猛暑中お見舞い申し上げMAX!あたしゃ日差しがこわいよ。10年ほど前からか陽に当たりすぎると顔にできもんできてヒリヒリして痛くなったり、唇にヘルペスできる様になったりして、年をいくと体の色んな所のダムが決壊するんですってね。あぁ太陽の下で遊んで日焼けなんて気にせず背中や腕の皮がペリペリ剥けてきて剥がして「脱皮だ」なんつって生まれ変わったような気持ちになっていたのはいつの日か。遠い夏の記憶、河川敷でソフトボールの練習後に堤防をみんなで走って帰らされて競うようにマラソン、ゴールは田んぼの用水路に水を吹き出し続けているポンプ小屋。車で先回りしてる監督やコーチがストップウォッチを持って待っているからサボれない、監督こわい。ゴール一直線ラストスパート、肺がその機能の限界を伝えてくる、体全部が自分のものではないような、限界を超えてとにかく一歩でも早く早くと機関車が煙吐くが如く頭に血がのぼり、熱された血や汗が毛穴から吹き出しそうになりながらゴールしてポンプ小屋へいき、用水路へと勢いよく吹き出ている大量の冷たい水の中に頭を突っ込む、ガバガバガバガバドドドーっと後頭部で受けて水圧に耐えながら沸騰した血を冷ます、ああ気持ちいいいいぃ!と全身で感じる。冷めてきた体が正気を取り戻してきて水を受けながら目を開けると蟹たちがそれぞれの家族と同じく水浴びしてて、甲羅の模様がみんなスマイルマークの口みたいになってて、みんな笑ってて、気持ちいいねってこちらも笑えてくる。釣りの時はそんな蟹たちを餌にしたりする残酷さもありながら、なんだか全身の血が沸騰して限界を越えると川や空、夕焼けや田んぼや風、ポンプ小屋のドドドーって水の音や蟹たちと同じになって、ずっと記憶に残る。友達やおいちゃんたち、そして色んな生き物たちや自然と共に、同じ大きな流れの中で生きていたんだなと夏の暑い日、あの景色を思い出す。日差しがこわくはなったものの、やはり好きです夏、いかがお過ごしか。
さぁそして近づいてきました「ペンション中尾」オールリクエストライブ。一ヶ月前より頂いたリクエストを聴きながら覚えたり練習して、これまた一曲一曲が自分の景色になっていくのが面白い。SNSにも書きましたが、自分は音楽をやっている割にあまり広く音楽を聴いてこなかったし、「色んな音楽を聴いた方がいいよ」なんてことをよく周りから言われてきたのだけど、どうもわざわざ勉強の為に音楽を聴くというのが不得意で、出会うべくして出会うみたいなものがないと聴けなかったのだけど、少なくとも僕にリクエストをしてくれるということは、そこに一つ縁みたいなものを感じるし、やってやろうじゃないかという気持ちになれる。とても自分一人では聴く事もギターを弾いて歌う事もなかっただろうなって曲も何度も聴いて、なんぼか自分の歌にできるようにしていくと、きっとこれから先も自分の景色として血肉になり体に残るんだろうなってのが嬉しい。
その昔、自分が音楽を作ることに対してたくさんの人たちが関わっていた頃、そのプレッシャーからどうしていいかわからなくなって、逃げるように「音楽なんてきらいだ」なんて言った事があった。あまりに幼稚なヘソの曲げ方をしてメンバーにひどい言葉を吐いてしまった事があった。今思えば、本当にどうしようもないやっちゃと自分にゲンコツしたくなるが、その時にベースの草場、Kがぽつりと「音楽をきらいな人なんていないよ」と言った。
僕は申し訳ない気持ちになりながらも、曲がったヘソが直らないまま「そうかな」と返したが、強く僕に言うわけでもなく、間にそっと置くように呟いたKのその言葉、今回色んな曲を愛でながら「確かにそうやな」と思い出す。
リクエストライブでは自分だけでは出会わなかった曲も、んんっどうなってるんだこれは?と思う曲も自分なりに解読して歌えるようになると、なんだか曲を愛せたような気分になって嬉しいし、了見の狭かった自分の幅も広がったような気持ちにもなれる。単純に知らなかったギターのコードも知れたり、自分が使っていたコードの名前を改めて知れたりもして。コロナ期に下北沢ラプソディーの秋山さんからリクエストLIVEのご提案を頂き、であれば、自分のかねてからの朧げなる夢であったペンションのマスターという形をとらせて頂き、しかもロビーで無理やり宿泊のお客さん達に歌を聴かせるという設定でいかせてもらえたらと始まったこの企画、無理矢理感も含めてぜひ色んな曲を楽しんでもらえたらと思います。
そしてのそして、これに並行して取り掛かっていたのが、8月末から公演されてる劇団ぺテカン「タコパ!」主題歌の制作。こちらの曲も骨組みが出来上がり、あとは曲を詰めて音楽担当の大ちゃんを中心にアレンジをし、レコーディングをする所まできました。脚本演出を担ってきた僕の中高からの相方、本田誠人を失くし、初の劇団メンバーだけで脚本演出から挑戦するという今回の作品。正直な話、誠人がいなければ何もできないんじゃないかと思っていた所もあったので、4-STiCKSもしかりですが、0から自分たちで立ち向かう瞬間、終わりから始まる、続いて行く瞬間、それ自体に大きな意味を感じます。自分は主題歌としてぺテカンと共にメッセージを発せたらと思いますので、ぜひこちらも体感して頂けたらと思います。
他にも初の横須賀での濃い共演者とのギグ、千葉でのサーキットイベント、月一で10年以上続いてる頑張ってるぜ日本、そしてこちらも年一で10年続いてますGONDAさんとの2マンと、この猛暑に濃い濃いライブが続きますので是非とも2024年夏の思い出を体感して頂けたらと!
ともあれ、もうほんとに夏も成長しちゃって気温上がってきちゃっているとのことで、暑さにやられんように気をつけていきま暑中お見舞い改めて申し上げながら今月はこの辺で。よい2024夏を!
パレスチナの子供達が描いた絵の個展があり観に行きました。 |
子供達の絵から今この時に行われているという事を実感。 |
思わず自転車をとめてパシャリ。 |
延岡ばぁちゃん家の生垣を剪定 |
こちら剪定後。植木屋の弟の手伝いをしてから剪定が趣味になり、気持ち良し。 |
祝子川。 |
延岡LIVE。この日誠人の嫁の泉ちゃんと11月4日に行うLIVEの発表 |
それがコチラ。 |
今回お世話になったLIVE会場の虎彦さんのこのかき氷。本当に美味しかった。 |
空いた時間に従姉妹とその子らと釣りへ。 |
黒鯛の親戚キビレチヌ。小さいけどいいひきでした。 |
曇りや雨ばかりだった宮崎滞在も帰りだけ晴れて |
東京着いたらまた雨で。 |
お土産といえば、昔はういろうだったなぁと久々に食べたくなり自分にお土産。 |
一日おいてしまったので所々固くなっていて、、すぐ食べなくちゃですね。味がよくわからなかったです。 |
会場借りて特訓。 |
下北沢に延岡発祥の辛麺桝本があったんです。今度いってみよう。 |
そしてまた特訓、今回はこの2本で。 |
特訓帰りに土砂降りだったので雨宿りがてら一杯ひっかけて。飲み慣れないホッピーなんか頼んでなぎら健一を気取ってみたのですが、ブレンドの配分わからず頭ぐわんぐわんに。 |
そして今年も決まりました自分企画「巌流」みんなの兄貴、藤井一彦さんと。コチラもよろしくお願いします。 |
諭介がお答え致します
■「今月のエッセイで縁のお話し興味深かったです。今回初めて延岡行かせてもらって、まず延岡駅降り立ち、
縁と円 人と人との縁が交差させ行き交う場所という願いが込められたピカピカの新駅舎の「エンクロス」、まさに諭介さんの原点だなぁとのっけから激しく納得してしまいました。
シゲさんの売れることやお金が第一じゃないこと、「健やかに」胸にぐっときますね。
個人的に、必然があればいつかそのタイミングで想いは叶うっておめでたく信じているのですが、常に物事の本質を見て自分の指針(コンパス)をしっかり持ち正しく生きていきたいものですよね😌
追伸:諭介印ばんば踊り ぜひ、東京でも聴きたいです〜夏祭りっぽく、夏の時期のリストにいかがでしょう?〜やっとせ〜」
(みなきち 2024/07/24 9:29)
→ははっやっとっせ!延岡楽しんでくれてありがとう。あの延岡の歌を村田英雄が歌ってるだけあってあれこそ解読難しい曲やわ。今回のリクエストでできたらよかったね、でもまたいつかやるわね。延岡の駅がエンクロスっていうんだね、あれすごく立派よね。スターバックスなんて入っちゃって、えらいこっちゃです。
■「縁って不思議ですよね。特に諭介さんはご本人の人間性や引き寄せる何かを持っているのかもしれないけど恵まれているように感じます。
私は昔の自分にはダメ出しする事の方が多いような気がします。
でも縁あって今こうやって諭介さんと繋がっていられてることは最大級に自分を誉めてあげたいです。
お誕生日ライブ素晴らしかったです。パワーをもらったのでこの夏も頑張れそうです。
夏が本気を出してきましたね。年々暑さに身の危険を感じるようになってきました。油断せずにお互いこの夏を乗り越えましょう」
(夕陽 2024/07/24 23:43)
→ほんとにね。縁の上で音楽ができてるのがありがたいし、音楽ってのは何かそういう引き寄せる力って絶対あるよね。それが勘違いでも、信じる力で成り立ってる気がするわ。そもそもギターのコードを三つだけ教えてもらって無敵な気持ちになれたってのが勘違いの始まりのような気もするもんね。縁で成り立ってるのもみんなのおかげよね。誕生日ライブ体感してくれてありがとう。
■「諭介さんの音楽の縁、遠ざけていても後に近づいていたり、どこに繋がっていくのかそのときはわかっていなくても、今となってはこうなるような気がしてしまうのも不思議です。でも運命とかじゃなくて、諭介さんが選んできた道で自然とできた繋がりじゃないかな~と思いました。もっと早く出会えたかもしれない人達にも、ちょっと遠回りしていたところもあったのかなぁ。そう考えてみると面白いですね!最後の方に書いていた“誰と何をやっても自分でいられるチカラになるよ”と言えるところはいいなと思ったし、今に繋がる全ての出会いで今の51歳の諭介さんになっているのかと思うとしみじみしてしまいました。これからまた不思議で面白い音楽の縁がどうなっていくのか楽しみですね!」
(A.T 2024/07/29 15:57)
→楽しみや、本当におかげさまで健やかに音楽をやれていると思う。おかげさまよ、本当に。あまりこう目先のことに囚われないで、セコくならないでいられるのも、まぁ自分の意地や頑張りもあるけど、なんつって、いや本当に、聴いてくれて応援してくれるみんなのおかげです。ありがとう。
■「諭介さんの歌の魅力もあるとは思いますが、そのまんまの音楽に対しての誠実さも縁を引き寄せて、繋げていっているのだろうなぁと感じました。
色んな縁がありますが、私もインザスープや諭介さんの音楽やライブを通して繋がるご縁をいただいていたりして、とても嬉しく思っています。
これからも諭介さんの音楽の縁がどのように繋がっていくのか楽しみにしていますね!」
(hitomi 2024/07/29 23:17)
→ありがとう、あぁそうやね、線がつながっていく感じするわ、こんなにぐねぐね生きてるのに、そこだけは真っ直ぐな線が。スマイルサークルが波紋みたいに内側からじっくり広がって行く感じも音楽の面白さの一つよね、一緒に楽しんでもらえたらと思うわ、応援よろしくお願いしますっ。