2022年7月2日土曜日

Vol.268「2022年夏、心と体で突き抜けてやれ49」の巻

 梅雨があっちゅうまに終わり夏がくるも、こりゃなかなかに強烈な、うだる暑さであります。
 あぢぃーですね。ヒートアイランド、コンクリートが熱溜めて、ビルディングがその熱をこもらせてアップアップ。水槽の中の金魚が水面上に口出してパクパクしてる絵がよぎります。
 本当にここまで暑いと抗いたくなるけど自然と無理できないですね、いかがおすごしか。
 ちゃんと熱中症対策をして挑みましょ、2022年夏!

 今年も半分が終わったか、1月2月は頻繁にスタジオに入り少しずつ出来上がっていく主題歌を聞き直しながら寒い中帰っていたのがついこないだのことだとは思えない季節の変わり方だ。出来上がりアレンジをして、レコーディングをして、音楽番組の収録をして、番組が始まり、弾き語りワンマンに向かい、数々のライブをやり、はたまた別仕事をやり、続いて4-STiCKSのライブに向かい、藤沼さんたちとのONE NIGHT STAND、続いて舞台サンセットメンの主題歌作りと、小学校の頃の荷物持ちよろしく次の電信柱まで次の電信柱までと張りを持って過ごしてきたような気がする。一つ一つが挑戦で、緊張感が続いていてありがたい。挑戦は、そこに没頭してそれだけを考えられて、頑張ればそれが刺激になってまた自分に返ってくる。少しずつ幅を広げていく挑戦、没頭できる何かをふっかけてもらえることはありがたく、幸せなことだと思う。

 とは言え、やはり夏になると海に行きたいなぁとかもでてくるわけで、緊張の半年であったからここらで緩和の方もそろそろやっとかないとな、だって私今年2回くらいしか釣りに行ってないんだもの。
 デビューして間もない頃、自分は休みなく365日毎日仕事があり夏だというのに海にも行けず、自分で望んだ道なのだからしょうがないにしても、季節を感じなくなると心もとなくなり、「海にも行かないで夏が終わっていくなんて」と、なんだか本当に泣けてきてたことを思い出す。その年の夏は一回しかないのだから、やはり体一杯に夏を感じたい。

 先日、植木屋をやっている弟の手伝いに行った。弟は歌を唄っていたが、10年ほど前から植木屋の修行をし、勉強をして7年かけて樹木医の資格を取り、現在1人親方として植木屋をやっている。
 その手伝いにこないだ行ってきた。SNSにも書いたけど、自分はマイブームであるタンクトップで行ってしまい、親方は「タンクトップの植木屋はあんまり見ないね」とのことで、いや自分も植木屋の仕事はしたことがあったので、わかっていたのだけどブームが勝ってしまってのことだった。しかし作業用のズボンが完全冬用であったため、現場に向かっている段階で日に当たるとすでにグロッキーになりかけていた。作業始めは陽もまだ角度があるので影があり気持ちよく、木を切っていくのも風通しがよくなっていく感じが気持ちよく気分がよかった。
 「ようし一服しようか」と親方の合図の元、冷たい飲料水を奢ってもらい休憩。「これは気持ちが良くて気が良くて人の役にも立っていい仕事だねぇ、うんぬん」などと感動を伝える余裕があったのだけど、午後になると陽が垂直に照った中での作業になり、切った後の枝木を軽トラに積んでいく作業に入り一時するとすぐにバテた。
 久々に自分の汗とモアモアの湿気を含んだ空気にアップアップになり、こりゃたまらんとバテた。
 しかし気持ちよく、まるで海で泳いでるような気分になりキャンプをしているような気分にもなり、冷たい飲料水をゴクゴクゴクゴクゴク!とやれば生きてる実感、まさに体全部で夏を味わえて体疲れて心喜んだ。
 弟にありがたい夏体験をさせてもらえ、自分の夏びらきとなった。
 弟は樹木医の資格をとっただけあって、やたらめったら切るのではなくバランスや土や風のことを考えて仕事を進めていて、感心させられる。何でもかんでも綺麗にしてしまうのではなく、土のことを考えて枯葉を要所に残しておいたり、石が庭に置いてあるのは見た目だけでなく石からミネラルなどの養分が土に伝わっていくことなど、現場は東京の小さな裏庭であったけど、その中で循環を感じ宇宙があるのだなとおもった。

 加えて妹も地元で自然の中の保育園を立ち上げ、妹弟揃って自然の中での共存を感じられる仕事で独立していて頼もしい。弟に「これで、いざとなったらここで働かしてもらって食いっぱぐれがなくなったな」と軽口をたたくと「おい長男!」と突っ込んでくるのだった。そう、自分は今月で49歳になり思った。自分事を精進、石から栄養を吸収する土の如く、かっらからに乾いた体に即吸収していく飲料水の如く、心ギラギラと乾かして全ての経験を自分事の栄養にし、歌で突き抜けていきたいと思います。
 妹弟に負けられませんね。と、50へ向かう49歳の所信表明をしたところで今月はこの辺で。
 写真のコーナーへ。

 

SNSで見かけた切り抜き。
コレもすごい経験ですね。
頭脳警察のお客さん、野音の会場の中に「中核」ヘルメットが並んでて
当時今より知識がなかったのでとにかくおっかないんだろうと緊張したので
逆にステージ上からイジって会場一緒に盛り上がれた。
それを観てた怒髪天の増子さんが「よくイジれるねぇ!」と言ってくれた。
その増子さんも緊張してたのかステージを終えて楽屋に帰ってくると手からマイクが離れなくて
片方の手で指をマイクから剥がしていた。バイオレンス映画でみる初めて人殺しをした人が拳銃が手から離れなくなるのと同じ現象になってた。激しい時代、いい経験をさせてもらった事を思い出す。

子供の頃からこんなに色んな種類の紫陽花あったっけとパシャリ。
なんか胸がキュンと来る、そんな紫陽花に会うたびに紫陽花コレクションしようかしらと思いながら、撮り忘れて過ぎた梅雨。きっとこれも紫陽花の仲間よね?
なんでかキュンと来る。

かわいか

野球は何度かできてます。
下段が我々。

南野さんの代わりに
事務所の後輩として
この人達がいなかったら
あの経験はできていなかったんだと
インザスープを代表しても
いや、代わりじゃなくて
南野さんさんと一緒に歌わせてもらいました。

大学の頃、Kとコピーバンドしてた事もあった
ARBのキースさんとも歌えて嬉しかった。

事務所の社長のシゲさんが繋いでくれた縁を強く感じます。

さらば相棒

コロナ渦で行けてなかった宣伝担当に
報告とお願いと。

南野さんにも報告とお礼と。

LOFTの市松模様と歌詞が刻まれた石に。

チケットを買いiPadに挟んでしたためて
楽しみにしてた藤井一彦さんの誕生日ライブへ。
写真はオレンジの太陽を撮ってくれた三浦麻旅子さん。

さぁそしてONE NIGHT STANDへ。

50へ向けてのけつたたき
百戦錬磨の先輩達の音の中で
気持ちよい49の初詣となりました。

久しぶりの行きつけの公園
夕方だと言うのに子供が誰も遊んでない。
ゲームしてるか。

ありがとうございました。
この藤沼さん、かわいいですね。

タンクトップでも思ったほどチクチクはしなかったです。
気持ちよかったっ。いい仕事です。

妹の保育園

弟の植木屋

長男
いやこれは千葉のジャガーさんって人
強烈だなぁとつい。


長男49
これからも歌屋として
突き抜けていきたいと思います
たくさんのお祝いをありがとう!


諭介がお答え致します

■「諭介さんお誕生日おめでとうございます!49歳なんて信じられなくて笑ってしまいますね(笑)。初めてライブを見たときは確か24歳くらいだった気がするので、思い出しても笑ってしまいます(笑)。歌は箱の話。先日ライブのMCでもしていたのを私は配信で聞きましたが、歌が鍵となって箱に入っていた思い出が開けられる感じ、歌でいろんなことを思い出す感じが、本当にそうだなぁ!と思いました。挑戦キズをつけて続けてくれる歌を私の箱の中でも育てています。ちょっと開けづらい箱もあるかもですが、またライブで聞いたりしてどんなふうに開くのか楽しみ。なのでこれからも「勝手に歌ってるだけですから」と高倉健をきどった心持ちで続けていてくれたら嬉しいし、やっぱり今も歌ってくれてることには感謝です。それはそうと身長2センチほどサバよんでるってびっくりでした! 49歳まだまだ成長してください(笑)」
(A.T 2022/06/20 16:52)
→ですね、なんでそんなサバをよんだのか、モテたい盛りの頃だったのか。ずーっとやってきたことがあってよかったと、長い時間が経ってもまだまだこれからよりシンプルに研ぎ澄ましていくのが楽しみです。いろんな箱を共有してくれて、時代の柱につけたキズを見てくれてありがとう。そしてほんとに信じられなかった49。もう50かと多少ジタバタしたけんど、620ライブを超えてからはスッと受け入れられて50の時も0がついてまた始まりだと感じられる気がしてワクワクに変わりました。50代もつっきっていけるよう40代最後のスパート、観てもらえたらと!

■「遅れましたがお誕生日おめでとうございます!40代ラストイヤーも楽しく充実した歳になりますように。
私も色んな場面で諭介さんの歌に助けてもらってきました。なので、「歌ってくれていてありがとう。」です。諭介さんは高倉健さん気取りで、「勝手に歌っているだけですから。」っていうかもしれないけど私も、「勝手に聞いてきただけですから。」です。
そして歌の箱の中にはそれぞれの色んな風景、想いがあって箱を開けると嬉しくなったり元気をもらえたり逆に悲しい思い出がよみがえって嫌な気持ちになったり・・・確かにそうだなぁと感じました。
諭介さんの声と共に開く私の箱はドキドキとワクワクとたまにしょんぼりが詰まっていて、でもまだまだ自分でも知らなかった風景も見られそうでこれから先も楽しみです」
(匿名 2022/06/26 14:49)
→40代ラストスパート、まだまだ面白くしていくからね、楽しみにしてもらえると心強いです。高倉健の精神も大事よね、風通しよく箱を置いていくには。今年の初めのプラネットKのライブで「今年は面白い年にする!」と豊富として断言したんだけど、時々言葉と照らし合わせる。言ったことやれてるか、今の所やれてると思えます。緩和しながらもますます面白い方へいくので、これからも何卒応援よろしくお願いします!。49のお祝いの言葉もありがとう。

■「諭介さんお誕生日おめでとうございます!新たな1年また生きた歌を聴けるのを楽しみにしています。
箱の例え、なるほどな~と思いました。諭介さんの歌を聴いていると今を感じて聴いていることが多いのですが油断しているとたまにですが、びっくり箱だったりするときがあり歌を通してすとーんとその箱に自分の心に落ちてしまうときがありびっくりします。不思議な感覚ですが、次はいつ、その箱の鍵が届くか楽しみにしています」
(hitomi 2022/06/29 19:36)
→お祝いの言葉をありがとう。
楽しいだけでなく、いろんな感情になるのがいいね、簡単に箱って例えたけどなんでもオッケーってわけでなくて、やっぱり自分の心の奥というか、できたと思えるラインがやっぱりあって清濁混じったそこからじゃないとできたと思えて人前で歌い続けたいと思えないもんね。すとーんとした所からすとーんとした所へ繋がれる歌がやっぱり好き。それさえあれば、それ以外のこともそれ以上のことも約束も見返りもいらないとおもえて美しく感じる。近道しない。それだけが自分の生きて生くアカリのようなもので道を照らしてくれるんだと思う。そんな箱、アカリを共有してくれてありがとう。



3 件のコメント:

  1. 梅雨中の猛暑、梅雨明けからの豪雨、ついに日本の四季もおかしくなってきた気がしますね。もっと穏やかに季節も時間も流れていてほしいなと思う今日この頃です。そして、その異常な暑さの中での植木仕事、本当にお疲れさまです!「タンクトップの植木屋はあんまり見ないね」は最高(笑)舞台「サンセットメン」諭介さんのおかげでお芝居を配信で見るのも初めての経験でしたよ。先にライブで主題歌を聞きましたが、僕にしてはポップチューンって言ってたように、諭介さんにはあんまりないタイプの曲調で新鮮!役者さんが歌ってもいいなと思ったし、諭介さんの歌が流れるシーンは一番いいシーンでしたよね!そんな場面で歌われた「夕空、焼けて」も改めていい歌だなと思えました!兄弟たちに負けず、長男も頑張ってるなぁと思いました。不安な日々は続きますが、日本の夏、キンチョーの夏、緊張が続いた後は緩和の夏も過ごしてくださいねー。

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  2. 梅雨に入ったと思ったらすぐに明けてしまい、いきなり夏が本気を出してきたと思ったらまた梅雨のような天気が続き・・・今年の夏も猛烈に暑くなりそうで、夏が苦手なので諭介さんの頭に「紅葉紅葉前田耕陽」がよぎる季節が待ち遠しいです。
    タンクトップで植木仕事とは随分攻めましたね。夏の本気に肌もヒリヒリになったんじゃないでしょうか?それにしても弟さんに「いざとなったら・・・」って私も心の中で「おい!長男!」ってツッコミましたよ。
    これからも弟さんや妹さんに負けず歌屋で突き抜けていく諭介さんを応援しています。良い夏を!

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  3. 海は行けましたか?諭介さんは夏が好きなんですね。庭の枯れ葉と石のミネラルの話もそうなんだ!とふむふむとお勉強になりました。庭の大きめの石をひっくり返すと虫がたくさんいて、虫たちにも必要な場所だったり。樹木医、素晴らしいお仕事ですね。「サンセットメン」配信ですが観ました!お芝居も歌もすごく感動して泣いて、会場で観れたらもっともっと良かったんだろうな~と想像できました。今年はテレビでもタンバリンの方とのセッションとか、色んな方面から諭介さんの歌が聴けて嬉しいです。しっかり夏を感じてパワーチャージしてまた聴かせてくださいね。

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