10月はジュテームから始まって、7本のライブがそれぞれにおもしろかった。完全生音歌ワンマンがあったり、ニックバッカーズのドラム佐藤大輔とセッションしたり、内田裕也さんや松田優作さんの匂いのする濃ゆい人たちがいるもんだなぁと知ったり、はたまた昨日は先輩G.Dフリッカーズ34周年のイベントで歌わせてもらったりと、旅できた月だった。
もう長いこと歌っているけれど、ますます歌うのが楽しくなって、ギターの音色に魅せられて弾くのが楽しくなってる、新しい歌もどんどん作りたがれてる。おもろいな。飽き性の自分がずっと続けられて、生くごとにたのしくなれて、知りたがれる1つ事。音楽と出会えてよかったと思う。きっとこうしていろんな人に出会えたり、色んな景色を見られるから、飽きることなく音楽で旅できるんだろうな。年取るたびに悲しいことも増えて、歌が杖のように支えにもなってくれるからだろうな。色んな出会いをくれ、ふっかけてくれるブッキングの人たちに、そして気にかけてくれて足を運んでくれる人たちに感謝です、ありがとう。これからも旅、新しい歌を作って、より深い歌、ギターの音を求めて生きますんで、気軽に足を運んでもらえたらと、気にかけてもらえたらと思います。よろしくお願いします。
最近、「あなたはいいですね、楽しそうで」というようなことを言われたことがあったのですが、自分は確かに楽しく過ごしているなぁとは思うんですが、その人曰く、ライブやって釣りをしてラグビーや野球を見に行って野球をしてキャンプして呑みに行ってと。確かに所ジョージ的に遊んでるように見える大人に憧れますが、自分がそんなに遊んでるようには思っていなかったもので、言われてみたら確かに結構色んな遊びをしているんだなぁと思いました。遊んでばかりでなく、自分的には絶えず何かしら働いていて、我ながら頑張っているなぁと思うんですが、合間合間で適度に遊べてるんだなぁとおもいました。昔お世話になってた事務所の社長は自分達がバンドの練習をしようとすると「練習なんかするな、遊べ遊べ」と言うような人でした。それで一緒に焚き火をしたり釣りをしたり。そんな社長の影響もありますが、元々ある程度遊んでないとダメな体質でもあるようです。
思い出すのは小学校の頃、授業の合間のたった10分の休憩で授業終了のチャイムがった瞬間にボールをもって運動場に走り、ちょっとだけサッカー野球をして、またチャイムが鳴ったら一目散に教室に戻った。慌てて走ってる間もテンションがあっておもろかった。学校から帰り、ソフトボールに行って夕暮れ時に帰り、夕飯までの時間も近所の用水路に何か浮かべて遊んでいたりと、隙間が少しでもあると何かしら遊んでないと気が済まなかったんだとおもいます。その頃同様に今も何かしらおもろいことをいつも探してるんでしょうね。貧乏性、もったないお化けか。ぐっすり眠れるまで遊んで、思いついたことをやらないともったいない気がして遊んでるとこもあるんでしょうね。
こないだ釣り仲間の豪ちゃんと夜釣りに行きました。その日は新月で、月がなくて真っ暗。その中で電気浮きが揺れる。ケミホタルと言って、緑の光がユラユラと真っ暗の海に浮かぶ。糸も見えないので感覚だけをたよりに仕掛けを投入、海の状況も耳と感覚だけで釣りをする。真っ暗闇とケミホタル、波の音がなんかよかった。感覚だけがたよりだから感覚が洗われるようで、懐かしいような気持ち。もともとこうだったような、静けさの中での釣り。結果仕掛けた罠にウツボが取れて、それを豪ちゃんがさばいて食したところ、すごくおいしくて感動した。
椅子に座って夜空に星が綺麗でその下で話しながら食べる、最低限の音しかしない見えない中で、とても贅沢な時間だなぁとおもった。一生懸命働くと、逆に遊びたくもなって、遊びも一生懸命。感覚が洗われて、歌にもつながる気がする。ライブが終わったあと社長が独り言みたいに言った「健全な心」って言葉を思い出す。
暇や退屈でいると心が弱る気がします。弱ると人のことをあぁだこうだとおもったり、何にもしてないものだから自信がなくなってジメジメと心が卑屈になる。SNSなんかをみるとジメジメしたことが垂れ流れてきて、嫌な気分になる。仕事でもなんでも楽しんでやってないと、遊びがないとだめですね。遊んでいると、卑屈になっている暇はないですから。大げさでなくても、日常のなかで、洗濯物をたたむ、皿を洗うなんてことも楽しくなれる。遊ぶ感覚があると楽しくなれますもんね。自分次第。
遊んで感覚を洗う、感覚を確かめる。遊びって、スポーツでも釣りでも映画や演劇でも、本を読むことも、感覚を洗う作業なのかもしれないですね。そんでまたアウトプット。その繰り返しなんでしょうね。
芸術の、スポーツの、読書の秋、この季節にそんなキャッチコピーがついてるのもうなずけるこの頃、かわいた空気に心が浮き彫りになる季節、仕事も、やらなきゃいけないこともたくさん楽しんで、心を洗っていきましょ。
さぁそして、いよいよ11月。3本のライブを旅して、その後は舞台「荒れ野」に突入です。今年の終わりが見えたと書きましたが、まだまだ濃ゆい日々、今年は長く続きそうであります。
お互いに、ありったけの思いついたおもろいことに触れて心を洗ってやりましょう、2019年、この秋に。
そんなことを思いながら今月はこ辺で。またライブであいましょう。よい秋を!
しゃかりきのロケで栃木県へ この番組もまた心をあらってもらってます。 みれるひとはみてね。 |
今年もジュテイム おもろかったですね シェルターの打ち上げパイプ椅子ぎしぎし 来年は20周年にむけて告知発表がそろそろありますのでチェックのほど、よろしくおねがいしますね。 |
blogのほうであげましたが、これうまかった。秋晴れだったからでしょうね 名まえをなぜかマルクハニーと覚えていましたが、そもそもマルクハニーてのもマヌカハニーのまちがいでありました。 |
もう みない 左右されない 自分でひらくと 今年はみておりません |
江ノ島の夕暮れ これから朝まで磯生活 |
豪ちゃんと。 |
ウツボ初めて食べた、うまかったっ |
やさしい磯。 |
そして11月、この日に向けて新曲を製作中なり。 |
藤祭を越えたら舞台へ。 普段演劇に馴染みのない人にもみてもらいたいです。 というか、音楽畑の人も来てもらいたし、応援のほどよろしくおねがい!します。 |
諭介がお答え致します
■「ジュテーム楽しかったですね。ナゾの時間も最初はどうなるかと思いましたが(笑)、曲が生まれる瞬間にはいつも心が動かされます。インザスープ4人の音で、音楽の楽しさを改めて感じた今年のジュテームでした。東京も寒くなってきましたね。夏から急に冬になる感じ。四季があってよかったと何度も話していたけれど、秋がなくなってしまうのを今年は少し感じた気がします。大きくなる台風の恐怖といい、地球をみんなで守っていけるのだろうかという不安。消費税10%、キャッシュレス化、なんとかペイにいまだついていけない不安。もっと興味を持って知ることの大事さを感じます。それと諭介さんが書いていた“憎しみをたやすく吐き出せる時代”の憎しみをもっとこう違うことに心を燃やす時代にしていきたいです。自慢のギターで連れて行ってください♪来年20周年の企画も楽しみです!」
(A.T 2019/10/18 12:30)
→おう、突き抜けて連れてい来ますよ、えいえいおー!だ。みてくれたらと!
あと、あれ、秋は今からだと思うよ。
■「インザスープワンマン、中尾諭介ワンマンと贅沢な10月でした。生歌生音ライブは初めてだったのですが感動しました。ライブハウスもいいですが、バーで歌う姿も素敵でしたね。あっという間の2時間でした。
また楽しいライブを企画して下さい!!!! 」
(匿名 2019/10/24 19:57)
→ワンマンどちらもおもろかったね、なにげに生音って地味かもだけど直接届けられるから確かに贅沢な空気感だなぁと思ったわ。またやるだろから、お楽しみに!
■「ジュテームが終わってもうすぐ一ヶ月が経とうとしてるなんて何だか早いですね。
この一ヶ月、台風で各地で大きな被害があったり不安な事もたくさんあったけど、そんな事を一瞬でも忘れさせてくれたり寄り添ってくれる力が音楽にはあるんじゃないかなって思います。
そんな音楽を日本中に飛ばしていってください。インザスープ20周年も楽しみにしています」
(夕陽 2019/10/24 23:41)
→飛ばすで、できることの1つやね。ずっとやってきたことにも何かしらできることがあるだろね。20周年もよろしく!
■「諭介さんのギターたくさん聴きたいです⭐
20年聴いてきてまだまだ歌もギターものびしろいっばいなんてすごいし嬉しすぎます。
祝20周年飛んで✈行けたらと今からチャンスを狙っています」
(hitomi 2019/10/25 14:40)
→すごいよね、音楽、全然飽きないどころか、ますます知りたくなってるのが嬉しいわ。20周年もよろしく!
■「先日、初めてジュテームに参加させて頂きました。札幌住まいなので、中々参加出来ずにいましたが、In the Soupを知って20年目、初のジュテーム。行ってよかった!今のIn the Soupが1番かっこいい!
来年は、もっとかっこいいのかしら。来年も行かなくちゃ!」
(だるま 2019/11/01 12:40)
→へへ、ですね、今が一番いいと思えるね。当たり前かもだけど。これからも進化していくんで見届けてもらいたし!初ジュテーム、来てくれてありがとう!
諭介さんが「遊べ」と言われたように、私も入社して仕事を教わったときに「仕事だけじゃなく、遊ぶことも大事」と言われたのがずっと心にあります。当時はいまいちピンと来ませんでしたが、今も仕事仕事に負けないで楽しく続けていられるのは、遊ぶ場所があるからだなぁと、ありがたいことだなぁと思ったりします。プライベートで起こったことが、仕事のアイデアに繋がったりすることもあったりします。食う寝る遊ぶ。仕事は遊ぶの中に入っているんですね(笑)一日仕事をして疲れきった後にもライブハウスに行く元気がないことはあまりなくて、仕事で失敗しても、ライブハウスで笑顔にしてもらったりして、むしろ元気になるために行くっていう感じです。「健全な心」を取り戻します。それはきっと歌うのがますます楽しくて音楽に出会えてよかったと思ってる諭介さんのライブだからなんでしょう♪
返信削除仕事とかやることちゃんとこなしつつ遊ぶ時は遊ぶ・・・そんな器用な人ってかっこいいなぁと憧れます。諭介さんは遊んでいるばかりじゃないのは知ってるけどちゃんと楽しく遊んでいるイメージがあります。
返信削除暇だとあれこれ考えて卑屈になってしまうのもそうかもしれないけど、楽しいだけじゃなくて色々考える時間も大切なんじゃないかとも思います。
とはいえ、なるべく楽しいことだけ考えていつも笑顔でいられたらいいなぁって思いますけどね。
諭介さんの歌を聴いたり諭介さんのことを考えると楽しくなれるのでそんな時間を大切にしたいです。
真っ暗闇とケミホタル。すでに歌のタイトルみたいですね。
返信削除海釣りは星や音、空の色、魚の釣るタイミングや味、五感がたくさん研ぎ澄まされそうですね。
ブログで見ていてマルクハニー、マヌカハニーでもなく笑えましたが(^^)今は温タピ、あったかいタピオカドリンクもなかなか美味しかったです。
遊びの話では、そうですよねずっと楽しいことをしていたい。弱ってるとき自分の心と向き合うのが一番しんどくて辛いです。
でも、諭介さんが言うように自分次第!遊びに行けないときもなんでも楽しんでやるのは大事だなと思いました⭐