2022年6月4日土曜日

Vol.267「挑戦キズ、歌は感情の無限箱」の巻

 初夏でしょか、いいえ夏です、本番の夏。藤沼さんにもらったパイナップルアメを青空にかざし2022年、本番の夏開きとさせていただきました。気持ちがいいですね梅雨前の夏、好きな季節です。
サラサラとした風に揺れる新緑が新しい空気を発してくれて空気美味しい夏、いかがおすごしか。

 今年ももう5ヶ月がすぎた。早いやね。時はあっという間に過ぎる。
「一体何をしていたのだろう」と思い出すのに時間がかかるような時を刻みたくないなと、いつ頃からか思うようになった。深く刻んでいたいと。
 時があっという間に感じるのは「経験を積んで色んな事に慣れてしまうから」と、何かで見たことがある。子供の頃は何もかもが初めてのことで、新鮮に受け止めて時間が長く感じられていたと。ならば慣れてしまう事よりも、新たな挑戦をしていたいなと思うようになった。
2015年 インザスープ全国15箇所
2016年 アイルランドLIVE
2017年 舞台「荒れ野」
2018年 ARB LIVE
2019年 「荒れ野」再演
2020年 コロナによる配信LIVE
2021年 デジタル機材勉強
2022年 BS番組「がむしゃら」MC 主題歌制作 弾き語りワンマン
と柱にキズをつけて背の伸び、成長をみるみたいに年ごとに何かしらに挑戦してきたように思う。
キズをつけとくと、その前後も紐解かれてそれ以外の事も思い出せる。
新たな曲を作ったことや、体の調子や状況の変化も思い出せるし時の流れを実感できて、また新たな挑戦をしたくなる。

今年は主題歌に弾き語りワンマン、そのほかの様々なLIVE、次に向かうは6/20 ONE NIGHT STANDだ。

 自分は特定の事務所に所属してないけど、ありがたいことにいろんな景色を見せてもらってるように思う。
並行して今年から始まったアマチュアスポーツ番組「がむしゃら」。こちらもまた毎回VTRで観せてもらうスポーツで、挑戦する人らの青春に触れる事ができる。また、毎回色んなゲストの方と交わる事ができて面白い。
お笑い芸人、落語家、グラビアアイドル、タンバリン芸人の方々、と多種多様な自分事を持った人たち。
自分で番組を観てみると、なんともおぼつかないMCだなぁと心もとなくもなるし、歌手である自分なんかが普通にこうして話してていいのかなとも思うけれど、せっかくいただいた機会、自分も挑戦する歌の道を持った身として成長するべく少しずつもっと地に足をつけてやっていきたいと思います。こちらも挑戦です。観れる方はMCの成長も含めて観てもらえたらと。

 色んな場所で刺激をもらって歌に、LIVEに繋げていきたい。
歌は生き物だから生かすも殺すも自分次第。自分が心の旅をしていないと歌は生きないんじゃないかと思う。
「歌ってくれていてありがとう」と今まで何度か言われた事がある。嬉しいのだけど、照れ臭くてすぐに「勝手に歌ってるだけですから」と高倉健をきどった心持ちを作るが、歌を生かし続けてこれた事を実感でき、その人の中で僕の歌を生かしてきてくれたんだなぁと、共に共有してくれたことにありがたさを感じる。

 歌、曲ってのは箱のようだなとも思う。作った歌は作った時からそれ以降の感情を無限に入れられる箱。自分の感情を無限に、聞いてくれた人それぞれがそれぞれの感情や景色、匂いを詰め込める箱。詰め込んだそれらを生きた歌が鍵となって解き放つ事ができるんじゃないかと、最近ふと思った。
 時間の経過や、成長、天気や、起こりうるすべてのことで人は時々の感情を忘れていくけど、歌で思い出すこともあるなぁと思う。いいも悪いも含めて忘れていた感情に出会うと、自分のルーツを感じたり、今を実感して力が湧いたりするものじゃないだろうか。
 そう考えると目には見えないことだけど、柱にキズをつけなくてもふと思い出せる歌、無限の感情を解き放つことができる歌ってのは、なんて贅沢なことをしているんだろうかと思う。であるからして、自分は心震わせて挑戦、歌を生かし続けていき鍵をピカピカにしておくべく、色んな所で歌っていきたいと改めて思い、それぞれに入れた感情、景色、匂い、新たな入れ物を、またどこかのLIVEで解き放しにきてもらえたらと思いながら、今月はこの辺で。
ハバナイスサマー、よい本番の夏をっ。  
1998年頃か、全国代表のバンドマン達と全国を一つのバスで回るというテレビ朝日の番組があり、それ以来の共演で、なんだかすごく嬉しかった。当日下記バンドのボーカルで現在弾き語りで歌ってる安藤匠。
今月、あまり写真を撮っていないので、ラーメンの写真をあげますね。 こういうおにぎり好き、唐そば。
10年以上ぶりに食べてみました 九十九ラーメンのチーズラーメン イナフな感じが懐かしい。また何年後かに。
デビュー記念日、先日のLIVE音源をとりに主催者の斉木さん住む板橋区ヘ。 おいしいとこがあるからと連れて行ってもらいましたが、本当にすごく美味しかった。食べた後もずっと口の中が美味しかった。マグロの出汁ももちろんですが麺も相性がよくて、しかもDHAの文字にも得した感をもらい美味しかったです。
都会のこういう、入っちゃダメよとか、座っちゃダメよとかのものにとても物悲しさを感じる。
地元の冊子に寄稿しました。
離れて想うふるさとというお題をもらいまして書きました。
情報はどこからか引用してもらったんでしょうけど、いつの頃の情報かわかりませんが、身長が2センチほどサバよんでますね。
さあ6月ここに向かって数本のLIVEをいざ、全て繋げてその後へもいざ。
2022年夏ハバナイスサマー

諭介がお答え致します
■「諭介さんが毎年言う「初夏でしょか」と「紅葉紅葉前田耕陽」は季節のお知らせみたいなものなので、去年は言わなかったみたいですが、聞いたような気がしていました。昭和の人間なのでこの時代にこんなこと言う人もいるのかとホッとしちゃいますね。でもお願い通りソッとしておこうという人もいると思うので、どこかで言ってシーンとしても人のせいにしないでくださいね(笑)ワンマン無事に終わってよかったですね。道を間違えてなかったと思えたことに嬉しくなったし、次のワンマンが楽しみです。日曜の「がむしゃら」はゲストさんと諭介さんとのやり取りもとても面白いです!そして、毎週テレビで見るせいか諭介さんが夢に出てきます。が、夢の中でライブなんて思ってもそうそううまくは行かず、昨日はお寿司を食べていました!←釣りのイメージがあるから?(笑)よい初夏を~!」
(A.T 2022/05/20 17:23)
→夢でお寿司たべたのか僕は、いいな、イワシが食べたい。夢、お邪魔しました。がむしゃら観てくれてありがとう。本当に色んな人とあって話しができて刺激になります。7月からまたゲストシステムが変わるのでそちらもお楽しみにっ。  令和に平成と昭和がどんどん遠くなるね。遠くなるたび愛しむ気持ちも増すばかり、言っていこうよ前田耕陽。

■「“初夏でしょか”も“紅葉紅葉前田こうよう”も私にとっては季節の風物詩みたいなものだったりするし私の頭の中の半分はダジャレでできてるので(ダジャレ合戦をしたら負けない自信あります!)これからもせき止めずに書いちゃってください。 諭介さんの歌の旅、私は方向音痴なので途中ではぐれて迷ってしまうこともあるけど同じ景色をなるべくたくさん見れたらいいなぁ、見たいなぁと思います。燃える景色によぎっちゃうのも楽しみにしてます」
(夕陽 2022/05/24 23:41)
→せき止めなくていいよね、こないだテレビでダウンタウンの松っちゃんが「親父ギャグ」っていうのはない、それを使うタイミングがハマるかハマらないかがあるだけ、というようなことを言っていた。なるほどタイミング、なんだね。気にして行こう前田耕陽タイミング。色んな景色しゅっぽぽぽっぽー車窓から、一緒に観てもらえたらと。

■「諭介さん、初めまして。
「川」をきっかけにここ最近ファンになり、「歌いたくない歌」にどハマりし、東京野球を聴き込み、エッセイを遡って拝見してるところです。
同年代なのに、どうして今までインザスープに出会わなかったのか…。
洋楽HR、HMばかり聴いていたせいか、真っ直ぐな日本語の歌詞が凄く刺さります。諭介さんの文章が、飾りなく、真っ直ぐでクスッとしたりドキッとしたり、、ウルっときたり。
まだまだ新参者ですが、沢山曲を聴いて、いつかライブにも行けたらなぁ」
(うちき 2022/05/27 21:39)
→曲が繋いでくれた縁ですね。この連載も遡ってみてくれてありがとうございます。書いててよかったです。
日本語で世界に通用するバンドになりたいというのが結成当初からあるので洋楽HR、HMを聞いてきたうちきさんに届いて嬉しいです。これからも前進していきますのでよろしくお願いします。いつの日かライブで体感してもらえたらと思いますっ。

■「諭介さんの「初夏でしょか」などの言葉を聞くと東京はもうそんな季節なんだな~って感じられるので、この際もう中尾季語的な感じでさらっと呟いちゃってほしいです。思えば私のまわりには、男女関係なく一つのことを好きでずーっと続けている人がさらっとクスッと笑えるダジャレを言う人が多いなって気がつきました⭐
松本耕平くん、ライブ直前にすごく緊張して気合いを入れている姿を見かけていたので諭介さんと一緒のライブだからだったのだな~って。それまでの話を聞いて一気に親近感が沸きました。音楽は不思議なもので、しばらく聴いてなかった歌を久しぶりに聴くとその時気がついていなかった過去の自分の感情に出会えたりして衝撃を受けたりします。やっぱり人が作るものだからですかね。CDなどよりも配信も含めライブを聴いているときに多い気がします。そんなこともあったり、リラックスや楽しませてくれたり音楽って改めてすごいですね!諭介さんにも続けてくれていて感謝ばかりです⭐」
(hitomi 2022/05/28 8:00)
→あぁタイムリー。今回の連載、hitomiさんの書いてることそのまんまですね、しかもわかりやすい。松本耕平くんおもしろかったですね。彼の中にも箱があるんだなぁとそんな彼からも「歌っていてくれてありがとう」と言われて色んなことを思ったんだろな今回。共有してくれた箱、開けれなくてがっかりさせられないです、磨いて生きますからね、また体感してくださいね。伝えてくれてありがとう。

3 件のコメント:

  1. 諭介さんお誕生日おめでとうございます!49歳なんて信じられなくて笑ってしまいますね(笑)初めてライブを見たときは確か24歳くらいだった気がするので、思い出しても笑ってしまいます(笑)歌は箱の話。先日ライブのMCでもしていたのを私は配信で聞きましたが、歌が鍵となって箱に入っていた思い出が開けられる感じ、歌でいろんなことを思い出す感じが、本当にそうだなぁ!と思いました。挑戦キズをつけて続けてくれる歌を私の箱の中でも育てています。ちょっと開けづらい箱もあるかもですが、またライブで聞いたりしてどんなふうに開くのか楽しみ。なのでこれからも「勝手に歌ってるだけですから」と高倉健をきどった心持ちで続けていてくれたら嬉しいし、やっぱり今も歌ってくれてることには感謝です。それはそうと身長2センチほどサバよんでるってびっくりでした! 49歳まだまだ成長してください(笑)

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  2. 遅れましたがお誕生日おめでとうございます!40代ラストイヤーも楽しく充実した歳になりますように。
    私も色んな場面で諭介さんの歌に助けてもらってきました。なので、「歌ってくれていてありがとう。」です。諭介さんは高倉健さん気取りで、「勝手に歌っているだけですから。」っていうかもしれないけど私も、「勝手に聞いてきただけですから。」です。
    そして歌の箱の中にはそれぞれの色んな風景、想いがあって箱を開けると嬉しくなったり元気をもらえたり逆に悲しい思い出がよみがえって嫌な気持ちになったり・・・確かにそうだなぁと感じました。
    諭介さんの声と共に開く私の箱はドキドキとワクワクとたまにしょんぼりが詰まっていて、でもまだまだ自分でも知らなかった風景も見られそうでこれから先も楽しみです。

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  3. 諭介さんお誕生日おめでとうございます!新たな1年また生きた歌を聴けるのを楽しみにしています。
    箱の例え、なるほどな~と思いました。諭介さんの歌を聴いていると今を感じて聴いていることが多いのですが油断しているとたまにですが、びっくり箱だったりするときがあり歌を通してすとーんとその箱に自分の心に落ちてしまうときがありびっくりします。不思議な感覚ですが、次はいつ、その箱の鍵が届くか楽しみにしています。

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