2025年4月1日火曜日

Vol.301「300回記念、大馬鹿野郎集会Ⅲを終えて」の巻

  無事、連載300回記念ライブを遂行することができまして、暖かい日が続き、こりゃもうポップコーンのようにぽぽぽん!と桜が一気に咲いちゃうんじゃないだろか、まだ満開にもなってないのが不思議なくらいに初夏気分でいたらば、まだまだあ!と寒の戻りで、全てはやはり波のように繰り返し繰り返しゆっくり進んでいるのだなぁと、調子には乗れないようにできているのだなぁと寒暖の差に翻弄されて乗ってけサーフィン、まだ今から春満開を迎える今日この頃、いかがおすごしか。

 改めまして、この月一連載「センチメンタルのバカ野郎」の300回記念LIVE
「大馬鹿野郎集会Ⅲ」at 下北沢440
無事遂行し終えることができました。参加してくれた皆んな、気にかけてくれた皆んな、この連載を読んでくれた皆んなに感謝です。ありがとうございます。
 普段のライブとは違う打ち出しに、説明足らずで戸惑った方もいたかもしれませんが、今回はこの連載の月一で25年の300回を記念、実感すべく催させてもらいました。音楽とはまた違う活動ですが、根っこは繋がっていて今となっては自分のライフワークになっている活動の一つであります。

 去年末より、「そろそろ300回ですね、また記念イベントやりましょうか」と、この連載を仕切ってくれている田中さんと打ち合わせをして進んできまして、自分だけでは思いつかない25周年だから25曲のアイディア、物販や音源、イベントシステムなどに毎回のことですがびっくりもし、ディスカッションし、進めてきまして、刺激的でありました。音源の音もギリギリまで「あぁしてこうして」とやり取りをして無事間に合い、これは一つの山場だなぁとプレッシャーも感じましたが、「お祝いだお祝いだ25年で300回のお祝いだ、褒められるに値するに違いない、祝ってもらおう、自分が楽しませてもらおう」を呪文にこの日に向かい、当日はその通りになり、なにか集まってくれた皆んなの会場の雰囲気、メンバーの音にめでたい空気が漂っていているように勝手に感じて、包まれて泳がせてもらいました。ありがたいなと。遠方から近場から、音楽でないのに、文を書いての300回記念にも集まってくれてありがたいなと、みんな楽しそうで、メンバーも楽しそうで、はたまた今回はゲストミュージシャンに30年来のKと、これまた長い付き合いの大ちゃんに加え、小坂龍也をギターに迎えました。   
 
 ここも説明不足でしたが、龍也は2000年頃に5歳で、お母さんに連れられてインザスープの関東のライブにほぼ毎回足を運んでくれていて、アンコールの時の呼び声「バッタービビってる!」を率先して声出したり、僕の格好の真似をしてたりしてた男の子でした。それから月日が経ち、大人になり27歳、今はギターリストとして色んなところでギターを弾いて活躍してるとのことで6年ほど前にも一度一緒に2、3曲演ったことがあったんですが、それから時を経てまた今回お誘いをしました。まぁまぁな曲数がありましたが、提示した曲は体に入れてきてくれて、リハスタジオでは譜面も見ずに一発でオッケー、加えてアンケートの結果の一曲は統計がとれてなくて事前に伝えていなかったんですが、リハ当日に伝えたところ、フレーズなどほぼほぼ完璧にその場で「砂時計」を弾いてくれて、おおすごいな、さすがっとなり、欲が出て「ほんじゃコーラスもやって」と急なお願いにも答えてくれて本番当日も、「緊張する~」とかいいながらしっかり役目を果たしてくれて頼もしかったです。
 ちょっと前にアメリカのパンクバンド、グリーン・デイが来日コンサートした際、アンコールで客席のファンの男の子をステージにあげてギターを弾かせ、そのギターに合わせてボーカルが歌っているのをSNSで見かけて、そのキラキラした二人の空気感に非常に感動したんですが、仕組みは違いますが、このグリーン・デイ現象的なことができたことも嬉しかったです。当時5歳で我々のライブを体感してた男の子が大人になって一緒に音を鳴らす、我が息子が20歳になったら一緒に酒を飲むのを楽しみにしてる世のお父さんみたいな気持ちでしょうか、Kなんかは遠い親戚のおいちゃん顔になって顔がほころんでおりました。そんな音楽のバトンを感じることもできて、それを来てくれた皆んなで共有もできて誇らしく、嬉しい夜となりました。
 
 はたまた今回のシステムでは公開打ち上げもあり、バタバタでしたが2ショット写真撮影もあり、元々写真を撮られる時にどういう顔をしていいかわからなくなり息を止めてしまう症候群なので、100回記念の時の大馬鹿野郎集会での田中さんの提案にも    「えぇ!」となりびっくりしたんですがやってみて、200回目の時もやり、なので今回もやってみたのですが、チェキの機械が壊れて結局お客さんそれぞれの携帯電話で撮ることになり、しかしチェキ壊れによって時間がかかってしまい、撤収時間に間に合わせるべく、猛スピードでの撮影会となり、撮り終わったみんなが、進んでく撮影の後ろで「ぎゃー!」「ひどくなーい!」「えー!」「こっちみてないー」などなど悲鳴にも似たクレームが出ていて、それでもお構いなしに続いてくカメラマン田中さんの突進ぶりに最後は笑えてきて、あまり撮影会とかは縁遠い方なのでわかりませんが、撮影会というのはきっと和やかな雰囲気だったり、ときめいたり喜びに満ちた空間なんではないかと思うんですが、クレームで終わる撮影会というのが、申し訳ない気持ちもありつつも、後日ほのかに思い出し笑いしてくるほど、自分らしくてなんかいいなと思いました。どたばた撮影会にもお付き合いいただいた皆様ありがとうございました。色々ありましたが、最後はKが挨拶で締めてくれて無事終了。そんな日の帰り道一人、田中さんやメンバー、そして来てくれたみんなの気持ちが胸に触れていてあったかく、嬉しかったんだと思います、道路に書かれた交通表示の「止まれ」って文字にも笑えてきて、「こんな気持ちのまま止まれる訳ないでしょが」ってな気持ちになって、改めてまたここから先へ音歌を広めていけるように頑張りたいと思える日になりました。読んでくれて、気にかけてくれて、歌を聞いてくれて、ライブに足を運んでくれて本当にありがとうございます。駄文、カタツムリの歩みでも続けていきますので、この場もライブも、ここからもぜひ応援のほど、何卒よろしくお願いします。中尾諭介

と今月はこの辺で、よい桜満開を! いざ4/11弾き語りワンマン吉祥寺ROCK JOINT GBへ!    

新譜「江ノ島の裏磯にて」やTシャツ、ステッカー、そして再販アルバム『灯籠』ご購入はこちらから。
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柴田恭兵さん、会った事もないのにさん付けしたくなるほど、このシーンカッコいいです。脚本は金子正次、どの世界にも通じそうなセリフは詩のようで、それを体現してる柴田恭兵さんにグッと来ました。

主にペンションでお世話になっている下北沢ラプソディーにて、店主秋山さんにポスターを貼ってもらいました。9周年おめでとうございます。

光と影がいい感じや。Masumiさん撮影

この所共演が多い秋葉くん、クレバーなハンサム、可愛らしい笑顔。

春は野菜が美味いですなぁ、有機野菜とか打ち出してる野菜の力強さに感動温野菜。

REC平田崇さん、「江ノ島の裏磯にて」できたら音源を借りた車の中で繰り返し何度も聴きたくなってこれはラブソングなんだなと思えました。他2曲も感謝です。

Rec終わりに侍2人と作戦会議。

終わっちゃいましたね。BS松竹東急がむしゃら。ほんとにいい番組に参加させてもらってるなと、しかも情熱も笑い玉も持って帰れて収録終わりにいつもありがたかったです。観てくれた皆さん、どうもありがとう!また会えそうな気がしてます、せーのっがむしゃら!フェニックス!

スターパインズカフェにも。

大馬鹿野郎集会直前に大分へ、宮崎経由でっ

宮崎空港のチキン南蛮が時々無性に。

小学校6年間お世話になったソフトボールの監督と。あの試合のあの時とかあそこのチームのピッチャーがとか、ほんとに細かい事をよく覚えてるなーとその事で話せるのはみんな真剣だったからで、そんなふうに向き合ってくれてた、当時の監督や父兄の方々にありがたいと改めて思った日、子供の時のそんな大人達の愛情は大人になってもチカラになってるんですね。ありがたいです。

大分では先輩井垣さんに誘ってもらって。インザスープ好きのバンドマンの方々もいらして、遠方からも集まってくれて嬉しい日となり。井垣さんとはまた9月に。

今回のメンバー。大リハーサル。

えいえいおうー

当日にジャケ間に合わず友達が急遽送ってくれて仮ジャケを。

K

大ちゃん

龍也

母も来てくれました。

盛り上がった写真会をKがちゃんと締めてくれました。

止まらないよ

翌日は、田中さんを繋いでくれ、連載のきっかけをくれた宣伝担当の中原さんに、報告とお礼とこれからのお願いに。

南野さんのとこにも行き、報告を。

ロフトにも貼ってもらいました。


見事勝利。

自分は自分の勝負へ。いざ4/11吉祥寺ROCK JOINT GBへ


■「ゆうすけさんのイラスト可愛らしくてほっとします。水平器というアイテムを選ぶセンスもさすがです。あまり絵を描かないというのはちょっと意外でした。他にも何か描いたイラストがあれば見たいです。
私の春の恒例行事であるワンマンライブ。楽しみにしています」
(あこ 2025/03/27 17:07)
→ありがとうございます、まさか自分が水平器をかわいいなぁと思うとは思いもしなかったです、想いを絵にするって、楽しかったけどすごいエネルギーだなぁと思いました、そんな気持ちだけで描いた絵にほっとしてくれて嬉しいです、描いてよかったです、ありがとう!あ、他の絵はキン肉マンとかだったらすぐ描けます。
弾き語りワンマンへゴーファイ!今の自分中尾ををぜひ体感してくださいませっ。


■「“フラットな気持ち” 簡単なようで難しい事だと思います。
私はいつも「優しい人になりたい」そう思っているけど心がフラットじゃないと優しい気持ちも持てないから「いつも心に水平線を」少しでもそうできたらなと思います。
大馬鹿野郎集会行きました。休憩挟んで三時間強、楽しい時間だったし諭介さんの歌に心をフラットにしてもらいました。ありがとう。次回は8年後?楽しみにしてます」
(夕陽 2025/03/27 23:00)
→難しいですね、できてるようでできないし、世のお坊さんだって常にそういられる人っていないんでないだろかね、でも優しくありたいとかフラットでありたいと思いながら、人に関わって、できなくて、もがいて、人生って修行だなと思うけど、そういう人をみると自分もそうありたいなとお思っての憧れであります。

■「300回を記念しての、8年に1度の大バカ野郎集会もとても楽しかったです。歴史を振り返るような曲順のライブに、ソロから始まり、Kさん、ニックバッカーズキーボード大ちゃん、諭介さんに憧れ?ギターリストをしているタツヤくんが順番に加わっていく流れもよかったです。アンコールでのみんなの好きな曲ランキング演奏もありましたが、新しめの曲も前の曲もどっちもあって嬉しいランキングだなあと思いました! ツーショット撮影会は撮った写真を見て不満や悲鳴が上がるなど面白かったですwww諭介さんの想いのこもったデザインの水平器Tシャツ、思っていたよりも可愛くて気に入りました!色合いも可愛い。あっちにいったりこっちにいったりぐらぐら、フラットでいられないことの方が多いですが「I have a horizon in my mind」私も忘れないようにいたいです。祝300回!これからも楽しみにしています」
(A.T 2025/03/28 17:47)
→ありがとうございます、思っていたよりもって!と思いましたが可愛いいとのこと、よかったです。撮影会での悲鳴、反省もしてるので8年後はちゃんと写れるように、気にかけて過ごしてみます。本当の水平線はみんなで一つだけど、自分のホライズン、きっとみんなそれぞれのを持ってて、それがみんな違ってて、それがおもろいとこなんだろうなと、それを、言葉は古めかしいかもですがユーモアってので確かめあったりしてるのではないでしょうかと今思ったりもしました。

■「大バカ野郎集会楽しかったです~ありがとうございました!
リクエストベスト3曲は納得!他にどんな曲が集まったのか、集計結果を是非ブログか4月ワンマンで紹介してほしいです(^^)

レコーディングWORK「AKARI」「江ノ島の裏磯にて」&各種グッズまでっ中尾さんとしては珍しいリリースラッシュっ。ふっかけWタナコーさんに感謝です。「merry go round」がバンドサウンドに盛り上がっていくアレンジ展開がまさに縁にふっかけられて弾んで行く中尾歌旅模様と重なってグッときました。
私は雑誌「サンレコ」も好きで、レコーディング沼民です「灰色の水曜日」の女声はどういう想いでどなたが重ねたんだろうな~と思いました。

Tシャツの絵は、最初「ピアニカのケース?」と思いました。「水平器」というと、私にとっては撮影現場でカメラを台車移動しながら撮るためのレールを敷くアイテムです。ロケ現場で即席で設営するけど、水平とらないと画がガタガタになるので、カメラマンさんが水平器で「ちょいアゲ~、サゲ~」と号令かけながら、スタッフ総出でくさびを突っ込んで調整します。その時は照明部とか衣装部とか垣根を越えて一丸総出でやるので、なんか楽しいのです。(300回の記念にコメントが長文になりましたっ)」
(しゃるろっか 2025/03/28 23:13)
→がは、確かに長い!そして色々あるっ、ありがとうございます。水平器はそういう所でも活躍してくれてたんですね、水平器の活躍を知れて嬉しいです。みんなであげーさげ〜、これはもう祭りですね、祭り事も本当に自分のフラットを確かめる修行のようです。Wタナコウさん、ありがたいです、ここに来てWリリースっ。灰色の水曜日の女性声は石橋凌さんの提案だろうと想像し、ビクっとする度、凌さん勘弁です!でした。凌さん提案はあくまで推測ですが、キースさんではない事は間違いないと思います。リクエスト結果はワンマンで発表しないけど、一票が多くて、あの三曲もほんの数表の差でほんとにそれぞれで、代表曲がないと言えばそうですが、みんな違ってみんな金子みすずさんな感じがこれまたなんかいいなぁと思いました。

■「まずはエッセイ300回の偉業達成、おめでとうございます❣️
ソロにバンドに2ピース・物書き・曲作り・ギター・練習、はたまた現場お仕事と、本当にいつも目まぐるしく頑張られていますよね🚂すごいなー👏
立ち止まったり、振り返ったりしたくなることもありますか?

大バカ野郎集会も、5時間あっという間でした♪遡りLIVEも良かったし、当時肩車されていたたっちゃんが立派にサポートギター🎸務められていて、
その姿を優しい眼差しで見守っていたkくんや諭介さんを拝見して大人に成長されたなぁと僭越ながら…感慨深く素敵でした。
お揃いT着てのシュールな写真撮影も、なんだか色々可笑しく良い思い出ですね。

次回400回記念は、なんとちゃんちゃんこ直前ですね😳まだまだそんな先のこと想像できかねますが…
諭介さんや演者の方はじめ聴きにいらした方も、み〜んな日々幸せに過ごせ健康でまたその善き日に笑顔で再会出来ますように✨🌸」
(みなたん 2025/03/28 23:55)
→人生初の偉業達成頂きまして、大袈裟な感じもありますが嬉しいです。ありがとうございます。立ち止まったり振り返ったりってもちろんあります。自分のやってきた事がなーんにもその先に通用しないでくらって絶望無気力、、今回も書きかけましたが、波のようだなと思います全部、病気でも、お腹が痛くなる時も痛い中でちょっと治ったり痛くなったり、季節の三寒四温も海も月も、人生も心も自分事もずっとそれの繰り返しなんだろうなぁと思います。そんな事を繰り返しながら、心も体も健康で少しでも幸せを感じながら生きれますようにですね

■「祝☆300回おめでとうございます!愛読者ですが集会には参加できずにとっても残念でしたが、でも300回続いたエッセイとても嬉しい気持ちです。改めてありがとうございます。日々色々なことが変わりゆく中で一日として同じ日はなく、あっという間にあったものもなくなっていく時代で…。そんな中で300回毎月必ず続けていてくれることがありがたいし、すごいし、なんだかとても尊く感じました。ぜひまだまだ続けていってほしいです。毎回楽しみにしていますので☆よろしくお願いします」
(hitomi 2025/03/31 0:47)
→来れなかったとの事だけど、いつも読んでくれて、コメントもありがとうございますっ、ほんとね、いつの時代も変わってきたんだろうけど、変わり方がはやく感じます
 下北沢なんて小さい街がわかりやすく、全然変わってく中で、とんすいや一龍、シェルターや440、クレープ屋さんがあってくれるとありがたく感じるもんね、K主催の頑張ってるぜ日本然り、この場がそういう場所になれた気にもなれて嬉しいです、ずーっとそこにあるものになれたらと思うのでこれからもよろしくお願いしますっ。ありがとう。

2025年3月17日月曜日

【大バカ野郎集会IIIスタッフよりお知らせ】

いよいよ今週土曜日、3月22日に迫りました中尾諭介エッセイ「センチメンタルのバカ野郎」連載300回記念イベント。ライブやグッズ、新作CDなどの準備が整いましたので、ここでお知らせいたします。

その1:ライブ
今回は月イチ連載300回、つまり25年にわたるIn the Soup、中尾諭介ソロ、中尾諭介&ニックバッカーズから厳選した25曲を演奏! 演奏陣にはおなじみ草場敬普(B.)田中大介(Key.)そしてニューフェースのギタリスト小坂龍也が参加。もちろんチケット申し込み時に募集した「私が好きな中尾諭介の曲」発表も。

その2:打ち上げ
日頃からエッセイを読んでくださっているみなさん、中尾諭介やインザスープを応援してくださっているみなさんと、ささやかではありますが300回記念の乾杯をいたしたく、場を設けさせていただきました。もはや恒例(?)となりますイベント記念ツーショット撮影会もしっかり開催しますので、心の準備をお願いします。

その3:最新CD
200回記念のイベント時から販売したアルバム『オレンジの太陽』以来となる新譜は、7分半に及ぶ大作「江ノ島の裏磯にて」をタイトル・チューンに、同曲と繋がったような世界観を持つ「虹をかけて泳ぐ魚」、そして中尾ひさびさのラブソング「merry go  round」の3曲入り。加えて長らく品切れだった『灯籠』も再販売開始です。

その4:グッズ
エッセイ第300回で本人が「着た人の胸に、それを見た人の胸に水平がありますように、そこからしか出てこないあたたかい太陽が昇りますように」と記していた水平器ホライズンTシャツ、その絵柄をカラー化してクルマやカバン、自転車などにぜひ貼ってもらえたら……ということで防水UV加工をしたステッカーも作りました。


というわけで、前売りチケットは3月21日(金)23時59分まで受け付け中。
https://nakaoyusuke.thebase.in/


中尾諭介エッセイ・センチメンタルのバカ野郎300回記念
大バカ野郎集会Ⅲ
2025.3.22 SAT 17:00 OPEN / 17:30 START
下北沢440

http://440.tokyo/


みなさまのお越しを心からお待ちしています!
 

2025年3月2日日曜日

Vol.300「祝300回!I have a horizon in my mind」の巻

  こないだ正月だとおもったらもう3月でないですか、この調子でいくと来週にはもう大晦日か、と感覚がバグりそうな日の早さよ。次から次の山々を一つ一つ超えていくだけであっという間に日が過ぎていきますね。ははーん、三寒四温とは、どうやらきっちり寒い日三回とあったかい日四回を繰り返してるわけではなさそうだなってなこの頃、いかがおすごしか。

 祝300回!おめでとうございます、ほんとにもう、読んでくれてる皆さんのおかげであります、毎回、自分整理のような文を読んでくれて、つきあってくれてありがとう。振り向けば300回、元々飽き性で三日坊主、長続きしない性格の自分が人生において続けられてるものがあるというのが、自分ですごいなぁとおもったりもして、いやはや読んでくれる皆さんと毎月ケツを叩いてくれた編集の田中さんのおかげではありますが、300回とみて、おかげさまでグッと自信になったりします。改めまして読んでくれてありがとう。この連載の馴れ初めなどは先々月あたりに書きましたので、今回は、300回記念に作ったTシャツの絵について説明したいとおもいます。

 100回目の時はココペリ
 200回目の時はクロダイ

 ときまして、SNS等で発表しましたが、今回300回目は何かわかったでしょうか? きっと、ぱっと見わからないだろうなぁと思いながら、気持ちだけでなんとか描き上げました。えぇえぇ、だからこの絵はなんなんだよ!という声が聞こえてきそうですが、自分は普段絵を描いたりする習慣もないし、あまり絵を描きたいという衝動に駆られることもないのですが、田中さんのケツ叩きによって今までココペリとクロダイ、白鶴イベントの時は升のデザインしたりしました。描けないなりにも心静かに向き合い描き始めると何かが出てくる、これは歌を作るのともとても似ているなぁと思ったりもして、そんなこたぁいいんだよ、だからこの絵はなんなんだい!という声が聞こえてきましたが、自分的には非常に集中し、描き終わったと思えた時にドッと疲れを感じるほどでありました。漫画家のスージーはすごい仕事をしているなぁとよぎったりもしました、命懸けやなと。なのでそうやって描いたものはカワイく思えたりして、何に見えようがカワイイなと思えます。加えて願いもこもっていたりして、ぜひ着て欲しい記念Tシャツになりました。無駄に引っ張ってしまいタイミングを逃しましたが、これは水平器と水平線になります。しかも朝日のイメージですね。色的には夕日にも見えなくもないですが、朝日のイメージで描きました。

 2021年頃に自分は雑貨屋でこの水平器に出会いました。一目惚れというのか、なんとも目を惹いて、キュンときてしまい、カワイイなぁなんつって呟いていました。元々現場仕事などで見たことがあり、見るたびに水に浮かぶ空気で水平を測るというそれだけの器具、とても原始的だのに、これがなくてはブロックを積み上げたり塀を作る時に基礎が平行に保たれないというとこにも心惹かれていた上に、雑貨屋さんで見つけたこの水平器はとても小さくて、赤のボディーに黄色い水がよく映えていて買わずにはいられなかったのでした。仕事で使うわけでもないのにまさか水平器にキュンときて買うことになるとは思いませんでした。持ち歩き赤いポストの上に置いて水平を測ったり、でっかい建物の中で床に置き、建物の水平を測ったり、釣りに行った時には昇る太陽、その水平線に重ねてみたり、こんなに小さいのに東京タワーや水平線、どんなにでっかいものの水平でも測れる気になり、測ってみるだけなんですがなぜか面白くて嬉しい気分になりました。

 思い出すのは文学座出身の草野大悟さんという俳優の「俳優論」という本の中で、「マンモスを演じようと思ったらマンモスの皮膚の中にいるバクテリアの気持ちをも感じなければならない」というような言葉に出会った時と近いかもしれません。これは後に演劇「荒れ野」で共演した小林勝也さんも徳利を転がしながら教えてくれた言葉なので、文学座に息づいてる考えなのかもしれませんが、同じく文学座出身の松田優作さんの演技や本を読んでも共通した考えだなぁと、その考えにとてもセクシーさを感じたりしました。いわゆるディテールにこだわるということにも繋がると思うんですが、マクロとミクロが繋がっていること、盆栽や日本の庭園や一粒の砂に宇宙を見るような、小さくても大きいものと共通の広がりがありイコールの何かがあるというとこに心惹かれます。

 加えて自分はフラットな心持ちというのが大事だなぁと、いつでもそうあれたら最強だなぁと思うんですが、実際は大抵偏っていたり、そんなことを忘れていたり、だから水平線を見ると自分の凸凹だった心が平らになるような気がして、時々は見にいきたくなるんだろうと思います。
 色んな情報の海の中で、何を信じるか。ぼんやりスクロールだけしていたら、自分なりの考えを何も持てず、フラットでいるためには内在批判だと、どちらの考えも知らなければと、ぼんやり眺めてるうちにまた次の情報の波にのまれていく。莫大な量の情報の中で人の意見が自分の意見になっていき、頭だけがでっかちになっていく、経験、心がおっつかない今の時代、フラットでいることが難しくなっているなと感じます。
 一体何を偏りだというのか。ひとりよがり、無知や嫉妬心やこんちきしょう、許せない心や正義だと信じ込みすぎること、思い込み、決めつけ、など色々あると思いますが、自分的には「歌にならない感情」だと思います。どんな感情でも歌にはできるんですが、ずっと歌いたいかどうかといえば、振り分けられていきます。歌はフラットな水平線の向こうから昇ってくるんだと思います。ずっとやってきたギターや歌、はたまたバンド、合奏、メンバーは、良いとこも悪いとこも含めて自分を教えてくれる。今までやってきて、人と音を出し合う時。弾き語りでも、場と鳴り人と鳴り、音を鳴らす時に大事なのはフラットな心だと。音楽に限らず、人と何かを作る時、祭りでも町内会でも、演劇でも仕事でも、呑みの席でも会話でも、やはりフラットな心持ちというのは大事だなぁと。それは修行のようでもあり、自己発見でもあり、みんなで一つのものを作る時に、「これはエゴだな」「一人よがりだな」と余計な感情に出会うと、「みんなで一つの、いいものを作るんだ」と呪文を唱えてそこに対して邪魔になる感情を消します。フラットな気持ちの上に立ち、人と自分のさまざまな感情に出会い対処して自分を知り、削りながら切磋琢磨して、窮屈なようで、そこにこそ本当の自由や分かち合う喜びがあるイメージ。

 僕は音楽をやってきて、フラットな気持ちってのが、人を感じて気持ちのいい音を鳴らすのに大事なことだと知り、自分でそれを忘れたくないなと。また、そんな気持ちが伝わったらいいなと思い、Tシャツの絵を描きました。誰もの心に水平線がありますように、胸に水平器を重ねた水平線、どんなに小さくても心の水平はあの大きな水平線と変わらない。着た人の胸に、それを見た人の胸に水平がありますように、そこからしか出てこないあたたかい太陽が昇りますように。「I have a horizon in my mind」そんな心に、可愛らしい花達が人生を彩りますように。そうした想いだけで描いた水平器ホライズンTシャツ、ぜひ着てもらいたいと思いながら今月はこの辺で、来れる方は3月22日に下北沢440で!よい春を!

※Tシャツ付きチケットの事前申し込みは3月3日(月)23時59分までの受け付けです。
https://nakaoyusuke.thebase.in/


ARBキースさんの誕生祭に向けて特訓するべく一人カラオケに2度ほど連続で同じこの曲を入れて歌詞を見ずに歌えるようになるまで繰り返すんですが、、、この曲、最後のサビ繰り返しのあたりで女の人の笑い声が入ってるんですね、原曲に、意図的に。それをカラオケも忠実に再現していて、その部分になるたびに、ゾゾっとして、え、なんや?となるわけです。昼間とはいえ部屋は暗いですから、昔よくあった曲中に女の人の声が聴こえる!心霊現象みたいな感じかとドキッとするわけですが、あぁそうだったそうだった原曲にあったわと、びびらせやがってなんつって気を取り直して初めからまた歌うわけですが、歌詞を思い出し思い出し歌ってますから、そちらに集中しているので後半にはすっかり忘れてまた、うわ!ゾゾっとなるわけです。あぁそうだったそうだった、我ながらかわいいやっちゃとかおもいながら、それでもまた繰り返してくうちに、なんか、腹立ってきちゃったりして、やになっちゃうなとか思いまた別の曲に移り、いっときして歌ってまたゾゾっとなるという事を繰り返し、成果もあって本番はこの曲が一番よく歌えました。

そして描きました。水平器、前に藁半紙って懐かしいな、藁半紙でチラシ作りたいと思い買ったはいいけどコピー機にハマらず、残しておいた藁半紙に書いたんですが、ざらざらした感じもまたいいなぁなんつって。

すごくかっこよくないですか、この写真

あたくしは自分のコーナーと、トリのロティカのあっちゃんが終わり幕が下がり、アンコールとなりまた幕が上がってみれば自分とキースさんだけの「さらば相棒」という大役を頂き、全ての出演者、お客さんを代表して歌わせて頂き、今後の糧になる経験をさせてもらいました。キースさんのめでたい日に、僕がプレゼントを貰いました。

そしてそう日の後はロケで京都へ。これはなんぞやとパシャリ。

京都大学のソフトテニス部へいくも雪で、テニスはできず。それでも選手たちが休みだったにも関わらず、出てきてくれてコート使えるように雪をはけてくれました、雪だるまを作って。

なかなか過激な看板あり。

広尾にて春の訪れ

年に一度は並んでも食べたくなる、気付けば1時間並んでいました。

GBの壁かっこよく、ここにポスターを貼られるようになりたいなと思ったその日に、ブッキングマネージャーより弾き語りワンマンの打診を受けて、ポスターが貼られるようになりました。自分の引き寄せ力を感じます。ありがたい事です。


なんと3年続いたBS松竹東急の「がむしゃら」も3月一杯で終了となります。とてもいい番組に関われて誇らしかったです。ほんでこのチームで好き勝手できて面白かったです。スタッフに共演の皆んなに、観てくれた人達に感謝です。機会があったらまたどこかで。せーの!がむしゃら!


一匹狼のスリードックナイト。

悲しいです、つば九郎さん、ありがとうございました。

ファッションの事はよくわかりませんが、かわいいはずですよね

ラプソディーにてポスターを貼って貰いました。

かわいい顔して毒もしっかりある男秋葉君、ハンサムボーイズの相方。

温野菜好きなのですがオーガニック的なお店で買ってみたらもう全然違いました、野菜の味が濃厚で違いのわかる男になりました。


そしてレコーディングへ

月は大分にて初ライブも、井垣さんよりのお誘いにて。若い頃に影響を受けた井垣さんに誘ってもろたら行かないわけにはいきません、大分の皆様ぜひ、どうぞ、歌を聞きに来てくださいませ、よろしくお願いしますっ大分のひとー!


こちらも平日夜に、スターパインズカフェで大人の夜を。あたくしトリをやらせて頂きます、何卒よろしくお願いします。


さぁさそして、大馬鹿野郎集会、何卒よろしくお願いします。   

 

 

諭介がお答え致します

■「がむしゃらロケ帰りのほったらかし温泉♨️富士見露天で気持ちよさそう〜
そして!顔はめお写真最高でした。諭介さんのイメージになく新鮮〜。ついつい、タッチしピンチアウトしてお顔もしげしげ拝見したら絶妙な渋顔ゆーすけにクスリ🤭笑
今月は、大バカ野郎集会ですね!初参加💪LIVEとは違ったドキドキがありますね。
そして、4月は恒例始業ワンマン🌸新曲引っ提げてですね。こちらも楽しみっす!
気持ちもふんわり軽やかに桃色の春到来ですね〜✨」
(みなたん 2025年2月27日 9:13)
→そうなんや、今年は色んなライブが決まってますね、楽しんでもらえたらと思います
 えぇ、顔出すやつは観て笑ってたいね、自分が入れるとなるとどういう顔していいかわからないですな。観てくれてありがとう、LIVEもお楽しみにっ。


■「映画館良いですよね~
私の2月は、息子らを「映画に連れてってやる」と約束した朝に
うっかりどえらい二日酔い
朝イチ回を予約済みだったので、気合で這って映画館に行ったら
おんぼろロボットが頑張る映画で、
まさに私がオイル吹き出しそうだよと、ガタピシな自分がうまいことシンクロしながら、なかなか味わい深い映画体験でした。
祝・300回おめでとうございます!大バカ野郎集会楽しみにしてます!!」
(しゃるろっか 2025年2月27日 22:43)
→えらいですな、二日酔いでも約束守るのは。子供時代に呑みかたやってるおじさん達と約束しても簡単に破られる事を知りがっかりしたもんです。一体何の映画でしょ、ロボコンかしら。大馬鹿野郎お楽しみにっ。

■「2月はあっという間でここへのメッセージも遅くなってしまいました!諭介さんが「ブラックレイン」を観たシネマート新宿は私が「GOLDFISH」を観に行った映画館でしたよ。公開初日で、諭介さんのライブもあった日で、ライブ前に間に合うことがわかって、私もその日に決めてチケット取って行ったのを覚えています。そして客席にはおじさん率高かったのも同じでしたwハリウッドスターに憧れ俳優養成所にストイックに通う話、驚きつつも面白かったです。もし訛りがなおせてたら、スクリーン越しでしか会えない人だったのかなとか考えちゃいますねwだけど、そのときがあったから映画や舞台など役者もできちゃうのかな!なんか面白い。あったかい日が続いていますが来週はまた寒いらしいです。でもきっと春はもうすぐですね。大バカ野郎記念集会、弾き語りワンマンなどたくさんありますが、春を楽しみにしています!」
(A.T 2025年2月28日 17:22)
→ありがとう、お楽しみに!あの映画館いいねぇ、さすが新宿って感じや、ちょっと古くて映画愛が詰まってて、いいですねぇ、ゴールドフィッシュも観てくれてありがとう。そうだね、訛りがなおせてたら今頃LAにいるだろね、それもいいけど、こっちで歌ってる方がやっぱ好きっす。

■「諭介さんが高倉健さん好きなのは何度もこちらのコラムで目にしていましたが、健さんのその本を高校三年生で読み、さらには感銘を受けれるって。きっとあまりいない若者ですよね・・・高校三年生の諭介さんがどんな若者だったのだろうかと興味がでてきます。最近ですがプライムの配信で「GOLDFISH」がおすすめに上がってきて初めて見ることができました!諭介さんもしかと拝見しましたよ☆
今年も続々と決まってきている歌旅。どこかで訪れますね!」
(hitomi 2025年2月28日 20:38)
→ありがとう、どこかでねっ、いやはや、最近自分でもよく思うわ、あの頃になぜ健さんだったのか。他にもリトルトリーって本もそうで、とにかく見返りを求めない生き方に惹かれて、ハマったのよね、人生の指針を探していたんだと思うわ、これからも健さんと僕をよろしくお願いします。

■「2月が短くてまだ先だと思ってた大バカ野郎集会ももう間もなくですね。
前回、前々回も参加したので今回も楽しみです。 
諭介さんの自己暗示呪文、「一個一個やっていくしかない」私も山積みの予定にテンパりさんになりがちだけど、真似っこ自己暗示呪文でやっていこうと思いました。
この春も楽しい歌旅を!」
(夕陽2025年2月28日 23:13)
→ありがとう、お楽しみに。ほんとにね一個一個解決していくしかないね、それができない時、最近よく思い出すのは学校の机の奥のクシャクシャになったプリント。教科書やノートで潰して奥の方で溜まっていってるのわかってるのに片付けようとしない、酷い時はコッペパンなんかも奥にしまって、ないことにしてるんだけど、絶対なくならないのになぜあんなにぐちゃぐちゃにしてたんだろ、やっぱり一個一個やるしかないよね。