2018年12月30日日曜日

Vol.226「2018年を振り返るつもりが来年の抱負のようになり」の巻

 暮れ、暮れですよ2018年も、あと数日か。冬将軍居座るこの頃いかがおすごしか。

 今年最後の連載、今年のライブを一つ一つスケジュール帳を見返して振り返りたいところですが、それは老後の楽しみにして、今ぱっと今年を振り返り、毎年テレビで発表される「今年の漢字一文字」を自分的に思い浮かべると、「凪」という漢字が思い浮かぶ。「凪」=「なぎ」。海の状態を表す言葉で、波風立たずのっぺりとした状態を表す言葉ですが、平らな海、何もないような意味合いになるとおもいます。
 んが、本当に何もない一年だったのかと振り返れば全然そんなことはなく、ピアノに挑戦したり、一つ一つのライブにもテーマを持って向かえたし刺激もたくさんもらった。なぜ「凪」が浮かんだのかというと、考えるに「もっともっと」「もっと来年は」「まだまだ全然燃やし尽くせるものがある」と気持ちが向いてるからなんだと思う。
 そこにきて来年の漢字が浮かぶのは「締」。「しめる」「締めていきたい」気持ちが浮かんできます。「しまっていくぞー」です。これ結局今までと変わらないのですが、一個一個のライブを締めていきたい気持ちです。
弾き語りでも、中尾と草場でも、バンド形態でも、音を出す、一声を発すること、月の裏側の静かな場所で小石がずれてカチャっと音立てるような、そこから波紋が広がっていくような一音を出せたらとおもいます。一音、一声、一言の葉。年々、生くごとに木彫りの人形を彫るイメージが浮かぶ、よりシンプルに。年々一個一個のライブがありがたく感じ、今夜これまで最後の一音をと思うようにもなり、その反動で永遠に旅する風のような音を飛ばしたくなり、その旅先で誰かと繋がれたら、届けられたらと、たまにはハメも外し、バカになり、いや、ベーシックはバカだけど、バカだからこそ、外れた場所から自分を眺めたりもしつつ、自分の心を解き放してただ一点の光の線を伸ばしていけたらと。誰にもわからない自分の心を捕まえては歌にし、音を鳴らし、自分でもそれに気づいていくというようなことを繰り返していけたらと。

 そう思うと今年も、広がる波紋の先々で色んな人との反応を楽しめました。やっぱり面白いです、音楽、人生、反応しあうこと。今年のライブでの景色が頭をよぎりつつ、直接的ではなくても、激しくても静かでも、きっと何かを感じてもらえるはずだと信じて、自分は自分の静かな場所から鳴る音を探していけたらと。

 「締める」もそうですが、締めて生く先でなるべく「キレイなもの」を目に写したい。「キレイなもの」にふれていきたい。なるべくたくさんの「キレイなもの」を目に心に写し、浮かべてためて、こわくなるような「キレイ」、美しいナイフのような一年にできたらと、そのナイフをもって闇を切り裂いていけたらとおもいます。

 2018年、今年も、歌を聴いてもらい、気にかけてもらい、応援していただきありがとうございました。
 2019年、来年も、自分なりにこの心と体をもって鳴らせる音、表現、心の動きを探求して発していけたらと思います。来年もまた気にかけてもらえたらと、何卒よろしくお願いいたします。2019年、いい年にしたりましょ、しましょうね!しますよ!! 改めて、今年もお世話になりました、それでは今月、今年はこの辺で、よいお年を!

ふむふむ、この時はこんなライブじゃったなぁと、老後に眺めたりするんだろうか、マイスケジュール帳、証拠残さずが座右の銘ですが、捨てれない今までのと来年のほぼ日手帳。

今年最後のインザスープ 、リハにて。
吉田くんのもぐもぐタイム。

火はいい
たまには火を見ながら過ごす時間が必要だなあと実感。

釣り仲間豪ちゃんとキャンプ テントはりはり

葉が一枚

2019年、いい年にしたりましょ。
よいお年を!
 

 

諭介がお答え致します

 

■「人の縁って不思議ですね。音と歌で人が繋がっていくんですね。私は聞くだけだから分からない何か、鳴らす側というか演奏する側の人にしかわからない共感、共鳴するものがあるんでしょうね。
「ボヘミアン·ラプソディ」見に行くタイミングが合えば見に行ってみたいです」
(柿の種 2018/12/24 20:21)
→ほんとに、普段人付き合いがむずかしい分、音楽で繋がれると嬉しくなるのよね。音楽じゃなくてもいいんだろうけどね。やってきたことがあってよかったなとありがたく思うわ。ビバ音楽、よいお年を!

■「こんばんは。ヌーノとのエピソードは何度か聞いたことがあったけど、改めてスゴいな~って思いました。
呼ばれたのは八さんだけなのにみんなで付いていってしまう団結力(笑)そしてヌーノへの積極的なアピール、それを受け入れてくれたヌーノの懐の深さ。完全アウェイでの演奏はさぞかし緊張したんじゃないかと思います。

その後に繋がらなかったのは残念だけど貴重な経験でしたね。

ヌーノが今もその時の事を少しでも覚えていてくれたらいいですね」
(夕陽 2018/12/26 20:31)
→貴重な経験だったね、来年もより緊張する場に身をおいていこうと思うので、応援のほどよろしくです!


 


 

4 件のコメント:

  1. 新しい年が始まりました。中尾さんを見習って去年を振り返り浮かんだ言葉は「歩」、3歩進んで2歩さがるというか自分の思うようにはいかないとしても一歩一歩という感じの1年だったなと。そして今年は「変」。年明けから何かしら落ち着きのない始まりになり、色々ありそうな変わっていくような年になるのではと。
    去年同様、今年も中尾さんの歌の世界を堪能させてもらいます。

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  2. もうだいぶ過ぎてしまいましたが、明けましたね、おめでとうございます。去年の漢字一文字は個人的にも納得の「災」。今年は去年の分を取り戻すくらいのいい年にしなければ!するぞ!と思っていたところにインフルエンザになりました(笑)今年の漢字は、諭介さんの「締」を見て「緩」に今決めました。どちらかというと身体も頭もかたいので、それくらいの方がいいんだろうなと。「ゆるやかに」「ゆるく」頑張りすぎないくらいに頑張ろうと思います。気を引き締めて歌う諭介さんの緊張を緩めてあげられるくらいニヤニヤしながらライブを楽しもうと思います。ベーシックはバカでも(この表現じわじわ来ますね。笑)一昨年はお芝居、去年はピアノと毎年何かしらで驚かせてもらっているので、そのあたりも緩く期待しています!そして、今年もたくさん老後の楽しみを増やしていってください!今年もよろしくお願いします。

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  3. かなり遅れましたが、明けましておめでとうございます。私の今年の目標漢字は「穏」。一見つまらなさそうに感じるけど平穏無事が一番の幸せかなって。そう感じてしまうのは歳をとったって事かもしれないけど(笑)あまり欲を出さずに日々の小さな幸せを大切にしていきたいなって思います。でもたまには飛び上がるような幸せも欲しいのでそれは諭介さんのライブからいただけたらと・・・。今年もどうぞよろしくです。

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  4. 中尾さん、明けましておめでとうございます☆
    今年もよろしくお願いします。
    今年の自分の漢字は「美」です。ど真ん中に輝いてます。美しくなりたい!です。
    中尾氏自身の静かな所と手を握り締めるライヴお楽しみに、スターのエナジーをもらいに、時々お伺いしたいと思います。(諭介くんに生きる気合い、負けてらんないって奮起する自分がいたりします、。)

    手帳、素敵な思い出がいっぱいですね。。

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