2024年11月1日金曜日

Vol.296「分け入っても 分け入っても はじめの一歩」の巻。

  秋が秋らしく、ようやくなってきた。革ジャンがちょうどいい季節で嬉し。街にはカボチャを見かけるようになり、こうなると年末まであっという間だ。〇〇の秋、〇〇に何があてはまっていかがお過ごしか?

 山頭火って人の句に「分け入っても 分け入っても 青い山」という句がある。いつ頃知ったのか、時々思い出す。旅をして全国を廻っていた山頭火が「どこまでいっても山だなぁ」と思ったんだろうなと思うが、句になると読み手の人生にも当てはまるから面白い。

 インザスープワンマン「ジュテーム2024」。ぎゅっと濃厚ないい味を出せたんじゃないかと思いつつ、新曲もできていいライブになった。場所に、人に、愛を感じて歌える時、泳いでる感覚になる。自分が引っ張っていこうなんて思っていると苦しくなるけど、愛して、音に身を委ねて反応するままに泳げると、どこまでも行けそうな気分になる。2024年もジュテームできました。観にきてくれたみんな、気にかけてくれたみんな、どうもありがとう。

 ライブだけではなく、新曲にみんなで向かう過程も楽しかった。メンバーで「ああしてみよう」「こうしてみよう」と実際に音を出して試し試し、3歩進んで2歩下がる感じで、試してみていい時は「いいねいいね」と確かめあいながら、もう一つだなぁって時は暗黙の了解な空気が流れて考え直す、この、言葉ではない共通の認識が嬉しい。そんな中に自分がいる時、僕は幸せを感じる。心の中に水が溜まるような、じんわりと心に汗をかく、うっすらと愛しいしびれをずっと感じてる。心ふるわせあいながら共通認識をもって音を鳴らし創っていけるメンバーに感謝。自然と「ありがとう」な気持ちになる。年齢行くごとに感謝する気持ちが増えます。やっぱり奇跡ですから。出会ったことも、長い間一緒に音を鳴らせることも。そんな僕たちのライブに足を運び、同じ曲、音を共有できる人たちがいること、来れなくても気にかけてくれる人がいること、はたまた僕たちのことは知らなくても、僕たちが何もないところから創って世に飛ばした曲を好きで聴いてくれる人がいること。こうしてここでも毎月の駄文を読んでくれる人がいること、ありがたいです。

 毎回といっていいほど書いてますが、自分は縁を感じながら音楽活動ができていると。それは来てくれる人、聴いてくれる人がいるからです。歌の旅、好きで夢中で始まった旅ですが、やはり修行だなこりゃと思うことも結構あります。創って歌ってを繰り返しているけど、自信がなくなったり壁に当たったり、ど緊張をしたり、それはきっと同じところでグルグル回って繰り返しているだけでなく、挑戦をしているからだと、なんとなくおもうようになりました。次のステージに上がっていってるってことだよなと。ライブ前などはジェットコースターのゆっくり高いとこに登っていく時に似て「わぁこわっ、なんちゅう道を選んだか」と思うようなこともあったりしますが、やはり楽しい。べっこりへこんでも、「人生がもっと面白くなるステップだっぺ」と、どこかで思えます。
 「いつだって初めの一歩」……新曲「seeds」の一節ですが、毎回そんな気持ち、やってきたことの延長線上に今があるものの、やってきたことが役に立たないような場所にも身を置いて、これからもやっていけたらと。自分事をやれてる事、次から次に山が見える、足すくむような立ち向かうべき山がそびえてることや縁に感謝して、これからもぼんやりと、遠くにあるイメージをつかまえて形にしながら音楽をやっていけたらと。気がついたら今年、全然釣りにいってないなと、我はもう師走かと思ったりもしますが、「分け入っても 分け入っても 青い山」呟きながら一歩一歩、いつだって初めての一歩を踏み込みながらいく歌旅を鼓舞するべく、新曲「seeds」の歌詞を置いて今月はこの辺で。読んでくれてありがとう。どこかのライブハウスで会えたらと、2024年、良い秋を。


「seeds」

どこで何をやってんだ? こっからどうすりゃいいんだ?
手も足も出せない夜に あんたを感じているよ

きっと奇跡ってやつさ 出会い企んだイタズラも
どんなにくだらない事も 何もなくて描いた夢も
あまりに青い春に 手を振り流れて行くよ
空っぽのまま夢だけで 笑いあった日々があるから

いつだって はじめの一歩  鳴らす! はじまりの合図を
聞こえるか はじめの一歩  あの時と同じじゃないか
行こう 手をのばした 丘の向こう 
行こう 何もないまま 震える方へ


あんたの手の平から 託された種が芽吹くよ
ここで終われば あの夢の種 花も咲かずに消えて行くのか
彼女笑っていたよ 失くした悲しみ抱いて
あんたにもらった愛を 咲かせて笑っていたよ

いつだって はじめの一歩
ここから はじめの一歩 
いつだって はじめの一歩
聞こえるか はじめの一歩 鳴らす! はじまりの合図を
ここから はじめの一歩 鳴らす! はじまりの合図が
聞こえるか はじめの一歩 あの時と同じ気持ちさ
行こう 手をのばした 丘の向こう
行こう 何もないまま 震える方へ


どこで何をやってんだ? こっからどうすりゃいいんだ?
手も足も出せない夜に あんたを感じているよ

 

ロケ帰りに初めて寄ってみたココ、美味しかったです。

三歩進んで二歩さがりながらまた次の一歩。

ありがとう、ジュテーム!

昭和のスター感ありますね、輝く吉田くん、松方弘樹の如し。

SNSで流れてきた松田優作、映画「ブラックレイン」憧れたなぁ。

刺激注入。

写真家Masumiさんの個展へ。自分事の波紋広がり伝わり、またその人の波紋になってかえってくる感じがして面白かったです。

そんな写真家Masumiさんがグループ展に僕の大きな写真を出展するそうなので横浜へ観に行ける方はぜひ!

歌強者たち。刺激注入。

せんべろ見守るやなもん店長。

美味しい立ち食い蕎麦屋に出会うと感謝せずにはいられない。

新宿でのSION LOFTでのSIONは格別でした。神々しかったっ。

一彦さんに誘ってもらったので差し入れを。一彦さんSNSより。飲んでくれたんですね。嬉し。

茅ヶ崎でKがジッポがないと探してて、Kに「どっかあるでしょポケットとかバックに」って言ってたんですが、家に帰って僕の胸ポケットから出てきました。すいません

共演者のなっちゃんSNSより。本当に毎回毎回面白くて笑い玉胸にもらって帰ってます。いい番組にたずさわれていてありがたいです。

会うたびいじり合戦になるタスクさんと。次は大晦日か。

やっぱすきです新宿。面白い店名ですね。中2病でもって。

インザスープミュージアムというのを立ち上げました。SNS上で#をつけて色んなインザスープを見れるというもので、こちらも波紋がかえってきて面白かったです。ありがとうございました。タイミングみてまた引き続きよろしくお願いします。写真は#インザスープミュージアムより。

さぁいざ宮崎へ、行ってきます。

もらった刺激体につけていざ、ワンマンへです。ぜひ体感のほどよろしくお願いします。

 

 諭介がお答え致します

■「深い広い音楽の海の底で出会って同じ時間を共有し、離れていた時間があっても再び一緒に音楽の大海原を一緒に泳ぐようになるって人の縁というか繋がりは本当に不思議ですね。2人が創り出す音の世界も素敵✨✨✨年末のワンマンライブも楽しみです。😊
10月6日のジュテームも最高に楽しかった!!
11月はソロでのワンマンライブもあるので、楽しみがいっぱいで嬉しいです。
今年も残り2ヶ月ちょっと、楽しみながら音楽の大海原を泳いでいってくださいませ😊」
(柿の種 2024/10/22 12:28)
→楽しみにしてくれてありがとう〜、どの山も全部楽しんでいつのまにか頂上登ってる感じに逆算して向かってますからね、お楽しみにっ。

■「“深海で同類の魚が出会うみたいな感覚”って何かいいですね。
そんなお二人を含めた複数のバンドマンで作った楽曲のCD持ってます。「ミルへの手紙」とても素敵で大好きな曲で何度も何度も聴きました。是非年末のワンマンで歌って欲しいです。
今年のジュテームもめっちゃ楽しかったです。ライブ中に諭介さんが「In the Soupでいさせてくれてありがとう。」って言ってたけど、「In the Soupでいてくれてありがとう。」って気持ちでいっぱいでした。
これからもIn the Soupでいてくださいね」
(夕陽 2024/10/24 23:00)
→うん、いるよ。生まれてきてこんな共有できるのって幸せなことよね、ありがとう。

■「中尾さん、こんにちは。
9/28のyou two..と10/6のIn the soupジュテームの熱が冷めやらぬうちに、それぞれ次のライブ予定も解禁されて嬉しいです。
「#インザスープミュージアム」の発明グッジョブと思いました!
(「#インザスープ」単体時代の、検索結果に同名の映画や韓国バラエティが混ざっちゃう問題が解決!)
ジュテームのMCで「インザスープラバー」の呼称に若干「えー」の声があがっていたのは、 もしかしたらお客さんの中で別のファンネーム案があったのかも?と思いました。
(なので、ちゃんと愛はあります!(笑))
*ファンネーム=BE:FIRSTのファンを「ベスティ」と呼ぶ、などです。(サカナクションのファンのことは「魚民」と呼ぶらしい。。)」
(しゃるろっか 2024/10/25 14:36)
→魚民、いいね。センスが問われるね、そこから行くと、汁好きとかかや、それもいつか募集してみるのもおもろいかもね。発明グッジョブありがとう。

■「お礼)以前コメント書かせていただき、
健闘を祈るとエールをいただいた私のはじめの一歩、勇気をいただきおかげさまで無事歩み始め頑張っております。

そして、妖精🧚に近い男スージーとの深海にてのお話し…とても素敵でした。
ご縁、繋がり、運命、様々な人智を超えて舞い降りたキセキを感じますね🌏年末のyou two..ワンマンへの楽しみがぐんぐん増します❣️

そしてそして、みんなが1つになった今年のジュテーム!!最高すぎて感動がいまだに続いています。来年25thに向け良いバトンを渡す伝説のライブだったと思います。こんなにも長い歳月、色々な事や想いを超え今に繋げて下さっている皆さまにありがとうしかありません!」
(みなたん 2024/10/27 23:13)
→こちらこそ共有してくれてありがとう。

■「衣替えがまだのまま10月が終わろうとしています。曲作りで出会った話面白かったです。その人のことは何も知らないのにAメロだけで好きになったのがなんだかとてもロマンチックだし、時間が空いても音楽を一緒にできるのは、音楽で出会ったからなのかなぁと思ったりしました。で、コラムを読んで気づいたんですが、2人のユニット名「you two..」なんですね。知ってたのですが、点が2つ付いているの、特に気にしてなかったので、なんか鈴ノ木さんが本気で考えたユニット名なのに、今までずっと点を無視していてすみませんでしたみたいな気持ちになりましたw妖精の感覚でこの点にもきっと意味があるのでしょう。諭介さんの弾き語りワンマンも「you two..」のワンマンも今からとても楽しみにしています!」
(A.T 2024/10/28 17:29)
→ありがとう、ロマンチックよね、スージーがまた新たないい曲作ってきたのでそちらもお楽しみに、チラシも描いてくれてて、、かっこいいのでそちらもお楽しみにっ。

■「スージーさんとそんな歴史があったのですね。
それぞれの活動を歩み10年以上の時を経てまた深く繋がれるってすごいなとも思うし羨ましいです。ご縁のある人とは離れてもまた繋がると聞いたことがありますがまさに!お二人の音楽、ライブで聴いてみたいです。
今回のコラムの写真を見ていて、健さんの映画のシーンがでてきてちょっと笑っちゃったのですがこれは何ていう映画ですか?健さんの映画ほとんど観たことがないです」
(hitomi 2024/10/30 20:33)
→これは駅って映画だったけな。健さんは任侠映画で何本も主演してるけど、、そこから脱却して役者として幅を広げていくんだけどそのあたりの映画有名どこで言えば幸せの黄色いハンカチとかね、切った張った出ない、人の心情の機微に赴きをおいてる映画が好きっす。夜叉とか。また別の意味でブラックレインとか。あ、いつかyou two..も観てね。