2022年2月1日火曜日

Vol.263「2022年、蕾ぎゅっと夢見る寒空の下」の巻

 2022年、明けまして今年もよろしくお願いいたします。

 いやはや、先月ここで「感染者数も減り」なんてことを書きましたが、そのあとすぐにドカーンと増えましたね。「マジっすかっ噂には聞いていたけど本当に予測通り急激に増えるんすねっ」てな状況の変わり方に驚いておるところですが、本当にびっくりです。何度繰り返してきたのでしょうか、6波目ともなればウィルスはこうして段々弱まっていき収束へと向かっていくとも聞きますが、しかしこれなかなか人間の方も「あぁまたか」と疲れてきますが、いかがおすごしか。

 そんな中、自分は1月に5本のLIVEを遂行した。こんなご時世も手伝ってか、ハコや人、音がますます愛おしく思える。自分の出す音も、一音一音出すまでの準備も含めて愛の弾を詰め込んで発射。自分の宇宙の静寂から空気を震わせて、それぞれ来てくれた人たちの心の中の宇宙、音のない暗闇の中に永遠に走ってく光のような音を出せたらと。「おい、中尾、宇宙とか永遠とか何を言うとるんだ」という声が聞こえて来そうですが、でもそんな感じです。

 コロナ禍の「よかったこと」なんて言うとなんだか悔しい気持ちにもなりますが、なにかこう、制約の中をくぐり抜けて来た「自由」ってのは、美しく感じたりするものだなぁとも思いました。お客さんも静かに受けとめて、ゆっくり体が揺れている様をみると波が伝わったようで嬉しくなる。
 本来音楽というのが出て来た源も、きっといろんな縛りからの反発だったり慰めだったり逃避だったりしたんじゃないかと思うと、このコロナ禍もよりシンプルに元々の源みたいなものを演者も受け取る側も感じられる時なんじゃないかとも思ったりして。「不要不急」って言葉をこのコロナ禍で知りましたが、演ってる本人だからか音楽、LIVEというのはどんな時代にもなくてはならないものだとこの時期に実感し、なおさら愛おしくなります。無理に何でもかんでも出演することはしませんが、縁を感じる場所であれば制約や感染対策を万全にして遂行していきたいと思っている所存です。

 そんな中、いつもお世話になってる吉祥寺ROCK JOINT GBより弾き語りでのワンマンライブのお誘いをいただきました。弾き語りのワンマンは何度か行なった経験がありますが、この規模のライブハウスでの1人弾き語りワンマンライブは初めてではないかと思います。お誘いをいただいた時、初心を思い出しました。そう言えばバンドでもライブハウスの人から可能性を感じてもらい、広がっていった時のことを。
 4月に、ということで「四月は入学式の時期、始まりの月ですし、日にちは入学式の日でお願いします!」と頼み、調べていただき4月7日と相成りました。

 吉祥寺ROCK JOINT GBは、いつも何かしらきっかけをもらっているライブハウスです。チラシ、イベント全体、音のことなども、血を通わせて作ってきました。ギターの音、歌マイクのことなどもPAさんから情報をもらって改良したり機材を購入したり。そんなライブハウスGBでの弾き語りワンマンライブ、4月7日木曜日、入学式に合わせてしまったため、ど平日ですが、始まりを感じられるLIVEにできたらと思います。無理なく来れる方はぜひ寄っていただけたらと。詳細はまた追ってSNSにて発表しますのでチェックのほどよろしくお願いします。

 加えて現在は、この春から始まるプロジェクトに向かって曲を作っているところです。全国のみなさんにお届けできると思うので、楽しみにしてもらいたいです。

 感染者数は今のところ増え続けていますが、その波もやがて収まっていくことでしょう。そうしてしっかりと陽は長くなっていて、ゆっくりと春に近づいていく。ツボミがぎゅっと夢を膨らませているように、感染者数の波と三寒四温の波を超えて4月の空に咲く花を思いながらぎゅっと作っていく2月、やってきたことの延長線上、2022年の春に咲かせる花を楽しんでもらえたらと思いながら、今月はこの辺で。
 
 まだまだ厳しい寒さの中、それぞれの場所でぎゅっと夢膨らませながら頑張りましょう、よい2月を。


1/3ニューロティカ in 日本武道館


感動しました。これから先にもしも、今からバンドを始めようって若者があり、何かアドバイスをと相成りましたらば「ニューロティカの武道館のDVDを観ておくといいよ」と伝えるだろうなと。数日気持ちがよくて、本当にいいものを観たと思いました。

Twitterにも載せましたが、ワークマンという会社に感謝。この値段でこのクオリティーに頭が下がります。カッコいいとか悪いとかも気にならない心意気に感謝。

そう、3月には松本耕平くんにお誘いをもらい札幌へ。久々の札幌、楽しみであります。おさまっていますように。

雪降る下北沢、王将前。

水平器と水平線、登る太陽。

火はいい。

いきいき。

神保町にブルースマンあり。この店の壁はその昔ウルトラマンを作った人達が作ったんだって。

いい文や。


住んでるんですね。

寒い日のかき揚げそばは本当にありがたい。どれだけ日本を支えてきたか、かき揚げそばよ。

どんと。夢の中の曲中、鍵盤のキョンさんからの「どんと!」コールからのギターソロにどんだけ勇気をもらったか。

本田誠人と中尾諭介でSay-Youですっ。     
春へ。 


諭介がお答え致します

■「こんばんは。
出来ることならば大切な人との別れは遠くにあって欲しい。いつかどうしても別れはきてしまうにしても、その別れの時は出来るだけ遠く遠くであって欲しいと思ってます。

中尾さんと本田さんの2人で積み上げてきたキラキラした時間、本田さんと過ごしてきた大切な宝物のような時間がこれからも中尾さんの背中を前に押してくれるんですね。
中尾さんの歌を聞きながら本田さんを感じる事が多々あり、中尾さんの心の中に本田さんが一緒にいるんだなって感じます。
今年も、これからも、歌を連れて旅をして、いろんな景色を見せてください。どんな景色が見えるのか楽しみにしています」
(柿の種 2022/01/19 0:50)
→ありがとう。
本当に遠くにあって欲しい、いつかきてしまうにしてもだね。本当そうだ。
一緒にいるね。ずっとそうだったから、いなくなったとなるとなおさら僕の中にいる感じがする。


■「今年初の配信ライブを見ました。変わらずいい声でしたね。相変わらずのMCで面白い年にすると言ったところに、心の中でもう面白いよと思いながら見ていました。大晦日に書いた昨年1月のこと、見ていなかったライブだったので、人のせいにするほどダメダメだったことを1年経った今知りましたよ。諭介さんはそのときに言わないタイプですよね。ずっと言わないこともあるんじゃないですか。ま、なんとなくなのですが、だからと言ってそれがだめじゃないんですけどね。本田さんとの関係、靴下の例えがとてもわかりやすかったです。わかりやすくて淋しさ伝わる。何ができるかな、何をしたらいいかな、コロナ禍の制限がある中で、みんなそれぞれ頑張っているんだと思っています。天が晴れると書いて天晴。やっぱり晴れているときは空は笑っているんでしょうか。こちらから天を見ても天晴、天からこちらを見られても天晴、いつでもそんなふうに思えるよう、かっこよくて面白い靴下で、あ、靴下というか諭介さんであって欲しいなと思います。面白い一年になりますように!」
(A.T 2022/01/19 12:25)
→うん、天晴れでいくのいいね、今日はいい天気で、非常に天晴れだ。いいね、かっこよくておもしろい靴下で天晴れでいこう。言わないのは自分の中で受け入れられない、受け入れたくない、わからないとかだからだろうね。配信見てくれてありがとう。

■「本田さんの生き様、私も天晴れだと思います。諭介さんほど本田さんの事を多くは知らないんだけど、病気の事を公表してからも変わらず明るく振る舞っていて、表に出る人だからそうしていただけかもしれないけど本当はきっとものすごく怖かったり不安だったり悲しかったりしたんだと思うので私だったらそうは出来ないと思います。なので訃報を知った時は本当に悲しかったしショックでした。

片方の翼を失くした鳥は上手く飛べない。でもきっとゆっくり新しい飛び方を見つけて羽ばたいていく。
心に付いた傷や悲しみは簡単には消えないけどいつかその痛みと一緒に笑いながら暮らしてみたら少しだけあったかい気持ちになれるかも・・・。
2022年、健康で笑顔いっぱいな一年になりますように。今年もたくさん素敵な歌を届けてくださいね」
(夕陽 2022/01/23 13:39)
→多分ずっとそういう気持ちと一緒にいくんだろうな。心のどこかで「ほらね」「すごいやろ」「どうよ」って今まで通り話しながら、痛みと一緒にいくものなのかもね、何度も実感して、何度も分からなくて、そのたびにずっぽり悲しくなって、悲しいってのは疲れて嫌なんだけど、そういうやり方でしか誠人を感じられないから、誠人を感じる時間として自分には大事な事なんだろうね。言葉をありがとう。

■「去年はそんな気持ちの中でライブ活動、新曲を作り上げたり動画にチャレンジして諭介さんすごいなって思いながら配信など聴いていました。相方さんもきっと見ていてくれているでしょうね。
今朝夢で4sticksのステージで新曲をギターの方がボーカルで歌っていて、横から諭介さんが「なんでやねーん!」ってツッコミ入れながら出てくる夢を見ました。夢でも笑わせてもらってありがとうございます。一日一笑とても素敵な言葉だと思います。たくさん泣く日、怒る日があっても悪いことではないけれどそんな日も一日一回でも笑えることを大事にしたいです」
(hitomi 2022/01/27 13:29)
→いやいやいやっ何という夢か、すごいね、これで今日はもう一笑目やわ、しかも4-STiCSというのがいいね。先輩だからね、なんでやねーんって横からツッコミながら出てくるって、おもろい、すっとこどっこいと言われてきた僕ですが、まだそういうとこまではいってないなぁ、さすが夢!すごい夢や。ありがとう。一日一笑。いい言葉やね。

■「一年ですね。
死は生を省略したがる が、いのちは細部に宿る 
生き残った者たちは 細部にこそ喜びを見つける
みたいな詩を、どこかで読んだことを思いだします。
ご冥福を心からお祈りもうしあげます。
今年も、ともしびが道を照らしてくれますように」
(まり 2022/01/29 9:27)
→命が細部に宿るというのがどういう事なのか、なんとなく全てのものにこの悲しみも命も宿っているんだという事だとしたら、なんだか愛しくも思えて、丁寧に生きたいとも思えました。そう生きた先に灯火が照らしてくれますように。

3 件のコメント:

  1. 寒い。立春という言葉に騙されています。弾き語りワンマン楽しみですね!コロナで大変なときにも続けてきたライブの先にワンマンがあるってなんか嬉しいですね。4月、その頃にはもう暖かくなっているんだろうな。それにしても入学式の日って面白い!いや、何かを始めたり、始まるのに歳は関係ないですよね!(笑)だから、入学式の日にって、すごくいいなと思います。もうこちらはいろんなことに卒業しそうな気持ちになっているので……その日、また入学気分になって始まりを感じられたらいいなぁ~祈ったり願ったり頑張ってみたり諦めたりを繰り返して、でも、これできたらいいな~という夢はいつも見ていたいなと思います。夢の蕾ですね。春から始まるプロジェクトもなんだろう?歌、届く日を楽しみにしてます!

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  2. 増えたり減ったり・・・もういい加減疲れてきちゃいますね。でもまだまだ気を緩めず頑張りましょう!
    そんな中でも諭介さんが変わらずライブを続けてくれていること、私も音楽は不要不急ではないと思うので、例え自分は行けなかったとしても嬉しいです。
    春からのプロジェクト、少しだけ見えてきたけど何だろな?楽しみにしてます。
    それぞれの場所で夢の蕾がキレイに花開きますように。

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  3. 諭介さんの宇宙からの音、声いまだに唯一無二の存在です。たくさんの人の心の宇宙に響いていくこと願っています。
    春、入学式、ワンマン、新プロジェクト、なんだかわくわくするキーワードばかりですね!
    そのわくわくをもらって私も自分の入学式から今年は進んでいきたいなって思いました。
    ライブも楽しみにしています!

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