ギラついた夏、蒸し蒸しとした夏、あっという間だと思いたくないから、自分としてはゴールデンウィーク頃から夏だと思い込んできたので、長かった。長い夏であったし、暑さにパンチがきいていたようにも思う。そして夏の締めとして設定していた8月28日の西早稲田でのライブをもって、夏終いとさせて頂いた。そうしたら、させて頂いた通りに次の日からひんやり涼しくなり、季節が自分に合わせてくれたようで面白かった。いやいやまだ残暑はぶり返すはずよね、寒暖の差に翻弄されつつ、体調には気をつけて、気を張っていきましょ、秋の気配近づくこの頃、いかがお過ごしか。
8月半ばに地元宮崎は延岡に帰った。飛行機に乗った東京は空気が乾いて涼しかったのに、着いた宮崎は外に出た途端に押し返されるほどの湿気でモワンとして暑く、こりゃたまらんと独り言を言うほどだった。宮崎の夏はこんなに暑かったっけ、暑かったんだろな。このけだるくなる暑さを体感すると思い出す、宮崎の方言で「よだきい」。前にもここで書いたけど、今一度。小学校から高校までを過ごした延岡ではよく、「よだきい」という言葉を発してたように思う。これは「めんどくさい」とか「だるい」という意味で、ことあるごとに口にしてた気がする。この暑さの中だとただ歩くだけでも汗だくになり、「よだきい」が合言葉のように地域に根付いてたのも合点がいく。時代が変わったからか、今回の帰省で一度も言わなかったし聞かなかったけど、心の中には根付いてる「よだきい根性」。加えて、前にコンビニで立ち読みした地域の特色の本で、宮崎の人はのんびりしているとあり、理由は簡潔に「山と海と川に多く食べ物があったから」的なことが書かれていた。そんなに頑張らなくても食うには困らないから、人がのんびりになったということだった。
確かにそんな気もするし、そこにこの暑さであれば「まぁいいが、そんげ焦らんでも」って心持ちになるのもうなずける。自分は思春期の頃によく「よだきい」を連発してた気がするが、思春期特有の気だるさも手伝って、張り切ってることがカッコ悪いというような風潮もあったのだろうと思う。例えば運動会の時に踊る盆踊りや、女子と入れ代わり立ち代わり手を繋いで踊るフォークダンス。恥ずかしいのを隠すためか、やる気のなーい感じでダラダラと、楽しんでないですよ的なポーズで、手なんかも先っちょだけで繋いだりして。わかるでしょうか? 今思うとかわいいですね。しかしある時に、このよだきいポーズがよだきいなと気づいたんです。それで運動会の盆踊りを一人だけピシ!っと踊ったことを覚えています。そうすると周りから「張り切っちゃって」とか「先生に褒められようとしてんのか」な視線をもらうことも予想されたのですが、またその先に突き抜けるとそれが一切気にならなくなり、気持ちがいい。そうなると先生から認められて、全校生徒の前で校長台の上に立ち、体操の模範生みたいな役に抜擢されたりして。しかしそうなると緊張するし、元々模範になるような器量ではないし、覚えもよくないので間違えまくり、やる気だけはある自分なりの体操でみんなを困惑させてしまったりして。掃除の時間なども大抵「よだきい」を体全部で表現しながらやっていたと思いますが、「よだきい」もある一定を超えると本当に嫌になってきて、その反動でか一度めちゃくちゃ張り切って掃除にのめり込み、そうなると止まらなくて掃除の時間が終わっても、頼まれていないのに一人で床の板と板の隙間をホウキの毛先を引っこ抜いたのでほじってく、帰りの会の間も一人で床の隙間をほじり、やり切るまで気が済まない。案の定「先生に褒められようとして」的な言葉も聞こえきたけどお構いなしで、先生も頑張っちゃってる僕を止めなかったのか、止めていたのに聞かなかったのか、放課後まで続行したことを覚えています。
高校を卒業してからヒッチハイクの旅に何度か出たのですが、やりたくてやってることなのに根底には「よだきい」が流れてる。行き先も決めずにまずは「めんどくさい」から始める。なのにワクワクもドキドキもある。とりあえず方角はあっちだと、ダンボールに行き先を書いて親指を立てる。少しずつ気分が乗ってくる。ボーっとしながら体が行きたがる方へ、全身方位磁石。何かありそうな方へ向かう旅。行った先々で路上で歌って稼いで、お金がなくなるまで遊んでまた次の街へ。アメリカ旅行でも、行きたくて行ってるのに心持ちは「よだきい」に合わせてボーっとしておく、おおまかな目的地はあるものの、本当に行きたい方向が出てきてから動く感じ。最初から調べない、ノーガードで心をフラットにする贅沢な遊び、自分を縛らない、頑張らないとこから頑張る。
何が言いたいのか。上手く言えませんが、何かこう「よだきい」「めんどくさい」って、心もネガティブな意味だけではなくて、それはそれでなにかいい作用もしているような気がして。本当に行きたい場所、やりたいことってのは、どんな状況でも心にあるものだと思うんだけど、「よだきい」って言葉やその風土は、本当にやりたいこと、それを浮き彫りにさせるための呪文でもあったんじゃないかなと。頑張りすぎないで、たまには思い切りノーガード、持ってるものを降ろして、ただただ心を陽にあててみるのもいいんじゃないかなと。ここまで書いてふと思ったんだけど、大人になるにつれ、「めんどくさい」「よだきい」って言わなくなったことないだろか、それはとてもいい事だけど、たまには心にあるめんどくさいを確かめたり、思い切りめんどくせぇなぁ、よだきいーと言ってみるのも、次の面白い事に繋がる手段になったりするのではないかと、思いながら今月はこの辺で、ぼちぼちいきましょ、よい感動の秋を!
| ペンションにて。そんな延岡のお菓子屋さん虎彦より取り寄せた羊羹。一人ひとり |
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| もんもんもこもこの〜♪ はっぴ〜えんどの夏なんです譜面 |
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| 安定のおにやんま。この鶏肉の感じがまた、衣が汁を吸ってしんなり馴染んで大好きです |
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| 近所のスーパーにて売ってる地鶏。他にもレバーや砂肝、この物価高の時代に299円で売ってくれていてちゃんと上手い。肉屋だけに肉食う的な駄洒落だろうけど、そんなとこも好きです。ありがとうございます |
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| で、日本酒をぐびぐびやりながら |
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| そうめん作ったりして。その日の夕方に思い浮かんだものを買い物して実際に作って食べる。あれもこれもなんて、自分なりに工夫したりして。作り置きしておいたきゅうりなんか添えて、ちゃっちゃと卵焼き作って。そんなことができてたら、人生は幸せだと言えるんでないかと思う夏の日 |
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| 準備してるドラムノブさん、隠し撮り。また9/6下北沢251でドミンゴスの人としてお会いできますね |
| 作りたいものを作り、食べたいものを食べ、その上、何かと毎回違った刺激をもらえるライブあり。来てくれる人がいて、誘ってくれる人がいて、感謝が増えて、思い切り応えたくなり、よだきいって思うことが減っていくのかな |
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| 滝さんの注文した酒セット、風情があっていいですね〜。今自分でもこの日本酒セットを考え中ですので、形になりましたらぜひ |
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| 赤坂行ったら寄っちゃう味噌ラーメンの一点張り、ご馳走様でした。 |
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| 延岡帰郷。昔ローリングストーンズを聴いていたという叔母にお土産で買って帰ろうと思いながら東京で買い忘れ、宮崎着いて3軒ほどCD屋さんに問い合わせるも売り切れとの事、がっくり延岡につき、一か八か駅から歩いて行けたので直接行ったら一枚だけあって、おおっとなってパシャリ。 |
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| ほんで初日だけ友達達と呑みにいき |
| 翌日はばぁちゃん家の草むしりと植木の剪定を弟と一日中やりへばるも、やはりこういう作業が好きなんでしょね、やるまでがよだきいんですが、やりだすとドライブしてきて、小学生の頃の床掃除宜しく夢中になれて終わった後 |
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| 母出してくれた、ニックバッカーズおばっちゃんとこ産のモモ、美味しかった |
| 翌日は妹のやってる保育園で歌ったりぼうーっとしたり、子供達が遊んでる端っこでずーっとギター弾いてたり。お昼は弟の植木仕事を手伝い、午後にまた保育園に戻ればコンサートごっこが開催されていて、手作りチケットをたくさんもらい今度はお客さんになり、子供達の歌のパワーに感動したりして |
| 気持ちがいい |
| 生垣剪定ビフォー |
| アフター。弟親方のアドバイスをもらい切ってく。出来上がった後眺めるのも楽しい |
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| こういうとこや |
| 女郎蜘蛛いそうなこういうとこもボーボーだったのを綺麗にむしって、ビフォーを撮ってないと分かりづらいですね |
| そして早朝より働き終わった親方と虎彦のかき氷頂き互いに労い |
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| 翌日は先輩の家族バンド/シュガーハウスのライブがあるのをSNSで見つけていたのでちょろっと観にいきロック魂頂きまして |
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| 祝子川と工場の間の堤防。ここを毎朝走ってた、走らせられてた小学校時代6年間。親戚のおいちゃんに毎朝起こされて、よだきいと思いながら走ってた。うんこしたくなったと言って途中で帰るサボり方を会得した僕に、その日もその旨伝えると、「今日はティッシュを持ってきたからここでしろ」と野グソをさせられ、そんなにしたいわけでもなかったので大変だった思い出もある場所。今ではとても感謝してる。 |
| で延岡最終日、従姉妹の娘が釣りいきたいと、でももう時間ないよと。友達と花火大会行くんでしょ?と、うんそのあと釣り行こうと言い出し、それも面白そうだなと花火大会に行ってる間おじさん一人で竿の準備して従姉妹と娘を待ち深夜釣行。 |
| この日東京に帰る予定だった弟親子も飛行機が羽田大雨につき飛ばなくて、帰ってきて、迎えに行った母も一緒に釣。 |
| みんな何かしら釣れて甥っ子も嬉しそう |
| 妹の子供の娘、ナイス昭和感 |
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| さぁ、そして東京戻りGONDAさんと夏を締め。音源の発売して、聴いてもらえたでしょうか、お気に入りChu!-Lips! またいつの日かまとめてアルバムにしようと思います。いつの日か。 |
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| ポスターも西早稲田BLAH BLAH BLAHにて貼ってもらい、いざ向かうぞと。そしてジュテームも |
| 結成30周年、何卒宜しくお願いしますっ |
諭介がお答え致します
■マスターがみんなのリクエストに応えてくれることで知らなかった曲に出会え、自分の知っている曲をマスターが歌ってくれるのも新鮮です。aikoの花火が意外だったけどとてもよかったです。YouTubeにある宇多田ヒカルのFirst Loveも良きです!!この素敵な企画がまだまだ続きますように!残暑が続きますが、次はどんなお花を愛でるのでしょうか?それもたのしみにしています!
(あこ 2026/08/26 17:04)
→そう言ってもらえると続けたくなるわ〜ありがとう。次はなんだろね、紫陽花以降これだというのはないけど、こないだの草むしりの時に鳳仙花は残しとこうって気持ちになった。鳳仙花のあの種の袋がぱりんと破裂する感じがまた味わいたいと時々よぎってて、いつか曲にしたいと思ってたんだけど、こないだゴメスザヒットマンの山田君がしてた。いつか僕もした時は聴いてちょうだい。
■オールリクエストライブ 楽しかったです。自分のリクエストはもちろん、知らなかった曲も知る事ができて…私は0か100か人間なので、興味がないものは全く興味がないので、そんな中でも素敵な曲はたくさんあるんだと新たな出会いができて良い刺激がもらえました。
暑い しか記憶がないこの夏に素敵な思い出ができました。ありがとう。またリクエストライブがあるといいな と思い、今から聴いてみたい曲を準備してます。
厳しい残暑 ご慈愛くださいね。
(夕陽 2026/08/28 10:41)
→ペンション人気だ、そう言ってもらえるとやり甲斐があるわありがとう。
そうなのよね、自分では聴いてこなかった曲を好きになれるチャンスなのよね、遠くにあった曲が近くなったり、自分の風景になったりって、面白い感覚の共有だと思うわ、ぜひいつの日かのために考えておいてくださいませっ
■ペンション中尾10号棟もとても楽しかったですね!オールリクエストのライブが10回も続くなんてすごい。毎回リクエスト受付がすぐ締め切られるほど人気で恒例化しているけど、リクエストはほとんど他の人の曲だし、改めて思うとなかなかぶっ飛んでる企画ですよね!でも一度やってみて大変だとわかっても続けてくれるのは、その向こう側がそれ以上のものなんだろうなぁと今回のコラムを読んでも思いました。自分のリクエストした曲を諭介さんが歌ってくれる贅沢もあるし、みんなのリクエストを諭介さんが歌って、その歌がいいなぁと思うのも素敵な時間です。毎回試行錯誤してくれてるのかなというペンションのマスター設定、私はマスターがみんなからのリクエストをお便り風に読んでくれるのも好きです。リクエスト曲を考えながら次回も楽しみに待ってます。
(A.T 2026/08/28 16:10)
→おお、マスター喜んでるわ、ね、ぶっ飛んでるんだろね、自分では没頭してるからわからないけど、共演者とかもSNSで見てるのか、行った先々で、リクエストのあれすごいね、よくやるねって言われるわ。ほんとに自分ではわからないけどそうやって共演者までも言ってくれる現象もおもろいね。リクエスト考えといてください〜
■諭介さんの1曲1曲リクエストの歌を愛でた結果、ペンションは人気の企画ライブになっているんですね♪ 毎回の努力もほんとすごいな~と思います。
鎧の話はなんかあまり諭介さんがそんな風に見えていなかったので以外でした。でも振り返ると、いつかのライブで聴いて変わった!と思った瞬間があったので(良い方にです☆)あまりライブに行けていない私的タイミングですが、一つの鎧を脱いだ後だったのかもしれですね。今回のペンションも終わりまた新たな諭介さんの歌が出来上がるのも聴けるのも楽しみにしていますね!
(hitomi 2026/08/30 15:52)
→そうやね、曲が自分の景色になると影響されるね、前回もChu!-Lips!って新曲で自分の中ではピチカートファイブの影響が出た気がするもんね、期せずして。ペンションからだけ影響をもらってるわけではないけど、次はどんな曲ができるだろかね、新たな曲作ってワンマンに向かいたいとこです。
■ついに8月も終わりますね!
夏のペンション中尾もしかり、GONDAさんとの夏祭り浴衣編といい、季節を感じられる催しもありがたくてとても楽しませてもらっています🍉
年齢を重ねても、季節の移ろいや風物詩🎐を、音楽を通して新鮮な気持ちで皆で楽しめること、とても幸せに感じます。
浴衣姿、前回のギター侍もですが…笑、今回の玉縞模様も素敵でしたよ☺️
夏が過ぎると今年も残りわずかに感じてきますが、夏の疲れや「よだきい」があまり出ませんように。
残暑も頑張りつつ、秋を楽しみましょう🌻
(minatan 2026/08/31 11:17)
→がは、まさに、よだきいの事書いてましたね、ライブでも言ったからか
ギター侍回避で青にしたんだけど逆に髪型が寄っていっちゃってたね期せずしてアゲイン。季節ごとにライブも楽しんで頂きありがとう。よい秋を〜
■激暑な8月、お疲れ様でした💪
でも28日の西早稲田GONDAさんとの爆楽笑ツーマンライブで
今日で夏は終わり!!と連呼して下さったお陰様で翌日から一気に涼しくなって☺️
流石だなぁと有難く中尾さんの言葉を思い出しました🙏(笑)
4本といつもより少な目だけど
やっぱりそれぞれ色も違っていて
帰りの電車でそれを思い出して気分良く過ごせるのも楽しみの一つです😊
9月から年末迄怒涛なライブスケジュールも予想されますが
体調気をつけて頑張って下さい💪
私も精一杯追いかけられる限り🏃♀️🫀🏃♀️
(robiey 2026/09/01 11:56)
→ほんとに涼しくなって季節もちゃんと合わせてくれたねいい締めになりました。
GONDAさんとの化学反応は音楽的にはすごく相性の良さというか気持ちいいとこを分かり合えるんだけど、それ以外の面白い方面のことはほんとに予測不能で面白いねーGONDAさんあんなにギター上手いのに、それで僕も変なとこ引き出されたりして、、
ともあれ、様々、色とりどりのライブを余韻含めて楽しんでくれて嬉しいです、ありがとう。
















