々な情報が流れている中で自分は何を選択するべきかすごく考えさせられました。結局選択するのは自分で人生においても自分の譲れないことは絶対に譲りたくないですね。手を取り合って「チーム人類」まさにスマイルサークルですね☆
カタツムリのスピード。何をやっても遅い私には嬉しい言葉でした。自分のカタツムリ大事にしたいですね。
お誕生日おめでとうございます!51歳も諭介さんの心を大事に健やかに過ごせますように」
(hitomi 2024/06/28 15:53)
→ゆっくりでいいよね、心を置いてけぼりにするくらいなら、ゆっくりがいいね、自分のスピードは自分しかわからないし、感じる心、それを確かめていけたらいいね。
おかげさまで51歳になりました、お祝いの言葉、ありがとう。健やかに皆んな健やかに生きていけますように!



4 件のコメント:

  1. 最近またライブへ行くようになり、お誕生日ライブ行きました。
    祝う側の私がパワーをもらいました。
    次の日はカメラマンだったのですね。そんなお仕事もするなんてすごい。多才ですね。写真はどこかで見られますか?
    暑い夏、またゆうすけさんの歌を聴きに行きます。

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  2. 今月のエッセイで縁のお話し興味深かったです。今回初めて延岡行かせてもらって、まず延岡駅降り立ち、
    縁と円 人と人との縁が交差させ行き交う場所という願いが込められたピカピカの新駅舎の「エンクロス」、まさに諭介さんの原点だなぁとのっけから激しく納得してしまいました。
    シゲさんの売れることやお金が第一じゃないこと、「健やかに」胸にぐっときますね。

    個人的に、必然があればいつかそのタイミングで想いは叶うっておめでたく信じているのですが、常に物事の本質を見て自分の指針(コンパス)をしっかり持ち正しく生きていきたいものですよね😌

    追伸:諭介印ばんば踊り ぜひ、東京でも聴きたいです〜夏祭りっぽく、夏の時期のリストにいかがでしょう?〜やっとせ〜

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  3. 縁って不思議ですよね。特に諭介さんはご本人の人間性や引き寄せる何かを持っているのかもしれないけど恵まれているように感じます。
    私は昔の自分にはダメ出しする事の方が多いような気がします。
    でも縁あって今こうやって諭介さんと繋がっていられてることは最大級に自分を誉めてあげたいです。
    お誕生日ライブ素晴らしかったです。パワーをもらったのでこの夏も頑張れそうです。
    夏が本気を出してきましたね。年々暑さに身の危険を感じるようになってきました。油断せずにお互いこの夏を乗り越えましょう。

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  4. 諭介さんの歌の魅力もあるとは思いますが、そのまんまの音楽に対しての誠実さも縁を引き寄せて、繋げていっているのだろうなぁと感じました。
    色んな縁がありますが、私もインザスープや諭介さんの音楽やライブを通して繋がるご縁をいただいていたりして、とても嬉しく思っています。
    これからも諭介さんの音楽の縁がどのように繋がっていくのか楽しみにしていますね!

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