2024年4月30日火曜日

VOL.290「あぁ、これが僕なんだなと知る旅」の巻

  新しい緑の中で深呼吸、体に新鮮な空気が入ってくようで、洗われるような気分になったりして。
 新緑芽吹くこの短い期間に、一年分の新鮮な空気を腹に溜めこもうと思いきり下腹を膨らませながら体に力が入って、我ながらのセコさを感じ、生まれたばかりのキレイな緑がなおさら沁みて力を抜いたら笑えてきた。ありがたや新緑、景色、空気、匂いで始まりを感じさせてくれるこの季節、やっぱり好きです、初夏ということでいいでしょか?いかがおすごしか。

 4月12日は弾き語りのワンマンライブ「始業2024~年の花歌芽吹く此処から~」を無事に終えることができました。2022年のコロナ期に頂いた挑戦の場、弾き語りワンマンも5回目となり、自分の中でそれまでの弾き語りワンマンのひとつの形をやり切れた気持ちになり、サブタイトルの通り、また次の場所へといきたくなるライブとなりました。
 40代は「不惑の年」だと40の頃によく聞いて、持ち前の天邪鬼も手伝って「いやいや、まだまだ全然惑ってるがな、こうなったらブレにブレまくって生きてやろう」と思ったことを思い出します。ふりこは芯があるから振れられるんだろうと、その芯が自分にはわからないので振れられるだけ振れて、あっちに行ってぶつかり、こっちに行ってぶつかってをしていたら自分の芯が見えてくるんじゃないかという考えは50になっても間違ってなかったなと思ったりもして。自分にわかってるのは「何かある、まだ燃やしつくせてない情熱みたいなもの」がある事。否が応でも年はとる、経験も重ねて物事を知る。自然とブレたくても考えも体も振れられなくなる。気がつけばブレてるようでブレてなかったりして。あぁこれが僕なんだなと、やって来た事の結果として受け止めて挑むことができる弾き語りワンマンライブ。ただそこへ向かってスタジオに入ったり曲をつくったり、音楽人としてそんな場があることがありがたく、いい経験をさせてもらっています。
 足を運んでくれたみんな、応援してくれたみんなに感謝です、本当にありがとう。
 また転がって、色んなところにぶつかって、新たな形をみせれたらと思いますので、これからも何卒よろしくお願い致します。

 最近、読みかけの本があるのが楽しい。といっても自分は長いこと本を読んでいられなくて、字を読むと眠くなるのですが、それでも電車の中でシオリを挟んでいたとこから読むのが楽しみの一つにあるのっていいなぁと思いました。若い時から本は好きだし、本屋さんにいって並んでる本の中で、色んな可能性がまだまだあるような気になって出会いを求めて歩くのも好きで、出会えたら嬉しい。なのに長いこと読んでいられないんですが、出歩く時にポケットかカバンに本があると空き時間の退屈もこわくないし心強い。カバーははずして家に置いて中身だけを持ち歩き、表紙に旅のシミやシワが刻まれるのもいい。電車の中では実際に移動しながら本の中の世界を旅できるのがいいし、いつの間にか眠ってるのも気持ちがいい。コーヒーとも似てて、もちろん飲みもするけど、そこにあってかすかに香ってくれてるだけでいいような感じ、自分次第で世界が動いたり閉じたり。その本の世界が自分にずっと残るのもいい。左手で残りのページ数が減っていき、終わりがわかるのも、右手に読んできたページ数が紙の厚さで実感できるのもいい。はたまた読んでる途中に違うことを考えていて目だけで読み進めていて全然内容が頭に入ってなくて(今この文、大丈夫でしょうか?)ページを戻して何度か読み直したりもして。こんな感じだから年に2、3冊程度しか読み切らないんですが、それでもここにわざわざ書きたくなるくらいに、本っていいなぁと、読みかけの本があるってなんかいいですよね。本を読む、持ち歩くというのはサウナ界で言うとこの「整う」作用もあるんじゃないだろうか。
 最近読んでいたのは歴史ものなんですが、自分の国の歴史を知って今ある自分の足が地につく感じもありつつ、著者とは違う意見だなと思うこともあったり、先に書いた芯の話ではないですが、音楽も本も「あぁこれが僕なんだな」と自分のペースで自分を知ることができるツールなんでしょうね。
 じゃあ一体何の本を読んでるんだねと聞こえてきそうですが、長くなりそうなので写真のコーナーに託しまして今月はこの辺で。

 

いつもGBでポスターを作って頂き
別のLIVEハウスでも貼ってくれてありがたいです。
写真はMasumiさん、デザイナーはジュリさん
この場所は新宿LOFT
弾き語りワンマンとはいえ1人でなく
色んな人達の力を寄せてもらってできている事を実感します。

音楽業界と政治
音楽にはやはり力があるんだと
観てよかったです。

その昔デビュー直前、テレビ朝日の企画で全国のバンドマンが9組一つのバスでそれぞれの街を周るというツアーがあった。我々は東京代表で彼は北海道代表、お互いにコミュニケイション能力がなかったので、当時話した記憶はほとんどないけどあの時のメンバーは同士みたいな気持ちがある。同じ時代、あのバスの空気を吸って今もお互いに歌い続けてるのが嬉しい。そんな安藤匠からのお誘い、楽しみです。

曲作りで煮詰まってる時にパシャリ。
おかげさまで新曲ができました。
新曲はいつもそうですが、どこか新境地な感じもして
楽しく聴いてもらえたらなと思います
名前は「メリゴーランド」にしようかと思ってます。
これからよろしくお願いします。

つくしが一本だけで生えてるのが新鮮に映ったのも、弾き語りワンマンに向かっていたからだと思います。

吉田拓郎さん、やっぱり近藤智洋さんに似てるよなぁと、いつの日かのスクショ。

ビックリですね、立川晴の輔さんが笑点メンバーに抜擢。
7、8年前でしょうか、晴の輔さんのDVD「どんどん」の音楽を担当させてもらったり、「キンシオ」という番組のコーナーを晴の輔さんの代打で務めたり。同世代の活躍に嬉しくなるニュースでした。

やっぱりラーメンは体にいいと思う。

ワンマンに向けて、心強い味方のアンプ、AER。
そんで個人特訓の共のクリック。
お菓子の空箱ピック入れは町田くんも同じ。

そして発表になりました。
6/20 ONE NIGHT STAND今年もよろしくお願いします。

かわいらしやチューリップ。

チューしてるみたいなリップ(唇)だからチューリップと呼ぶんだという名前の由来もいいですね。

桜が知らせる新緑の季節

がむしゃらスタッフよりお花も頂きました。

さすが新橋
椅子ありましたが、立ち食い蕎麦界ので中尾賞受賞
かき揚げ蕎麦がおいしかったです。

で、この本ですね。
難しそうなタイトルですが、読みやすかったです。
鎖国時代から特攻まで、短い期間にどうしてそんな軍事国家になったのか
色んな思想を水脈として、さまざまな思想が入り乱れて時代は築かれてた事、本当に不確かでアンバランスな綱渡りで進んでいたんだなという印象で、こんな事で国は戦争に突入していくのかと、改めて同じ事を繰り返さない方向にいきたいと、歴史も知れて読んでよかった本でした。

新緑をみながら、先のLIVEを見据えながら、ギターを弾いてあまりやった事のない曲がやりたくなったり、いつもの曲が色んな景色を持ってきてくれたり、新緑をみながらのセッション、楽しかったです。

そしてのそして
ひと山超えてまた超えて
近づいてきましたドミンゴス先輩との2マンLIVE
渋谷LOFT HEAVENにて5/11
よろしくお願いします。

 

 

諭介がお答え致します

■「論介さんこんばんは。(ホントわざわざ「ロンスケ」で変換しないとこうはならないですよね)
フラットな心って実はなかなか難しいことのように感じます。フラットでいたくてもなにかとザワザワと波風が立ってしまうものですね。そんな中、諭介さんの歌を聴いている時は心がフラットになっています。心地好すぎてたまに子守唄のように心がふわふわしてしまうこともあります。来月のIn the Soupも楽しみです。
もちの論介、眠ったりしませんよ!」
(夕陽 2024/04/26 23:22)
→眠ってもいいのだよ、いい音楽は眠れる音楽と聞いた事がありインザスープの面々にはその精神が流れていたりするから、もしもライブ中に気持ちよさそうに寝てる人がいたら我々はどこかしてやったりな気持ちにもなりますよ、僕はMCでわざとおこすかもだけど、、心をフラットにするのに役立てて嬉しいわ、ありがとう。

■「GB弾き語りワンマンの無事大成功!
と新曲完成おめでとうございます。
春は駆け足で過ぎてしまい、
今はすっかり初夏の陽気ですが、
今年の桜は開花が遅くちょうど散り際の美しい時期での開催で、始業・芽吹にぴったりの力強く、勇気をくれる優しいライブでした(感謝)♪♪

リラックス、フラット…なかなか難しいですよね。
年とともに自意識が下がったのか以前より気にしなくてよいことに寛容になった気もしますが、3つ子の魂百までで本質は変われていないし。。
自己肯定感や自信を持つのも慣れていないし…

いつも全力で頑張られているイメージの諭介さんですが、実は!こんなところダメダメなのよってところがあったらこっそり(笑)教えて下さい〜☆」
(みなきち 2024/04/29 4:22)
→ダメダメなところはスターなのであまりないんだけど、こないだ日比谷でタバコを吸いたくなり喫煙所を探すもなくて、新しいビルが建っていたのでここなら喫煙所があるだろうと入ったら、やっぱりあって、さすがの日比谷、中はバリバリのスーツの男女が談笑しながら喫煙してて、お邪魔しますな気持ちで端っこでタバコに火をつけて、やっとありついたとタバコをくわえて吸い込み、ゆっくり吐き出した瞬間にぶぅ!っと屁が出てしまい、結構いい音だったので談笑が止まり、運良く帽子をかぶってたのでつばを深めにてセットして携帯を取り出してと言ってもガラケーなので見るものもなく見てるふりをしながら、はやく談笑に戻ってくれと祈りながら喫煙した時は、流石に気の緩みが出てしまったと反省しました。基本気が緩みがちなとこはあるね。だから頑張るんだ、そう思います。ワンマンきてくれてありがとう。

■「花見してる場合で無いのも納得な、4月も盛りだくさんな1か月でしたね。
無事、ワンマン「始業」終宴ありがとうございました。新曲めっちゃ好みでした。曲って育つんですね。「始業」は一曲一曲渾身で届けて頂いた気がします。「心の宝箱」いっぱいに受け取って帰路に着きました。
(JバンドJAPANで川崎さんには伝わってなかったですが(笑)、ありますよね「心の宝箱」!)

5月といえば、私は潮干狩りですが、行ってる場合はありそうですか?
(私は塩でマテ貝をとる、に初挑戦したいところです。)
BAYSISで「いつも心はニュートラル」が諭介さんのモットーのひとつとMCで出ましたが、私は「いつも心はハイパービーム」を今年のモットーとして参りますっ。
(俵さんをスタッフさんに間違えるという粗相のミソギ…)」
(しゃるろっか 2024/04/29 12:37)
→がははっいいねっハイビーム、あるよね宝箱っ。マテ貝の塩でとるやつYouTubeで見た事あるわ、あれは面白そうよね、ここで報告を待つっ。新曲ありがとうね、育っていくと思うので見守ってちょうだい、これからも来れる時に色んなライブで楽しんでくださいませ。

■「心をフラットに保つのってなかなか難しいですね、でも誰しも起伏があるからこそフラットの状態が際立つというか、フラットでいる心地よさや安心感を感じられるんですよね。
確かに自分にとっての大事なとき、好きな事をしている時間ではフラットでいたいなぁって思います。

曲作り…ほんとすごいですよね。ないものから作るって…。
手に持って触ってそこから形を変えて作り出すのはできるかもしれないけれど。
そんな待望の新曲聴ける日を楽しみにしていますね!」
(hitomi 2024/04/30 10:27)
→難しいよね、求めていたいね水平線を、修行やなぁと思うね。ないものからでもあるものからでも、何かしら形にできるとやっぱり自分を確かめられるようで嬉しいよね。
今の僕はこんな感じなんだろう新曲、いつの日か聴いてくださいませっ。


■「“フラットな心”で、フラットとは? 平らであること。起伏がないこと。また、そのさま。弾き語りワンマンに向けて、諭介さんの気持ちに起伏があったんだろうなぁ!と思いました(笑)ワンマンでも、人生でこんなに緊張する経験ができるのが嬉しいと話してたけど、その都度何か乗り越えて成長できる場面があるのを思うと羨ましくも思います。前にBS松竹のがむしゃらで、諭介さんが試合前の生徒さんに「緊張してる?」と聞きながら「緊張すると疲れちゃうからね」とも言ってて、なるほど、本番前に疲れちゃったらダメだからリラックスすることも大事なんだなと教えられた気がしたし、なるべくフラットでいたいと意識していた諭介さんの言葉だったのかなと。感情の起伏はときにあってもいいと思いますが、“フラットな心”忘れずにいたいですね。論介と書かれても動揺したり怒ったりしないフラットな心(笑)ワンマン楽しかったです。新曲もよかったです」
(A.T 2024/04/30 11:16)
→ありがとう。うむ、怒らない心、怒りは大事だと思うけど、名前間違えられたくらいで怒ってはいけないね。いやはややはり緊張はするね、ワンマン当日もしないようにしてても、細かい事が気になったり気がつくとかりかりしちゃったりしてね。リラックスって書いた帽子をKがかぶってた事があったけど、いいメッセージだと思うもんね、ワンマンもがむしゃらもみてくれてありがとう。

5 件のコメント:

  1. 今月は早朝Jバンド、お昼間のお天道様ピカピカ駅前テント、真夜中LOFTなど多種多様な諭介さんを体感し、もれなく私も初めての貴重な経験をさせていただき興味深く面白かったです!
    小学生ぶり?の全力ラジオ体操では、第二までしっかり行いなんだか汗ばむくらいのよい運動になりました笑。

    来月で2024もちょうど半分こ、そしてそして諭介さんのお誕生日がありますね!
    ONE NIGHT STANDも今年初めて伺わせていただきます。
    ひと足早く「お誕生日おめでとうございますっ☆」
    いつも素敵な歌旅や勇気、パワーなど抱えきれないくらいの宝物をありがとうございます!

    来年25th!のインザスープの活動も多く嬉しい限りです(感謝)
    これからも、何事にもチャレンジし真摯に頑張られている諭介さんを応援し続けると共に、ご活躍とっても楽しみにしていま〜す♪

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  2. こんにちは。暑くも寒くもなく吹く風は爽やかなこの季節が好きです。一生この季節だけでもいいんじゃないかと思うくらい好きです。でもそうしたら春に桜を見れないし夏にセミの出番がないのも可哀想。秋に栗ごはん食べたいし、クリスマスにサンタさんが半袖やサンダルでやって来るのも何かイヤ・・・やっぱり四季は必要なんですね。
    前置きが長くなりましたが本を読んでいて違うことを考えていて目だけで読み進んで内容が頭に入ってないから後からまた読み直す感じ・・・めっちゃ分かります!!私もそうです!「なんちゃって読書」と呼んでます。集中力が無いんですよね。だから同じ本がずっとバッグに入ったままになっていて、読めない日が続くと読んだはずのページもあまり覚えてなくてまた最初から読み直す・・・なかなか結末までたどり着けなかったりします。なんのこっちゃだけど、これも私なんですよね。良いか悪いかは別でそんな「自分」も大切にしたいですね。

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  3. しゃるろっか2024年5月28日 18:47

    5月も楽しかったです~。
    「近代日本の地下水脈Ⅰ」今年発売なのに、古書のような風合い出ちゃってますね(笑)
    私も大体カバンに本が入っているので、これからの梅雨シーズンはうっかり濡らさないように気を付けないといけません。が、新曲「merry go round」効果で傘ほっぽって遊んでしまう可能性が高まりましたね。。
    梅雨のあとは蛍の季節なので楽しみです。
    蛍スポットは真っ暗にしてある所が多く、お寺の胎内巡りのような気持ちにもなれます。

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  4. 本って不思議で、そのときに自分が悩んでいることに対してのヒントだったり、アドバイスに出会えることがあって面白いです。とか言って、私も本を読む時間あまり作れてないんですけどね。諭介さんみたいにカバンに一冊持ち歩くのもいいな。それにしても、読んでいる本が想像していた以上に難しそうで意外でしたwwwそういう一面も文章中に(今この文、大丈夫でしょうか?)と書くのも諭介さんなんだろうなぁ~。ずっと歌い続けてくれているライブもそうだけど、長く続いてるこのコラムでもいろんな発見があります。GBのステージでの弾き語りワンマンも5回続いていてすごい!まだ「何かある」なんて言えることもおぉ~と思ったし、楽しみ続きますね。

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  5. 諭介さんの昨年からの歌やコラムなどではどうしても私も、もうちょこっと先の50歳を意識せざるおえなくなり(笑)
    意識すると本当に限りがあることを知らされ、最近残りの人生についてどう生きていくか真剣に考えだしましたっ。

    本は私も毎日は読まないのですが、少し前に読みたいものが電子文書しかなく初めて購入して読みましたが、やはり紙の本がいいですね…。
    気に入った文章や気になる文章は何度も読みたくなるのですが、紙だと本を開くだけでその部分がすぐに読めるし、触れる紙の質感がいいですね。

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