2025年3月17日月曜日

【大バカ野郎集会IIIスタッフよりお知らせ】

いよいよ今週土曜日、3月22日に迫りました中尾諭介エッセイ「センチメンタルのバカ野郎」連載300回記念イベント。ライブやグッズ、新作CDなどの準備が整いましたので、ここでお知らせいたします。

その1:ライブ
今回は月イチ連載300回、つまり25年にわたるIn the Soup、中尾諭介ソロ、中尾諭介&ニックバッカーズから厳選した25曲を演奏! 演奏陣にはおなじみ草場敬普(B.)田中大介(Key.)そしてニューフェースのギタリスト小坂龍也が参加。もちろんチケット申し込み時に募集した「私が好きな中尾諭介の曲」発表も。

その2:打ち上げ
日頃からエッセイを読んでくださっているみなさん、中尾諭介やインザスープを応援してくださっているみなさんと、ささやかではありますが300回記念の乾杯をいたしたく、場を設けさせていただきました。もはや恒例(?)となりますイベント記念ツーショット撮影会もしっかり開催しますので、心の準備をお願いします。

その3:最新CD
200回記念のイベント時から販売したアルバム『オレンジの太陽』以来となる新譜は、7分半に及ぶ大作「江ノ島の裏磯にて」をタイトル・チューンに、同曲と繋がったような世界観を持つ「虹をかけて泳ぐ魚」、そして中尾ひさびさのラブソング「merry go  round」の3曲入り。加えて長らく品切れだった『灯籠』も再販売開始です。

その4:グッズ
エッセイ第300回で本人が「着た人の胸に、それを見た人の胸に水平がありますように、そこからしか出てこないあたたかい太陽が昇りますように」と記していた水平器ホライズンTシャツ、その絵柄をカラー化してクルマやカバン、自転車などにぜひ貼ってもらえたら……ということで防水UV加工をしたステッカーも作りました。


というわけで、前売りチケットは3月21日(金)23時59分まで受け付け中。
https://nakaoyusuke.thebase.in/


中尾諭介エッセイ・センチメンタルのバカ野郎300回記念
大バカ野郎集会Ⅲ
2025.3.22 SAT 17:00 OPEN / 17:30 START
下北沢440

http://440.tokyo/


みなさまのお越しを心からお待ちしています!
 

2025年3月2日日曜日

Vol.300「祝300回!I have a horizon in my mind」の巻

  こないだ正月だとおもったらもう3月でないですか、この調子でいくと来週にはもう大晦日か、と感覚がバグりそうな日の早さよ。次から次の山々を一つ一つ超えていくだけであっという間に日が過ぎていきますね。ははーん、三寒四温とは、どうやらきっちり寒い日三回とあったかい日四回を繰り返してるわけではなさそうだなってなこの頃、いかがおすごしか。

 祝300回!おめでとうございます、ほんとにもう、読んでくれてる皆さんのおかげであります、毎回、自分整理のような文を読んでくれて、つきあってくれてありがとう。振り向けば300回、元々飽き性で三日坊主、長続きしない性格の自分が人生において続けられてるものがあるというのが、自分ですごいなぁとおもったりもして、いやはや読んでくれる皆さんと毎月ケツを叩いてくれた編集の田中さんのおかげではありますが、300回とみて、おかげさまでグッと自信になったりします。改めまして読んでくれてありがとう。この連載の馴れ初めなどは先々月あたりに書きましたので、今回は、300回記念に作ったTシャツの絵について説明したいとおもいます。

 100回目の時はココペリ
 200回目の時はクロダイ

 ときまして、SNS等で発表しましたが、今回300回目は何かわかったでしょうか? きっと、ぱっと見わからないだろうなぁと思いながら、気持ちだけでなんとか描き上げました。えぇえぇ、だからこの絵はなんなんだよ!という声が聞こえてきそうですが、自分は普段絵を描いたりする習慣もないし、あまり絵を描きたいという衝動に駆られることもないのですが、田中さんのケツ叩きによって今までココペリとクロダイ、白鶴イベントの時は升のデザインしたりしました。描けないなりにも心静かに向き合い描き始めると何かが出てくる、これは歌を作るのともとても似ているなぁと思ったりもして、そんなこたぁいいんだよ、だからこの絵はなんなんだい!という声が聞こえてきましたが、自分的には非常に集中し、描き終わったと思えた時にドッと疲れを感じるほどでありました。漫画家のスージーはすごい仕事をしているなぁとよぎったりもしました、命懸けやなと。なのでそうやって描いたものはカワイく思えたりして、何に見えようがカワイイなと思えます。加えて願いもこもっていたりして、ぜひ着て欲しい記念Tシャツになりました。無駄に引っ張ってしまいタイミングを逃しましたが、これは水平器と水平線になります。しかも朝日のイメージですね。色的には夕日にも見えなくもないですが、朝日のイメージで描きました。

 2021年頃に自分は雑貨屋でこの水平器に出会いました。一目惚れというのか、なんとも目を惹いて、キュンときてしまい、カワイイなぁなんつって呟いていました。元々現場仕事などで見たことがあり、見るたびに水に浮かぶ空気で水平を測るというそれだけの器具、とても原始的だのに、これがなくてはブロックを積み上げたり塀を作る時に基礎が平行に保たれないというとこにも心惹かれていた上に、雑貨屋さんで見つけたこの水平器はとても小さくて、赤のボディーに黄色い水がよく映えていて買わずにはいられなかったのでした。仕事で使うわけでもないのにまさか水平器にキュンときて買うことになるとは思いませんでした。持ち歩き赤いポストの上に置いて水平を測ったり、でっかい建物の中で床に置き、建物の水平を測ったり、釣りに行った時には昇る太陽、その水平線に重ねてみたり、こんなに小さいのに東京タワーや水平線、どんなにでっかいものの水平でも測れる気になり、測ってみるだけなんですがなぜか面白くて嬉しい気分になりました。

 思い出すのは文学座出身の草野大悟さんという俳優の「俳優論」という本の中で、「マンモスを演じようと思ったらマンモスの皮膚の中にいるバクテリアの気持ちをも感じなければならない」というような言葉に出会った時と近いかもしれません。これは後に演劇「荒れ野」で共演した小林勝也さんも徳利を転がしながら教えてくれた言葉なので、文学座に息づいてる考えなのかもしれませんが、同じく文学座出身の松田優作さんの演技や本を読んでも共通した考えだなぁと、その考えにとてもセクシーさを感じたりしました。いわゆるディテールにこだわるということにも繋がると思うんですが、マクロとミクロが繋がっていること、盆栽や日本の庭園や一粒の砂に宇宙を見るような、小さくても大きいものと共通の広がりがありイコールの何かがあるというとこに心惹かれます。

 加えて自分はフラットな心持ちというのが大事だなぁと、いつでもそうあれたら最強だなぁと思うんですが、実際は大抵偏っていたり、そんなことを忘れていたり、だから水平線を見ると自分の凸凹だった心が平らになるような気がして、時々は見にいきたくなるんだろうと思います。
 色んな情報の海の中で、何を信じるか。ぼんやりスクロールだけしていたら、自分なりの考えを何も持てず、フラットでいるためには内在批判だと、どちらの考えも知らなければと、ぼんやり眺めてるうちにまた次の情報の波にのまれていく。莫大な量の情報の中で人の意見が自分の意見になっていき、頭だけがでっかちになっていく、経験、心がおっつかない今の時代、フラットでいることが難しくなっているなと感じます。
 一体何を偏りだというのか。ひとりよがり、無知や嫉妬心やこんちきしょう、許せない心や正義だと信じ込みすぎること、思い込み、決めつけ、など色々あると思いますが、自分的には「歌にならない感情」だと思います。どんな感情でも歌にはできるんですが、ずっと歌いたいかどうかといえば、振り分けられていきます。歌はフラットな水平線の向こうから昇ってくるんだと思います。ずっとやってきたギターや歌、はたまたバンド、合奏、メンバーは、良いとこも悪いとこも含めて自分を教えてくれる。今までやってきて、人と音を出し合う時。弾き語りでも、場と鳴り人と鳴り、音を鳴らす時に大事なのはフラットな心だと。音楽に限らず、人と何かを作る時、祭りでも町内会でも、演劇でも仕事でも、呑みの席でも会話でも、やはりフラットな心持ちというのは大事だなぁと。それは修行のようでもあり、自己発見でもあり、みんなで一つのものを作る時に、「これはエゴだな」「一人よがりだな」と余計な感情に出会うと、「みんなで一つの、いいものを作るんだ」と呪文を唱えてそこに対して邪魔になる感情を消します。フラットな気持ちの上に立ち、人と自分のさまざまな感情に出会い対処して自分を知り、削りながら切磋琢磨して、窮屈なようで、そこにこそ本当の自由や分かち合う喜びがあるイメージ。

 僕は音楽をやってきて、フラットな気持ちってのが、人を感じて気持ちのいい音を鳴らすのに大事なことだと知り、自分でそれを忘れたくないなと。また、そんな気持ちが伝わったらいいなと思い、Tシャツの絵を描きました。誰もの心に水平線がありますように、胸に水平器を重ねた水平線、どんなに小さくても心の水平はあの大きな水平線と変わらない。着た人の胸に、それを見た人の胸に水平がありますように、そこからしか出てこないあたたかい太陽が昇りますように。「I have a horizon in my mind」そんな心に、可愛らしい花達が人生を彩りますように。そうした想いだけで描いた水平器ホライズンTシャツ、ぜひ着てもらいたいと思いながら今月はこの辺で、来れる方は3月22日に下北沢440で!よい春を!

※Tシャツ付きチケットの事前申し込みは3月3日(月)23時59分までの受け付けです。
https://nakaoyusuke.thebase.in/


ARBキースさんの誕生祭に向けて特訓するべく一人カラオケに2度ほど連続で同じこの曲を入れて歌詞を見ずに歌えるようになるまで繰り返すんですが、、、この曲、最後のサビ繰り返しのあたりで女の人の笑い声が入ってるんですね、原曲に、意図的に。それをカラオケも忠実に再現していて、その部分になるたびに、ゾゾっとして、え、なんや?となるわけです。昼間とはいえ部屋は暗いですから、昔よくあった曲中に女の人の声が聴こえる!心霊現象みたいな感じかとドキッとするわけですが、あぁそうだったそうだった原曲にあったわと、びびらせやがってなんつって気を取り直して初めからまた歌うわけですが、歌詞を思い出し思い出し歌ってますから、そちらに集中しているので後半にはすっかり忘れてまた、うわ!ゾゾっとなるわけです。あぁそうだったそうだった、我ながらかわいいやっちゃとかおもいながら、それでもまた繰り返してくうちに、なんか、腹立ってきちゃったりして、やになっちゃうなとか思いまた別の曲に移り、いっときして歌ってまたゾゾっとなるという事を繰り返し、成果もあって本番はこの曲が一番よく歌えました。

そして描きました。水平器、前に藁半紙って懐かしいな、藁半紙でチラシ作りたいと思い買ったはいいけどコピー機にハマらず、残しておいた藁半紙に書いたんですが、ざらざらした感じもまたいいなぁなんつって。

すごくかっこよくないですか、この写真

あたくしは自分のコーナーと、トリのロティカのあっちゃんが終わり幕が下がり、アンコールとなりまた幕が上がってみれば自分とキースさんだけの「さらば相棒」という大役を頂き、全ての出演者、お客さんを代表して歌わせて頂き、今後の糧になる経験をさせてもらいました。キースさんのめでたい日に、僕がプレゼントを貰いました。

そしてそう日の後はロケで京都へ。これはなんぞやとパシャリ。

京都大学のソフトテニス部へいくも雪で、テニスはできず。それでも選手たちが休みだったにも関わらず、出てきてくれてコート使えるように雪をはけてくれました、雪だるまを作って。

なかなか過激な看板あり。

広尾にて春の訪れ

年に一度は並んでも食べたくなる、気付けば1時間並んでいました。

GBの壁かっこよく、ここにポスターを貼られるようになりたいなと思ったその日に、ブッキングマネージャーより弾き語りワンマンの打診を受けて、ポスターが貼られるようになりました。自分の引き寄せ力を感じます。ありがたい事です。


なんと3年続いたBS松竹東急の「がむしゃら」も3月一杯で終了となります。とてもいい番組に関われて誇らしかったです。ほんでこのチームで好き勝手できて面白かったです。スタッフに共演の皆んなに、観てくれた人達に感謝です。機会があったらまたどこかで。せーの!がむしゃら!


一匹狼のスリードックナイト。

悲しいです、つば九郎さん、ありがとうございました。

ファッションの事はよくわかりませんが、かわいいはずですよね

ラプソディーにてポスターを貼って貰いました。

かわいい顔して毒もしっかりある男秋葉君、ハンサムボーイズの相方。

温野菜好きなのですがオーガニック的なお店で買ってみたらもう全然違いました、野菜の味が濃厚で違いのわかる男になりました。


そしてレコーディングへ

月は大分にて初ライブも、井垣さんよりのお誘いにて。若い頃に影響を受けた井垣さんに誘ってもろたら行かないわけにはいきません、大分の皆様ぜひ、どうぞ、歌を聞きに来てくださいませ、よろしくお願いしますっ大分のひとー!


こちらも平日夜に、スターパインズカフェで大人の夜を。あたくしトリをやらせて頂きます、何卒よろしくお願いします。


さぁさそして、大馬鹿野郎集会、何卒よろしくお願いします。   

 

 

諭介がお答え致します

■「がむしゃらロケ帰りのほったらかし温泉♨️富士見露天で気持ちよさそう〜
そして!顔はめお写真最高でした。諭介さんのイメージになく新鮮〜。ついつい、タッチしピンチアウトしてお顔もしげしげ拝見したら絶妙な渋顔ゆーすけにクスリ🤭笑
今月は、大バカ野郎集会ですね!初参加💪LIVEとは違ったドキドキがありますね。
そして、4月は恒例始業ワンマン🌸新曲引っ提げてですね。こちらも楽しみっす!
気持ちもふんわり軽やかに桃色の春到来ですね〜✨」
(みなたん 2025年2月27日 9:13)
→そうなんや、今年は色んなライブが決まってますね、楽しんでもらえたらと思います
 えぇ、顔出すやつは観て笑ってたいね、自分が入れるとなるとどういう顔していいかわからないですな。観てくれてありがとう、LIVEもお楽しみにっ。


■「映画館良いですよね~
私の2月は、息子らを「映画に連れてってやる」と約束した朝に
うっかりどえらい二日酔い
朝イチ回を予約済みだったので、気合で這って映画館に行ったら
おんぼろロボットが頑張る映画で、
まさに私がオイル吹き出しそうだよと、ガタピシな自分がうまいことシンクロしながら、なかなか味わい深い映画体験でした。
祝・300回おめでとうございます!大バカ野郎集会楽しみにしてます!!」
(しゃるろっか 2025年2月27日 22:43)
→えらいですな、二日酔いでも約束守るのは。子供時代に呑みかたやってるおじさん達と約束しても簡単に破られる事を知りがっかりしたもんです。一体何の映画でしょ、ロボコンかしら。大馬鹿野郎お楽しみにっ。

■「2月はあっという間でここへのメッセージも遅くなってしまいました!諭介さんが「ブラックレイン」を観たシネマート新宿は私が「GOLDFISH」を観に行った映画館でしたよ。公開初日で、諭介さんのライブもあった日で、ライブ前に間に合うことがわかって、私もその日に決めてチケット取って行ったのを覚えています。そして客席にはおじさん率高かったのも同じでしたwハリウッドスターに憧れ俳優養成所にストイックに通う話、驚きつつも面白かったです。もし訛りがなおせてたら、スクリーン越しでしか会えない人だったのかなとか考えちゃいますねwだけど、そのときがあったから映画や舞台など役者もできちゃうのかな!なんか面白い。あったかい日が続いていますが来週はまた寒いらしいです。でもきっと春はもうすぐですね。大バカ野郎記念集会、弾き語りワンマンなどたくさんありますが、春を楽しみにしています!」
(A.T 2025年2月28日 17:22)
→ありがとう、お楽しみに!あの映画館いいねぇ、さすが新宿って感じや、ちょっと古くて映画愛が詰まってて、いいですねぇ、ゴールドフィッシュも観てくれてありがとう。そうだね、訛りがなおせてたら今頃LAにいるだろね、それもいいけど、こっちで歌ってる方がやっぱ好きっす。

■「諭介さんが高倉健さん好きなのは何度もこちらのコラムで目にしていましたが、健さんのその本を高校三年生で読み、さらには感銘を受けれるって。きっとあまりいない若者ですよね・・・高校三年生の諭介さんがどんな若者だったのだろうかと興味がでてきます。最近ですがプライムの配信で「GOLDFISH」がおすすめに上がってきて初めて見ることができました!諭介さんもしかと拝見しましたよ☆
今年も続々と決まってきている歌旅。どこかで訪れますね!」
(hitomi 2025年2月28日 20:38)
→ありがとう、どこかでねっ、いやはや、最近自分でもよく思うわ、あの頃になぜ健さんだったのか。他にもリトルトリーって本もそうで、とにかく見返りを求めない生き方に惹かれて、ハマったのよね、人生の指針を探していたんだと思うわ、これからも健さんと僕をよろしくお願いします。

■「2月が短くてまだ先だと思ってた大バカ野郎集会ももう間もなくですね。
前回、前々回も参加したので今回も楽しみです。 
諭介さんの自己暗示呪文、「一個一個やっていくしかない」私も山積みの予定にテンパりさんになりがちだけど、真似っこ自己暗示呪文でやっていこうと思いました。
この春も楽しい歌旅を!」
(夕陽2025年2月28日 23:13)
→ありがとう、お楽しみに。ほんとにね一個一個解決していくしかないね、それができない時、最近よく思い出すのは学校の机の奥のクシャクシャになったプリント。教科書やノートで潰して奥の方で溜まっていってるのわかってるのに片付けようとしない、酷い時はコッペパンなんかも奥にしまって、ないことにしてるんだけど、絶対なくならないのになぜあんなにぐちゃぐちゃにしてたんだろ、やっぱり一個一個やるしかないよね。